いやぁ、久しぶりですね。うん、超久しぶりに書きましたよミーク。
ウマ娘のオリウマも増えていきますけど、やっぱりミークは特別ですね。
トレセン学園。私がいま在学しているこの学園では私達ウマ娘が日夜レースに勝つために色んな事をしている。
勿論私もその一人として頑張っている。トレーナー曰く、私は全ての距離にも、芝にもダートにも適性があるから、どのレースを走るべきかって事でとっても悩んでるらしい。
私にとってはトレーナーが教えてくれるならどの距離、どのバ場であっても頑張って走るつもりだけど……うん、この事はトレーナーにちゃんと伝えておこう。
と言うわけで私はトレーナーの元へと向かっていく。この時間なら大体ここに居るはずだけど……。
「……トレーナー。少し、良いですか?」
「ミーク? どうかしたのか?」
「……トレーナー、悩んでいると思って……私、トレーナーが決めてくれたならどの距離でも、どのバ場でも……頑張ります」
「う……そ、そうか。うん、そう言ってくれるのは嬉しいが、やっぱり悩むな」
どうしよう、トレーナーはちょっと悩みすぎてる気がする。少し気分転換してもらうほうがいいかもしれない。また目の下に隈ができてるし。
「……トレーナー、悩みすぎは体に毒。少し休むのが一番……です」
「ん、ああ、そうかもな」
納得していない模様……うーん、これは、また耳かきで寝てもらう必要がありそう。
「……トレーナー。これはまたゆっくり寝てもらう必要があります。だからこっち、来てもらいますね」
そう言って私はトレーナーの机の引き出しから耳かきを取ると、そのままトレーナーの体を持ち上げて、ベッドに強制的に横にして、自分の膝枕の上に頭を乗せる。
「いや、おい、ミーク。これはどういう状況だ?」
「……トレーナーが疲れてるなら癒してあげるのが担当ウマ娘の役割ですから。おとなしくしていてください」
さぁ、トレーナーの耳の掃除をしていこう。うーん、今は温かいタオル用意してないから……マッサージからしていこう。
グリグリ……グリグリ……
モミモミ……モミモミ……
トレーナーの耳のツボを刺激していると、耳が温かくなっていって、触っている私もなんだか気持ち良くなってくる。もっと押したいけど……うん、我慢しよう。
「ミークの指って。なんかヒンヤリしてるんだよなぁ……先端冷え性とかじゃいよな? ちゃんと体調整えてるか?」
「……大丈夫大丈夫。ミークは嘘付きません」
別にそう言う体質と言うわけでもないからそう返しておく。そろそろ耳かき、始めていこうかな。
「……耳かき、始めます。おとなしくしてください、トレーナー」
「あ、うん。わかった」
トレーナーの耳の中は……相変わらず暗くて見づらいし、手元にある耳かきは普通の耳かきだから先端は光らない。仕方ないからスマホのライトで代用。
「……あ、これでも良く見える……かも」
カリカリカリ……カリカリカリ……
カリカリカリ……カリカリカリ……
前にやった時と違って片方の手でトレーナーの耳の穴を広げる事はできないけど、角度を変えて……うん、なんとか……見える。
「えーと、ミーク? 本当に大丈夫か? なんか、前よりちょっと手間取ってないか?」
「……大丈夫。スマホで明かりにしてるから、両手が塞がっているだです。ミーク、嘘吐かない」
カリカリ……ガリガリ……
ベリベリ……ベリベリ……
「……うん、無事に剥がれました。この調子でやっていきます」
「うん、ちゃんと掃除できてるなら良いよ、うん」
ふぅ、ちゃんとできているようで良かった。後は……うーん、これ以上は止めておこうかな。
「……では、細かい粉のを掃除をしていきます」
「おう、頼む」
ゴシゴシ……ザリザリ……
ザリザリ……ゴシゴシ……
……うん、綿棒が黄色くなってきたし、これで大体取れてきたかな。
「……じゃぁ、最後にお約束」
ふ~……ふ~……
ふ~……ふ~……
「ふぅ……」
「……トレーナーの新鮮な表情、もっと見たいかも……しれないです」
トレーナーのこういう顔。私だけが見れるって考えると……なんでしょう、優越感? を感じます。
「いや、こんな顔眺めてても面白くもないだろ。おかしな事を言うな、ミークは」
「……そんな事、ないですよ」
うーん、この唐変木。まぁ、仕方ないですね。聞いている限り、他のウマ娘のトレーナーさんも似たり寄ったりみたいですし。
「……では、反対側をしていきます。それ、ころりんころりん」
トレーナーさんを転がして、はい、反対側の掃除の開始です。
グニグニ……モミモミ……
ギュッギュッ……グー……
「……トレーナー。耳のマッサージなら、耳かきと違って毎日やっても、問題……ない、ですよ」
「えーと。うん、ご厚意だけありがたく頂きます。流石に誰かに見られたら怖い」
むぅ……唐変木。
カキカキ……カリカリ……
カリカリ……ペリペリ……
見えにくい中、スマホを片手に頑張って耳かきをしてるのに、もう少し意識をしてくれても良いと思う。
「……トレーナーの耳の中、もう少し見えやすかったら良いのに、と思わなくもない……それをちゃんとやる私は偉いと思う」
「あ、うん、その、ありがとうございます。ミークは偉いです」
お礼を言ってくれたから、良しとしましょう。
サリサリサリ……サリサリサリ……
ザリザリ……ザリザリ……
「……綿棒が黄色くなりましたし、これで十分掃除できましたね」
「うーん、こうして直視させらえれるのはちょっと来るものがあるな……」
ふ~……ふ~……
ふ~……ふ~……
「……はい、これでお掃除完了……です」
「ふー……あー……気持ち良かった……」
あ、そうして言ってもらえると嬉しい……ですね。
「……それではこのまま寝てください。疲れをとるのには寝るのが一番……ですから」
「いや……前もだけど……担当ウマ娘に膝枕してもらうのって、色々ヤバイと思うんだが……」
「……逃がさない……ですから」
「ア、ハイ」
逃げようとするトレーナーさんを抑えて……うん、寝てもらって……お休みなさい……トレーナー。