ウマ娘耳かき小説   作:雨宮季弥99

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着物のグラスワンダーで耳かきを書きました。こちら、諜報員二号様(user/87422447)からのリクエストとなります。

やはりこういう行事にグラスワンダーはよく似合いますね。彼女なら今の私達も知らないような古式なやり方での正月や初詣なんかも知っていて、体験させてくれるかもしれません。


グラスワンダー(着物)

 トレーナーさん、明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いしますね。

 

 どうですかぁ? この着物、トレーナーさんの好みに合わせて誂えてみました。似合いますかぁ?

 

 うふふ、ありがとうございます。トレーナーさんにそう言って貰えるととても嬉しいですよ。

 

 さぁトレーナーさん、初詣に参りましょう。え、友達と行かないのかって? もう、野暮な事を言うトレーナーさんにはプンプンですから、強引に連れて行きますね。ほら、行きますよ。

 

 あ、ごめんなさい、身支度がまだでしたね。では、中で待たせてもらいますので。あ、お茶等はお構いなく、こちらでトレーナーさんの分も用意しますから、身支度を整えてください。

 

 あ、着替えは終わりましたか? では、お茶を飲んで一息ついて……それから初詣に参りましょうか。ふふ、今年のおみくじは何を引くんでしょうねぇ。

 

 

 

 楽しかったですねぇ、トレーナーさん。お参り、お守り、おみくじに御神酒。これぞ日本の初詣ですねぇ。そして、心地良い疲れと共にお部屋に戻ってきましてと……。

 

 さてと……それでは初詣も終わりましたし、一緒にお節を食べましょう。こちらをご用意しましたので、どうぞお召し上がりください。

 

 どうですかぁ? え、懐かしい味がする? はい、これはトレーナーさんのお母さまから教えて貰ったレシピで作りましたから。

 

 何時教わったか……ですか? 以前学園祭に来られた時に意気投合しまして、ちょくちょくご連絡させてもらっているんです。それで、この間トレーナーさんにお節を作ってあげたいと申し出たところ、レシピを教えて頂けたんですよ。

 

 はい、トレーナーさん。大好物だと聞いている黒豆ですよ。はい、アーン。

 

 え、お皿も持つのかって? 手皿はマナーが悪いですし、黒豆にはお汁が付いてますので。はい、そんな事で話を逸らしてもダメですよ。アーン。

 

 うふふ、美味しそうに食べるトレーナーさんを見ていると、作った甲斐があるという物です。ささ、もっと食べてくださいな。お屠蘇も、お母さまから教えて貰った、お好きな日本酒を用意していますよ。

 

 

 

 さて~、お食事はこの辺りにしておきましょうか。お粗末様でした。お皿等はこちらで片付けますので少しお待ちくださいね。

 

 それではお皿も片付きましたので……トレーナーさん。新年初の耳かき、していきませんか?

 

 ほら、年末は色々と忙しかったですし、パッと見の身だしなみは大丈夫でしたが……ほらぁ、横から見ると粉が付いてるのが良く見えますよ。

 

 ですから、このまま耳かきをしちゃいましょう。今日はお休みですし、ただ寝るだけではなく、リラックスして頂きたいのです。

 

 さぁさぁ、ベッドに座っていてください。準備をしますからぁ。

 

 はい、お待たせしました。それでは隣に失礼して……どうぞ、頭を置いてくださいな。着物が汚れる? 大丈夫ですよ、着物のお手入れの仕方もちゃんと勉強してますからトレーナーさんは気にしないでください。ほら、早く早く。

 

 はい、ちゃんと頭を置いてくれましたね。それでは失礼しますね。

 

それでは、まずは少し伸びてきている耳毛を剃っていきますので、動かないでくださいね。動きたくなったら一言、声をかけてください。

 

 ショリ……ショリ……

 

 ショリ……ショリ……

 

 伸びてはいますけど、特に濃いわけではないので、力を入れなくても大丈夫ですね。耳の淵も、窪みもショリショリショル……痒くはないですか? 大丈夫ですか? それではこのまま続けますね。

 

 ショリショリ……ショリショリ……はい、これで外側の耳毛剃りはお終いです。では、剃った毛が落ちる前にウェットティッシュで拭きとっていきますね。ゴシゴシゴシ……ゴシゴシゴシ。

 

 それでは~、次は中をしていきますねぇ。中の耳毛も剃っていきますから。じっとしていてくださいね。

 

 プチプチ……ショリショリ……

 

 ショリショリ……プチプチ……

 

 少し濃いめの毛をショリショリショリ……プチプチプチ……うふふ、初めてやった時にはくすぐったそうにされてましたけど、慣れちゃいましたね、トレーナーさん。逆に……これをしないともう物足りないんじゃないですか?

 

 さぁ、どういう意味でしょうね? ささ、耳毛も剃り終えたので、耳垢の掃除をしていきますよ。

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 ガリガリガリ……ザリッ……ベリッ……

 

 奥の方に大きいのが眠ってますね。深めに耳かきを差し込んで……クイッ、クイッと梃子の原理で剥がしていって……はい、取れましたぁ。

 

 ん~……後は特には無さそう……ですね。では、剃り落とした耳毛や、細かい粉などを綿棒でザリザリ~……ザリザリ~……と絡めとっていきましたぁ。

 

 あら、早すぎましたか? ん~……でも、無駄な時間をかけるというのもあれですので。ほらほら、ローションを塗っていきますから、おとなしくしてくださいね。

 

 ぬりぬり……ぬるぬる……

 

 ぬちゃ……ぬちょ……

 

 はい、これでローションも塗り終わりましたので。

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

 うふふ、どうですか? 耳毛を剃って、ローションも塗って、敏感な耳の中にほそ~い息を吹きかける……もっとやってあげてもいいんですよ?

 

 あら、本当にリクエストするなんて、欲張りなトレーナーさん♡

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

 はい、これでお終いです。ささ、反対側を向いてください、そっちも残ってますからね。

 

 コロリン、と回っていただいて……帯が固いですか? では、帯を解きましょうか? 帯を解いて……めくれたお腹に顔を埋めたいですか? ……うふふ、冗談ですよ。

 

ささ、こちら側の耳かきをしていきま……あらぁ、もうお眠ですか? ダメですよ、ここで寝ちゃうのは……少し痛い目を見たら目が覚めますか?

 

 うふふ、冗談ですよ。トレーナーさんに痛い目になんかするわけないじゃないですか。さぁ、耳かきを始めますよ。

 

 外側の縁や窪みに至るまで、耳毛を剃刀でショリショリショリ、ショリショリショリ。

 

 剃り落とした耳毛をウェットティッシュで粉と一緒にゴシゴシゴシ、ゴシゴシゴシ。

 

 耳毛剃りの時に落とし切れてない耳垢を耳かきでカリカリカリ、カリカリカリ。

 

 耳かきが終わったら綿棒で細かい汚れや耳毛をゴシゴシゴシ、ゴシゴシゴシ。

 

 掃除が終わったらローションをぬりぬりぬり。ぬりぬりぬり。

 

 最後は息をトレーナーさんの耳の中にふ~……ふ~……。欲張りなトレーナーさんには更にふ~……ふ~……

 

 はい、これで耳掃除はお終いです。うふふ、新年早々、可愛いトレーナーさんの顔が見れたのは嬉しかったです。それに……これで正夢になりましたしね。

 

 ああ、実は今朝の夢は着物姿でトレーナーさんに耳かきをする夢だったんですよ。ふふ、正夢にできて良かったです。

 

 さ、トレーナーさん。このままお眠りになりましょう♪ いつも忙しいのですから、たまにはこうしてゆ~っくりと、お休みして……英気を養いましょう。

 

 うふふ、目を閉じて寝息を立ててるトレーナーさんが可愛いですね。トレーナーさん、今年一年も宜しくお願いしますね。

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