「マスター集会?」
「はい。12人のマスター達が集まって集会をするようです。」
俺のもとにエリック王からの手紙が来た。それをチョウチョが持ってきてくれた。チョウチョってこういう所、気がきくよな。
「ルーベルトさん。私、偉いですよね?」
「ハイハイソウデスネー」
「意外とドライ!?」
まぁチョウチョはおいといて、
マスター・・・。俺、本当にマスターになったんだな・・・
みならいとかいろいろすっ飛ばして・・・
「ええと、今日のお昼くらいに集合だそうです。今は午前8時なので後4時間ですね。どうやって過ごしましょう?ルーベルトさん?」
チョウチョ。
そんなのきまってるだろ?
「寝るぞ。」
俺がそう言ってベットに潜ろうとした瞬間・・・
「そうはいきませんよルーベルトさん!」
チョウチョが俺のシャツの袖を「グッ」と引っ張ってきた。
だからどこで掴んでんだよ・・・
お前手がないだろ!触角か?触角なのか?
だがな!俺は進化する男ッそれは・・・
「変り身だ」
「ええッ!?」
俺はシャツを代償にベッドという楽園に潜り込んだ。正確には一瞬でシャツを脱ぎ捨て、チョウチョに掴ませた。そして高速でベッドインした。
特に意味はない。
そんな俺にチョウチョは、
「ルーベルトさんって本当に人間ですか?」
失礼な。
「人間じゃない。河童だ。」
自分が伝説の存在。河童であることをこれ見よがしにアピールする。
「ずっと思ってたんですけどルーベルトさんって何者なんですか?」
「だから河童だって言ってんだろ」
「だから河童って何なんですか!?」
「知らん。伝説の存在らしい」
俺も詳しくは知らんし。
「もういいです・・・ルーベルトさんが普通じゃないことがわかりました・・・」
チョウチョって時々人間味があるよな。
それより、
「寝てていい?」
俺がチョウチョに確認を取ると…
「もう・・・・・・いいです。」
そんな疲れる?俺との会話?
俺が軽くショックを受けているとチョウチョは、
「おやすみなさい」
ふて寝しやがった。
お前まで寝たら誰が起こすんだ!と俺はくだらないことを考えながら眠りに落ちた。
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「ふぁぁぁあ。おはようございますルーベルトさん。」
「今12時だけどな?」
「そういえば・・・ルーベルトさんはなんで先に起きているんですか?いつも起きないのに。」
「お前なぁ・・・王直々の集会で遅れたら確実に罰を受けるだろ。」
「確かにそうですね。寝起きで頭が回っていませんでした。」
今は午前11時50分。そろそろ行くか。ちなみに王城までだと・・・徒歩3分くらいかな?
立地良すぎない?ここの家。
■■■■■■■■■
12時・・・・・・王城なう。
「彼が新しいマスターか!」
「ワシとどっちが強いかのぉ?」
「君・・・弓に興味はないかい?」
「かわいいマスターだね。」
「元気が有り余ってそうだな!」
「フム・・・悪くない・・・」
「フォッフォッフォッ!おだやかじゃな」
「忙しいんだ!早くしてくれ!」
「いい目をしているな君。」
「わ・・わからないことが・・あったら・・ボ・・・僕に聞いてね」
「きれいな手をしているのね」
「爆発だ!爆発的だ!期待の爆発だ!」
えー。上からいきます。
ブーメランっぽいひげを持っている王国兵士のおじさん。髭。
70超えてそうな元気な傭兵のおじいちゃん。強そう。
全身が赤い服で統一されている若い狩人のおねぇさん。可愛い。
魔法使いの猫。喋る。
タンクトップの採掘士のオッチャン。ムキムキ。
斧を持った静かな木こりのおじいさん。怖い。
100は超えているであろう釣り人のおじいちゃん。霞食ってそう。
メッチャ急かしてくるコック。忙しそう。
ハンマーとカッコいいエプロンの鍛冶屋のおじさん。身内にはデレデレそう。
オドオドしたテンパの大工。シスコンっぽい。
優しそうな印象を抱く裁縫師のおばあさん。
圧倒的母性
何かと爆発させようとしてくる錬金術師のボマー。早く捕まえて?
河童。俺。
おかしいだろこの空間。ねぇ?この人たちホントにマスターなん?不審者の間違いじゃない?俺含め。
「皆。よく集まってくれた。知っているとは思うが改めて紹介しよう。新ライフ「河童」のマスター。ルーベルトだ。」
エリック王が話し終えた瞬間みんなの視線は俺に集中した。え?俺この空気で話さなきゃいけないの?エリック王の方を見たら「はよ話せ」って顔された。は?マジで?話さんといかんの?隠キャの俺にはキツいわ・・・
「え、えと。13個目のライフ、「河童」のマスターに選ばれましたルーベルトです。」
言えた。よ"か"っ"た"。
やっぱ隠キャにとっての自己紹介って下手すると命懸けの冒険よりも辛いよな。
したことないけど。
「はいはいはーい!質問がありまーす。」
そう言って手を挙げたのは赤ピンク色の髪の女の子だった。
誰だったっけ?名前が思い出せない。
こういう時は素直に名前を聞こう。
「ごめん。誰だっけ?」
「はぁ?会ったことあるじゃない?居たでしょ。貴方が初めて来た日に。あたし自己紹介したわよね?なーんで覚えてないの?」
そんなこと言われてもなぁ。誰だっけなぁ。
女の子はそんな俺の様子を見てやれやれと言った素振りで、
「私の名前はラウラ。この国の姫よ。」
ああ!!
「居たわそんなの。」
「何?喧嘩売ってんの?買うわよ?」
おっとつい口が。話を戻そう・・・
「質問ってなんだ?」
「河童ってどんなライフなの?」
成る程。そう来たか。さて、どう答えようかな。
「多分、戦闘系のライフだと思う。」
まぁ、そう答えるしかないしな。
だって俺何もしてないし。
ゴロゴロしてるだけだし。
「いや、それは違うぞ。ルーベルトよ。」
エリック王よ。知っているなら何故俺に説明しなかった。というか、河童って戦闘系じゃないの?
「ルーベルトよ。「河童」はな、全てのライフの特徴を兼ね備えているのだ。例えば、王国兵士のように敵の攻撃を防いだり、傭兵のように重い一撃を与えられたり、狩人のように皿を遠距離へと投げたり、魔法使いの様に口から水を出したり、採掘士の様に鉱石を持ち上げたり、木こりの様に木を振り回したり、釣り人の様に魚を鷲掴みしたり、料理人の様に魚を焼いたり、鍛冶屋の様に自身で物体を曲げたり、大工の様に樽を作ったり、裁縫師のようにふんどしを縫ったり、錬金術師の様にメガネを作ったり、とまぁ何が河童ぽいことが大体できる様になるライフだ。」
取り敢えず一言だけ言わせてくれ。
「「「「「ふざけてんのか?」」」」」
この瞬間、13人のマスターの心が一つになった。
「そもそも河童ぽいことって何よ?」
ラウラがエリック王に対して質問した。
「それはな・・・!そうじゃ!ではこうしよう。
国民やマスターに河童について知ってもらうために本を作ろう!その為には、ルーベルト。お前の協力が不可欠だ。」
え?俺?
「さっすが、パパね!天才だわ!」
やばい。ラウラまで同調し始めた。
何かマスター達も「ふむ、アリだな。」とか言ってるし・・・
腹を括るかぁ。取り敢えず質問だ。
「具体的に何をすれば良いですか?」
「そうじゃな。歴史に残ることじゃ。最近、ドクロ石なる物が空から降り注いでおる。その調査、解決を依頼したい。」
なるほど。そうすれば話が作りやすいですね・・・ってなるか!?
「俺にできると思いますか?そんな大層なこと。」
「まぁまぁ良いじゃない。ルーベルト。それとも、パパの言うことが聞けないって言うの?」
ヒェッ。権力、怖い。お姫スマイル。怖い。
「うむ。国王直々の頼みじゃ。」
やるしかない。かぁ。
「分かりました。やらせていただきます。」
「うむ。では、これで第50回。マスター集会を終える。皆、大義であった。」
マスター達は直ぐに帰っていった。
集会が終わったと自覚した瞬間、疲れがどわっと流れ込んできた。
もう、、、
「おうちかえりたい・・・」
マスター集会に参加したくない・・・
ちなみにマスターの名前は上から
マスタング(王国兵士)
セルヴァンテス(傭兵)
イムカ(狩人)
クローネ(魔法使い)
デグダス(採掘師)
ヘイホフ(木こり)
つりせんにん(釣り人)
コンガス(料理人)
バルカン(鍛冶屋)
リック(大工)
マイム(裁縫師)
ヤーク(錬金術師)
ルーベルト(河童)
王家の人たち
エリック・ストーン(国王)
ファリア王妃(未登場)
ラウラ姫(りんご)
かんむりじいさん(でんせつ)
王城の偉い人
ヒューズ(マッドサイエンティスト)
大臣(優しいお髭)
取り敢えずこんな感じですかね?
ファンタジーライフシリーズをプレイしたことが?
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ある。
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ない。
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知らん。
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おうどん。