感想によりウマ娘の耳は真っすぐで体の位置を変える必要はないとのご指摘がありましたが、これは作者が普段の耳かき小説の癖で人間と同じ部分の耳掃除を前提で書いたためです。
コメントを頂いてから改めて調べましたが、ウマ娘のウマ耳部分が普通聴覚器官として働いてるようですが、人間部分の耳がないという明確な描写はなく、またウマ耳部分の耳掃除は現実では温めたタオル等で掃除するものだという記述がありましたので、基本的には描写がない限りはウマ娘に耳掃除をする場合、人間と同じ部分の耳をしているという事でお願いします。
ん~……なんか、最近耳の調子が良くないわね。お医者さん、行った方がいいかしら?
ん? ああ、トレーナー、どうかした? え、耳に指突っ込んでどうしてるかですって? あ~……最近、耳がやけに痒かったりするのよ。
……い、言いたいことはわかるけど、あんたに耳の中を見られるのは……うう、わかったわよ。早めに済ませてちょうだい。
なによ、その顔は。……耳垢が溜まってる!? そんな、私何もしてないわよ!? え、指を突っ込みすぎて耳垢を奥に押し込んだかもしれないですって? そんなぁ……。
うう……どうしよう、お医者さん、行った方がいいかしら? ……え、トレーナーが耳掃除するって? そ、それは……。え、こ、怖くなんてないわよ! さ、さぁ、さっさとやりなさいよ!
ちょ、ちょっと……本当にあんたの膝の上に寝ないといけないの? そ、そうじゃないとやりづらい? わかったわよ……じゃぁ、よいしょ……っと。
うん……悪くはない……わ。ほ、ほら、早く始めなさいったら!
んん……外側、そんなに擦るものなの? え、外側も埃とかで汚れてるもの? た、確かにそうかもしれないわね。でも、こんなゴシゴシされると、なんだか耳が熱くなって……。
はぁ……な、なんか、耳が熱くて……あ、もう終わり? そ、そう。……ざ、残念とかじゃないわよ! それより、耳の中……早くしてよ。この体勢……恥ずかしいんだから。
ひぅッ……お、驚いてなんてないわよ! それより、どうなのよ耳の中は。ん? 結構汚れてる? わ、悪かったわね!
あ、そこ……カリカリされるの……すごいこそばい。は、早く取ってよぉ……痛くしちゃうから慎重に? ううう……もどかしい……。
ん……あ……耳の中……カリカリ……音が響いて……むず痒くて……ああ……早く取って……よぉ。
いッ……ち、違うわよ。ちょっと痛かっただけだから、気にしないで……続けて。
はぁ……コリコリ……音がして……もうちょっと? ん、わかったわ……ん、ッ……あ、剥がれてるのが……わかっ……ッッ。
ふぅ……ふぅ……な、泣いてなんていないわよ! って、うわ……けっこう大きいの、あったのね。
これで終わり? あ、塊は取れたけど、小さいのも掃除するのね。じゃぁ、まだこの体勢なのね。
んん……綿棒で擦られると……こそばい。あ、も、もう終わり? そ、そうよね、粉だけだもんね。
じゃぁ、反対側? わかったわ、よっと……。馬鹿言わないでよ! トレーナーのお腹側を向くなんて……恥ずかしいじゃないの!
んしょと。じゃぁ、お願いね……ん……やっぱり外側からするんだ。べ、別に嫌じゃないわよ! ほら、早くやりなさいよ!
んぁ……こ、こっちも汚れてるのね……わかってるわよ、ちゃんと……今日からは洗うから。
ひゃんっ! う、煩いわね。耳の中は敏感なの! それで、どうなのよこっち側の耳の中は!
んー、やっぱり、耳垢あるのね。ほら、さっさと取ってちょうだいよ。
ふ……んぁ……あぁ……こそばい。癖になっちゃいそう……。
ふ……ん……耳垢……カリカリって……コリコリって……音も気持ちいい……もっと……掻いて……。
あ、背筋……なんか走って……ゾクゾクしちゃう。体が震えちゃう。こんなの……私、知らない……。
ぁ、カリカリが、ペリッて……ペリペリッて……剥がれてく……ふ……アッ!
ふぅ……はぁ……痛い……けど、気持ちいい……。トレーナー……耳かき上手なのね……。
ふぇ……これからは自分が耳かきをしていっても良いって……うん、お願いしても……いいかしら。
ふぁ……眠……ごめん……眠いから……寝ても良い? ……うん、ありが……と。ふぁ……お休……み……。