ウマ娘耳かき小説   作:雨宮季弥99

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ゴールドシップで耳かき(温泉旅行)を投稿しました。

ある意味でウマ娘でもっとも知られている、顔とも言うべき存在であるゴルシ。ハチャメチャな彼女と共に歩んで行けば、少なくとも退屈な人生は送らないでしょう(なお心労)

さて、今作をもってウマ娘耳かき小説も5周年を迎えました。ここまで来るのは長かった。それでも皆さんが読んでくれて、お気に入り登録や高評価をしてくれてでここまで来れました。ありがとうございます。

今後は……去年も書いた気がしますが、多分どこかで週一更新は無理になると思います。いやまあ、5年前と生活環境が変わっているのと体力の衰えで正直週一更新キツイです。流石に5年も書いてるとモチベも当初より下がりますし、他に書きたい作品もありますしで、多分どこかで週一更新しきれなくなると思います。


ゴールドシップ(温泉旅行)

 ゴールドシップ。数多くのウマ娘の中でもひときわはちゃめちゃで破天荒なウマ娘である。彼女の奇天烈っぷりは個性豊かなウマ娘達の中でも更に群を抜いており、そのくせ、宝塚記念の2連覇等の輝かしい成績も収めている。まぁ、3連覇に関しての大騒ぎに関しては語るまでもないであろう。

 

 そんな彼女ではあるが、なんやかんやと受け入れられているのは、彼女の破天荒は悪意を持ってのものではなく、場合によっては彼女自身が大きなしっぺ返しを食らう事が多いからであろう。一方的にやられてばかりであるなら、例えあのメジロ家のご令嬢であるマックイーンであっても本気でブチ切れているだろうからだ。

 

 そんな彼女の日常的に振り回されるトレーナーだが、今日は珍しい事にトレーナー室でゆっくりと寛いでいた。URAが終わり、当面は彼女のレースもないため、ほんのひと時の安らぎを感じながらコーヒーを口にする。

 

「……平和だなぁ……」

 

 窓の外を眺めながら平和に浸るトレーナー。勿論、ゴルシ以外にも専属ではないが、面倒を見ているウマ娘は何人か居る。彼女達の特訓メニューを作成し、彼女達へ渡さないと……。

 

「よーっすトレーナー。ゴルシ様が遊びに来てやったぜー!」

 

 突如轟音と共に扉がぶち破られ、ゴールドシップが何事もなかったように入ってくる。彼女の登場にトレーナーは短い平和だった……と少し遠い目をしながらもゴルシに向き直る。

 

「……えーと。今度はなんだ? ゴルシ星に付き合うのか? 分身の術の練習の手伝いか? 悪いが、他の娘の特訓メニューも作らないといけないから、後にして欲しいんだが」

 

「あんだよー。テンション低いなー、ゴルシちゃんが来たんだからもっと構えよほらほらー」

 

 トレーナーの後ろから抱き着き、そのまま頬ずりをしてくるゴルシ。だが、既にこの手の行動に慣れているトレーナーは、ため息を吐くしかない。

 

「で、用事はなんだ? さっきも言ったけど、他の娘のトレーニングを考えないといけないんだから……」

 

「ほれ、これだよこれ。覚えてるか?」

 

 そう言ってゴルシがトレーナーに見せたのは、以前商店街の福引で当てた温泉旅行のペアチケットだった。

 

「そろそろ行かなきゃ期限切れになっちまうだろ。私はトレーナーと行くって決めてるんだ。ズタ袋に突っ込んででも連れて行くぞ」

 

「それは世間一般で拉致や誘拐って言うんだぞ……いや、うん、そうだな、時間を作るように調整するよ。スケジュールを確認するからちょっと待ってくれ」

 

「イエーイ! そうこなくっちゃな! 愛してるぜトレーナー!」

 

 今度は後ろから抱き着くゴルシ。長身の彼女が後ろから抱き着くと、椅子に座るトレーナーの後頭部をその豊満な胸部装甲で包み込む。

 

「ちょ! ゴルシ! 当たってる! 当たってるから!」

 

「当ててんだよ。言わせんな恥ずかしい」

 

 慌てるトレーナーの反応を面白がって更にグイグイとくるゴルシ。そんな日常を送りつつも、しばらくしてスケジュールの調整を終えた二人は温泉旅行へと出発した。

 

「おーいトレーナー早く来いよー。荷物全部持ってやってるんだぜこっちはよー」

 

「ぜぇ……ぜぇ……う、ウマ娘と一緒にしないでくれ……」

 

 背中や肩に二人分の荷物を持つゴルシは涼しい顔でトレーナーの先を歩いていく。それを必死に追いかけるトレーナーだが、そのおかげで予定よりも早く温泉旅館に到着した。

 

「おー、思ったよりも良い感じじゃねえか。ほれトレーナー、早い所チェックインしてくれよ。もうさっさとこの荷物を置きたいんだよ」

 

「ちょ……ちょっと待て……呼吸を整えさせて……」

 

 しばらく呼吸を整えたトレーナーは、チェックインを済ませるとゴルシと共に部屋に入る。

 

「お、良い感じの部屋だな」

 

「おう、こういう部屋ってワビサビがあっていいよなぁ」

 

 畳の上に寝ころんで香りを堪能するゴールドシップ。放り出された荷物を片付けつつ、トレーナーは疲れから椅子に座り込む。

 

「なぁトレーナー、外行こうぜ外。温泉に来たらやっぱ温泉饅頭とか食べなきゃいけねーだろ」

 

「いや、疲れたから少し休ませて……」

 

「なんだよー、ちょっと付き合うだけだから大丈夫だって。温泉卵ぐらいなら奢ってやるぜー」

 

「ちょ、ま、あああーーーー」

 

 ゴルシに担がれ、そのまま運ばれるトレーナー。そして、二人はそのまま温泉街へ繰り出す事になった。

 

 温泉街では破天荒なゴルシに引っ張り回されながらもお土産や足湯、温泉街の歴史に触れるなどで観光を楽しむ二人。トレーナーも結局ゴルシの無茶ぶりに順応しているあたり、成長しているのだろう。

 

「へっへー。どうよトレーナー、ゴルシちゃんと一緒なら温泉街でのデートだって何倍も楽しいだろ?」

 

「ああ、うん楽しいよ。楽しいけど、あんまり食べられると俺の金がなくなるんだ……スペシャルウィークやオグリキャップのトレーナーと同じ目に合わせないでくれ」

 

 温泉饅頭や温泉卵を抱えながら歩くゴルシに付いていきながらため息をつくトレーナー。だが、ゴルシは気にすることなく先を歩いていき、温泉宿を堪能していく。

 

 暫くの間そうして楽しんだ二人が宿に戻る頃には程よい感じに汗が流れ、体力を消耗していた。

 

「うーし、じゃぁそろそろ温泉行こうぜー。ここの宿は混浴もあるんだぜー、一緒に入ろうぜー」

 

「いやいや、それは流石にダメだから。おい、引きずるな! 絶対にダメだからな! フリじゃないからな!」

 

「お、それはやれっていう?」

 

「違うからな!」

 

 いつものやり取りをしながらもゴルシはトレーナーを風呂場へ抱えていく。しかし、流石に混浴に引き込むような事はなく男女で別れた風呂場へ入っていく。

 

 一人となったトレーナーはゴルシから解放されたと言う開放感を感じながら風呂を堪能する。室内の風呂に一通り入り終えると、次は露天風呂へと足を向けた。

 

「あー……気持ちいい……」

 

 野外の解放感を味わいつつ、温泉を堪能するトレーナー。つい口笛を吹きつつ、大きな竹の柵に寄りかかっていると。

 

「おーいトレーナー。そこにいるのかー?」

 

「ゴルシ!?」

 

 突然聞こえたゴルシの声に慌てて左右を見渡すが彼女の姿は見えない。

 

「柵の向こう側だぞー。トレーナー、ゴルシちゃんが愛しいなら、特別にこっそり侵入しても見なかった事にしてやるぜー」

 

「そんな事できるか!」

 

 ゴルシの揶揄いに慌てて声を上げるトレーナー。それを聞いたゴルシは高笑いしながら声が離れて行く。そうしていらぬ気疲れを感じつつも、温泉で汗を流したトレーナーがさっぱりとした表情で休憩室に足を運ぶと、既におんせんから上がっていたゴールドシップがコーヒー牛乳を飲んでいた。

 

「おうトレーナー、遅いじゃねえか。ゴルシちゃんを待たせるとは良い度胸だ」

 

「そう言われても困るんだが……と言うか、無防備すぎるだろ。ほら、着崩すな」

 

 風呂上り故か大胆に胸元が開かれたゴルシの浴衣をしっかりと着させるトレーナー。それに対してゴルシはつまらなそうな顔になる。

 

「なんだよー、ゴルシちゃんのお色気は気に入らないってのか?」

 

「そう言う問題じゃないだろ。ほら、これでよし。それで、この後はどうするつもりなんだ?」

 

「この後? そりゃ、温泉宿に来たら温泉街に行くもんだろ? ほら、トレーナー、ゴルシちゃんの奢りの牛乳飲んだら外に行くぜ」

 

「いや、流石に一息つかせてくれよ……」

 

「んだよー、テンション低いなぁ」

 

 トレーナーの言葉にゴルシは少し不服そうにするも、おとなしくトレーナーをマッサージチェアーまで引きずっていき、牛乳を持たせたまま座らせる。

 

 そうしてトレーナーは暫しの間牛乳を飲みながらマッサージを堪能し、1時間ほどして二人は温泉街に足を向けた。

 

 温泉街でもゴルシはトレーナーを引きずり、色んな場所を楽しみ、トレーナーもなんやかんやでゴルシに付き合い温泉街を堪能する。

 

 そうして温泉街を楽しんだ二人は旅館に戻ると、そのまま宿の用意した食事を堪能する。山の幸や地元の名産に溢れた料理の数々に舌鼓を打ち、食事を終えるころには二人は十分な満足感に包まれていた。

 

「あー……食べたぁ……」

 

 食事が片づけられた後、トレーナーはその満腹感から思わずそのまま畳の上に寝転がる。

 

「おいおいトレーナー、行儀悪いじゃねえかよ。生徒の目の前でそんな事してもいいのかー?」

 

「……お前相手だともう色んな意味で今更だろ……はー……」

 

 トレーナーを見下ろしながらそんな事を言うゴルシの相手もそぞろになるトレーナー。だが、次の瞬間、彼の頭が持ち上げられ、ゴルシの膝枕の上に置かれていた。

 

「仕方ねーな、普段ゴルシちゃんにつき合わせてるし、膝枕ぐらいしてやるぜ。ほれほれ、愛バのトモの感触はどーよ」

 

「……最高だよ、本当だぞ」

 

「おめー、真顔で言うなよー。こっちが恥ずかしいじゃねーか」

 

 いつの間にかたくし上げられ、生足になっていたゴルシの膝の上に頭を置かれたトレーナーの素直な感想にゴルシの顔が赤く染まる。だが、横を向く形に頭を置いているトレーナーにそれは見えない。

 

「仕方ねーなー。良い事聞いた礼に、このまま耳かきもしてやるぜ。動くんじゃねーぞトレーナー」

 

「いや、いつの間に用意したんだよ耳かき」

 

「温泉街のお土産屋で買ったんだよ。そのうち使おうと思ってたけど、思った以上に早く使う事になるとはこのゴルシちゃんの目をもってしても見抜けなかったぜ」

 

 そんな事を言いながら、ゴルシはトレーナーの耳を摘まみ、そのままマッサージしていく。

 

 グリグリ……グリグリ……

 

 グーッ……ギュッギュッ……

 

 リズムよく、程よい力加減で指圧が加えられ、滞りがちだった血流が促され、老廃物が流され、酸素が供給されていく。

 

「お……おお……気持ちいい……」

 

「おうよ、ゴルシちゃんのマッサージが気持ち良くないわけがねーもんな。つーかトレーナー、ちょっと凝りすぎだぞ? 前にマッサージしてた時も思ったけどよぉ」

 

 その原因はゴルシである。とは流石に言わず、マッサージに身を任せるトレーナー。暫くしてゴルシの指が耳を離れたと思うと、心地よい温もりに包まれていた耳の先が引っ張られ、耳の中を凝視される。

 

「それじゃぁ、新品の耳かきの筆下ろしをしていくぜ」

 

「耳かきで筆下ろしって表現は正しいのか?」

 

「こまけー事は気にすんな。禿げるぞ」

 

 カキカキカキ……ゴリッゴリッ……

 

 ゴリ……カリカリ……ガッガッ……ベリッ……

 

 差し込まれた耳かきが的確に耳垢を引き剥がしていき、時間をかけずにまず一つ目の耳垢剥がされた。

 

「おお……なんか、手際よくなったか?」

 

「そうかぁ? 自分じゃよくわかんねーけど、トレーナーが言うなら間違いねえな。だって、私のトレーナーだもんな」

 

 確かにゴルシの事を一番理解しているのはトレーナーと言えるだろう。理解せざるを得なかったとも言うが。

 

 ゴリゴリ……ガリッ……

 

 ベリベリ……ガリッ……

 

 そうして話をしている間にも次の耳垢が剥がされ、ティッシュの上に捨てられる。話をしていたおかげか、トレーナーはさしたる痛みも感じる事無く耳垢が剥がされた事に気づき、思わず息を吐いた。

 

「はー……なんか、ゴルシも俺の扱いが上手になってないか?」

 

「もちろんだぜ。なんせ、トレーナーの愛バだからな」

 

 そうして二人は会話をしつつもゴルシの耳かきが止まる事はなく、気づけば大小の耳垢がティッシュの上に捨てられていた。

 

「んー、こんなもんか? こんなもんだな。じゃぁ、次はこれだな」

 

 耳かきが終わり、次は梵天をされるのか? そう思ったトレーナーだが、ゴルシの息遣いが耳元で聞こえたと思うと。

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

「おひょお!?」

 

 梵天を想像していたトレーナーは、ゴルシの吐息に思わず声を上げ、危うく膝から転げ落ちそうになるが、ゴルシがしっかりとトレーナーの頭を抑える。

 

「おいおいトレーナー、驚きすぎだろ。ゴルシちゃんの世話をしてきたんだから、これぐらい予想できるだろ? へへ、可愛い声だしやがってよお」

 

「あのなぁ……流石に驚くって……まったく」

 

 揶揄うゴルシにため息を吐くトレーナー。そして、ゴルシはあっさりとトレーナーを引っ繰り返すと、自分のお腹にトレーナーの顔をしっかりと押し込む。

 

「おーし、これなら落ちる心配はねえだろ。呼吸はできるだろ? じゃぁこっちの掃除していくぜ」

 

「ムグー!」

 

 呼吸はできるが、すればするほどゴルシの匂いを嗅ぐことにトレーナーは必死に離れようとするが、人間がウマ娘に勝てるはずもなく、ゴルシは涼しい顔で耳かきを続ける。

 

 ゴリゴリゴリ……ゴリゴリゴリ……

 

 ガリガリ……ベリベリ……ベリベリ……

 

「おー、さっきよりも取りやすくなってるな。なんか耳の中が湿ってるからか? 汗かいてるからか?」

 

「ムー……ムグー……」

 

 ゴルシの言葉に返事しようとするも、ゴルシのお腹に顔を埋められたトレーナーからはくぐもった声しかでない。

 

 ベリベリ……ゴリゴリ……ズリズリ……

 

 ベリベリベリ……ズリズリズリ……

 

「おー、案外時間をかけずに綺麗にできたぜ。じゃあこのまんま」

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

 耳かきを引き抜くと、耳に息を吹きかけるゴルシ。しかし、トレーナーの反応がない。

 

「ん? どした? トレーナー? ……ありゃ?」

 

 お腹からトレーナーを離すと、トレーナーは意識が朦朧としている様子が見て取れた。

 

「ありゃぁ……ちょっと強く押し付けちまってか。ゴルシちゃん、失敗だぜ」

 

 失敗失敗、と頭を掻くゴルシだが、意識が戻る様子のないトレーナーを見て、耳かきを片付けるとおとなしくトレーナーへの膝枕を続けていく。

 

「……ん? あれ?」

 

「お、ようやく起きたか。そんなやわなようじゃ、ゴルシちゃんのトレーナーは務まらないぞ?」

 

 意識を取り戻し、周囲に視線を向けるトレーナーに呆れたようにゴルシが言う。

 

「いや、窒息はどうしようもないんだが……」

 

「お、ゴルシちゃんに口答えか? そんな生意気なトレーナーはもっかいゴルシちゃんのお腹を堪能させてやろうか?」

 

「いや、遠慮しとくよ……で、なんでまだ頭を抑えられてるんだ?」

 

「お? 愛バの足で寝るのはイヤか? トレーナーが担当ウマ娘にそんな事言っちゃうか?」

 

「いや、言わないから……」

 

 そうしたやり取りを経て、トレーナーは今も膝枕の上でゴルシを見上げる形になる。普段の帽子を脱ぎ、髪を下ろし、浴衣を僅かに開けている彼女は、普段の暴れっぷりが嘘かのように、魅力に溢れていた。

 

 そんな彼女にトレーナーが見惚れていると、視線に気づいたゴルシが顔を近づける。

 

「お? ゴルシちゃんの魅力に気づいちゃったか? おめーの愛バは綺麗だろ?」

 

「……ああ、綺麗だよ、ゴルシ。とても綺麗で……美しい」

 

 吐息が感じ合える程の距離で見つめ合う二人。そして、トレーナーの言葉にゴルシの顔に朱が走る。

 

「……ちくしょー、そんな真正面から返されたらこっちの方が恥ずかしいじゃねえかよ……」

 

 体を上げ、そっぽを向くゴルシの態度に普段の奇天烈ぶりは微塵もなく、それがおかしくて、ついトレーナーは小さく笑う。

 

「ゴルシちゃんの事を笑ってんじゃねーぞトレーナー」

 

 その様子を見たゴルシが悪態をつくも、トレーナーの笑いはすぐには収まらず、ゴルシも暫くトレーナーの好きにさせているが、暫しの間互いに無言になったと思うと、ゴルシが口を開いた。

 

「トレーナー、これまで世話になってきたけどよ……多分私のトレーナーをできるのってあんただけだと思うんだよ。だから……これからもずっと一緒で頼むぜ? ゴルシちゃんからのお願いなんだから、断るわけないよな?」

 

「え? ……ああ、うん。流石に他の娘への指導とか、チーム運営とかもすることがあると思うけど、基本的にはゴルシのトレーナーだよ、俺は」

 

「……おめーってやつは本当によー、ゴルシちゃんの一世一代の決心をよー」

 

「……え? どういう事?」

 

 呆れ顔になるゴルシに困惑するトレーナー。そんな二人を夜空の月が見つめていた。

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