ウマ娘耳かき小説   作:雨宮季弥99

25 / 285
今回は前回のダイワスカーレットとは別の、ダイワスカーレットが耳かきをする側のお話となります。

ダスカママ概念はもっと流行ってもいいと思う。思わない?


ダイワスカーレットⅡ

んー、今日は勉強しないと……レース中、どう動くべきかとか、ちゃんと勉強しないとね。

 

 ねぇトレーナー。エリザベス杯の映像って……なによ、ちゃんと聞いてるの?

 

 ごめんじゃなくて。なんかこないだから妙に気もそぞろになってるじゃない、何かあったわけ?

 

 ……耳の中が妙にかゆい? ちょっと見せてみなさいよ……あー、なるほどね。単純に耳垢が取れてないのね。

 

 良いわ、私が耳かきしてあげる。はぁ? 勘違いしないでよ、このまま話が通じないままじゃ困るだけなんだから。ほら、バ鹿な事言ってないで、さっさと膝の上に頭置いてちょうだい。

 

 えーと……まずは外側、温めたタオルで丁寧に拭いて行って……これだけで気持ちいい? それは嬉しいけど、まだ始まったばかりなんだから。

 

 タオルで念入りにゴシゴシ……熱を伝えるためにゆっくりと……ゴシゴシ……ゴシゴシ……

 

 はい、タオルお終い。次は綿棒で掃除していくわ。こーら、変に動かないでよ、ちゃんとできないでしょ。

 

 外側、綿棒でゴシゴシ……ふやけた粉を先端でゴシゴシ……ゴシゴシ……うっわ、汚いわね。あっという間に黄色くなっちゃったじゃない。

 

 人間って、どうして耳のケアを疎かにするのかしら。信じらんない。あんたも私のトレーナーなんだから、もっとちゃんとしなさいよ。

 

ゴシゴシ……ゴシゴシ……ん、こんなものかしら。ほら、こんなに汚れてたわよ。お風呂入ったらちゃんと拭きなさいよね。

 

 さ、中もしていくか……うっわ、汚な。なんでこんな耳垢溜まってるのよ。これじゃぁ聞こえないのも仕方ないわね。

 

 まずは手前から……カリカリ……カリカリ……カリカリ……

 

 硬いわねぇ……ガリガリ……ガリガリ……ん、ちょっと剥がれてきた。

 

 剥がれてきたところに耳かきの先端を差し込んで……グッグッ……痛くないわね? ならこのまま……

 

 梃子の原理で少しずつ剥がしていって……ペリッ……ペリッ……よっし、取れた。

 

 取れたやつは、このままズズズーって引っ張り上げて。はい、一つ目。ほら見なさい、こんなに大きいのよ、一つ目でこれなんだから。

 

 次、二つ目……ガリ……ガリ……これも堅いわねぇ。ガリガリ……ガリガリ……んー、表面だけ削ってる感じがする。

 

 あ、上からならちょっと剥がれてきた。上からなら見やすいから、このまま力を入れて剥がしていって……

 

 うん、半分ぐらい剥がれた。このまま一気に、ガリガリ……ベリベリ……ベリッ……ビリッ……っし、取れたわ。

 

 はぁ、神経使うわねぇ。まだあるから、ちょっとペースアップしていくわよ。

 

 カリカリ……ガリガリガリ……ズズ……

 

 ベリッ……ガリッ……ベリベリ……ズズズ……

 

 ふぅ、やっと粗方取れたわね。後は梵天で粉を取っていくわ。

 

 ゴシュゴシュ……ズボズボ……クルクル……

 

 ズッボズッボ……クルクル……

 

 ふぅ、粉も取れたわ。はー、疲れた……なによ、変に力入れたら痛い思いさせるんだから、気を使って当然でしょ。

 

 ほら、反対側を……はぁ!? 息も吹きかけるの!? ……わかったわよ、やればいいんでしょやれば。

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

 ……はい、やったからね。ほら、さっさと反対向いてちょうだい。もう、このままお腹のほう向いていいから。

 

 はい、じゃぁこっち側やっていくわよ。こっちも、同じようにまずはタオルで外側全般をゴシゴシ……ゴシゴシ……念入りに擦ったら、綿棒で浮き出た粉をゴシゴシ……ゴシゴシ……

 

 ……こっちも汚れてるわね。まったくもう、綿棒何本も持ってきといてよかったわ。……ゴシゴシ……ゴシゴシ……はい、外側終わり。次は中ね。

 

 耳垢を耳かきでカリカリ……カリカリ……ゴリゴリ……ガッ……固い……ガッガッ……ガリッ……ベリッ……

 

 ゴリゴリ……ズズ……ガリガリ……力加減が難しいわね……ガリガリ……ガリガリ……

 

 ん? 何よ、いきなりスカート掴んで……痒くて我慢してる? だからって私のスカート掴むのは……ああ、もう、わかったわよ、さっさとしてあげるから。

 

 ガリガリ……ズズ……ペリペリ……

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 ん、やっと取り終えたわね。じゃぁ、後は梵天でゴシュゴシュ……ガサガサ……グールグル……グールグル

 

 最後は……やっぱり息吹きかけなきゃ駄目なのね。

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

 はい、終わり。はぁ、疲れたぁ……なによ、けっこう神経使うんだから。ほら、早くどい……はぁ!? お昼寝!?

 

 あんたねぇ……いい加減にしないと……ちょっと! スカート掴まないでよ! お腹に顔埋めるな!

 

 ……あーもう! わかったわよ! もういいから、さっさと寝なさいよ! 

 

 ……頭撫でて欲しいとか、子守歌とか……どんだけ贅沢なのよ……わかったわよ!

 

 まったく……ここまでしてあげるのはあんたぐらいなんだから……勘違いしないでよね!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。