いやぁ……耳かき描写より会話文のが長くなりました。ゴルシの言動って改めてゴルシらしさを意識して書こうとすると結構に難しいですね。流石ボーボボの世界観で生きてると言われるだけの事はある。
でもそれはそれとして、トレーナーやマックイーンの事が好き好き大好きゴルシ概念はありだと思ってます。
アタシの名前はゴールドシップ。これでもこのトレセン学園じゃ知らない奴はいねーぐらい有名なウマ娘なんだぜ。出身はゴルゴル星だ。
毎日楽しく過ごしてるんだけど、やっぱそれもトレーナーがあってこそだよな。あいつ巻き込んで色々すんのって楽しいんだぜ。ちなみに、ウマ娘で一番一緒に居て楽しいのはマックちゃんだ。なんだろうなー、マックちゃんと一緒に居ると楽しくて楽しくて、正直いつまでも一緒に居たいって思っちゃったりすんだよ。
まぁ、マックちゃんの事はいったん置いといてだ。トレーナーなんだがな、なーんか最近覇気ってもんがねーんだよ。まぁ、知らない仲じゃねーからな。私が一肌脱いでやるぜ。
「と言うわけでトレーナー。このゴルシちゃんがトレーナーの事を労わってやりに来たぜ。なんかやってほしい事ってあるか?」
「え? マジ? じゃぁ、しばらくの間おとなしくトレーニングしといてくれ。ちょっと仕事溜まってるし、俺もたまには外で羽を伸ばして……」
なんかトレーナーのノリわりーなー。取り敢えずヘッドロックかましとくか。
「おいおいトレーナー。このゴルシちゃんが労わってやるって言ってるんだぜ? 何もするな。はないんじゃねーの?」
「イダダダダダ! し、仕方ないだろ! お前が暴れた後の処理が一番しんどいんだから! ちょ、当てるな、顔に当てるなー!」
あたしの豊満な胸部装甲押し付けてもこんな事しか言わないなんてなー。これは仕方ないな、前にもやった事だけど、あれやるしかねーな。
「まったく、ノリが悪いトレーナーだなー。なんだー? 耳の中詰まってんのか? どれどれ?」
「ちょ、突っ込むな! 指突っ込むな!」
トレーナーの耳に指を突っ込んでみる。んー、粉があるな。じゃぁ掃除すっか。
「よーし、トレーナーがアタシの言う事聞いてくれねえし、このまま耳の掃除していくぜ。おら、こっちこいや」
トレーナーにヘッドロックかけたままベッドまで連れて行って、そのまま一緒にベッドの上に乗る。えーと、確かこいつの耳かきは枕元に……あったあった。
「おいゴルシ。離せ、離してくれって」
「そんな暴れんじゃねーよ。耳掃除するだけなんだから、ほらおとなしくしろって」
取り敢えずヘッドロックを外すと、トレーナーは首を何回か振って、そのまま立ち上がろうとしたから引っ張ってアタシの膝枕に頭を置く。
「んー……汚れてるなぁ。こんなんだったらちゃんとした道具も持ってくりゃ良かったか?」
「よし、それじゃぁ道具を取ってきてくれ」
「なーに言ってんだ。道具取りに行っている間にどっか逃げるつもりだろ? 何年の付き合いだと思ってんだ?」
アタシの指摘にトレーナーはそっぽを向いた。おめー、そういうとこだぞ。
「ほれ、遠慮すんなよ。なんだったら前みたいに耳のマッサージしてやってもいいんだぜ?」
「そうだな……確かに、ゴルシのマッサージは気持ちよかった……普段のお前の言動からは想像できないほどにな……」
「だろー? だから今回も……」
「だが断る。このトレーナーの好きな事は、自分の言う事なら聞いてくれるだろうと高を括っている愛バに対してノーを突きつけることだ」
……取り敢えず、こいつの頭を腹のほうに向けて、そのまま10分ぐらい押さえつけてやる。
「ムー! ムー! ムーーーー!」
少しするとトレーナーが必死にタップしてきたけどちょっと無視してやる……あ、タップも止まっちまった、流石にまずいか。
「ブハー! ゼハー!」
力を抜くとトレーナーが顔を離して必死に呼吸してきた。
「よー、これで気が変わったか? 何? 変わってない? 仕方ねーなー、じゃぁもう一回……」
「降参! 降参! わかった! ありがたく耳かきをしてもらいます!」
アタシがもっかいトレーナーを腹に埋めようとしたら全力で降参してきた。まったくよー、最初からおとなしく耳掃除させてりゃ良いのによー。
「よーし、じゃぁ早速やってくぜー……んぁ? なんだこりゃ?」
トレーナーの耳の中を改めて見てみたら、最初に見たときには見えなかった汚れも見えてきた。こりゃ、ちゃんとやってやんないとな。
「えーと、耳かき耳かき……と。後は……やっぱマッサージしとくか」
取り敢えずトレーナーの耳を摘まんで、ツボをギューッと押していってやる。
モミモミモミ……モミモミモミ……
グリグリグリ……グリグリグリ……
「うお……柔らかいよな……お前の指って」
「あったりめーだろ。これでも手入れは欠かしてないんだぜ」
トレーナーに嫌われたりすんのは嫌だからな。ザラザラの指でマッサージはされたくねえだろ。
「グリグリグリ……と、こんなもんにしとくか」
耳のあちこちのツボを刺激したことでトレーナーの耳が熱くなってきたし、そろそろ掃除に取り掛かるか。
「えーと……じゃぁ、手前からやってくからな。気持ちよくても動くなよー?」
「怖くて動けないって……」
失礼な事言われたけど、ゴルシちゃんは気にしないぜ。どれどれ。
カリカリカリ……カリカリカリ……
カリカリカリ……カリカリカリ……
おー、そこまでへばりついてる感じじゃないな。けっこう素直に取れる取れる。
「なんだよトレーナー、耳垢は素直じゃんか。トレーナーももっと素直にゴルシちゃんに甘えて良いんだぜ?」
「いや、愛バに甘えるのはNGだろ、常識で考えて」
「常識じゃゴルシちゃんは図れねーんだぜ」
「それはよくわかってるよ」
わかってるんだったらもうちょっと甘えてくれよなー。つめてーよなー。
カリカリカリ……カリカリカリ……
カリカリカリ……カリカリカリ……
「んー……こんなもんか? あんまやりすぎる程汚れてるわけでもねーしな」
大体取り終えたし、こんなもんで良いだろ。
「……テキトーな言葉だけど、本当に掃除終わったんだろうな?」
「お? 疑うってのか? よーし、じゃぁトレーナーの気が済むまで掃除していくか」
「いいえ、遠慮します」
「んー……それじゃぁ……おっし、動くんじゃねーぞ」
トレーナーの頭を押さえて……耳に口を近づけて……
「ふ~……ふ~……」
「おっひょう!?」
トレーナーの耳に息を吹き込んだらおもしれー声をあげやがった。ふふ、良い声聞かせてもらったな。
「おいおいトレーナー。なんだよその声は」
「いきなりでびっくりしただけだ。まったく……」
まぁ、そう言う事にしといてやるか。さーて、それじゃぁ反対側やっていくぞ。
「おう、それじゃぁ引っ繰り返すぞ。おっしゃーい」
「おおう!?」
トレーナーをひっくり返して、アタシの腹のほうを向かせて、じゃぁこっち側の掃除もしていくぜー。
「こっちもバランスよく耳のマッサージを……んー、凝ってますねぇ、お客さん」
「あー……うん、そこ、気持ち良いわ」
おお、良い顔になってるじゃねえぁ。こいつのこの顔を見るためにやってると言っても過言じゃねーからな。
「じゃぁ、このまま耳の掃除もやってくからな。気持ち良くても動くんじゃねーぞー」
「わかってる。怖いからな」
カリカリカリ……カリカリカリ……
カリカリカリ……カリカリカリ……
んー、こっちの汚れはこんなもんかぁ。最初のが汚れてただけにちょっと肩透かし食らった気分だぜ。
「なぁトレーナー。ちょっと耳垢溜めてみねーか? そっちのほうがやりがいがあるんだけどよ」
「流石にそれは嫌だよ。意図的に汚れを溜めるなんてやりたくないからな」
「つまんねーなー」
んー、これで掃除終わったしなぁ……。まぁ、最後に。
ふ~……ふ~……
ふ~……ふ~……
「うッ……ふぅ……」
「よーし、これで掃除は終わりだぜー」
これでトレーナーの耳掃除も終わったし……ん-? 何逃げようとしてるんだ?
「おいおいトレーナー。どこに行こうと言うのかね」
「いや、掃除終わったし……どくのが普通だろ?」
「何言ってんだよ。アタシの黄金の不沈艦に頭乗せてるんだから、このままお休みするのが筋ってもんだろうが」
「いや、確かにお前は不沈艦だけど、足の事をそう表現したのは初めて聞いたわ……あ、いや、わかった。ありがたく堪能させてもらうから、腹に押し付けようとするな」
アタシがトレーナーの顔をまた腹に押し付ける素振りを見せたら素直になった。
「おう、それじゃぁ子守歌だって歌ってやるからな。安心しろよ」
「いや……それはマジでいいわ。……いや待て、実力行使しようとするな。マジで、このまま横になってるだけでいいから」
おいおいトレーナー……マジで寝やがったんだけど。んだよ、ゴルシちゃんの体の音聞いてもつまんねーだろ。
「……まぁいいや。トレーナーの顔に免じて、今はおとなしくしといてやるよ」
寝入ったトレーナーの頭を撫でながらそんな事を口に出す。んだよ、めっちゃ優しい顔で寝てるじゃねーか。そんなに不沈艦の乗り心地は良いのか? おめーなら、また乗せてやるからな。