ウマ娘耳かき小説   作:雨宮季弥99

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カレンチャンで耳かき、女トレーナーバージョンとなります。

カレンチャンは男と女でトレーナーの呼び方も変わるので、今回は女トレーナー相手のカレンチャン視点を書いてみました。一からの再構成ではありませんが……。


カレンチャン(地の文あり、女トレーナー)

「んー。今日の投稿はこれで決まり♪ お姉ちゃんとのデート写真♪」

 

 今日、ウマスタに投稿したのはお姉ちゃんと一緒にお買い物した時の写真。お買い物って言ってもトレーニング用品を買いに行ったときのだから、炎上する心配もないし。んー、お姉ちゃん可愛いなぁ♪

 

「……あ、そうだ。お姉ちゃんの可愛いを堪能するためにも、耳かきしてあげよう」

 

 前にやった時から日も経ってるし、やってもいいよね。よーし、さっそくやりに行っちゃおうっと。えーと、この時間のお姉ちゃんはトレーナー室だったよね。早速道具を用意して出発しよっと。

 

「おねーちゃーん。居るー?」

 

 お姉ちゃんのトレーナー室に行ってノックすると、お姉ちゃんが出てきた。

 

「あれ? カレン、どうかしたの?」

 

「お姉ちゃん、耳かき、させて欲しいなぁ。良いでしょ?」

 

 私がお願いすると、お姉ちゃんはしばらくの間ぽかんとしてて……あ、起動した。

 

「あ……あ、あー……耳かきかぁ……えーとね。カレン、耳かきぐらいなら自分でできるし、そんなカレンが熱心にやる必要はないのよ?」

 

「えー? カレン、別に嫌だとかって思ってないよ? カレンがしてあげたいからしてるんだから」

 

 私が上目遣いでお姉ちゃんを見上げると、お姉ちゃんは顔を赤くして目線を逸らした。ふふ、可愛いなぁ、お姉ちゃん。

 

「だからね、私にも大人としての矜持があるから。担当ウマ娘にホイホイ耳かきしてもらうっていうのはねぇ……」

 

「でも、気持ち良いでしょ? お姉ちゃんが痛がってるとか嫌がってるとかならカレンもやらないけど……気持ちいいんだよね?」

 

「そ……それはそれ! これはこれなの!」

 

 もー、頑固だなぁお姉ちゃんは。仕方ないなぁ、それじゃぁ、奥の手を使っちゃうんだから。

 

「もー、そんなに言うなら、他の人の意見聞いてみるから、ちょっと待っててね」

 

「意見? いったい誰に……!? ちょ、ちょっと待って!」

 

 カレンがスマホに前に撮った耳かきの時の写真を出すと、お姉ちゃんが慌てて止めに入ってきた。

 

「これをウマスタに上げて皆から意見聞いてみるの。同性なんだし、問題ないよね♪」

 

「問題ありまくり! 大ありだから! 炎上しちゃうから!」

 

 慌ててスマホを奪おうとしてくるけど、お姉ちゃんなら片手で押さえられちゃうから、取られたりなんてしないもんね。

 

「それじゃぁお姉ちゃん。耳かき……させてくれるよね?」

 

「……わかったから。それをネットに上げたりは絶対にしないでね……」

 

 カレンの言葉にお姉ちゃんは渋々って感じで頷いたけど……そんなに渋々になら、今回でメロメロにさせちゃうんだから♪

 

「それじゃぁお姉ちゃん。早速やって行こっか♪」

 

 カレンはトレーナー室に入ると、ベッドの上に座って膝をポンポンって叩く。すると、お姉ちゃんもベッドの上に寝転がって、カレンの膝の上に頭を置いてくれた。

 

「あー……カレンの膝って……やっぱりすごい反発あるよね。なんていうかこう、筋肉みっちりって感じ」

 

「お姉ちゃーん。カレンをそう言う風にしたのは誰かなー? 酷い事を言うお姉ちゃんにはお仕置きだよ」

 

 気持ち良いって言ってくれたら良かったのに。そんな事を言うならこうだー。

 

「まずはー……ウェットティッシュでゴシゴシ……ゴシゴシ……あれれー? お姉ちゃんの耳たぶらへん、すっごいガサガサしてるよ?」

 

「う……そ、それは、昨日ちゃんと洗えてなかったからで……そ、そこは別に放っておいていいから」

 

 そう言ってお姉ちゃんは顔を赤くするけど……こんなの見つけたら放っておけないよね♪

 

「ダメだよ、お姉ちゃん。こういうところもちゃんと洗わないと。ほら、カレンが擦ると……ポロポロって垢が落ちてるよ」

 

「ヤ……カレン、恥ずかし……本当に恥ずかしいから……」

 

 えへへ、お姉ちゃん可愛いなぁ。もうちょっと苛めちゃおうかな。

 

「だって、カレンだって酷い事言われたんだよ。それならカレンもちょっとぐらい、言っても良いよね?」

 

「いや、本当やめて……謝るから、謝るから……本当に謝るから」

 

 んー、これ以上は流石に止めておこうかな。耳かきするのが目的だしね。

 

「しょうがないなー、お姉ちゃんは。それじゃぁ今回は許してあげるね。じゃぁ、そろそろ耳かき始めよっか」

 

 話している間に裏側、外側の掃除は終わったから、いよいよ中をやっていくよ。んーと、耳の中は……けっこう汚れてるなぁ。

 

「お姉ちゃんの耳の中は掃除のし甲斐がありそうだよ。カリカリカリ、カリカリカリ……んー、やってると、なんだか楽しくなってきちゃう♪」

 

「えーと。カレン、耳かきが楽しいなら、他の子にしてあげるのはどうかな? ほら、カレンなら友達も多いし、やってあげたらみんな喜ぶんじゃない?」

 

「むー。カレンはお姉ちゃんに耳かきしてあげるのが一番楽しいんだよ。言わせないでよ恥ずかしいなぁ」

 

 ちょっと頬を膨らませながらお姉ちゃんのほっぺをむにむにと突きながらそんな事を言うと……えへへ、お姉ちゃんの顔、赤くなっちゃった。

 

「赤くなったお姉ちゃんの顔、可愛いなぁ♪ それじゃぁ、もーっと耳かきをしていくね。カリカリカリ……カリカリカリ……♪」

 

 耳元に顔を近づけて、カリカリカリ……って呟きながら掃除をしてあげる。小さいのも大きいのも、ちゃんと全部掃除するからね。

 

「おおお……カ、カレン……あんまり囁かれると……ちょっとぉ……」

 

「えー? ダメだよお姉ちゃん。掃除して綺麗になったお姉ちゃんの耳が一番に聞くのは、カレンの声なんだから」

 

 そう囁きながら掃除を続けていってると……もう粗方のは取れちゃった。もうちょっとゆっくりやれば良かったなぁ、残念。

 

「はい、これで大体の汚れは取れたよ。それじゃぁ次は、梵天でふわふわーってしてあげるね」

 

 耳垢が取れてちょっと赤くなっているところを中心に、梵天でふわふわー、クシュクシューって掃除してあげると、お姉ちゃんの口から柔らかい息が漏れ出て……もっと聞いていたいなぁ。

 

「ん……んん……ふぅ……」

 

「気持ちいい? それじゃぁ次は、保湿ローションでケアしていくね」

 

 ひんやりとしたローションを綿棒に付けて、お姉ちゃんの耳の中にヌリヌリ~ヌリヌリ~♪

 

「ヌリヌリ……ヌリヌリ……えへへ、冷たくて気持ち良いでしょ?」

 

「んー……気持ち良いけど……あんまり耳の中にこういうの塗ったことないから、まだ慣れないかなぁ」

 

「それじゃぁ、今日からもーっと、慣れていってね♪」

 

 これからも耳かきではローションを使っていくから、ちゃんと慣れてもらわないとねー。

 

「はい、ローションもこれで塗り終わったよ……お約束の、ふ~……ふ~……」

 

「あひ……ひゃぁぁぁぁ……」

 

 ふふ、息を吹きかけるとゾクゾクってさせて、お姉ちゃん可愛いなぁ♪

 

「えへへ、お姉ちゃんのこうした可愛い姿、知ってるのがカレンだけって考えると楽しいなぁ♪」

 

「……私は恥ずかしくてそれどころじゃないよ……心臓が持たない……」

 

「えへへー、照れちゃうお姉ちゃん可愛いなぁ♪ それじゃぁ反対側もやっていこうね」

 

 そう言ったらお姉ちゃんが体を起こそうとしたから、お姉ちゃんの体の下に手を差し込んで、そのまま体の動きに逆らわないようにコロン、とお姉ちゃんを引っくりかえす。えへへ、お姉ちゃんの顔をカレンのお腹に向けちゃった。

 

「それじゃぁお姉ちゃん、こっち側の耳かきやっていくね」

 

「待って待って待って、この体勢だとカレンの腹を見ちゃうから、反対方向で……」

 

「ダーメ。文句なんて言わないで、このまま耳かきしちゃっていくよー」

 

逃げようとするお姉ちゃんを抑え込んで……さぁ、掃除掃除♪

 

「ウェットティッシュで、外側裏側をゴソゴソゴソ♪ あー、ティッシュが黄色くなっちゃった。こっちも掃除できてないねー、お姉ちゃん」

 

 ウェットティッシュの汚れた部分を見せてあげると、お姉ちゃんは視線を横にずらした。

 

「だから、恥ずかしいからあんまり言わないで……次からは注意するから」

 

「次からは~~……は、やらない人の常套句だよ?」

 

「やめてカレン。その正論は私に効く」

 

 お姉ちゃん。効くんだったら、注意したほうが良いとカレンは思うんだけどなー。

 

「穴の中をカリカリカリ……カリカリカリ……小さいの~♪ 大きいの~♪ ぜ~んぶカリカリ取っちゃうねー♪」

 

「あふ……あっ……あっ……あっ……」

 

 お姉ちゃん、すっごい悶えてる♪ やっぱり楽しいなぁ♪

 

「耳垢が取れたら、梵天でコシュコシュー♪ シュッコシュコ♪ 細かい汚れも絡めとっちゃえー」

 

「ひゃうううう……やっぱり梵天はこう、ゾクゾクってしちゃうなぁ……」

 

 梵天で悶えてるお姉ちゃん♪ 可愛いなぁ、食べちゃいたい♪

 

「最後にローションでぬるぬる~♪ ねちょねちょ~♪」

 

「ぬぐぅ……耳の中がぬちゃぬちゃになると……これはこれで気持ち良い……」

 

 えへへ、最後は~……楽しい楽しい息吹きかけだよー。

 

「ふ~……ふ~……はーい、これで耳かきお終いだよ、お姉ちゃん」

 

「ふぅ……ふぅ……や、やっと終わった……じゃ、じゃぁ、私はこれで……」

 

 顔を離したらお姉ちゃんが逃げようとしたから頭を押さえて逃げれないようにする。どこに行こうと言うのかね? 逃がさないよ。

 

「あれれ~、どこに行こうと言うのかね? 耳かきは終わったけど、お約束はまだだよ、お姉ちゃん♪」

 

「いや、ちょ……ま、待って、本当に待ってカレン。も、もう流石に限界が……」

 

「限界なの? それじゃぁ、なおさらお昼寝して、体力回復しないといけないよねー」

 

 そう言って逃げようとするお姉ちゃんの頭を押さえてカレンのお腹に押し付ける。ぜーったいに逃がさないから♪

 

「ムグッ……! カ、カレンッ! この体勢はまずい! マズいから!」

 

「それじゃぁ、もう逃げないかな? 逃げるつもりならずーっと押し付けちゃうよ」

 

「わかった、わかったから……! お願い、放して……!」

 

 ジタバタ暴れるお姉ちゃんの懇願にカレンは少し手を離すと、お姉ちゃんはお腹から顔を離して、それから少し深呼吸をしてたと思うと……あ、目を閉じてくれた♪

 

「お姉ちゃん♪ 今日はお姉ちゃんが寝るまで……カレンがずっと囁いてあげるからね♪ カレンの生ASMRをタップリ堪能してね♪」

 

耳元でそう囁いて、逃げようとするお姉ちゃんをもう一回抑え込む。ダメダメ、逃がさないから♪

 

「大好きだよ、お姉ちゃん♪ 大好き……大好き……大好きなお姉ちゃん、お昼寝しよう♪ カレン、一緒にお昼寝したいな♪」

 

「やめ……カレン、本当、マジで止めて……脳みそがおかしくなる……! 頭がカレンで埋まっちゃう……!」

 

「おかしくなってもいいよ♪ カレンがずっと一緒だから。一緒にお昼寝しよう♪ 今はぜーんぶ忘れて、カレンだけ感じて欲しいな♪ 大好き、大好き、大好きなお姉ちゃん♪」

 

「ひゃああああああっ」

 

 暫くの間こうして囁いてあげてたけど、お姉ちゃんが本気で止めてくれって言い出したから、仕方なく囁くのを止めて様子を見てたら、そのまま寝てくれたからヨシとしようかな。

 

「……大好きなお姉ちゃん、カレンはずーっと、お姉ちゃんの愛バだからね♪」

 

 眠りに落ちたお姉ちゃんの頭を撫でながら、カレンは心から満足しながら、お姉ちゃんが起きるのを待ち続けるよ。だって、起きるまで一緒に居るのがお約束だもんね。

 


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