ウマ娘耳かき小説   作:雨宮季弥99

286 / 290
アドマイヤベガで耳かきを書きました。

いやぁ、昔から書こう書こうと思って全然書けていませんでしたがようやく書けました。

アヤベさんの梵天は多分全ウマ娘達の中で一番ふわふわしているんだろうなと思う今日この頃です。


アドマイヤベガ

 ……あら、トレーナー、どうかしたの? ……そう、次のレースの為の下見として出張ね。わかったわ、私も同行するわ。

 

 ん? 何もおかしい事はないでしょ? その日程なら学園もお休みだし、私のレースだもの、私が見る必要があるでしょ?

 

 それに、目を離したら貴方……倒れそうだもの。気づいてない? 目の下に隈があるわよ。最近忙しいんでしょ? 私の為以外にも色々と仕事があるもの、仕方ないわ。

 

 ほら、こっちに来て頂戴。で、そこのソファーで横になって……じゃぁ、そのままちょっと待っててね。

 

 お待たせ……あら、その訝し気な目は何かしら? 手に持っているものが気になる? 単なる耳かきよ。ほら、少し頭を上げて頂戴、膝の上に乗せられないでしょ。

 

 よいしょっと。あら、何をするのかって……耳かきを持ってこの体勢なら耳掃除以外ないじゃないの、変な事を言わないで頂戴。これぐらいの事で恥ずかしがらないで。

 

 カリカリカリ……ゴリゴリ……ゴリッ……

 

 ガリガリ……ベリベリ……

 

 ……貴方、凄い汚れが溜まってるわ。これでよくこっちの声が聞こえるわね。人間ってなんでこんなに耳の手入れを疎かにするのかしら? それとも、貴方がズボラなだけ?

 

 そんなに汚れているのかって? 少し待っていなさい。

 

 ゴリゴリ……ベリベリベリ……ガリガリガリ……

 

 ガッガッ……ゴリッ……ベリッ

 

 ほら見なさい、黄色くて固くて大きくて……こんな耳垢がある耳が綺麗だって言えるの? わかったらおとなしく耳かきされなさい。

 

 ゴッゴッゴッ……ガリッ……

 

 ベリベリ……ズリズリ……

 

 固いけど、剥がれないようなものじゃなくて良かったわ。この調子なら掃除そのものは問題なく終わりそうね。あ、こら、まだ動かないで頂戴。痒い? この辺りかしら? あ、こっちなのね。じゃぁこの辺りを掻いて……収まったかしら? じゃぁ続きをしていくわよ。

 

 ペリペリ……ベリベリ……

 

 ズリズリ……ズズズ……

 

 薄い耳垢も取れたわね。これで……大体の耳垢は取れたかしら? ほら見なさい、こんなにいっぱい出たわよ。まったく、私の調子を気にするのなら、自分の体の調子も気にしなさいよ。自分が健康だからこそ、他人の健康にも気を遣えるものよ。

 

 まだ動かないで、細かい汚れも掃除するから。

 

 クルクル……クシュクシュ……

 

 ふわふわ……ふわっ……

 

 どうかしら? 私お気に入りの梵天よ。ちょっと値段は張ったけど、その分柔らかくて気持ち良いでしょ? でも寝ちゃダメよ。まだ反対の掃除が残ってるもの。

 

 よいしょっと……少し太ったんじゃないかしら? 疲れからの甘味の常食と言ったところ? だから、休息が大事なのよ。普段の貴方が私に口を酸っぱくして言っている事なのに。

 

 ゴリッ……ゴリゴリ……

 

 ガッ……ベリベリベリ……

 

 こっちも……固い……けど、粘り気のあるものじゃないから、剥がれだしたらすぐに……こう、ベリっと剥がれるわね。でも、大きいのもあるし、薄いのもあるし……溜まりすぎよ。

 

 ズリズリ……ズズズ……

 

 ペリペリペリ……ススー……

 

 薄いのもちゃんと取れたわ。でも、これだけ掃除したらやっぱり粉だらけね。梵天もちゃんとしてあげるから。

 

 ふわふわ……クシュクシュ……

 

 クルクル……ススー……

 

 これだけでも気持ち良いでしょ? ……って、あら、もう眠そうね。まだやりたい事はあったけど……良いわ、このまま寝て頂戴。この後の予定? 私は大丈夫よ、貴方は……そう、それじゃぁ、二時間後にはちゃんと起こしてあげるわ。だからそれまでゆっくり寝てなさい。良いわね?

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。