ウマ娘耳かき小説   作:雨宮季弥99

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タキスカから耳かきしてもらう話を書きました。

両耳を一度に耳かきされるというのは経験したことはないですが、一度経験してみたいですね。

この二人、私的にかなり書きやすいので、今後の登場頻度も高くなるかもしれません。


タキスカで両耳耳かき

 やぁ、起きたかいモルモット君。おはよう……いや、おそようのほうが正しいかな?

 

 本当、こんなに寝るなんて疲れが溜まってる証拠よ。

 

 ん? どうやら状況が理解できてないようだね。私達は君に用事があって来たんだけど、ノックしても返事はなく、ドアを開けたらそこに居たのは机に突っ伏して寝入っている君だったのだよ。

 

 それで、私とタキオンさんであんたをソファーまで運んだの。でも、このソファー背もたれ倒せたのね、知らなかったわ。

 

 所謂ソファーベッドだからね。さて、机を見させてもらったところ、君が寝入っていたのは私達への訓練メニュー、今後の予定等々……ともかく、私達に関する作業のせいなのだとわかったわけで。

 

 でも、私達、あんたに倒れて欲しいとかなんて思ってないのよ。だからこのまま寝てて欲しいんだけど……。

 

 ふむ、やはり仕事が残っているから起きると。やれやれ、こうも予想通りの反応では面白くないが、仕事を大切にする君の気持ちをないがしろにしたいとは思わない。だが、私達の気持ちをないがしろにされるのも面白くないのだよ。

 

 だから、これから私達であんたが安眠できるようにするから。仕事するのはそれからにしてよね。

 

 さて、というわけで早速始めよう。スカーレット君、道具の準備はできてるかな?

 

 勿論ですタキオンさん。はい、これがタキオンさんの分です。

 

 ああ、ありがとう。おや、不思議そうな顔をしてるね。なぜ耳かきなのかと? 君は耳かきが安眠効果等を発生させるという事を知らないようだ。ならちょうどいい、この機会に覚えておきたまえ。

 

 あんたのために私達で調べたんだから、感謝しなさいよね。

 

 そう言う事だ。さて、早速やっていこう。ああ、君はそのままの仰向けの体勢でいてくれたまえ。動くんじゃないぞ、動けば耳を傷つけてしまうかもしれない。

 

 そう言うわけだから、おとなしくしてなさい。じゃぁ、まずは耳をタオルでゴシゴシ……ゴシゴシ……

 

 温めたタオルで拭くことで熱を上げ、血流を良くすると同時に汗で汚れを浮かせるのだ。気持ちいだろ? ゴシゴシ……ゴシゴシ……

 

 ゴシゴシ……ゴシゴシ……

 

 ゴシゴシ……ギュッギュッ……

 

 タオルはこんなところかしら。それじゃぁ、次は綿棒で外側擦っていくわ。

 

 タオルで取り切れなかった粉を取っていくと同時に、ツボも押すのだよ。ウマ娘もトレーナーも健康第一だ。これぐらいしても良いだろう?

 

 ゴシゴシ……ギュッギュッ……ゴシゴシ……

 

 ザリザリ……ザリザリ……ギューッ……ギューッ……

 

 どうよ? 耳が赤くなってきたわね。熱を帯びてるのよ。

 

 これで耳の中も汗をかいて汚れが浮きやすくなってるだろう。さぁさぁ、耳の中をやっていこうじゃないか。

 

 えーと……んー……ちょっと見辛いわねぇ……タキオンさん、そっちはどうです?

 

 こちらも少々見辛いかな。どうやらトレーナー君の耳の穴は曲がっているようだ。スカーレット君、先端が光る耳かきを使いたまえ。

 

 わかりました。あ、これなら見やすい。んー……ゲッ、汚い耳垢があるじゃないの。なによこれ、ちゃんと耳の掃除してるの?

 

 まぁ、そう言わないでおこうじゃないかスカーレット君、人間はウマ娘より耳かきは重要じゃないようだからね。それに、これからは私達でやってあげればいいだけだ。そうだろう?

 

 ……それもそうですね。それじゃぁやってくから、おとなしくしてなさい。

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 ザリザリ……ズズ……ガリガリ……

 

 んー、黄色い小さい垢が固まってるのを少しずつ掻き出して……耳毛に引っかからないようにして……ザリザリ……ザリザリ……

 

 固いのは丁寧に耳から剥がしていくのが一番だろう。カリカリカリ……カリカリカリ……ふむ、剥がれてきたな、よしよし、ペリペリ……ペリペリ……

 

 ガザガザ……ガザガザ……ザリザリ……ズリズリ……

 

 カキカキ……カキカキ……ガリガリ……ガリガリ……

 

 んー、柔らかいのは大体取れてきたかしら。固いのは……ちょっとやりづらいわね。

 

 そこは根気よくやってあげようじゃないか。ほら、トレーナー君の顔を見てみたまえ、普段の真面目な顔がこんなに緩くなっているぞ。

 

 え……? わ、本当。ちょっとあんた、気持ちいいからってあんまりデレデレしてんじゃないわよ。ほら、あんたの耳垢、こんなに溜まってるんだから。

 

 はは、許してあげようじゃないか。それだけ気持ちいいという事なんだ。そして、気持ちよくしてあげてるのが私達なんだしね。

 

 そう……ですね、こいつがこんなに目が蕩けてるのも、私達のおかげなんですから。

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 ザリザリ……ズゾゾ……ベリベリ……

 

 これはいけないなぁトレーナー君。人間の耳は耳かきをしなくても耳垢が外に出るから耳かきはしなくても大丈夫……とは言うが、これは少々手入れを怠りすぎではないかね?

 

 本当、動画で出てくる汚い耳の中みたいじゃない。よくこれだけ耳垢を溜めれるわね、信じらんない。

 

 ゴリゴリ……ガリガリ……ガリガリ……

 

 ペリペリ……カリカリ……ペリペリ……

 

 ふふ、そうこう言ってる間に、粗方取れたようだ。耳垢栓塞のような大変な事になってなくてなによりだよトレーナー君。

 

 そうですね。ほら、こっちも大体取れたわよ。

 

 では、後は梵天で粉の掃除、ローションで耳のケアだ。

 

 ゴシュゴシュ……クルクル……

 

 ズボズボ……ゴシュゴシュ……

 

 さて、梵天も終わりだ。なんだ、物足りなさそうな顔をしてるじゃないか。でも、やりすぎはしないよ、トレーナー君。

 

 調子に乗るんじゃないわよ。ほら、次はローション塗るから、そのままでいなさい。

 

 ヌリヌリ……ヌリヌリ……

 

 グチュグチュ……ペタペタ……

 

 さて、ローションも塗り終わった。ではお約束だ。スカーレット君、どうせだから息を合わせてやろうじゃないか。

 

 はい、タキオンさん。せーの。

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

 どうしたトレーナー君、掃除したて、ローション塗りたての耳への息の吹きかけ。最高だろう?

 

 背筋がゾクゾクした? それって、褒められてるのかしら?

 

 さぁ、では最後だ。こうして両側から手を握って、子守歌を歌ってあげよう。なに、遠慮は必要ない。君が心地よく寝るためなんだから。

 

 抵抗なんかするんじゃないわよ。逃げようとしても、押さえつけてでも寝かせるんだから。

 

 そう言うわけだ。さぁ、おとなしく身を委ねたまえ。安心するんだ、私達は人バ一体、これも君への信頼の証だと思ってくれたまえ。愛バに囲まれて安らかに眠りに落ちる。トレーナー冥利じゃないか。

 

 タキオンさん……それじゃ死ぬみたいじゃないですか。

 

 おっと失敬。さぁ、眠りにつき給えトレーナー君。君がどんな寝顔をしていても私達は気にしないさ。

 

 そうよ、これでも私達、ちゃんとあんたの事信頼してるんだから。だから……。

 

 お休みトレーナー君、良い夢を。

 

 お休みなさいトレーナー。私達が傍に居るんだから、良い夢見なさいよ。

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