トレーナーさん、少々……宜しいでしょうか?
ありがとうございます……実は……お友達から聞いたのですが……最近、よく耳に指を突っ込んでおられるとか……
え……いえ、いつもお友達がトレーナーさんを見てるわけではないですが……それでも、よく見るぐらいには耳に指を突っ込んでいると……
はい……それで……日頃のお礼を兼ねて、耳かきをさせて頂きたいのです。
いえ……お気になさらないでください。トレーナーさんには……良くしてもらってますから……ダメ、ですか?
ありがとうございます……それでは……こちらへどうぞ。
ふむ……なるほど。確かにこれは……痒くなりそうです……早速……始めますね。
まずは、ウェットティッシュで耳を拭かせてもらいます……ゴシゴシ……ゴシゴシ……
ゴシゴシ……はい、粗方取れましたね……では、耳のツボを押しますね……ギュッ……ギュッ……
……私の指で触られると恥ずかしい……? そんな事を言われたら、私も恥ずかしくなりますから……どうかお控えください……。
ギュッギュッ……ギュッギュッ……耳の血流が良くなってますね……赤く……染まってきましたよ……
さぁ……ツボをギュッギュッとするのもこの辺りにしましょう……耳の中を掃除しますので……動かないでくださいね。
ん……まずは……この中途半端に剥がれてる……細い物を取りますね……カリカリカリ……ペリペリペリ……
ペリペリ……ズルズル……はい、まずは一つ目です……これが微妙に耳の中に引っ掛かっていたようです……。
それでは……次に取り掛かりましょう……次は……大きくないですね……カリカリ……カリカリ……
カリカリ……ペリッ……ズズ……ズズ……
はい、次も無事に取れました……これは……ちょっと色が濃いですね。少し長い間……あったのかもしれません。
トレーナーさんは……普段耳掃除はされない……のですね。わかりました……。
さぁ、次です……ガリガリ……ガリガリ……少し大きめの、固めの耳垢をガリガリガリ……
どうですか……? はい、力加減は大丈夫ですね。それではこのまま……ガリガリ……ガリガリ……
もう少しで……よし、あとちょっとで……はい、取れました。
はい……これで、耳かきはお終いです……え? これで終わりか……ですって? えっと……他に、何があるのでしょうか?
え……耳に息を吹きかけるのがお約束? そ、そんな……それは……恥ずかしい……です。
……わかりましたから、そんな目で……見ないでください。それでは……
ふ~……ふ~……
ふ~……ふ~……
……はい、これで、本当にお終いです。それでは……反対側をしていきますので……よいしょ。
下半身の方が勝手に浮いた……? ああ、お友達に手伝ってもらいましたので……それでは、こちら側を……
ゴシゴシ……ゴシゴシ……こちらも、粉がついてますので……ウェットティッシュでゴシゴシ……
トレーナーさん……外側も、お風呂上りにちゃんと拭いてくださいね? こういうところが……意外と見られるものですから。
ギュッギュッ……ギュッギュッ……綺麗になった外側を……マッサージして……ツボ押しして……ギュッギュッ……ギュッギュッ……
適度にほぐれて、汗をかいて貰って……ふやけ始めた耳垢を、掃除していきます。
カリカリ……カリカリ……ふふ、トレーナーさん……顔、にやけてますよ。そんなに気持ちいいんですか?
はい……嬉しいです。耳かきをしている甲斐が、あるというものです。
ガリガリ……カリカリ……ほら、もうちょっとで……取れそうですよ。カリカリ……カリカリ……
……はい、これでお終いです。こっちは……そんなに汚れていませんでしたから。
……で、では……最後……行きますね。
ふ~……ふ~……
ふ~……ふ~……
……これで、その……お終いです……お疲れ様でした……それでは、どいてもら……え? ええ?
そんな、そこまで……うん、わかった……トレーナーさん、どくのはやめて……このままお昼寝してください。
えっと……お友達が……耳かきの後はお昼寝までがセットだと……あ、動けないですよ……お友達が押さえてますので……
はい……観念してください……私も、恥ずかしいですから……抵抗しないで……。
……諦めてくれましたね。それでは、このまま……私の方を向いたまま……お休みなさい、トレーナーさん……良い夢を。