なんでしょう、最近ちょっと私の中でジャーニー熱が上がってるかもしれません。こういう娘が傍目からは揶揄っているように見えるが、実際はトレーナーにかなり熱を上げてる感じって好きじゃないですか? 私は好きです。
おや、トレーナーさん、お邪魔しています。
え、この格好ですか? 実は、先ほどゴールドシップさん達と共に行動しているときに水浸しにあってしまいまして……それで、衣類はそこで乾かしているのですが、それまでに着る物として、先日購入しなおしたこのスク水を着ているんです。
寮に戻るには少し距離があったので、一番近いトレーナー室にお邪魔しました。お邪魔なようでしたら失礼しますが……大丈夫なんですね、ありがとうございます。トレーナーさんはお優しいですね。
しかし……どうでしょうか? 前回のレースから日も空いている分トレーニングを積んだつもりですが、体つきに変化は見られますか? え、揶揄ってなんかいませんよ。普段からプールトレーニングで見慣れていらっしゃるでしょ? それに、私の体つきは女性としての魅力に欠けてますから。
そんなことない? 綺麗? ふふ……そんな事を言われてしまうと、照れてしまうじゃないですか。
そうですね。そんな嬉しい事を言ってくださったトレーナーさんには今回お邪魔しているお詫びも兼ねて、この格好で耳かきをさせて頂きたいと思います。ふふ、ご遠慮なさらず。ほら、こちらに来てください。
少し強引? だって、嬉しい事を言ってくださったんですから。逸る気持ちを抑えられないのですよ。それとも……お嫌ですか? そんな事はない? ふふ、知っていて聞きましたよ。
ではこちらに横になって頂いて……ふむ、少し耳垢が溜まってらっしゃいますね、ちょうど良かったのかもしれません。本日は香水もローションもないですがご了承ください。
カリカリカリ……カリカリカリ……
バリバリバリ……ベリベリベリ……ズリッ
この辺りから剥がして行って……上手く剥がれてきましたね。このまま匙を隙間に差し込んで……クイッと力をかければ、取れました。
次の耳垢も、同じ要領で取れそうですね。おや? トレーナーさん、耳が赤いですね。どうされました? もしかして夏風邪ですか? え、わかってて聞いているだろ? ふふ、ちょっと何を言っているかわかりませんね。
バリバリ……カリカリカリ……
ベリベリベリ……ベリベリベリ……
ほら、次の耳垢もちゃんと取れましたよ。このまま梵天をさせて頂きますね。
クルクル……クルクル……
ススー……ススー……
おや、思ったより細かい汚れがあったようですね。梵天がけっこう黄色く染まりましたね。ちゃんと拭いてと。おっと、どこへ行こうと言うのですか? まだお約束が残ってますよ?
ふ~……ふ~……
ふ~……ふ~……
トレーナーさん、逃げたらダメですよ。そんな、トレーナーさんが暴れるせいでこうしてしっかりと抑え込まなければいけなくなってしまったじゃないですか。トレーナーさんがいけないのですからね? ではもう一度。
ふ~……ふ~……
ふ~……ふ~……
ふふ、耳が更に赤くなってしまいましたね。では反対側をやっていきますから……あ、今回はお腹の方は向かなくて大丈夫ですよ……私だって、流石に恥ずかしいんですよ? 言わせないでください。
カリカリカリ……カリカリ……
バリバリ……ビリビリ……
おや? 耳の中に少し汗が浮いてますね。そんな、汗をかくほど恥ずかしかったですか? 大丈夫ですよ、私だって……ほら、汗をかくぐらい恥ずかしいと思ってるんですよ。お互い様ですね。
カリカリ……ビリビリ……
ベリベリ……ベリベリ……
汗のおかげで耳垢がふやけてきたのか剥がれやすくなってますね。痛みもなさそうなのもなによりですが……早く終わってしまうと少し寂しいですね。
それに……梵天も少し控えたほうがよさそうですね。湿った粉では梵天にうまく絡められないので。では、動かないでください。
ふ~……ふ~……
ふ~……ふ~……
短いですが、今回はこれでお終いとしましょうか。ああ、でも、トレーナーさんがこのままお昼寝されるなら私としてもやぶさかでは……起きる? そうですか……。
では、申し訳ありませんが服が乾くまでもう少しだけここで待たせて頂けますか? 上だけでなく、下着類も乾いてからでないと着れませんから……ええ、服で見えない位置にで乾かしていますので、お気になさらないでください。ちゃんと、乾いたら着ていきますから、ね。