割と二次創作のイメージ強めで書いてしまいましたが、オルフェがトレーナーに耳かきしてるのってイメージが付かなかったので久しぶりにやってもらう側で書きましたが、普段書かないためか、中々難しかったです。
おい、貴様。貴様に余の相手をする事を命じる。拒否権等あるわけがなかろうが。
こっちにこい。そう、ベッドに座れ……もっと横に寄れ……そうそこだ。
ふむ……悪くないな。何? いきなり膝の上に頭を置いてどうしただと? わからぬか? 耳かきを所望しているのだ。
貴様に余に耳かきをする栄誉をやろう。昨日から耳の中が痒いのだ。姉上は遠征に行っているのだから、貴様がやるのだ。さっさとせよ、この間から耳の中に違和感を感じているのだ。
ん……貴様、いつまで余の耳の中を見ているつもりだ? 何? しっかりと中の確認をしたい? ……良いだろう。
モミモミ……グリグリ……
グリグリ……ギューッ
む……姉上と同じようにマッサージをするのだな……いや、悪くない。確かに姉上程上手ではないが……及第点だ。
ふっ、姉上に及ばないと聞いて残念に思ったか? ……余としては十分な賞賛をしているのだぞ。誇りに思うがいい。
カリカリカリ……カリカリカリ……
カリカリカリ……カリカリカリ……
む……そう、そこだ。その辺りが痒くて適わんのだ。ん、痛いぞ? 貴様、余に痛みを感じさせるとは良い度胸だな? ……耳垢があって取るのにはどうしても力を入れる必要がある? ……良いだろう、我慢してやる、さっさと取るんだ。
ガリ……ゴリ……ゴリ……
ベリ……ベリ……ズリ……
ッ……ふふ、余にこれだけの痛みを与えるとはな……いや、構わない。余の体から出たものなのだ、余に痛みを与えられるのもおかしくはないからな……ふふ。
あ、ちょ、ま、まて、まだ痛みが収まっては……
カリカリカリ……カリカリカリ……
カリカリカリ……カリカリカリ……
ん……くっ……ふ、ふぅ……大体耳垢は取れたのか? うむ、確かに痒みや不快感は取れたぞ。ふっ、余が涙目になっているだと? どうやら貴様は目が悪くなったようだな? 気のせいであろう。
クルクル……コシュコシュ……
ススー……ススー……
……うむ、梵天は心地よい物だ。姉上もよくやってくれる。その柔らかい毛が耳の中を通る感触は余も気に入っている。もう少しやれ……やりすぎてもダメ? 貴様、余の言う事が聞けないと? ……いや、良いだろう。余の体を心配する貴様の心情を汲んでおこう。
? どうした、なぜそっちの耳に手を伸ばす? 耳かきには最後にお約束があるだろう、姉上も毎回してくれるのだぞ、貴様もさっさとしろ。
ふ~……ふ~……
ふ~……ふ~……
む……トレーナー、少し息が強いぞ。姉上はもうちょっと柔らかく息を吹きかけたものだ……次は気を付けるように。さぁ、反対側の掃除をせよ。
モミモミ……グリグリ……
グッグッ……ギューッ……
ん……そう、そこ……そこだ。最近は耳が凝る事も多いからな……貴様には、定期的なマッサージをすると言う栄誉をくれてやる。
カリカリカリ……カリカリカリ……
カリカリカリ……カリカリカリ……
そう、そこだ……アッ♡ ……貴様、なんだその視線は。無駄口を叩こうとせずに耳かきに集中しろ……何? 固い耳垢があるから痛いかもしれない? ……構わん、やれ。
ガリ……ベリ……ガリ……
ゴリゴリ……ベリベリ……
ッ……なるほど……だが、この程度で余が怯むなどあり得ぬ。あり得ぬのだ。涙目になどなっていない!
クルクル……クルクル……
ススー……ススー……
……ふぅ……しかし、この梵天は毛の質があまり良くないな。次の時にはもっと良い梵天を用意せよ。
ふ~……ふ~……
ふ~……ふ~……
ん……そうだな、それぐらいの強さ加減なら最初よりマシだ。だが、姉上に比べればやはりまだまだだ、精進せよ。
ふむ……総合的に及第点をくれてやろう。ん? 何をどこうとしている? 耳かきの後はそのまま寝るのがお約束であろう。余を煩わせるな、このまま寝るぞ。
おや、オルのトレーナーさん、お疲れ様です。私が遠征の間のオルの様子はどうでしたか?
……ふふ、オルの態度は気にしないでください。耳かきなんて、これまで家族ぐらいしか許してこなかったんです。貴方に耳かきをしてもらっている時点で、貴方は相当信頼されています。むしろ、私の方がそれだけオルに信頼されている貴方に妬いてしまいそうです。
ああ、でも、一度私から手ほどきをしてさせあげましょうか? オルの事をお任せしているのですから、私も協力させてもらえれば嬉しいですね。
……ふふ、少し手を握って上目遣いをしただけでそんなに慌てるなんて、初心な方ですね。では、私の協力が必要になったらお声がけください、手取り足取り、教えて差し上げますから。