ウマ娘耳かき小説   作:雨宮季弥99

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ワンダーアキュートで耳かき(地の文あり、男トレーナー視点)を書きました。

最近、色々と疲れる事が多いため、私もこんなお婆ちゃん系JKに膝枕耳かきをして欲しいと思ってしまう今日この頃です。


ワンダーアキュート(地の文あり、男トレーナー)

 俺は所謂一般的な中央勤務のトレーナーである。そんな一般的な俺ではあるが、あのワンダーアキュートの担当トレーナーである。と言う部分だけは非凡であると言えるだろう。とは言え、それはあくまで彼女が非常に優秀なウマ娘であり、俺自身はあくまで一般トレーナーだと自負している。

 

 さて、そうして今日も俺はアキューのトレーニングを見ている。彼女は少々頑張りすぎる事があるので、第三者視点としてしっかりと注意しないといけない。やればやるほど能力が上昇すると言うのは昭和の考え方である。

 

「ホッホッ……ふ~……今日も疲れたねぇ」

 

 ランニングを終えてタオルで汗を拭いている彼女の様子に、今日はそろそろトレーニングを切り上げようと考える。

 

「おーい、アキュー。そろそろ時間だ、休憩に入ってくれ」

 

「ホイホイ、わかりましたよ、トレーナーさん」

 

 俺の言葉に素直に従ってくれるアキュー。さて、彼女がシャワーや着替えをしている間に今日の様子を纏めておかないと。

 

 と言うわけで、俺はトレーナー室で今日の彼女のトレーニングの様子を思い出し、今後のトレーニングメニューの調整を行う。彼女達の一日一日の様子を観察し、より良いメニューを組むのも俺の仕事だ。それと、他のチームへの助言も求められていたな。仮にもG1ウマ娘の担当である俺は、時に担当の居ないウマ娘に。時に成績の振るわないチームに対して助言が求められる。これもまた仕事の一環である以上、疎かにはできないのだ。

 

「ふー、トレーナーさん。今日のトレーニングはどうだった?」

 

「うん、かなり良かったよ。この調子で行けば次のレースでも十分勝機があるよ。とは言え、油断はできないから注意はしないとね」

 

そう言いながら、俺はパソコンで作業を続けていく。アキューのトレーニングの修正は一通りできたから、次は別チームへの助言の為にも彼女達のレースの様子を確認する。

 

「トレーナーさん。少しは気を抜いても良いんじゃないかしら?」

 

「ん。いや、大丈夫だよ、他のチームへの助言とかもやらないといけないから、早めに終わらせておきたいしね」

 

 アキューの言葉にそう返事をして俺は再びパソコンに向き合う。ふーむ……良い走りだ……いや、デビュー前なのにフォームもスタミナ配分も完璧すぎる。メジロみたいな名家の出身と言うわけでもないし、天性の素質と言うわけでもないと言う。これは間違いなく逸材だ。えーと名前はギンシャ……

 

「トレーナーさん。頑張らないを頑張る……でしょ? 頑張りすぎるのはダメだよぉ」

 

 不意に俺の手にアキューの手が重ねられた。そして、以前アキューに言ったことをそのまま言われ、俺は苦笑を浮かべるしかなかった。

 

「……そうだな。アキューに言ったのは俺なんだから、俺がちゃんとしないとな」

 

「そうだよぉ。ほらほら、パソコンも書類もいったん置いといて……こっちに来なさいな」

 

 アキューに引っ張られるまま、俺はベッドまで連れていかれ、そのまま横になる。すると、アキューも隣に座ってきて、俺の頭を彼女の膝の上に置いてくれた。

 

「えっと……なんか、自然な感じで膝枕してもらってるけど……」

 

「良いじゃないの。こうしたほうが気持ち良く寝れるでしょ? そうだ。ついでだし耳かきもしてあげるねぇ。そうしたらきっと、もっと気持ち良く寝れるからねぇ」

 

「あー……うん、お願いするよ」

 

 ここの状態まで来て断れるわけもなく。俺は素直に耳かきをお願いする事にした。

 

「ありゃ、手元にないねぇ。ごめんなさいねぇ、ちょっと、取ってくるね」

 

「あ、はい」

 

 まぁ、よく考えたらそりゃそうか。都合よく耳かきが手の届くところにあるわけもなく。俺は一度アキューの膝から頭を下ろし、耳かきを取ってきたアキューに再び膝枕をしてもらう。

 

「さーて、それじゃぁ改めて、やっていこうねぇ」

 

 そう言った彼女だが、その手がまずしたのは俺の耳を優しく包み、そのままマッサージをすることだった。

 

 モミモミ……モミモミ……

 

 グリグリ……グリグリ……

 

「お……アキューの手、温かいな……」

 

「そう? トレーナーさんが気持ち良いなら、嬉しいねぇ」

 

 ウマ娘だからだろうか。温かい手に包まれ、ギュギュッと指圧されると、耳の凝りが良く解れて行っている事を感じる。お婆ちゃんみたいな感じがするせいか、より一段と温かさを感じる気がする。

 

「さぁ、次は耳の中の掃除、しっかりしていこうねぇ」

 

 一通りのマッサージを終えたのか、耳から手が離れ、次に耳かきが差し込まれていく。

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 耳かきが動く音が響き、耳垢が剥がされるときの程よい痛みと痒みの解放を感じる……が、あ、そこ、痒い。

 

「あ、そこ、ちょっと痒い」

 

「ほいほい。ここじゃね? カリカリカリっと♪」

 

 あ、痒い部分を的確に掻かれて……あ、気持ち良いな。

 

「これで大体汚れは取り終わったよ。最後に、と」

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

「おう……ふぅ」

 

「ふふ。これでこっち側はおしまい。気持ち良かったかしら?」

 

 息の吹きかけの気持ち良さに背筋がブルッとすると、アキューから嬉しそうな声が聞こえてきた。あー……お婆ちゃんを思い出すなぁ……。

 

「トレーナーさん、反対を向いてもらうね。よいしょっと」

 

 軽い声で俺の体は軽々と転がされ、アキューのお腹の方を向く形で膝枕に頭を置いている。

 

 モミモミ……グリグリ……

 

 ギュッギュッ……グッグッ……

 

 あー……アキューに揉まれると、指圧とか関係なく気持ちいいなぁ。

 

「今日は汚れはそんなにないけど、耳のケアはしっかりしないとダメだよぉ。耳も疲れちゃうからねぇ」

 

「うーん。そんなに実感はないけどなぁ」

 

「トレーナーさんは、自分の体調の事もちゃんと考えないとダメだよぉ」

 

 まぁ、俺が倒れたらアキューに迷惑をかけるし、社会人としても体調維持は鉄則である。

 

 カリカリカリ……ガリガリガリ……

 

 ベリベリ……ガリガリ……

 

 耳かきで掃除がされていき……うん、痒いなぁ、と思ってた部分も掻かれて行って……耳の中がスッキリしていく。

 

「耳の掃除は、自分じゃやりにくいからねぇ……トレーナーさんが良いなら、これからも私がやってあげるねぇ」

 

「いや、担当ウマ娘にそんな事をしてもらうというのは流石に世間的な物があってだな……」

 

「うーん。でも、私も普段からお世話になってるから、お返しをしたいしねぇ……」

 

 アキューは残念そうに言ってくるが、いくらお婆ちゃんっぽい印象が強いとはいえ、学生の異性に頻繁にしてもらうのは流石にどこかでバレてヤバい事になりそうな気がするのだ。

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

 あ、スッキリした耳の中に吐息が吹き込まれて……背筋がゾクッとしてくる。

 

「ほら、息を吹きかけていると、気持ち良さそうにしてるじゃないの。素直になっても良いと思うんだけどねぇ」

 

「いや……うん、勘弁してください」

 

 本当に、これを誰かに見られたら流石にシャレにならないと思う。多分厳重注意で済まない。

 

「さて、と。それじゃぁこれで耳かきは終わったけど、眠くなってきたかしら?」

 

「……ああ、そうだな……眠……お休み……」

 

「お休みなさい、トレーナーさん。ゆっくり休んでくださいねぇ」

 

 ……でも、こうして膝枕で寝させてもらっているあたり、自分でも拒否しきれてないのだろうな。

 

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