ウマ娘耳かき小説   作:雨宮季弥99

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エイシンフラッシュで耳かきを書きました。両親にその気があるだろうという事で公式的にもトレーナーと引っ付く可能性が十分あり得る彼女の耳かきと言うのは一度味わってみたいですね。

こちら、dioxin様(https://syosetu.org/user/240756/)からのリクエストとなっております。これにて無事に先日の活動報告にあるリクエスト募集にて応募いただいたリクエストは全て書き終えることができました。リクエストを頂けたことに感謝しつつ、これからも書ける範疇でのリクエストを受け付けておりますので、リクエストお待ちしております。


エイシンフラッシュ

 トレーナーさん、こちらにいらっしゃいましたか。探したんですよ。

 

 理由ですか? それはトレーナーさん自身がよくご存じではないのですか? 最近、トレーナーさんの予定を守れない事例が多くなった事に対してです。

 

 謝罪は結構です。トレーナーさんが私の為に色々と動いているがゆえに遅刻したり予定がキャンセルされていたりは知っていますので。

 

 しかしながら流石に私自身の事をないがしろにされている感が強いのと、トレーナーさんの疲労への心配もあります。その為、今日のトレーナーさんの予定は私と一緒に休息を取る事。に変更しています。

 

 あ、もう根回しは全て終わっていますので、心配は必要ないですよ。ささ、こちらに来てください……何を抵抗しているんですか? 人間がウマ娘に勝てるわけないじゃないですか。無駄な抵抗は時間の無駄です。

 

 ……ふぅ、ようやくおとなしくなってくれましたね。さて……まずトレーナーさんに必要なのは休息です。美味しい物を食べるのも、遊ぶのも、全ては寝不足が解消されて体力が満ちてこそ楽しめるものです。

 

と言うわけで……はい、まずはベッドに横になってください。あ、枕は要らないのでどかしますね。はい、私の膝枕に頭を置いてください。ほら、無駄な抵抗はしないでください。

 

 さて。それではトレーナーさんも諦めてくれたことですし……気持ち良く寝てもらうためにもこれから耳かきを始めていきます。

 

 と言うわけで……なるほど、日本の方の耳垢は確かに粉っぽいんですね。ドイツ人の耳垢はもっとドロッとしているので、違いがはっきりとしていますね。

 

 それでは始めていきますね。えーと……まずは外側を……綿棒で擦って粉を落としていくんでしたね。

 

 ザリザリザリ……ザリザリザリ……

 

 ザリザリザリ……ザリザリザリ……

 

 なるほど……こんなに粉が出てくるとは。これは確かに耳掃除と言う文化が根付いておかしくないですね。

 

 ザリザリ……ザリザリ……

 

 ふふ、トレーナーさんが気持ち良い表情をしていますから、時間を削って情報収集した甲斐があります。さて……それでは外側はこの辺りにしておきましょう。それでは中を見ていきますね。

 

 なるほど……人間の耳の中を生で見るのは初めてですが……ウマ娘の耳の中とはやはり違いますね。とは言え勉強はしてきましたから、安心して身を任せてくださいね。

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 軟骨までの部分をカリカリカリ……と掻いていって……なるほど、耳垢がよく取れますね。大体が粉ですが、小さい塊も……取れますね。

 

 さて、それでは軟骨の少し奥側をしていきま……ん? なんですかこれは。カリカリ……カリ……? え、大きい……!

 

 トレーナーさん、動かないでくださいね……ズリズリ……ズリズリ……ふぅ、無事に取れましたけど……。

 

 ほらトレーナーさん、見てください。まるでえんぴつの削りカスのような薄くて大きい耳垢が……! こんな耳垢が出てくるなんて……トレーナーさんの耳の中はどうなっているんですか?

 

 ……いえ、これもトレーナーさんが私の為に色々としてくれていたからこそ。気を取り直してしっかりとトレーナーさんの耳の掃除をしていきましょう。

 

 サリサリサリ……カリカリカリ……

 

 ガリガリガリ……ガリガリガリ……

 

 流石に最初程の耳垢はもうないですね。残りは小さい塊や欠片ばかりで……これならすぐに掃除を終わらせられますから……あ、もう眠くなってますね?

 

 まだ反対側が残ってますから、まだまだ起きていてくださいね。耳の中に耳かきを入れたまま寝返りを打った時にどうなるか……わかりますよね?

 

 はい、物わかりの良いトレーナーさんは大好きですよ。さぁこのまま……ええ、このまま私のお腹の方を向いてください。大丈夫ですよ、誰にも言いませんから。ほら、早くしてください、時間の無駄です。

 

 ええ、物わかりの良いトレーナーさんは大好きですから。膝枕から落ちないようにしっかりとお腹の方に寄せて……と。さぁ始めますよ。

 

 また外側から綿棒で掃除をしていきますね。

 

 ザリザリザリ……ザリザリザリ……

 

 ゾリゾリゾリ……ゾリゾリゾリ……

 

 ふぅ、外側の掃除はこの辺りで一段落して……更に中の方を確認していきます。

 

 ……流石にあの大きい耳垢みたいなのはありませんね。では、一つ一つ確実に掃除していきましょう。

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 カリカリカリ……カリカリカリ……

 

 ふぅ、こちらは順調に掃除が終わりました。……どうしました? 一瞬体が震えて……ああ、なるほど、そう言う事ですね?

 

 それでは……ふ~……ふ~……ふふふ、トレーナーさんったら、耳が弱いんですね。あら、逃げたらダメですよ。

 

 ふ~……ふ~……

 

 ふ~……ふ~……

 

 うふふ、普段は一所懸命なトレーナーさんがそんなに身震いしちゃって。可愛いですね。折角ですしそんな可愛いトレーナーさんを見ていたいですが、この辺にしておきましょうか。

 

 ふふ、だってトレーナーさん、目がトロンとしてるじゃないですか。眠いんですよね、大丈夫ですよ。膝枕から落ちないようにしっかり支えていますから、力を抜いて、ゆっくり休んでください。起きたら……美味しい物でも食べに行きましょうか? それとも、何か楽しい物でも買いに行きましょうか?

 

 今日は一日ゆっくりして……明日から、また頑張りましょうね。

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