なんだかんだで相性の良い二人ですし、この二人に挟まれて耳かきされたら魂昇天しちゃうんじゃないでしょうか? そう思う今日この頃です。
おー、トレーナー起きたかー? いつまでも寝てるから、ゴルちゃん暇で暇でなかったぜ。
まったく、強引にトレーナーさんを拉致しておいて好き勝手言いますわね……ああ、そうですのトレーナーさん、私も彼女に付き合わされた口ですわ。
そんな事言うなよー。マックちゃんだって合意したじゃねーかよ。こいつの耳かきをするってな。
それはそうですが……ええ、そうですわトレーナーさん。今回はゴールドシップさんと一緒に、貴方の耳かきを行いますの。
えー? 理由なんてどうでもいいじゃんか。私らがやりたい。それだけで十分だぜ。
まぁ、真面目な話をしますと、最近のトレーナーさんはお疲れのようですから、二人で耳かきをして差し上げようと思ったのですの。
なんだよー、アッサリネタバレされちゃったぜ。はぁ? 疲れたら耳かきしてそのままお寝んねするのはゴルゴル星じゃ常識だぜ。おら、逃げようとするんじゃねえよ、おとなしくしやがれ。
この状況から逃げられるとは思わないでくださいまし。ほら、おとなしくしてください。
そうそう、おとなしくしてればいいんだぜ。じゃぁマックちゃん、やっていこーぜー。
ええ。それでは、まずはトレーナーさんの耳を温めたタオルでゴシゴシ……ゴシゴシ……
ギュッギュッとな……おいおいトレーナー。これだけで気持ち良さそうにしてんじゃねーよ。そんなんじゃ耳かきしてる時には溶けちまうぜ。
あら、良いじゃないですか。トレーナーさんはいつも気を張っていらっしゃるのですから……たまには溶けて頂きましょうか。
お、良い事言うじゃんかよ。ほらトレーナー。どうよ、私達二人からギュッギュッ……グッグッ……モミモミ……ほれほれ、ツボを押されて、耳がジワーッて温かくなるのが気持ち良いだろー。
温めたタオルで拭かれた後のツボマッサージは私もお気に入りですの。疲れがそのまま溶けて行っているような……そんな感覚ですものね。
グリグリ……ギュッギュッ……グーッ
モミモミ……グリグリ……モミモミ……
おーおー、目がトロンって溶けてきてるじゃねーか。へっへっへっ、体は正直だなぁトレーナー。こうして疲れ目やストレスに効くツボを押されて……こんな顔を他の連中が見たらどう思うだろうな?
ふふ、こうしてマッサージを続けるのも悪くないですが、そろそろ耳かきを始めましょうか。
お、そろそろ良い感じだし、耳かき始めっか。ほれ、マックちゃんの分の耳かきだぜ。
ええ、ありがとうございます。さて……それでは耳かきを始めますわ。動かないように注意してくださいませ。
んー……小さい耳垢から始めて行くぜー。カリカリ……お? 存外固いかな。
カリカリ……カリカリ……ふー、ちょっと手間がかかりそうですわね。
カリカリカリ……カリカリカリ……
ガリガリガリ……ゴリッ……ゴリッ……
ふー、小さい耳垢でも妙に固いじゃねーか。トレーナーの性根みてーな耳垢だな。
そうですわね、トレーナーさんは普段から言った事を中々曲げない人ですし……でも、そんなトレーナーさんだからこそ、疲れが溜まってるんだと思いますわ。
だよなー、ゴルちゃんが気晴らしに色々してやってるってのに反応が悪い時もあるもんなー。
それは貴女が疲れさせているのではないのですか? ……じゃぁ、その疲れも込みで、癒して差し上げますわ。
ガザガザ……ゴゾゴゾ……ベリッ
ペリペリ……ペリペリ……ゴゾゾ……
おーしおし、耳垢が順調に取れてきたぜ。しかしまぁ、明るい所で見ると汚ねーなぁ。黄色く変色してるじゃねーか。
そうですわね、小さくても固くてゴツゴツしてて……中々に取りづらいですわ。ガリガリガリ……と。
まぁ、と言っても二人がかりで両耳をやってんだ。ほれほれ、こっちはもうすぐ終わりそうだぜ。マックちゃんのほうはどうよ?
ええ、こちらも順調に進んでますわ。このままなら程なく終わらせますわよ。カリカリカリ……。
おー、なんだなんだー。マックちゃんの囁き効くたびに顔が溶けてるじゃねーかよ、ゴルシちゃんの声でも蕩けやがれー。カリカリカリ……ボソボソボソ……。
ガリガリガリ……カリカリカリ……カリカリカリ……♪
ボゾボゾ……ゴリゴリ……カリカリカリ……♪
あらあら、声だけでも溶けてしまいましたわねトレーナーさん。
あーあー、疲れが溜まってる証拠だぜトレーナー。耳かきは毎日はできねーけど、これなら毎日してやっか?
流石に毎日は困りますわ。さて……ああ、耳垢は大体取れたみたいですわね。ゴールドシップさんの方はどうですか?
お、こっちもバッチシだぜ。じゃぁ、次は梵天やっていくぜ。ほれ、マックちゃんの分だぜ。
ありがとうございます。それではやっていきましょうか。
クールクル……ボゾボゾ……グルグルグル
クシュクシュ……サラサラ……ズゾゾ……
耳かきで擦って熱くなった部分を柔らかい梵天でコショコショーッ……とやさしーく撫でてやって……
クルクル……ボソボソ……ガザガザ……
ゴシゴシ……ゴシゴ……ふ~……
ちょ、ゴールドシップさん!? 何をしてるのですか!
いや、驚くかなぁと思ってつい。
ついじゃありません! 驚いたトレーナーさんが動いて、危うく耳の中を傷める所でしたのよ!
悪いってマックちゃん、トレーナー。ほら、マックちゃんのほうも、もう梵天は終わっただろ? 息の吹きかけやろーぜ。
まったく……仕方ありませんわね。それではトレーナーさん、失礼しますね。
ふ~……ふ~……
ふ~……ふ~……
どうでしたか? 二人での息の吹きかけは。背筋がゾクゾクってしませんこと?
おう、体が動いてたからな、気持ち良かったんだろトレーナーよ。さて、それじゃぁ耳かきはその辺にしておこうか。じゃぁ、後は……。
こうして二人で手を握って……子守歌を歌いますから、トレーナーさんはこのままお休みください。大丈夫ですわ、明日から、私もゴールドシップさんも、ちゃんとトレーニングはしますから。
ほれほれ、マックちゃんと一緒に左右からギューッと抱きしめてやるからな。私らにサンドイッチにされるなんて、トレーナー冥利に尽きるってもんだろ。
誤解を招きそうな事を言うのはやめてくださいゴールドシップさん。でも……今日の所はおとなしくこのまま寝てくださいね、トレーナーさん。
おう、私らが子守歌も歌ってやるからな。
……お、寝たみたいだなマックちゃん。
そうですわね……トレーナーさん、いつもお疲れ様ですから……このまま、おとなしく寝てもらいましょう。
おう……起きたらちゃんと構ってくれよトレーナー。私だってかまってもらえなかったら寂しいんだから。