ウマ娘耳かき小説   作:雨宮季弥99

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30作品を超え、満を持してスーパークリークの登場です。まさに王道、彼女失くしてウマ娘における耳かきは語れません。彼女の包容力なら存分に甘えても許されるでしょう。

いやぁ、ここまで長かった。私、頑張りました。半年以上週一更新してきました。だから。

もう、ゴールしても、良いよね?


スーパークリーク

 

 トレーナーさーん、耳かき、しましょうよ。

 

 え? なんでって? だってトレーナーさん、最近お疲れじゃないですか。なのに、いつも頑張ってらっしゃいますから、今日は私がたーくさん、甘やかしてさしあげますね。

 

 それに、トレーナーさん、いつも耳かきは自分でしてるって言って、私に耳かきさせてくれませんものぉ。やってあげたくてうずうずしてるんですよぉ。

 

 あらあら、逃げても無駄ですよトレーナーさん。逃げても抵抗しても、ウマ娘に勝てるわけないじゃないですか。さぁ、こっちに来てくださいね。

 

 うふふ、ここならもう逃げられませんよ。鍵もしっかりかけましたから、誰も入ってこれません。さぁ、諦めてくださいトレーナーさん♪

 

 うふふ、それじゃぁ早速中をかくに……あら。あらあら。これは……大変ですよトレーナーさん。

 

 何が大変か? だってトレーナーさんの耳の奥、耳垢で塞がってますもの。耳垢栓塞になってますね。このままだと難聴や耳閉感になってしまいます。

 

 これは……ちょっと本気で取り掛からないといけないですね。準備してきますから、トレーナーさんはここに居てください。動いちゃだめですよ。

 

 さぁ、お待たせしました。今回はちょっと集中して耳かきしますので……トレーナーさん、動かないよう、お願いしますね。

 

 まずは、普通に外側を掃除しますね。ちょっと熱いぐらいまで熱したタオルで耳をゴシゴシ……耳垢を取るためにも、多目に汗をかいてもらうほうがいいので、少し時間をかけて、汗をたくさんかいて貰いますね。

 

 ゴシゴシ……ゴシゴシ……

 

 グッグッ……ギュッギュッ……

 

 こうして、よーく擦っていって……それじゃぁ、次は耳かきでトレーナーさんの耳ツボを押して行きますね~。

 

 グッグッ……グッグッ……

 

 グッグッ……グッグッ……

 

 はーい、こうして耳の血流を良くして、汗をたくさんかいて貰って……では~、耳垢の周りから掃除していきましょうか~。

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 ペリペリ……ズズズ……

 

 ん~、周りを掃除してちゃんと見えるようになりましたねぇ。あ、痒いんですか? それでは、私のスカートを掴んでいてください。

 

 それでは、まずは剥がれそうなところがないか突いてみましょうかぁ。無理に剥がすと皮ごと剥がれちゃうから、慎重にしていきますね~。

 

 コツコツ……コツコツ……んー、表面は剥がれそうですから、このまま掻いて、剥がしていきますね・

 

 ガリガリ……ガリガリ……

 

 ゴリッ……ゴリッ……

 

 ガッ……ガリッ……ゴゾッ

 

 あ、表面が剥がれてきましたよ。このまま削っていって……ガリガリ……ガリガリ……

 

 は~い、表面が崩れましたよぉ。ほら、見てください。表面の削れたのだけで耳かきの匙部分ぐらい大きいですよぉ。

 

 こ~んな大きな耳垢ができるなんて……トレーナーさん、どんな耳かきしてたんですか~? ふふ、後でタップリ、教えてもらいますからね。

 

 さてと、表面は崩れましたけど……んー、これは、全部こり固まってるかもしれませんねぇ。一息に、全部取るほうが良いかもしれません。

 

 念入りに周りからカリカリカリ……と、耳から剥がしていって……動いちゃだめですよぉ。カリカリカリ……ザリザリザリ……

 

 あ、少しずつ剥がれてきましたね。少しずつ、左右から回しながらクルクルと……少しずつ浮かせていって……

 

 もう少しですよぉ。このまま、一気に根元から全部……引っ張り出して……・はい、取れましたー。

 

 ほら、見てくださいトレーナーさん。匙の部分どころじゃありません。1センチ以上あるかしらぁ。こんなのが耳の中にあったんですよぉ?

 

 え、一気に出されるのが気持ち良かった? もー、そんなのダメですよぉ。耳の中が詰まってるんですから、色んな体調不良の原因になるんですからね。

 

 まだ動いちゃだめですよぉ、根本は取れましたけど、まだまだ小さい汚れが残ってますから、それも掃除していきますねぇ。

 

 ザリザリ……ザリザリ……

 

 ズリズリ……ペリペリ……

 

 え? 耳垢が取れて私の声が良く聞こえるのが気持ちい? ウフフ、ありがとうございます、トレーナーさん。

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 ペリペリペリ……ズリズリ……

 

 ほら、見てくださいトレーナーさん、残っていた物を集めただけでもこんなに。これでもう、痒みは大丈夫ですか? ええ、良かったです。声もよく聞こえるようになって気持ちいい? ウフフ、それも良かったです。

 

 それじゃぁ。後はローションをしっかり塗りますねぇ。え、耳毛剃り? ダメですよぉ。あんな大きい耳垢がついてたんですから、耳毛剃りなんてしたらヒリヒリしちゃいますよぉ。

 

 ヌリヌリ……ヌリヌリ……

 

 グチュグチュ……ヌリヌリ……

 

 はーい、これでローションもしっかり塗りましたよぉ。耳垢が取れた部分が塗られると気持ちいい? ふふ、良かったですトレーナーさん。それじゃぁ、お約束していきますねー。

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

ウフフ、気持ちよかったですかぁ? もうトロトロですねトレーナーさん。それではぁ、反対側をもしていきましょうかぁ。

 

 えーと、こちらは……あらぁ、こっちも耳垢で塞がってますねぇ。両耳とも塞がってるから、気づかなかったんですねぇ。

 

 それではぁ、こちらの掃除もしていきますね~。

 

 耳の外側を温かくしたタオルでゴシゴシ……ゴシゴシ……

 

 外側を温かくした後は、ローションを中に垂らして、耳垢を徐々にふやかしていって……その間、手前側まで掃除して……

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……・

 

 はーい、そろそろふやけてきたと思うので、大物の掃除に取り掛かりますよー。

 

 ガリ……ガリ……ガリ……ガリ……

 

 これは……表面を崩すのも時間がかかりそうなので……一息に掻き出していきましょうかぁ。

 

 ゴリゴリ……ガリガリ……

 

 グッグッ……ズズ……ズズ……

 

 耳の肌から少しずつ剥がしていって……んー、グルグルと左右に動かして……もうちょっと……

 

 ガリガリ……ズズ……

 

 ズズズ……ゴシゴシ……ズズ……ズズズ……!

 

 はーい、塊が取れましたよー。割と簡単に取れて良かったです。本当に酷い時ですと、病院で処置してもらわないといけませんからぁ。

 

 では、残りの掃除をしていきますねぇ。

 

 カリカリ……カリカリ……カリカリ……

 

 ズゾゾ……ズズズ……ペリペリ……

 

 周りの小さい欠片とかも、元が大きいだけで、これだけで見ると普通に取れる耳垢ぐらい大きいですねぇ。トレーナーさん、痒くないですかぁ? 大丈夫なんですね。

 

 カリカリ……カリカリ……

 

 カリカリ……カリカリ……

 

 はーい、これで耳垢は全部取れましたぁ。ローションを塗っていきますねぇ。

 

 ヌリヌリ……ヌリヌリ……

 

 グチュグチュ……ズリュズリュ…・・・

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

 ウフフ、予告無しの息吹きかけは驚きました? ちょっとした悪戯ですよ。

 

 さてと。それでトレーナーさん? 自分で耳かきしてたのに、耳垢栓塞になったんですよね。なぜだかわかりますか?

 

 わからないんですねぇ。実は、自分で耳かきをすると、自分で耳垢や粉を押し固めてしまって、こうして耳垢で耳が塞がってしまう事があるんですよ。知らなかったんですねぇ。

 

 だから……トレーナーさんのお耳の掃除は私がしっかりやってあげますからねぇ。大丈夫ですよぉ、遠慮しなくても、ママに甘えていいでちゅからねぇ。

 

 うふふ、ダメでちゅよー、トレーナーさんは自分で耳かきしていてこうなったんでちゅから、今日からは私がしーっかり、トレーナーさんのお耳のお世話をしてあげまちゅからねー。


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