ウマ娘耳かき小説   作:雨宮季弥99

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メジロアルダンで耳かき(地の文あり)を投稿しました。今回の作品はK様(user/73141316)からのリクエストとなります。

深窓のお嬢様の私室で耳かきって、なんとも言えない魅力があると思いませんか? 私は思います。


メジロアルダン(地の文あり)

メジロ家。日本ウマ娘界における名家の一つであり、現在ではマックイーンを始めとした多くのG1勝利ウマ娘を輩出している家。私、メジロアルダンもその中の一人です。

 

 そんな名家にふさわしい、格式ある家の中の一室、この大豪邸に常駐しているメジロ家の主治医の務め場で、私は診察を受けていました。

 

「ふむ、今のところ異常はありませんな。残りの検査の結果は後日トレセン学園に送付いたします」

 

「はい、ありがとうございます」

 

 診察を全て終えた私はその結果を聞いて安堵します。私の足は丈夫ではなく、その為、トレーナーさんには常に気を遣ってもらっています。このメジロ家での診断も同じ、家族に心配をかけないようにと定期的に診断の為にこうして家に戻ってきています。

 

「お嬢様、最近は調子が良いようで私としても安心します。良いトレーナーに巡り合えましたね」

 

「はい……本当に、そう思います」

 

 私を担当しているトレーナーさんは、いつも私の事を考えてくれて、私の為にトレーニングを考えてくれて……あの人のおかげでこの脆い足でもメジロの名に恥じない……いえ、自分自身に胸を張ることができる走りができています。それは、本当に嬉しい事です。

 

 そうして、検査を終えた私はトレーナーさんに元へと行きます。検査を受けている間は私の部屋で待っていてもらっていますが、退屈させていないでしょうか? それが心配で、思わず駆け足気味に自分の部屋まで行くと。

 

「うーん……次のトレーニング……うーん……」

 

 扉をノックしても反応がなく、扉に耳を付けてみると、何やらそのような声が聞こえてきたので開けてみると、そこでは自分のパソコンとにらめっこしているトレーナーさんが居ました。

 

「トレーナーさん♪」

 

「おおう!? あ、アルダンか。びっくりしたー」

 

 こっそり後ろに回って声を掛けたら思ったよりも驚かれてしまいました。

 

「トレーナーさん、何をされているのですか?」

 

「ああ、アルダンのトレーニングの見直しとかだよ」

 

「まぁ、今日はオフなのですから、ゆっくりされていれば宜しいのに」

 

「いや、こないだのレースが終わったばかりだからね。次のレースに向けてのトレーニングを用意してからにしておこうと思ったんだよ」

 

 もう、そうして私の事を考えてくれるのは嬉しいですが、メリハリは付けるようにといつも自分で仰っているのに。

 

「ダメですよトレーナーさん。今日はレースの事は忘れましょう。ほら、お茶とお菓子を用意しましたから、一緒にゆっくり過ごしましょう」

 

 そう、トレーナーさんの耳元で囁くと、トレーナーさんは少し耳を赤くしながらも頷いてくれました。パソコンを片付けてもらった机の上にお茶とお菓子を並べていきます。

 

「さ、どうぞ。冷めないうちにお召し上がりください」

 

「ああ、頂きます」

 

 美味しそうに堪能されているトレーナーさんを見ていると、普段口にしているはずの物でも普段よりおいしく感じてしまうのはなぜでしょうか。ふふ、もっと眺めていたいですね。

 

 暫くの間そうして穏やかに過ごしていましたが、この雰囲気が崩れる前に、トレーナーさんの耳掃除、しちゃいましょう。

 

「トレーナーさん、そろそろ以前のお耳の掃除から時間が経っていますし、今日やっていきましょう」

 

「え、ここで? いや、それは流石に……なぁ?」

 

「大丈夫ですよ。ここは私の部屋なんですから、家の者の目もありませんから」

 

「ん~……それなら……まぁ……」

 

 トレーナーさんも納得してくださったので、早速お耳の掃除、していきましょう。

 

「では、こちらへどうぞ」

 

「ん、ありがとう」

 

 ベッドに座った私の膝に頭を置いてもらって。ではまず用意しておいた温かいタオルを使っていきましょう。

 

 ゴシゴシ……ゴシゴシ……

 

 グリグリ……ギュッギュッ……

 

「トレーナーさん、気持ち良いですか?」

 

「ん、程よく温かくて、ちょうど良い感じだよ」

 

 トレーナーさんの耳の細かいところまで一所懸命擦ってあげていると、徐々に気持ち良さそうに頬が緩くなっていって、やっている私も楽しくなってきます。それに、普段は触れないトレーナーさんの体を触れられるというのも、楽しいですね。

 

「ん……この辺りにしておきましょうか。さぁ、お耳の中……掃除、していきますね」

 

 トレーナーさんの耳の穴をグッと広げて、顔を近づけてよーく中を覗いて……あ、汚れがありましたね。あ、ここも、ここにも。

 

「それでは、見つけた汚れ、取っていきましょう」

 

 まずは一番手前にある耳垢に狙いを定めて。

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 トレーナーさんの耳の中をカリカリと掃除して……痛くないように丁寧にしていきましょう。マックイーンからやり方は聞いてますし、ちゃんとやりませんと……ね。

 

 コリコリ……ガリガリ……

 

 ペリペリ……ペリペリ……

 

「剥がれていましたね。引き上げますから、動かないでくださいね」

 

「ああ、大丈夫だよ、動かないから」

 

 トレーナーさんからそうやってありがたいお言葉を頂いたので、安心して耳垢を……はい、取りました。

 

「おとなしくしてくださっていましたから、無事に耳垢を取れましたよ。でもまだありますから、続けていきますね」

 

「ん、わかった」

 

 さぁ、掃除を続けていって……ああ、トレーナーさんの耳や頭を触っていると、体温が伝わってきて、心地良くなってしまいます。

 

「えっと……耳垢は大体取れましたから……梵天で残りをやっていきましょう」

 

「あ、もう? あ、い、いや、わかった」

 

 ふふ、もっと続くと思ったのかしら? 私ももうちょっとやりたかったですけど……まだ反対側もありますからね。さ。耳かきについている梵天をトレーナーさんの耳に近づけて……あ、そういえば。

 

「トレーナーさん? 聞いた話ですけど、ウマ娘の尻尾の毛を加工して梵天にするのが流行りらしいですよ? もし宜しければ、私もそうしましょうか?」

 

「え!? あ、えーと……やってくれると嬉しいけど……無理はしなくていいんだぞ? 色々と大変そうだし」

 

 ふふ、気遣ってくださるのは嬉しいですが、特に無理じゃないですし、今度の耳かきの時には用意しておきましょうか。

 

 クルクル……スポスポ……

 

 ススー…ズズー……

 

梵天で小さい粉を絡めとっていって……と。では最後にお約束の……

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

「うおっ……」

 

(ふふ、可愛い♪)

 

 息を吹きかけた時に小さく囁いて体に力を入れるトレーナーさんが可愛くて、思わず頭を撫でてしまいます。

 

「ちょ、アルダン。別に頭を撫でる必要はなくないか?」

 

「おいやでしたか?」

 

「嫌じゃないです」

 

 おいやでないなら、もう少し……あ、でも反対の掃除も残ってますし、先にそちらをしましょうか。

 

「では、失礼しますね。はい、ころりん」

 

 トレーナーさんを引っ繰り返して。反対もちゃんとお掃除していきましょう。まずは、もう一枚の温めたタオルで耳のマッサージを。

 

 グリグリグリ……グリグリグリ……

 

 モミモミ……モミモミ……

 

「……なぁ、アルダン。やけに耳たぶ揉んでるけど、そんなに効果あるのか?」

 

「え? 勿論、耳たぶにもツボはあるんですよ」

 

 ちょっと、トレーナーさんの耳たぶを揉むのが楽しくてやりすぎちゃいましたね。注意しませんと。

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

「耳の中をカリカリカリ……コリコリコリ……ペリッ♪」

 

「ッ……ふぅ……」

 

 耳垢を順調に掃除していきまして……。

 

 コシュコシュ……クルクル……

 

 スー……スー……

 

「くすぐったくないですか?」

 

「大丈夫大丈夫」

 

 梵天で優しく残りの掃除をしていって……あ、でも、やっぱり私の尻尾の毛を加工したものでやるほうが気持ち良いでしょうか? 尻尾の毛並みは褒めて貰ってますし。

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

「はぁ……気持ち良い」

 

 最後に息を吹きかけて……と。

 

「さぁ、終わりましたよトレーナーさん。それではこのままお休みしちゃいましょうか」

 

「あー……いや、今日はちょっと起きてようかなと……」

 

「お休み……しないんですか?」

 

「します」

 

 トレーナーさんの言葉に思わず問い返してしまうと、トレーナーさんから承諾の言葉を貰えました。では早速。

 

「♪~~♪~~」

 

 子供の頃に聞いていた子守歌を歌いながらトレーナーさんの頭を撫でていると、少しずつトレーナーさんの力が抜けていって……お休みなさいトレーナーさん。学園に戻る時間まで、ゆっくりしてくださいね。

 

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