河童は不思議な生活がしたい   作:東風ますけ

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珍しくたっぷりかけた!


第3話「5等分のメグおばさん」

世の中には兄弟、姉妹が居る。

 

そんな中では稀に、双子も居る。

 

ごく稀に三つ子も居る。

 

だが、居る。

 

宝くじの一等が当たるよりも。

 

バナナの皮に滑って転んで死ぬよりも。

 

河童がこの世から消えるよりも。

 

そんな出来事よりも希少な、

 

 

 

 

 

五つ子が・・・・・・

 

 

 

だが、五つ子だったとしても可能……

 

判別する事は……辛うじて。

 

焼肉定食を焼肉抜きにする男以外は…

 

だがそんなことを許してくれないのが此処。

 

ファンタジール。

 

ルーベルト(主人公)の育て親であるメグおばさん。メグおばさんは実は五つ子である。

 

そして何処かの五つ子と違い…

 

判別不可。

 

何故なら…

 

バンダナとエプロンの色以外同じだから。

 

「言い過ぎだろ?」とそう思うだろう。

 

だが、本当にバンダナとエプロンの色だけである。

 

寸分狂わず一緒…

 

顔のパーツッ!

 

まぁ本当は僅か、誤差の範囲で違うのだが……

 

このお話はそんなメグ姉妹による奇妙な出来事にとあるネクタイと河童が振り回されるお話。

 

 

 

■■■■■■■■■■

 

「チョウチョちゃん?お使い…頼めるかしら?」

 

私の住んでいる家の大家さんが言ってきた。

彼女の名前はメグ。私の恩人です。

そんなメグさんがお使いを頼めるかと言ってきました。そんなのもちろん…

 

「任せてください!」

 

断れないに決まってます!

 

「でも、、、チョウチョちゃんだけでお使い出来るかしら?」

 

うぅ、確かに。

 

私じゃあ何処にも…

 

そうだ!ルーベルトさんを誘いましょう、

さっすが私。いい考えです♪

 

「ルーベルトさんと一緒に行きます!」

 

「あらそう。なら大丈夫ね。そうだ、チョウチョちゃん。飴ちゃん欲しい?」

 

「あっ…ありがとうございます」

 

私はメグおばさんからキャンディーを受け取るとドアを開け、屋根裏にいるルーベルトさんを呼びに行った……

 

 

 

■■■■■■■■■■■

 

 

こちらルーベルト。

 

現在絶賛引きこもり中。

 

最近はチョウチョも誘ってこないし平和だ。

 

こんな日が続けば良いのになぁ…

 

バァン!ドアが開いた。

 

 

「ルーベルトさん!お使いにいきましょう!」

 

続くわけ無いんだよなぁ(哀愁)

 

■■■■■■■■

 

「なるほど。それで俺を誘って来たと。」

 

「ハイ。その通りです。」

 

俺はチョウチョから経緯を聞いた。

 

実に真っ当で断りにくい。

 

「それでルーベルトさん?行きますよね?」

 

(威圧)って付いていてもおかしくない雰囲気だ。心なしか黒いオーラが出たように見える。

 

こうなったチョウチョは説得不可。

諦めるしかない。此処は潔くついていこう。

 

「俺もついて行くよ。(そうしないと殺気収めないし…)」

 

「ありがとうございます!ルーベルトさん!

早速行きましょう!」

 

そう言って俺の手を引っ張るチョウチョ。

 

毎度思うがどうやってやってるんだ?

 

まぁ良い。

 

お使いなんて久しぶりだな…

 

俺が思い出に浸っていると、

 

ギュッとチョウチョが俺の手を引っ張った。

 

そのまま俺は外に出た。

 

■■■■■■■■■■

 

「それで最初は何処へ行く?」

 

「そうですね…まずは商店街に行きましょう。」

 

 

 

 

商店街に着いた。

 

 

 

そこにはメグおばさんがいた。

 

何故か緑のバンダナをしていたが気にしないでおこう。

 

「買ってきました!」

 

「次は何処に行く?」

 

「では郊外南で!」

 

 

 

郊外南に着いた。

 

 

 

何故かメグおばさんが黄色のバンダナをしていたが気にしないでおこう?

 

「もらってきました!ニンジン。」

 

「なんで此処なんだ?」

 

「なんでもキャロットが混ざっても気づかないほど新鮮なようで……」

 

「キャロットって…ニンジンのモンスターじゃねぇーか。本当に大丈夫か?ここで?」

 

「さぁーて次は…「無視すんな」郊外西に行きましょう」

 

 

 

郊外西に着いた。

 

何故かメグおばさんが黒色のバンダナをつけていた??

 

「もらってきました。なんでもニシキゴイという赤色の鯉がいまして…」

 

「それって食えんのか?」

 

「一応食べられるようですが……主に観賞用でしょう。」

 

「ほーん。で?次は?」

 

「次は……職人街ですね。」

 

 

 

職人街に着いた。

 

 

何故か青のバンダナをつけたメグおばさんがいたが気にしないでおこう???

 

「買ってきました。小さなシッポです。」

 

ピク……………ピク………ビクン……

 

「気持ち悪いんだが。」

 

「そうですね。余り見ないようにしましょう。」

 

「コレで終わりか?」

 

「ハイ!全てのお使いを達成しました!」

 

「変なものばっかだったな」

 

「何に使うんでしょう?」

 

「さあな。とにかく帰ろう。日が暮れちまっ

た。」

 

「というかあのメグおばさんって……」

 

「言うな。俺は何も聞きたくない。」

 

「そうですね……」

 

 

 

家に着いた。

 

 

 

「「ただいま(です)」」

 

「「「「「おかえり」」」」」

 

メグおばさんが5人居る。

 

「チョウチョ。俺は疲れてしまって幻覚を見てる。そうだろう?」

 

「その通りです。ルーベルトさん」

 

ものの見事に現実逃避を始めた俺たちを気にせずにメグおばさんは

 

「アラ。やだ、言ってなかったかしら?私って五つ子なのよ。珍しいでしょ?」

 

「いやいや珍しいってレベルじゃ無いよ…」

 

「そうですよ……あり得ませんって。」

 

「でも現にねぇ?私達が居るし…そんな珍しくは無いはずよ?」

 

「んなわけ…まぁ良い。とにかくコレ、お使いのヤツ。」

 

「アラ、ありがとう。チョウチョちゃんもありがとう。」

 

「いえいえ…」

 

「じゃ俺たち屋根裏に行くから。」

 

「本当にありがとねぇ。」

 

俺たちはメグおばさん部隊に手を振ると屋根裏に戻った。

 

「本当になんだったんですかね?」

 

「気にしたら負けだチョウチョ。」

 

「ふぁーぁ眠くなっちゃいました。」

 

ふぁーぁってかわいいな。

 

「俺も眠いし…寝るか。おやすみ。」

 

「おやすみなさいルーベルト…さ……zzz」

 

寝たか。

 

俺も寝よ。

 

出来れば今日の出来事は夢でありますように。

 

こうしてメグ部隊に精神を削られたせいでチョウチョとルーベルトは爆睡した。

 




ちなみに原作だと4人姉妹で黒いバンダナは出てません。書こうとした時に頭の中に某花嫁が浮かびまして…それで無理矢理5人にしました。すんません。反省はしてます。

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