よートレーナー。元気してるかー?
おいおい、どうしたんだよなんだか疲れた顔してさー。このゴルシちゃんが構ってるんだぜー。
……えー? 最近寝不足なのかよー。駄目だぞー、健康は大事にしなきゃなー。
……よっし、ちょっと待ってろよー。このゴルシちゃんが、トレーナーを二度と目覚めないぐらいの眠りに誘ってやるからなー。
……よしよし、待たせたなトレーナー。んん? なんだよ、なーに身構えてんだよ? 耳かきするだけだぞー。
ほら、今日はサービスでこのゴルシちゃんの膝枕で耳かきしてやるから。あ? 私の耳かきは怖いだってー? おー、良い度胸だ、ぜってー寝落ちさせてやるかんな。
ほら、観念して頭置けってーの……まったくてこずらせやがって。おら、動くんじゃねーぞ。
あー? なんだよトレーナー、そんな汚れてもねーじゃんか。仕方ねーなー、耳ツボマッサージだなこりゃ。
ほら、まずは外側。耳には色んなツボがあって、外側にもいくつもあるんだぜ。一つ一つ丁寧に、耳かきでギュッギュっと押してると……おう、耳が熱くなってんだろ? 血流が良くなってる証拠だ。
ギュッギュッギュー。お? なんだなんだ、もうトロンとしてきてるじゃねーか。だらしない顔つきしてるぜー? よしよし、じゃぁ、次は耳の中やるかんなー。動くなよー?
まぁ、中はちょっと汚れてるし、先に取っちまうか。粉は綿棒でガサガサと擦り取っていって……小さい耳垢も一緒に取っていってやるぜー。ほーら、ガッサガサ、ゴーソゴソ。ちょっと長細い耳垢とかも、ペリペリッて剥がしていってやるぜー。
よーし、全部とれた。じゃ、耳の中に指突っ込む……あ? なんだよ怖がるんじゃねーよ、ほら、じっとしてろー。
よしよし、まったく、ゴルシ様に力で勝てるわけないだろ、じゃ、こっちの穴に指突っ込んで、そのまま外側の指と一緒に揉み揉み。揉み揉み。ギュッギュッと、指圧もしてくぜ。
お? 不思議そうな顔してるなー。これは耳の穴揉みって言ってな、これもツボ押すマッサージの一種なんだぜー。
ほーら、ちょっとばかし痛いかもしれないけど、徐々に気持ちよくなってんだろー。ゴルシちゃんにここまでしてもらえるなんて、トレーナー冥利ってやつだぜ。
んじゃ、反対側やるからなー。ひょいっとトレーナーひっくり返して……なんだよー、顔赤くしちゃってさ。そんなに私のお腹見るのが恥ずかしいってかー? じゃ、目瞑ってろー。
どれー? なんだぁ、別に汚れてもねーじゃん。つまんねーの。そんじゃぁ体勢変えるかー。ほら、横じゃなくて縦になれートレーナー。
よーしよし、縦に仰向けになったなー。じゃ、両耳に指突っ込んで、揉み揉み、揉み揉み。ほれほれー、ゴルシちゃんの指は暖かいだろー、気持ちいいだろー。こーして耳の敏感なとこ、グリグリ揉んでやるからなー。
揉み揉み。グッグッと耳の中を押して、血流を刺激したらあら不思議、どんどん疲労が取れてくんだってなぁ。どうよ? ゴルシちゃん博識だろー? 惚れてもいいんだぜトレーナー。
んぁー? おいおいなんだよ、トレーナーいつの間に寝てるんだよぉー。反応がないから全然気づかなかったじゃんか。まったく、ゴルシちゃんにかかったらトレーナーなんかあっさり骨抜きだなー。
……なんて、最近疲れた顔してたもんなぁ。もうすぐ大勝負だからってなんで私より気を張ってるのかねぇ。このゴルシちゃんのトレーナーなんだから、もっとドンと構えてりゃいいのによ。
……今日は特別なんだぞー。ゴルシちゃんの膝枕で寝れるなんてトレーナー冥利に尽きるんだから、精々幸せな夢見るんだぞトレーナー。起きたら、私の気が済むまで付き合ってもらうからな。