マイナーな組み合わせではありますが、なんだかんだで良い組み合わせだと思うんですよね、この二人。もっとこの二人の作品が増えて欲しい今日この頃です。
トレーナーさん。今時間ありますよね? 予定は確認済みですから、時間があるのは知ってますよ。
あの……トレーナーさん? フクキタルと私を見て少し後ずさるのはどうしてですか?
嫌な予感がする? いやいや、私達はシラオキ様のお告げ通りに行動しているだけですから、トレーナーさんが後ずさりするような事は何もありませんよ……あ。逃げましたよスズカさん!
任せて……えいっ! もう……私より早いわけないじゃないですか、もう。
さぁスズカさん、連行しましょう。これを機会にトレーナーさんにもシラオキ様の予言の大切さをわかっていただかなければなりません!
それは正直どうでも良いんだけど……トレーナーさん、逃げられませんからね、おとなしくしてください。
さぁさぁトレーナーさん。このままベッドに寝転んでいてくださいね。大丈夫ですよ、痛い事なんてしませんから。
そこは大丈夫ですよトレーナーさん。は、このまま横になってもらって……でもフクキタル、本当にするの? 私、まだ恥ずかしいんだけど。
何を言うんですかスズカさん! これもシラオキ様のお告げ……それに、スズカさんだって前からトレーナーさんにやってあげたいって言ってたじゃないですか。道具だってちゃんと用意したんですから覚悟を決めてください。
んぅ……そうよね、ここで迷っても仕方ないよね。トレーナーさん、横に失礼しますね。
ムムム、嫌な予感がするですと? 大丈夫ですよトレーナーさん。今日はこのまま、トレーナーさんの耳掃除を二人で行うだけですから。
シラオキ様のお告げ……と言うのは置いときますけど……トレーナーさん、最近お疲れじゃないですか。私達だって、たまにはトレーナーさんの為に何かしてあげたいんですよ。おとなしく受けてもらえますよね? ね?
あ、納得してくれたようですねトレーナーさん。それでは始めましょうかスズカさん。はい、道具をどうぞ。
うん、ありがとうフクキタル。それじゃぁまずは……トレーナーさんの耳を温かいタオルでゴシゴシゴシ♪ ゴシゴシゴシ♪
窪みをキュッキュッキュッ……グリグリグリ……どうですかぁトレーナーさん。もうこれだけで体がふや~ってしてきてるんじゃないですか?
ふふふ♪ トレーナーさんったら可愛い顔をしてますね。ゴシゴシゴシ、ゴシゴシゴシ♪
ムムム、スズカさんのスイッチが入っちゃいましたね。でも、私も可愛いと思うんですよね、トレーナーさんの蕩けた顔は。私にもよーく見せてくださいねー♪ ゴシゴシ、ゴシゴシ♪
って、スズカさん。そろそろ耳かきに入りましょう。このままじゃトレーナーさんの耳を擦りすぎて擦り傷作ってしまいますよ。
あ、ご、ごめんなさい。ちょっとやりすぎちゃったかしら。えーと……それじゃぁ外側の掃除はこの辺にして……中の掃除をしていきましょうか。フクキタルも良い?
わかりました。ではでは、耳の中の掃除をしていきましょう。ムム~……これはまた……汚れてますね、トレーナーさん。
本当ね、トレーナーさん、お風呂上りにちゃんと耳の中までタオルで拭いていますか? 自分の事となるとずぼらになるんですから。ちゃんとしないとダメですよ。
それではスズカさんと一緒に、トレーナーさんの耳の中を、手前からカリカリカリ。カリカリカリ。
んー、こっちはガリガリ……って感じかしら? 耳垢も大きいし……粉も多いから。ガリガリガリ……ガリガリガリ……
ではでは、互いに念入りに掃除しないといけませんね。それに……そっちのほうがトレーナーさんは嬉しいみたいですよ? ほら、蕩けた顔をしていますから。
本当ね。それじゃぁ頑張って……え、耳かきの感触が慣れない物? えーと……その、フクキタルにお勧めされて、新しいのを買ったんです。
はい、スズカさんとお揃いで黄金の耳かきを揃えましたよ。これで黄金からのスピリチュアルパワーでトレーナさんも大吉間違いなしです。
うーん……スピリチュアルパワーは置いとくとして……金の感触って、気持ち良いですよね。トレーナーさんの顔を見てると、お金をかけた甲斐がありますよ。
カリカリカリ……サリサリサリ……
ガリガリガリ……ゴリゴリゴリ……
うふふ、トレーナーさん、どんどん顔が蕩けてますね。もっと、もっと見ていたくなっちゃう。
ムムム、スズカさん。やはりちょっとやりすぎですよ。そんなにそっち側汚れてるんですか? どれ、ちょっと失礼……あ、これは汚れてますね。
そうなのよ。フクキタルのほうはもう終わったのかしら。
そうですねぇ……トレーナーさん、片耳だけ汚れやすい体質なんでしょうか? これは、これからもこっち側の耳はスズカさんの担当のほうが良いかもしれませんね。
そうね、そうさせてもらえると嬉しいわ。ガリガリガリ♪ ガリガリガリ♪
ああ、スズカさんがとても楽しそうです……でも、トレーナーさんも気持ち良さそうなので大丈夫ですね!
ガリガリガリ……ガリガリガリ……
ゾリ……ゾリ……ベリッ……
んー……そろそろお終い……かしら? ほら、見てくださいトレーナーさん。私の方の汚れとフクキタルのほうの汚れ。こんなに量が違うんですよ。
確かに倍近く違いますねぇ。んー、これはちょっと耳鼻科さんに行った方が良いかもしれませんが……まぁ、それはそれとして、耳掃除の続きをしていきましょう。
うん、そうするわ。えーと……次は……梵天……よね。フ、フクキタル、本当にこれを使うの?
はい、勿論です。さぁトレーナーさん、ご覧ください! 私達の尻尾の毛を使った梵天です! これで耳の中の粉を綺麗に掃除していきますよ。
うう……じ、自分の尻尾の梵天って……ちょっと恥ずかしいけど……ト、トレーナーさんが気持ち良くなるなら……。
ボゾボゾ……ゴゾゴゾ……
ガザガザ……ズズズ……
おお、私達の尻尾の梵天が耳の中に入った時のトレーナーさんの顔を見ましたかスズカさん。あー……私達しか見ることができないであろうこの表情、頑張って耳かきの勉強をした甲斐がありますね。
う……うん。トレーナーさんの顔、とても気持ち良さそう♪ 私も嬉しくなっちゃう♪
あー、スズカさんも嬉しそうですねぇ。さてさて、それでは梵天の粉掃除も終わったので……。
ふ~……ふ~……
ふ~……ふ~……
うふふ♪ 粉の掃除まで終わった、敏感になってる耳の中の奥の方にまで届くほそ~い息……気持ち良かったですか?
おー……スズカさん、とても良い笑顔を浮かべてますよトレーナーさん。では、私もスズカさんに倣ってふ~……ふ~……。
えへへ、こうしてるとトレーナーさんが子供みたいですね。クリークさんの気持ちが少しわかっちゃうかも。
スズカさん、それは分ってはいけない気持ちです。そんな事よりも……ほら、最後のあれをやっていきますよ。
あ、そうね。それじゃぁトレーナーさん。目を閉じて……力を抜いていてくださいね。
カリカリカリ……♪ サリサリサリ……♪
コリコリコリ……♪ カリカリカリ……♪
耳かきASMRでしたっけ。耳かきの音を聞き続けてると眠くなっていくんですって。
流石にずっと耳かきで掃除はできませんから、私とスズカさんで囁き続けますよ、トレーナーさん♪
カリカリカリ……♪ カリカリカリ……♪
カリカリカリ……♪ カリカリカリ……♪
……あれ、トレーナーさん?
おや、本格的に寝落ちしましたね。さて、それでは失礼しましょう。
え、フクキタル? な、何してるの!? そんな、トレーナーさんと寝るなんて。
スズカさん、これは当然の事です。耳かきの後はお昼寝してもらうのがお約束ですが、二人ですと片方しか膝枕ができません。なので、二人の時にはこうして両方から添い寝するのが一番なんです。シラオキ様もそう言ってました。
な……なるほど、そうよね……それなら仕方ない……よね。そ、それじゃぁ失礼して……。
(……スズカさんが恥ずかしがる基準ってよくわからないですが。まぁ、気にしないでおきましょう)
ではスズカさん。子守歌替わりに耳かきの音を呟いていきましょう。まだ眠りに入ったばかりですから、しっかり休んでもらうためにも深く眠って貰わないと。
そうね、そうしましょうか。
カリカリカリ♪ カリカリカリ♪
カリカリカリ♪ カリカリカリ♪