ウマ娘耳かき小説   作:雨宮季弥99

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ミホフラでバレンタイン耳かきを書きました。ミホフラでバレンタインネタの耳かきを書くのは二度目ですね。

リアル関係で時間も少ないため、以前書いたのよりもかなりボリュームが少なくなっていますが、この二人じゃなかったらそもそも書く余裕がなかっただろうと考えると、私、この二人のカップリング好きなんだなぁ。公式でももっと絡んでくれよ。そう思う今日この頃です。


ミホフラ(バレンタインⅡ)

 バレンタインの近づくある日の事。今年も今年でウマ娘達はトレーナーに、ルームメイトに、チームのメンバーに、クラスメイトに。チョコを用意し、送る事を考える。

 

 今、寮の台所で手作りチョコを作っているブルボンとフラワーもそうであった。担当のトレーナーに、お世話になっている人たちに送るチョコをせっせと作っている。

 

「さて、これで大体のチョコレートはできましたね。フラワーさんのおかげで問題なく作成ができました、感謝します」

 

「いえ、ブルボンさんも料理がお上手ですよ。その……機械さえ触らなければ……」

 

「はい、だからこそフラワーさんのおかげです」

 

 体質のせいか機械系が扱えないブルボンのサポート兼料理の先生としてフラワー。元々家庭的で家事全般が得意な彼女の手伝いのおかげで、ブルボンのチョコ作りは順調に終える事が出来た。

 

「これがマスターの分。これがライスさん、タンホイザさん、バクシンオーさんの分……」

 

 渡す相手の名前を呼びながら別々に袋に詰めていくブルボン。そうしてチョコを片付けていくが、最後に一つ、かなり豪華に作られたチョコが残った。

 

「ブルボンさん、そちらのチョコレートは?」

 

「こちらはフラワーさんへの、普段からと今日のお礼を兼ねた物です。少し早いですが受け取ってもらえますか?」

 

「え? 良いんですか!? その……ありがとうございます」

 

 チョコを受け取り、華のような笑顔を浮かべるフラワー。

 

「フラワーさんの笑顔はやはり眩しいですね。では、ミッション、道具の片づけと台所の清掃を開始します」

 

「あ、私もやりますよ」

 

 そうして二人で台所を片付けた後、寮の部屋へ戻った二人。ブルボンは作ったチョコレートをしっかりと別々に保管し、渡す相手を間違えないように注意する。

 

「さて、これで準備は完璧ですね。ところでフラワーさん。先ほどお礼としてチョコをお渡ししましたが……やはりそれだけでは足りないかもしれません。他に何かお礼としてできる事はあるでしょうか?」

 

「えっと……私はあのチョコレートだけで十分なお礼だと思ってますが……そうですね……」

 

 暫く考えこんだフラワーだが、何か思いついたのか、顔を上げてブルボンの方を見つめる。

 

「ブルボンさん。以前耳かきしてもらったことがありますから……私に耳かきをさせて貰っても良いですか?」

 

「それで宜しいのですか? それはお礼になる。と言う風になるのでしょうか?」

 

「はい。是非やらせてください」

 

「……では、お願いします」

 

 ブルボンの言葉にフラワーは頷くと、早速準備を整える。そして、自分のベッドに座ると、ブルボンは彼女の膝に頭を置いた。

 

「うふふ。ブルボンさんのお耳、一回触ってみたかったんです。フサフサして……柔らかくて……いつまでも触っていたいです」

 

「なるほど。それがお礼になるのでしたら、触って頂いていても構いませんよ」

 

「あ、いえ。耳のお掃除、していきますね」

 

 フラワーはそう言うと、まずはウェットティッシュを手にして、ブルボンの耳を擦り始める。

 

「ゴシゴシ……ゴシゴシ……汚れをしっかり落としましょう♪」

 

「はい……フラワーさんの手は、温かいですね。ティッシュの冷たさよりも、貴女の手の温かさの方を感じます」

 

 ブルボンの言葉にフラワーは多少照れつつも、ウェットティッシュでブルボンの耳の汚れをこそぎ落としていく。そして大体の汚れを落とすと、次はそのまま耳のマッサージを開始した。

 

「モミモミ……モミモミ……ブルボンさん、痛くないですか?」

 

「問題ありません。あ、そこ、少し押されると固い感じがします」

 

「ここですね。しっかりマッサージしていきます♪」

 

 耳の凝っている部分をしっかりとマッサージされ、フラワーの体温もあり、ブルボンの耳の血流が促進され、コリが改善されていく。

 

「マッサージはこれぐらいでいいでしょうか。それじゃぁ、耳の中のお掃除を始めますね。カリカリカリ……カリカリ……そんなに汚れていませんね」

 

「先日、自分である程度の処理をしたばかりなので……ですが、奥の方はしていませんので、そちらを見て貰えますか?」

 

「わかりました。えーと……この辺りに少しありますね。カリカリカリ……カリカリカリ……」

 

 思ったよりも汚れが少ない中、それでも奥の方にある耳垢を順調に取っていくフラワー。

 

「……これで、綺麗になりました。それではローションを塗っていきますね」

 

「はい、お願いします」

 

 次にローションが塗られ、ブルボンの耳の中が保湿され、肌荒れを事前に防いでくれる。

 

「それじゃぁ、最後に……ふ~……ふ~……」

 

「ん……やはり、少し冷たい感じですね」

 

 最後の吐息に、ブルボンの背中がピクッと反応し、フラワーはそれを微笑ましく見つめる。

 

「それじゃぁ、反対側もやっていきますね、ブルボンさん」

 

「はい、お願いします」

 

 ブルボンの了解のもと、反対側の耳掃除を始めるフラワー。

 

「ゴシゴシ……ゴシゴシ……」

 

「あ、そこ、もう少し掻いてもらえれば……あ、そこです」

 

 ウェットティッシュで汚れを拭きとっていき。

 

「モミモミ……グリグリ……」

 

「ん……フラワーさんの温かい指と言うわけで……気持ちいいですね」

 

 マッサージでコリを解し、血流を促進していき。

 

「カリカリカリ……♪ カリカリカリ……♪ ……あ、もう見当たらないですね」

 

「了解しました。それでは、次の作業への移行を提案します」

 

 やはり耳垢は大した量がなく、あっさりと終わってしまうが。

 

「ぬりぬり……ぬりぬり……塗り残しが無いように、満遍なく塗っていきますね♪」

 

「お願いします……あ、耳垢を剥がされたところに塗られると、少し冷たさが増しますね」

 

 掃除が終わった後の耳の中をローションが満遍なく塗られていき。

 

「ふ~……ふ~……ふ~……」

 

「ん……」

 

 最後にお約束の吐息が吹きかけられ、同時に、耳掃除が終わったことが告げられる。

 

「ふぅ……気持ち良かったですよ、フラワーさん。お上手ですね」

 

「えへへ、ありがとうございます♪」

 

 ブルボンに褒められ、照れ笑いを浮かべるフラワー。その笑顔にほっこりとした気持ちを持ちつつも、ブルボンは体を上げようとし、その時、抵抗感がある事に気づく。

 

「あの、フラワーさん?」

 

 ブルボンの尻尾に絡みつくフラワーの尻尾。俗に尻尾ハグと言われる行為にブルボンが困惑すると、フラワーが照れたまま答える。

 

「その……ダメ、ですか?」

 

「……いいえ、大丈夫です。でも、フラワーさんの足が痺れる前には下ろしてもらえれば幸いです」

 

「わかりました♪」

 

 嬉しそうに笑うフラワーにつられ、思わず笑顔になるブルボン。そして、バレンタインデー当日。

 

「ブルボンさん、ハッピーバレンタインです」

 

「ありがとうございます、フラワーさん……美味しい、ですね。甘くて、口当たりも良い……いつまで食べても飽き無さそうです」

 

「えへへ、嬉しいです」

 

 校内のベンチでバレンタインを楽しむ二人の姿見られるのであった。

 

「うう、フラワー……嬉しそうだなぁ」

 

「ブルボンさん……後でライスのチョコも受け取ってもらえるかな?」

 

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