河童は不思議な生活がしたい   作:東風ますけ

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どうも東風です。
ファンタジーライフの人気を今からでも底上げしようとちょっと本気で頑張りますので、いつもより期待しててください!

それでは本編!どうぞ!


第40話「少しずつ揃うパズルのピース」

 

 「なんだコイツ!?!?!?」

 

 ──から数時間後。

 

 あの魔人、なんやかんや強かったわ。

 

 もうね、黒影怪物をばったばったと薙ぎ倒してね、んでね、他のみんなもめっちゃ強かったわ。

 

 オデオンさんは言わずもがな、伝説のキグルミの傭兵。【剣豪】ダヨルと、その孫キスカ。この2人は傭兵だから俺も知り合いなんだ。(元傭兵志望)

 

 まあでもカニアさんが一番バケモンだったわ。まあライフマスターのクローネさんがただの使い魔だからな。本体はそりゃ最強だわ。

 

 でも俺も今回は結構いい線いけたと思うぜ。

 

 『シャドウドラゴン』2体。

 『シャドウレックス』4体。

 『シャドウバード』3体。

 『シャドウシャーク』12体。

 『シャドウファング』23体。

 『シャドウベアー』5体。

 『シャドウベビー』15体。

 『シャドウデイモン』30体。

 

 そして、死亡数228回。

 

 ………死にすぎじゃね?

 

 まぁ……えっか! 

 

 レベルは48まで上がった。やべぇな黒影怪物。経験値たっぷりだぜメタスラかよ。ちなみにメタスラとはメタルスライムのことである。ちなみにちなみに、メタルスライムとはドラゴンなクエストに出てくるやつではなく、我がファンタジールの古代遺跡に出現するレアモンスターだ。逃げ足が速く、経験値が他のモンスターと比べて高い。……うん! かわんね!(白目)

 

「ルーベルトさんなんで白目剥いてるんですか? もしかして戦いすぎて疲れちゃいました?」

 

「まあだいたいそんな感じだ。 ……にしても、黒影怪物が今回は全部で300体も来たんだろ? 俺らでもこんな大規模なのは初めてだな」

 

「この前のポルトポルトの1メートル級のドクロ石でマパラッパ諸島のモンスターがあれだけ強くなったので、今回のは一体どんな大きさなんですかね?」

 

「『亜空間』の行き先が気になるな。でもそれだけ強力なら『ねがい』の入れ物としては大容量で最高だな」

 

 ユエリアがですねと返事をすると、後片付けを大方済ませたルーザがこちらに近づいてきた。

 

「お疲れ様二人とも。梨ジュース飲むかい?」

 

「「のむ!」」

 

 俺たちは餌付けされながら魔王の話を聞いた。

 

「今回の襲撃では死者数がなんとゼロだった(俺を除いてな)……そうだね。……それもこれも全部君たちのおかげだ! 君たちの時間稼ぎがなければどんな被害があったのか、想像すらしたくないほどだ! ダルスモルスの魔王として礼を言うよ!  勿論! 友達としても!!」

 

「おう!」

 

「はいっ!」

 

 俺たちは笑いながらグータッチをした。

 

 ……あっ、そういえば。

 

「なぁルーザ。この世界があと3ヶ月くらいで滅びるんだよ」

 

「……? ……えっ? 3ヶ月?」

 

「だから悪いんだけど……」

 

「ルーザさん! 魔王の試練! 1ヶ月くらいで頑張ってください!」

 

「!?!?!?!?!?!?」

 

 チョウチョにセリフ盗られた…。

 

「大丈夫! お前ならいけるって! たぶん…」

 

「大丈夫ですよ! ルーザさんなら心配いりません! たぶん…」

 

 たぶん……。

 

「せめて自信満々に言い切ってくれよ!? ボクまで不安になるじゃないかっ!」

 

「それはそれとしてだなルーザ。(それはそれとして!?)あの、【闇の辞書】が言ってたことって本当か?」

 

 ルーザは顎に手を当てて少し考えるそぶりをした後。

 

「たぶん、本当だと思う。伊達に昔からある禁書だからな。その内容も信憑性が高い。『君が遥か昔に存在したこと』は事実だろう」

 

 そう、あの【闇の辞書】のやつ。俺を見るにすぐさまこう言ったんだ。

 『いにしえの河童! はじまりの河童! 実在したのカ』ってな。

 

 だからダルスモルス図書館から借りてきたあの本が本当の確率が大幅に上昇したってワケだ。

 

 この後の俺たちは予定通りカニアさんのところに行って、更に本の情報を紐解くつもりだ。長丁場を覚悟していたが、案外あっさりと終わりそうだな。

 

「……まったく、キミと会ってからは不思議なことばかりだ」

 

 ルーザはそう楽しく笑っている。

 

「……さっきの件、了解した。ダルスモルスの次期魔王の名にかけて、必ずや一月で魔王になってみせよう! それまで君たちは『ねがい』とやらを集めておいてくれ! あ、あと【女神の宝】は魔王になったときに探しておくからもう少し待っていてくれ」

 

「了解! お前ばっかハードですまねぇな」

 

「いや、いいさ! 今が1番楽しいよ。みんながいるからね!」

 

「ルーザさん! カッコいいです!」

 

 少しずつ、少しずつ、パズルのピースが揃っていくように、謎が紐解かれている。

 

 でも今は友達が頑張るのを応援しようかな!

 

 

 

 

 

 

 

 

■■■■■■

 

 一方その頃、ポツン島では。

 

「ぜぇ…ぜぇ…な、なんとか凌ぎ切った! この勇者ラグナローが大厄災を退けたのだ! ひゃっほう! クルブルクに帰ったら武勇伝語ろ!」

 

 ラグナローがぼっちで喜んでいた。

 

「……あれ? そういえばみんなは?」

 

 あっ、気づいちゃった。

 

「……ま、まさかこの我輩を置いて行くなんて、そんな…………ない…………よね?」

 

 これ以上は悲しいからやめとこうか。

 

「どおして我輩はいっつもこんな感じなんだよォォォォォーーーー!!!!!!!」

 

\なんだよォォォォォーーーー!!!!!/

 

\なんだよォォォーーー!!!/

 

\ナンダヨー/

 

 ポツン島に勇者の悲しみの咆哮が木霊した。

 

 

 

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