「マジで美味かったな」
「チーズフォンデュが美味しかったですね」
「あと店長のジルさんがバリバリ美人で飯がめっちゃ美味かった」
「私もあのくらい美しくなりたいです…」
「いやお前は充分美しいよ。黙ってれば」
「黙ってれば!?今黙ってればって言いましたよね!?」
チョウチョはさておいて。とりあえず、今回の目的の片方は達成された。『異国の飯を食う』。実に有意義な目標だ。
「でも、重要なのはダルスモルス大図書館ですよね!」
「うん」
ということでダルスモルス大図書館に行きます。
着きました(3分クッキング)
「さあて、河童の文献探すか!」
「王立クルブルク図書館の5倍は広いですね!」
「まあアレは錬金術師のスペースがあるしな。というかサイズ
「それ、オリビアさんの前で言えますか?」
「チョウチョが隣でそせいやく用意してくれるならまあ」
「割と覚悟決まってますね!わかりました!私もその時が来たらお手伝いします!!」
いらんところでやる気を出すな。
「………とりあえず俺は2階を探す。チョウチョは1階で本を探してくれ」
「了解です!」
チョウチョと別れて俺は2階に行く。………にしてもやっぱりここは広いな。本棚は10メートルは上に伸びてるぞ?流石ファンタジール最大の大図書館。
………まぁごちゃごちゃ言ってないで、とりあえず片っ端から読むか!
俺は目の前の棚にあった中でも1番ボロボロの本を手に取る。
内容は、俺にとって全く未知なるものだった。
「いにしえの塔?はじまりの島?ギガガビト?………ん?マジでなんのこと言ってんだコレ…?『今』のファンタジールにはこんな所ねぇぞ?」
書いてあるモンスターも見たことあるけどなんか違う奴らばっかりだ。
「星のついたドアから救世主が現れる………しかし島の者がドアを通ると『いにしえのわざわい』が降り注ぐてあろう」
星のついたドア…?ん?どっかで見たことあるような気がする…。
たしか………家の近くの物置き。(ルーベルトさん!)
「ルーベルトさん!こっちは収穫ゼロです!」
「………やべぇ、核心に迫ってたのに急に真っ白になっちまった」
ダメだ全然思い出せない。家の近くの………ダメだ。俺ん家の周りには雑貨屋とギルドしかねぇ。
「あ!この絵!ルーベルトさんにそっくりです!」
「──!」
チョウチョが指差した押し絵には、とても俺に酷似した『河童』が描かれていた。白髪でタンクトップでメガネをかけててひよこサンダル………え?俺じゃん?
「そういえばルーベルトさん。この図書館って図書カードがあれば2週間本の貸し出ししてくれるんですよね」
「この本借りてくか」
俺は図書館から『はじまりの本』を借りた。
とりあえずこの本の貸出期間中にいろんな奴らに聞いて回るか!
「ルーベルトさんなんだか楽しそうな顔してますね!わかりますよ!」
「やっぱりわかるか?ククク………まあ仕方ねぇよな。自分の
「頑張りましょう!」
「おう!」
こうして俺たちは、お腹いっぱいに美味しいご飯を詰めて、頭の中にコレから起こるワクワクを詰め込んで、ダルスモルス大図書館からクルブルクへと帰還したのだった。