ウマ娘耳かき小説   作:雨宮季弥99

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ダイワスカーレットで耳かき(巫女服)を書きました。

そう言えば和服ではちょくちょく書いてるけど、巫女服は書いたことなかったかなー。と思って書きました。巫女服ダスカに年始め耳かきをしてもらうのって良いと思いませんか? 私は思います。


ダイワスカーレット(巫女服)

 ねぇねぇ、トレーナー。見てよこれ、似合ってるでしょ?

 

 ええ、フクキタル先輩と話す機会があったんだけど、お試しで借りてたのよ。ふふん、巫女服を着ても、私が一番なんだから。そうでしょ? トレーナー。

 

 そうそう、流石トレーナー、話しがわかるわね。さて……それじゃぁ折角衣装も借りられたんだし……この格好のまま、新年の初耳かきやってあげるわよ。

 

 え? あまりに急な展開? 別に良いじゃない。それとも、この巫女服の私に耳かきをされるのが嫌いだってでもいうつもりかしら? ……そうそう、最初から素直になっていればいいのよ。ほら、グズグズしないで、さっさとこっちに来なさいよ。

 

 んーと、どれどれ? ……うわ、汚れてるじゃない。どうせお正月だからってハメ外して、お風呂とかテキトーに済ませたりしてるってオチでしょ? まったく、私の体調管理をしっかりする分の半分ぐらいは自分の事にも気を遣いなさいよね。この私のトレーナーが、身だしなみもちゃんとできないなんて思われたくないもの。

 

 つべこべ言い訳しないの。ほら、まずは外側から掃除していくから。おとなしくしてなさいよね。

 

 ゴシゴシゴシ……ゴシゴシゴシ……

 

 ゴシゴシゴシ……ゴシゴシゴシ……

 

 ほら、どうよ? 気持ちいいでしょ? 汚れも取れてスッとしたんじゃない? 気のせいじゃなくて、私の目から見てもしっかりわかるぐらい綺麗になってるわよ。汚れがこびりついてたりしてなくて良かったわ。

 

 ……もうちょっと擦っておこうかしら。

 

 ギュッギュッ……グリグリ……

 

 ゴシゴシゴシ……グリグリグリ……

 

 うん、窪みの汚れとかもしっかり取れたわね。粉だけじゃなくて抜け毛とかもしっかり拭いたわよ。

 

 このまま中の掃除もしていくわね……ちょっと、何頬ずりしてるのよ? え、袴の感触が気持ちいい? そう言うのを真正面から言われても反応に困るんだけど……。

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 ガリガリガリ……ガリガリガリ……

 

 ん? ちょっと固いわね? 力入れなきゃダメかも。トレーナー、動いちゃダメよ? 力入れてやるんだから、動いたら刺さっちゃうかもしれないからね。

 

 ガリガリ……ガリガリ……

 

 ゴリ……ベリ……ベリッ

 

 ん、うまく剥がせたわ。うっわ、黒っぽく変色してるし。前に掃除した時にはこんなのなかったから……トレーナー、指を突っ込んだりしたのかしら? それは汚れを押し固める事になるから止めなさいって言ったわよね? まったくもう、そんなんだから、そんな涙目になるような耳垢ができるのよ? 少しは反省しなさい。

 

 ほら、いつまでも涙目で見つめないでよ。頑張ったのはわかってるから。良い子良い子……なんで私がトレーナーの頭を撫でなきゃいけないのよ。お母さん? ……トレーナーさん、耳かきを刺されるのと鼓膜を突かれるの、どっちがいいかしら? ……わかったなら、ふざけた事言うんじゃないわよ。

 

 コシュコシュ……コシュコシュ……

 

 クルクル……ススー……

 

 梵天で細かい汚れもこうやって綺麗に取っていって……。うん、これで大体取れたわね。次はローションも塗っていくわよ。

 

 ヌリヌリ……ヌリヌリ……

 

 ヌチャヌチャ……ヌチャヌチャ……

 

 どうかしら? 少し温めてみたから冷たいなんてことはないでしょ? ちょうどいい温度? それなら良かったわ。

 

 これで全部塗り終えて……と。

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

 はい、お約束もちゃんとやってあげたわよ、感謝しなさいよね。

 

 ん? 反対側もして欲しい? 当たり前じゃない、片方だけなんて中途半端な事はしないわよ。よいしょっと……ん? ちょっと、巫女服の感触がそんなに良いの? まぁ、私も着心地良いと思うわよ。でも、もうちょっと離れないと耳が見えないじゃない、ずらすわよ。

 

 ん、これで見えるようになったわね。はい、これ以上動くんじゃないわよ。

 

 ゴシゴシゴシ……ゴシゴシゴシ……

 

 ギュッギュッ……グリグリ……グリグリ……

 

 ここに汚れが溜まってるわね……あ、ここも汚れてるから念入りに拭いて……力が強い? 汚れが中々落ちないのよ、我慢しなさい。

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 ゴリゴリゴリ……ゴリゴリゴリ……

 

 あ、こっち側にも固いのがある。え? こっちは特に指を突っ込んでいない? 本当かしらね? ……まぁ、掃除しちゃったら同じよね。

 

 ゴリゴリ……ベリベリ……ベリベリ……

 

 ズリズリ……ズリズリ……

 

 ふぅ、無事に剥がせたわね。傷にもなってなさそうだし……これって体質なのかしら? でもそれだったら前にやった時にもあってもおかしくないし、あんたやっぱり指突っ込んだりしたんじゃないでしょうね?

 

 ヌリヌリヌリ……ヌリヌリヌリ……

 

 ヌチョヌチョ……ヌチョヌチョ……

 

 ローションもちょっと多めに塗っておきましょうか。これで肌荒れをしっかり防いだら、今度はさっきみたいな耳垢はできないと思うわ、あんたが余計な事をしなきゃね。

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

 温めてるから、余計に冷たく感じるんじゃない? 口では否定しても体は正直なんだから。

 

 はい、これで新年初耳かきはお終いよ。お昼寝もしちゃう? 大丈夫よ、ちょっと皺になったぐらいならどうとでもできるもの。

 

 ふふ、中々できない経験だものね……。今年も私があんたの一番なんだから、遠慮なんてしなくていいからね。お休み、トレーナー。

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