がっこうぐらしー守るべきものー   作:三坂

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ランダルコーポレーションのAIシステム

パンデミックの真相

徐々に明らかになります。


第四十二話 ついせきしゃ はんたー

「んで‥、これがこの本社ビルのAIなのか?」 

 

 

「ランダルコーポレーション  AIシステム ダヨ」

 

 

「そうだ。おそらく内部情報、そして人同士の共有のシステムを効率化するために作られたのだろうな」

 

 

携帯に移されたAIシステムの音声を聞きつつ椎子から説明を受ける日野。それを聞いて胡桃がある疑問を持ちかける。

 

 

「なぁ?一つ思ったんだけど‥こいつの名前はないのか?」

 

 

「調べてみたが‥どうやらないようだな」

 

 

「じゃあ!この子の名前決めよ♪」

 

 

「ワン!」

 

 

椎子の返答を聞いて由紀がみんなに提案を持ちかける。

 

 

「まあ、確かにそのほうが言いやすいもんな」

 

 

「じゃあエリ!」

 

 

「ブブ ニンカ シナイヨ」

 

 

勢いよく言ったもののあっさりと弾き返されて軽くしょげてしまう雪。その後今度は由紀が名前を言う。

 

 

「じゃあボーモン君!!」

 

 

「ピピ ニンカ シタヨ ボク ボーモン ダヨ」

 

 

「おぉ!認可した!さすが由紀!」

 

 

まさかのあっさり認可したことに驚きを隠せない胡桃。由紀の隣では少し悔しそうに雪がしていた。

 

 

 

「とりあえずそれがあれば探索は楽に進めることができるはずだ。」

 

 

椎子が睦のスマホに少し簡易化したボーモン君のプログラムを組み込みつつ説明を続ける。

 

 

「このボーモン君‥意外と重要な役割担ってるだね‥」

 

 

「複雑化しすぎても逆に管理や警備がややこしくなる。それを避けた結果、このAIが誕生したようだな」

 

 

そうこうしているうちに準備が整ったため二班は行動を開始することに。

 

 

「んじゃ、私達は5階と6階のオフィスと書類室の探索だね」

 

 

「罠とか‥ないよね?」

 

 

「んまあ、ボーモンがいるから大丈夫だろ」

 

 

「ワン!」

 

 

雪と睦、胡桃と太郎丸が行き先の最終確認を地図でしつつ支度を進める。

 

 

「そんで俺らは地下施設か‥、にしても広いな‥(地図を見つつ)」

 

 

「まあ研究すンなら地下の方がいいよな」

 

 

「といっても最深部までは安全の面もあるからいく必要はない。目的は地下二階の研究室にあるデータだ」

 

 

「正直‥室内戦はライフルが使いにくいから苦手なんですよね‥」

 

 

「でも、この感じだと彼らはいなさそうだからそこまで気を張らなくてもいいんじゃない?」

 

 

「確かに〜、気味悪いくらい誰もいないからねぇ」

 

 

地下組の椎子、日野、理琉、由紀、美紀、圭の6人も支度を終えて仮眠室から出てくる。 

 

 

「んじゃま、一旦お別れってことで〜」

 

 

「なんかいい情報見つけてこいよ〜、それと罠にも気をつけてな〜」

 

 

「そっちもね〜?」

 

 

2班は軽く雑談をし合ったあと、それぞれ分かれて探索に乗り出したのであった。

 

 

 

強襲揚陸艦コメット

パンデミック司令部

 

 

「少佐、やはりいました!生存者です!」

 

 

同時刻、使用できるカメラを使い本社ビル内を監視していたオペレーターが映り込む日野達を見つけ、声をあげる。それを聞いたティモシーは早足でそのモニターのところに来てマジマジと見る。

 

 

「ビンゴか‥、服装からして‥、学生‥それと‥巡ヶ丘署の警官‥例のアメリカ陸軍特殊作戦群の隊員‥、この白衣の人物は研究者か‥?」

 

 

「恐らくは‥」

 

 

オペレーターとともに映像を見ていた彼だがすぐにそのオペレーターに指示を出す。

 

 

「彼らが地下施設に来たのを確認次第B1計画を開始させろ、情報が他のやつに渡る前に仕留めろ」

 

 

「彼ら‥をですか?」

 

 

「そうだ、彼らがもし高校に送り込んだ精鋭軍を倒した相手なら容赦なく排除しないとならない。」

 

 

「わかりました‥」 

 

 

少々引っかかっていたオペレーターだがティモシー少佐の指示に止む終えずという形で従うことに。

 

 

「B1計画始動、セーフティロック解除用意。対象者設定。地下施設に来たのを確認してから解除、排除しなさい。それとB2計画も並行して始動」

 

 

 

そんな監視されていることも知らずに地下組は階段を降りて地下二階に降りていた。

 

 

「やっぱ電気がついてると多少安心感あるよなぁ‥」

 

 

周囲を警戒しつつ、明かりがあるありがたさを改めて実感する日野。

 

 

「とはいっても敵の住処だった建物だからあんまり気が抜けないよぉ‥」 

 

 

MP5を構えつつ、少し不安そうに歩いている由紀。そんな由紀のそばにいてあげつつ理琉がある箇所を指差す。

 

 

「どうやら目的の場所はあそこのようだぜ」

 

 

そう言われ、一同が視線を移すとそこにはいかにも厳重そうで、重要なやつがありますよオーラ全開の扉が佇んでいた。椎子がスマロを電子ロックにかざすと機械音とともにボーモンの声が聞こえてくる。

 

 

「ロック カイジョ コノサキ キミツ ショルイ アルカラ キヲツケテ」

 

 

「どうやらそのようだな」

 

 

椎子が笑みを深め、直後ロックが解除されたため扉が開く。警戒しつつ一同が入るとそこには何台かのパソコン、そして書類の入ったファイルが棚に並べられていた。

 

 

「いっぱいありますね‥」

 

 

大量の書類に圧巻されつつ、ファイルを手に取って中身を開く美紀。他のメンツも何個かの書類に手を出して見ていた。そんな3人を見つつ椎子はパソコンのに座り何やら調べている、理琉も続く形でついていく。

 

 

「‥‥」カチャカチャ

 

 

「なるほど‥」

 

 

「やはり‥か‥」

 

 

しばらく調べていた椎子だが確信したように手を止める理琉も確信したかのように、そしてファイルを見ている4人に視線を向けて‥

 

 

「そっちは何かわかったか?」

 

 

そう聞かれて、日野、美紀、圭、由紀の順に答える。

 

 

「ここで今回の件のウィルスの元になる細菌を研究してたのは確かなようだな」

 

 

「どうやらランダルコーポレーションの上にある組織が主犯格のようです」

 

 

「緊急避難マニュアルがここにもありました。この人たち‥相変わらず準備はいいようですね‥」

 

 

「難しくてよくわかんないけど‥」

 

 

4人の意見を聞いたあと、理琉が口を開く。

 

 

「そうだ。このランダルコーポレーションは実質

アンブレラ社の傘下の会社だ。アンブレラっていうのは世界的な製薬企業‥まあ、言わんでもなんとなく察してるだろうが製薬企業ってのは表向き、裏では生物兵器のウィルスの開発・研究をしているっていう噂が絶えないことで有名なんだ。んでその上でお前らに聞く。下手すりゃ世界が滅びかねないウィルスを傘下の会社に任せるか‥?」

 

 

「うぅん‥俺は嫌だねぇ‥。そんなウィルス保管するなら自社の会社で、しかも目が届いて厳重に保管できる場所がいいかな‥」

 

 

「わたしも〜‥」

 

 

「同じくです‥。自社以外の人間に任せるとなると‥不安ですし‥‥」

 

 

「美紀に同じく〜‥、というかどうしていきなりそんなことを‥、あっ‥」

 

 

どうしてそんなことを聞くのかと思った圭だがなにか察したようだ。その様子をみて3人も気づく。

 

 

「マサルさん‥まさか‥」

 

 

「あぁ‥、そのまさかだ」

 

 

そういって理琉が椎子に視線を向け、それに頷いて少しため息を零す。

 

 

「そう‥ここのウィルス管理者、そのバカの管理が杜撰だった上に、そのウィルスを扱ったあと、きちんと決められた処置をしなかったために人類は滅んだ‥」

 

 

同じ研究者として見過ごせないものがあったのか、少し憤りをあらわにしていた椎子。

 

 

「勘弁してくれよ‥ったく‥」

 

 

日野はまさかの真実に呆れて怒ることもできずにただ呟く。さすがの由紀も衝撃を受けており放心状態になっていた。

 

 

「‥じゃあ‥なんのために‥私達はここに来たんですか‥!!」ダァン!

 

 

美紀が悔しそうにファイルを思いっきり机に叩きつける。そうなるのも無理はない、騒動が起きどうにかこうにかして真相に辿り着こうと今まで動いてきたのに

その結果がこれだ。

 

 

「なんの‥ために‥命を‥かけたんですか‥(ポロポロ)」

 

 

「美紀‥」

 

 

涙を流すしかなかった美紀を心配そうに見つめている圭。そんな二人を見つつ日野が椎子に質問する。

 

 

「椎子さん、この騒動はどうにかならんのか?」

 

 

「それは現時点ではわからない‥。‥まて、そういえば数十年前におかしな事件が起こってたな‥」

 

 

「おかしな事件‥?そりゃなんだッてんだ?」

 

 

椎子の変な言い方に引っかかったのか理琉が首をかしげつつ質問する。

 

 

「1968年、まだ男土市っていう名前だった頃に人口が半減するという事件が発生したということだ」

 

 

「警察署の保管室で似たような書類を見たことがそういえばあったな‥、ってもしや」

 

 

「あぁ‥、その事件についての情報がこのパソコンにあった。このウィルス‥まあ簡単に訳してΩとでも表そうか、その最初の感染がこの年に確認されたそうだ。」

 

 

「その時に感染が確認された‥?それならどうして人類は滅ばなかったんだ?」

 

 

「さすが警察官、鋭いな。そう、Ωの感染が広まったのにも関わらず人類はなぜか滅ばなかった。いや正確には市外に感染が漏れなかったといったほうがいいだろう。

つまり、このパンデミックを終わらせる方法がどこかにあるはずということだ。」

 

 

「昔は医療技術はそこまで発達してなかった‥。なるほど‥収束の糸口は昔も今も同じってことか‥」

 

 

「そのようだなァ」

 

 

 

 

 

 

それから少しして一同は地下二階の各部屋を探索することにした。そんな中由紀がふと足を止める。

 

 

「ん?どうしたんですか由紀先輩」

 

 

由紀の異変に気づいた圭が足を止めて振り返る。他の4人も同様に足を止める。 

 

 

「ねぇ‥?なんか聞こえない‥?」

 

 

「何の音だ‥?」 

 

 

「ほら‥なんか‥なんかのロックが外れる音の後になんかが歩くような‥」

 

 

由紀に言われて一同は耳を傾けるが、特に何も聞こえてこない。

 

 

「特には聞こえてこないが‥」

 

 

「先輩の聞き間違えじゃないんですか‥?」

 

 

みんなにそう言われて、一瞬そう思いかけた由紀だがすぐに否定する。

 

 

「‥やっぱなんか聞こえてくるよ‥!それに‥足音が近づいてる‥!」

 

 

「‥‥」

 

 

由紀の言葉に一同は首を傾げたが、理琉は何か聞き取ったのか銃を構える。

 

 

「いや‥なにか微妙になにかが歩いてる音が聴こえるな‥」

 

 

「誰かいるのか‥?」

 

 

「彼らの音にしては足取りはしっかりしてラァ‥

だが人間にしては落ち着き過ぎてる‥

足音はその通路の角の奥からしてるな‥」

 

 

「人間でもない‥かといって彼らでもない‥。なんでしょう‥」

 

 

不思議な足音に耳を傾けつつ椎子以外の全員は素早く銃を構える。数分後近づいた足音はふと聞こえなくなる。

 

 

「とまっ‥た?」

 

 

「そのようですね‥」

 

 

「こっちに気づいたか?」

 

 

「うぅん‥なんか嫌なよかn‥」バァァァァンン!!!

 

 

由紀が何か読み取りかけた直後、いきなり目の前の壁が轟音とともに吹き飛ばされ、白煙に包まれる。

 

 

「なっなんだ!?」

 

 

「くっそ!みんな下れ!!」

 

 

理琉の掛け声とともに一同は狙いをつけつつ少し後退する。それから少しして白煙がゆっくりと晴れてきて壁を破壊した主が姿を表す‥。

 

 

「なに‥あれ」

 

 

その姿を見た圭が驚きのあまり一瞬棒立ちになりかける。いや彼女だけではない、ここにいた一同が衝撃に包まれていた。肌の色は人間にしては色白く、体型も人間ではあり得ないようなゴツさ、服装が全部黒ずくめの化

      ・・・

け物‥いや‥追跡者と行ったほうがいいだろう‥。ゆっくりとこちらに視線を向ける。

 

 

「おいおい‥何だこりゃ‥!?」

 

 

「見たことがない‥これも彼らなのか‥?」

 

 

「‥‥なんか‥怖い‥」 

 

 

「あんなのに‥攻撃されたら‥」

 

 

「何なんだコイツはァ‥!」

 

 

驚きに包まれていた5人だが、ゆっくりと近づき始めてきた追跡者をみてハッと我に帰る。

 

 

「きやがった!」

 

 

「人間じゃないのは確かだ!構うな!撃て!!」

 

 

日野の号令で各自一斉に射撃を開始する。何百発の銃弾を体に受けつつも全くびくともせずに歩き続ける。

 

 

「そんな‥効かない‥!」

 

 

「‥なら!」

 

 

美紀が背中にかけてたバレットを取り出して狙いをつける。室内でライフルは苦手と言っていた彼女だが直線的で動きの遅い相手なら当てるのは難しくない。 

 

 

バァァァン!!

 

 

同じ彼らなら頭が弱点のはず。そう確信した彼女は追跡者の頭めがけて一撃を放った。

 

 

ガァン!

 

 

直撃を喰らった追跡者は銃弾が命中した反動で動きが止まり頭が少し逸れる。

 

 

「よし‥!」

 

 

感触からして有効打が入ったのことを確信した‥しかしそんな美紀の希望は次の瞬間に打ち砕かれる。 

 

 

「え‥な‥んで‥」

 

 

美紀の目に映ったのは、先ほどの一撃が嘘かのように何事もなく佇んでいる追跡者の姿が‥ 

 

 

「う‥そ‥くそ!」

 

 

なぜ効いてないのか‥、そんなことを考える暇もなく再び頭にむけて射撃を続ける。しかし動きが少し鈍るだけで何事もなく近寄ってくる。さらには突如走る構えに入る。

 

 

「っ!!避けろ!!」

 

 

理琉の叫び声で慌てて左右に避ける一同、直後追跡者がもの凄い勢いで突進。先ほどまでいた場所の壁を破壊する。

 

 

「まさかこれほどの怪物を隠し持ってたとは‥!」

 

 

「なんでこのタイミングで‥まさか!」

 

 

日野が何か察したのか監視カメラにチラッと視線を向ける。そして一同に指示を出す。  

 

 

「とりあえず戦略的撤退だ!!このままじゃ埒があかん!」 

 

 

「同意見だ!」

 

 

日野の指示をうけて追跡者から急いで距離を取って逃げ始める。そして少し遅れて追跡者もゆっくりとおいかけ始めるのであった。

 

 

 

同時刻‥地上にて

 

 

「やっぱり‥か」

 

 

5階のオフィス室で調べ物をしていた3人だがこちらも真相にたどり着いていた。   

 

 

「管理ミスで人類滅んだとか‥勘弁してよ‥」

 

 

あまりにも悲惨な現実を突きつけられて雪と胡桃は少し項垂れている。なんとか保っている睦はさらにパソコンで調べていく。するとある報告結果に目が止まる。

 

 

「巡ヶ丘‥土着菌‥いったいなんなの‥これ」

 

 

「巡ヶ丘はここってわかるんだが‥土着菌‥って何だよ‥」

 

 

おそらく巡ヶ丘はここ巡ヶ丘市というのに当てはまるのだろうが土着菌という聞き慣れない言葉に首を傾げる3人。メモりつつ下にスクロールさせた直後睦の血相が変わる。  

 

 

「なに‥これ‥」

 

 

「先輩‥?」

 

 

「どうし‥っ!?」

 

 

睦の異変に気づいて二人も画面を除いた瞬間、同じように衝撃を受ける。そこに書かれていたのは‥

 

 

ーパンデミック緊急対策ー

感染拡大の防止及び歯止めのため

数日後にK県巡ヶ丘市を核ミサイルにより一斉消毒

使用弾頭N2誘導弾

弾数5発

協力 アメリカ空軍 フランス空軍 イギリス空軍

陸海空自衛隊 ロシア空軍 

 

「核ミサイル‥つまり」 

 

 

「ウィルス、そして証拠もろとも吹き飛ばすつもりね‥」

 

 

「そんな‥というか!これをみんなに知らせないと‥!」

 

 

そう胡桃が言いかけた直後、背後から何か視線を感じて慌ててそちらに銃口を向ける。

 

 

「どうしたの胡桃さん?」

 

 

「いや‥なんか‥背後から視線を感じたんだが‥気の所為だったかな‥」

 

 

気になりはしたが気の所為かと思い銃を降ろしかけた直後‥

 

 

ガァァァ!!

 

 

「っあ!?」ガシャァァァン!!

 

 

「胡桃!?」

 

 

突如そして胡桃が何者かに押し倒される。それに気づいて二人が慌てて銃口を何かがいる方角に向けつつフラッシュライトを当ててまたもや衝撃に包まれる。

 

 

フシャァァ‥!!

 

 

胡桃を押し倒して襲おうとしている生物はおおよそ人間とはかけ離れており、皮膚がなく体の全体は筋肉に覆われ脳も露わになっており長い舌を持った四足歩行の化け物の姿が‥   

 

 

「くっそ!」

 

 

胡桃が押し倒された反動で背中から落ちたシャベルを取り出して怪物に一撃入れる。それが効いたのかにげるように天井をつたってオフィスから出ていくのであった。 

 

 

「胡桃!!大丈夫なの!?」

 

 

「あぁ‥なんとかな‥」起き上がる    

 

 

「というか‥どうして本社ビルになんなの‥まさか‥」

 

 

何か察したのか睦が監視カメラをちら見する。パッと見た感じ動いてるようには見えないがよくよく見るとレンズがズー厶していたりしているようだ。それを見て確信する。

 

 

「これはかなり不味いかも‥」

 

 

「え?」

 

 

「不味いってなにが‥」 

 

 

「簡単よ‥!おそらく‥アイツらはうちらを本気で殺しにかかってる‥!」

 

 

 

「「‥!?」」

 

 

睦の衝撃的な発言を受けて二人の表情が強張る。この時点でようやく何者かに監視を受けていることに気づくのであった。




迫りくるカウントダウン

遠征組を襲う追跡者、そしてハンター

揺れる心

学園生活部は再び戦うのであった‥

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