河童は不思議な生活がしたい   作:東風ますけ

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はじまりはドッカーンと。

はマーズ物語第1章のタイトルなので、プレイ済みの方にとってはとても懐かしいタイトルですね。

マーズ物語というのはメインストーリーなので、とどのつまりほぼチュートリアルみたいなものです。本来は物語スタート直後にアバターの家にドクロ石が降ってきます。が、しかしルーベルトの河童パワー(?)でそんなものは蹴散らしていました。結局降ったんですけど。

メインストーリーのタイトル回収が遅いですね。

ついでに投稿頻度も遅いです(自虐)グフゥ(吐血)


第28話「はじまりはドッカーンと」

 

悪夢を見て、ユエリアに癒された俺は壁の時計を見る。ふむ。朝6時か。

 

「二度寝しようぜ」

 

「は………………はは…………反対です」

 

「めっちゃ悩んでるじゃん。いいじゃん?寝ようぜ?」

 

「だって今日のルーベルトさんエッチなんですもん!一緒のベットで寝るのは嫌です!」

 

「わがまま言うんじゃねぇ!!ウチはベット一つしかないんだからしょうがないだろ!?」

 

「リッチはあるんですから買いましょうよ!」

 

「買うリッチはあるけど、ユエリアの抱き心地が最高だから、俺はあえてベットを買わないっていうのはナイショだ………あ」

 

「あ!本音口走りましたねルーベルトさん!ずるいじゃないですか!そんなこと言われたら私だって買え買え言えないじゃないですか!!」

 

「可愛いなコイツ。天使かよ」

 

「女神の子です」

 

「なんか今日やけに口が滑るな?スキーでもするか?」

 

「キリタチ山山頂行きます?」

 

「さみぃからいいわ」

 

「そうですか」

 

グゥグュルルルル………さて問題です。これは誰のお腹の虫でしょう?

 

正解は──!

 

「「外行こうぜ(行きましょう)」」

 

俺ら2人でした!

 

「あっ、でもよぉユエリア。こんな朝じゃあんまり飲食店やってなくないか?」

 

「たしかにそうです!?メグさんに台所を借りて私が作りましょうか?」

 

「………いや、たまには異国の飯が食いたくないか?」

 

「ということは………!」

 

「あぁ!行こうぜ!砂漠の国!『ダルスモルス』へ!」

 

「じゃあお着替えの準備に、パスポートに………って、私、チョウチョなのでパスポート要らないですよね」

 

「なんなら俺も大臣さんがある程度手配してくれたみたいで、結構他国へ行くの楽なんだよな。こういうのはマスターならではの特権か?」

 

「そうですね。ルーベルトさんの唯一の取り柄です」

 

「ちょっ!?」

 

「冗談ですよ、フフフ、今日のルーベルトさん、なんだかいつもより子供みたいです!」

 

「………悪かったな」

 

「あー!ほっぺ膨らませてるルーベルトさん可愛い!!!!!一生そのままでいて欲しい!!!!!」

 

「………お前年いくつだっけ?」

 

「レディに年齢を聞くなんてはしたないですよ。………ちなみに100より先は数えてないです。もしかしたら1000歳………」

 

「ショタコンじゃん」

 

「────ッッッッッッ!!!!!!ち、違──!違います!!!断じて違います!!!」

 

「冗談だよ」

 

やり返し成功っと。

 

………さて、今日はダルスモルスに行くからな。しっかりと準備をして──。

 

 

 

【ドッカーーーーン!!!!!】

 

 

 

「「!?」」

 

耳をつんざくような轟音は、俺たちの頭上から聞こえてきた。

 

「まさかっ!」

 

「る、ルーベルトさん!もしかして…!」

 

「あぁ、くそっ!なんで旅行の日に限ってこうなんだ!………『ドクロ石』が()()()()()()()()!!!」

 

「まだ起きていて良かったですね。寝起き最悪でしたよ」

 

「もう既に最悪は見たんだけどな。………とにかく、何か面倒事が起きる前に、ドクロ石を破壊するぞ!」

 

「はいっ!」

 

俺たちは外に飛び出した──!

 

■■■■■■■■■

 

「思ってたよりすんなり行きましたねルーベルトさん」

 

「それな」

 

俺たちは今ダルスモルス行きの飛行船に乗っている。

 

いつも通りドクロ石を粉々にした俺たちはとりあえずヒューズさんトコに持って行った。顔見知りということもあって、事情聴取もすんなりと終わった。

知り合いになる前だったら説明がダルそうだなと思った。研究が絡んでるヒューズさんめっちゃ質問してくるだもん。

 

まあそれも今回はほとんどなしで行けたからな。万々歳というやつだ。

 

俺の家………メグおばさんの屋根裏部屋の屋根は、ドクロ石の影響で大きく穴が空いていた。でもすぐ大工さんがきて直してくれた。

 

『国民震災保険に入っといてよかったわ〜。逆にたくさんリッチが貰えちゃったわ。そうだ、今日は2人でダルスモルスに行くのよね?このリッチ、好きに使ってきていいわよ。泡銭みたいなものだしね。アハハハハハ!』

 

………らしい。

 

「ダルスモルスって魔王が統治してるんですよね?」

 

「らしいな。クルブルクが剣の国なら、ダルスモルスは魔法の国だ。クルブルクみたいにお手軽な価格な商品じゃなくて、選りすぐりの高級品が多いのもダルスモルスの特徴だってな」

 

ちなみにここだけの話だが、以前チョウチョがコンガス食堂で勝手に買いやがったあの砂糖もここ、ダルスモルスの一級品らしい。クルブルクの10倍以上の物価だな。

 

「オイチョウチョ。一応忠告しておくが、勝手な行動は──」

 

「見て下さいルーベルトさん!あれ!」

 

ダメだコイツまるで聞いてねぇ!!

 

チョウチョは窓の外を身を乗り出す勢いで眺めている。

 

「ルーベルトさん!ルーベルトさん!あれが陸路での難所!砂漠の谷ですよ!いやー!綺麗ですねー………ってうわあああ!!!!」

 

「チョウチョ!?」

 

窓ギリギリに浮いていたチョウチョは風に飛ばされそうになっている。

 

「ルーベルトさん!助けてチョーだい!………チョウだけに」

 

「笑わせんなよ力抜けるだろ………あ、やべ」

 

チョウチョを助けるために俺は気付かないうちに窓から身を乗り出しかけていて──!

 

「「うわあああああ!!!」」

 

2人とも砂漠の谷へ真っ逆様に落ちていった。

 

「キャアアアア!!!」

 

「ユエリア!俺のタンクトップん中入れ!」

 

「は、はいっ!」

 

俺はなんとかユエリアを守るようにして地上に背中からダイブした。

 

 

【ドッカーーーーン!!!!!】

 

 

「………はじまりはドッカーンって感じですねルーベルトさん」

 

「………なんで俺らの旅っていつもこうなるんだ…?」

 

 

 




最近特殊ばっか使ってます。楽しいです!

いよいよ第3章ダルスモルス編に入っていきます!

………ちなみにスイランとハヤテは第8章(仮)の冒険メンバーなので、楽しみにしておいてください。いいですねっ!(某ワ○ップ)

………このペースだと200話いくんじゃね?

………ハハハ、週一でもキツイな!!!!でも頑張ります!!!!
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