がっこうぐらしー守るべきものー   作:三坂

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ヘリからの奇襲攻撃により負傷してしまった雪
遠征組はさらに残酷な現実を突きつけられてしまう‥
さらには‥ある人物に異変が‥





第四十四話 さよなら

「クソ‥!とりあえず手当するぞ!先ほどの攻撃であいつらは誤認撃破で帰ってたから戻ってくるまでに時間は稼げるはずだ‥!」

 

 

「‥ま‥って‥」

 

 

急いで手当てをするために、医療キットを取りだそうとする理琉。しかし雪によって静止される。 

 

 

「待てねぇよ‥手当っていうのは初動が大事って小春が‥」

 

 

「‥‥(首を振る)」

 

 

理琉の言葉に首を振る雪、そして自身の腹部に手を当てる。そこには車の破片が刺さっており、かなり出血していた。

 

 

「‥‥そう‥ゆうこと‥か」

 

 

雪の言いたいことがわかってしまった日野は少し俯いていた。他のメンバーは何なのか全く理解できてない‥。だが理琉や椎子はわかったようだ。

 

 

「‥なるほど‥」

 

 

「くそ‥‥」

 

 

「マーくん‥どうゆうこと‥?」

 

 

由紀が理琉の服の袖を掴みつつ、泣きそうな表情で聞こうとする。そんな表情をみて一瞬言おうか迷ったものの諦めてみんなに振り向く。

 

 

「‥腎臓とか重要なとこがやられてる‥‥雪は‥もう‥助からない‥」

 

 

「え‥‥」

 

 

理琉の残酷な現実を突きつけられて圭の表情が固まり膝をつく。隣りにいた美紀は泣きそうになりかけながらもなんとか堪えていた。

 

 

「どうにか‥ならないんですか‥?」

 

 

「‥無理だ‥。医療設備がない現状では‥‥」

 

 

「くそ!」ガギィン!!

 

 

悔しさのあまりシャベルを壁につきたてる胡桃。その音に太郎丸でさえも驚く。

 

 

「‥なんで‥なんでだよ‥‥」

 

 

「雪‥‥うぁぁぁ!!」

 

 

ついに堪えられなくなり睦が崩れて泣き叫ぶ。それにつられてなんとか堪えていた人も釣られて泣いてしまう。

 

 

「‥何が‥軍人だ‥。人を一人も守れなかったクセに‥‥」

 

 

「‥‥」

 

 

そんなみんなを見ている日野雪がほっぺに手を当てる。

 

 

「ん?‥どうした‥」

 

 

「ねぇ‥日野‥、私‥日野と‥出会‥えて‥良かった‥」ポロポロ

 

 

「‥俺もだ‥くそ‥どうして‥先にいっちまうんだ‥」

 

 

「ごめん‥ね?‥こんな‥私で‥‥」

 

 

「なんで謝るんだよ‥‥。お前と出会えて‥良かったよ‥‥一緒に‥過ごせて‥‥」ポロポロ

 

 

日野でさえも堪えきれずに涙を溢してしまう。意識朦朧としている雪も頬から涙が流れていた。  

 

 

「最後に‥ひとつ‥いい‥かな‥?」

 

 

「‥‥いいぞ‥」

 

 

「大好き‥だよ‥♪」

 

 

それが彼女の最後の言葉だった‥。もう一度彼女ろ顔を見ると幸せそうに息を日野の腕の中で引き取った雪の姿であった‥。

 

 

「ひっぐ‥えっぐ‥‥」

 

 

「くそ‥なんで‥なんでだよ‥」

 

 

「わぅ‥」 

 

 

あれからどれだけ時間がたっただろうか‥、しばらくして日野はキャンピングカーに戻り、車内から毛布を取り出して雪の遺体に被せる。そして立ち上がった彼が行ったのは‥涙を流しながらの敬礼であった‥。

 

 

「日野‥」

 

 

そんな日野を見ていた睦だが、彼女も立ち上がり敬礼する。いや、彼女だけではない。理琉や、美紀、圭、胡桃、由紀、椎子でさえも雪に敬礼を送っていた‥。

 

 

「行こう‥‥、あいつがたどり着けなかった場所に‥‥」

 

 

 

可能なら遺体を火葬したいところだが、それをした場合

ランダルにバレる可能性がある。だがらせめて遺体がバレないように遺体を死角に隠すことに‥。

 

 

「‥‥よし‥‥」

 

 

「ねえ‥日野、これ‥」

 

 

少しすると睦がある手紙を持ってくる。それを受け取って開くとそこには雪の執筆で手紙が書かれていた。

 

ーみんなへー

この手紙を読んでるってことは私はもうここにはいないと思います。パンデミックからかなりの日にちがたっていろんな人達と出会うことができました‥。

日野や由紀ちゃん、胡桃、悠里さん、るーちゃん‥美紀さん‥圭ちゃん‥慈さん‥小春ちゃん、理琉‥先輩‥、太郎丸‥ヒカさん‥アキさん‥トーコさん‥リセさん‥シノウさん‥、みんな個性があって‥すごく良い子で‥

私は本当に恵まれてたな‥って思ってます‥。

でも‥私が死んだら‥みんな悲しむだろうな‥‥

特に日野‥、もしかしたら‥恨んでるかな‥?

置いていったこと‥。いや‥‥それはわからないな‥

それと‥最後に一つだけ‥

今までありがとうね、そして‥また

ー雪よりー

 

 

「さよならって言わない当たり‥アイツらしいな‥」

 

 

「はい‥」

 

 

手紙をポケットに大事にしまったあと睦と日野は黙祷を捧げてキャンピングカーに戻ってくる。

 

 

「あっ‥、おかえり‥」

 

 

「ねぇ、みーくん?この飲料水もいるかな?」

 

 

「はい‥、持っていけるものは‥持っていたほうがいいですし。」

 

 

キャンピングカーでは持っていけるもは全部持っていくことに。食料や飲料水、弾薬などをバックに詰め混んでいた。しかし‥ここでひとつ問題が‥

 

 

「この水のボトル‥どうしましょうか‥」

 

 

それは高校から持ってきた最後の水、しかし他の容器よりも大きいためバックに入らなくなっていた。

 

 

「おいていく訳にもいかないし‥」

 

 

「それなら‥、私のリュックに入れてもいいよ?」

 

 

悩んでいた美紀に自分がせよっていたリュックを降ろして由紀がチャックを開けてふたを開ける。

 

 

「先輩‥大丈夫ですか?これそこそこ重いですし‥‥」

 

 

「大丈夫大丈夫!先輩を信じて♪」

 

 

「ふふ‥♪頼もしいですね‥♪」

 

 

「わふぅ?」

 

 

こうして支度を済ませた一同はキャンピングカーを後にして全方位警戒しつつ移動を開始した。やはり先ほどの音に寄って来たのか、彼らがうようようろついていた。

 

 

「音に寄ってくるのが‥一番厄介ですね‥‥」

 

 

「やり過ごすのは無理そうだな‥。」

 

 

「そうなれば‥強行突破だな‥」

 

 

そう言って椎子以外各自銃を取り出して、狙いを定め射撃を開始。次々とやってくる彼らをなぎ倒していくのであった。

 

 

それから歩くこと数時間後、休めそうなファミレスのお店を見つけて今夜はここで休みを取ることに。

 

 

ギィィィ‥‥

 

 

「っと‥先客か‥」

 

 

中に入ると数体ほど彼らがいたが、あっさりと仕留めて入口に鍵をかける。

 

 

「今日はここで休むか‥」

 

 

「ですね‥いろいろと疲れました‥‥」

 

 

「うん‥」

 

 

そうして一同は店内の階段を上がり屋上駐車場へ向かう。屋上に出ると車は何台かあるがすべて鍵がロックされた状態だった。

 

 

「やっぱ鍵が掛かってるか‥」

 

 

理琉が確認をしている間にも、休めそうなスペースを見つけて腰をかける一同。しかしここでひとつ異変が‥

 

 

「ゲホッゲホッ‥!!」

 

 

「椎子‥さん?」

 

 

椎子の容態がおかしくなったことに気づいた美紀が声をかける。もちろん車の物色には…まや行っていた理琉も戻ってきて声をかける。

 

 

「大丈夫か‥?」

 

 

「ゲホッゲホッ!なんとか‥」

 

 

「‥‥」

 

 

本人は大丈夫と言っているが、明らかに症状が酷そうだ。さらには普通の咳込みとは明らかに違うのを見て理琉は察する。

 

 

「あんた‥まさか‥」

 

 

「‥いずれはこうなることがわかってた‥ゲホッゲホッ」

 

 

「どうゆうこと‥理琉君‥」

 

 

二人の会話に追いつけてない睦が恐る恐る質問してくる。

 

 

「‥簡単さ‥、この感じだと‥椎子さんも感染してる‥」

 

 

「‥え‥?」

 

 

「前に話したんだが、このウィルスは空気感染をするんだァ‥。この人は理学棟でゾンビの研究をしていた‥つまり実験体がすぐ側にあったってことさ‥」

 

 

「それじゃ‥‥」

 

 

「あぁ‥前々から感染してたってことは‥今夜あたりに発症するだろうな‥‥。」

 

 

「黙っててすまなかったな‥‥。ゲホッゲホッ」

 

 

「治療薬は‥ないか‥」

 

 

「あぁ‥」

 

 

終始無言の雰囲気が漂っていたが椎子が理琉に自身のスマホを渡す。

 

 

「コレは‥」

 

 

「この中にランダルから持ち出したデータを整理して保存している‥。ゲホッゲホッ君たちが最後の希望だ‥、頼んだぞ‥ゲホッゲホッ」

 

 

「まっ‥」

 

 

止めようとした理琉だが、それを聞かずに椎子は屋上を後にするのであった‥。それから数分後‥屋外から銃声が辺りに響き渡る。

 

 

「‥‥次から次へと‥‥本当に‥生き残れるのかな‥」

 

 

誰にも聞こえないような薄れた声でポツリと独り言を喋っている由紀であった‥。

 

 

翌朝

 

 

日差しが差し込む中、準備を進める一同。日野が地図を取り出して広げる。

 

 

「んじゃ‥最終確認だ‥。ここを出てこの裏道を通って踏切まで行く。んでそこから線路にそって東京方面まで行けばそこから山手トンネルまではこの路線でいける」

 

 

「ただ問題はそこに行けても、軍が待ち伏せをしている可能性もあるよね‥」

 

 

「アァ‥、核ミサイルを避けるならトンネルが一番っていうのはアイツらもわかってるはずだ‥」

 

 

「食料や飲料水は節制すれば問題ない‥だが一番の問題は弾薬だ‥。」

 

 

「ライフル弾はやハンドガンの余力はある‥、だがアサルトライフル系やサブマシンガンの弾の消費が激しい‥あと各マガジンそれぞれ4個か‥」

 

 

「いちいち撃ってたらすぐに無くなるね‥。可能な限り戦闘を避けるしかないか‥‥」

 

 

 

 

こうして出発準備を整えた一同はファミレスを後にして移動を開始することに。途中自決した椎子の遺体を見つけた。

 

 

「‥‥」

 

 

由紀が持っていた自身の毛布を被せて手を合わせ黙祷する。それにつられて他のメンバーも手を合わせることに。

 

 

「ありがと‥ね。ゆっくり休んで‥」

 

 

 

あれから完全に変わり果ててしまった巡ヶ丘、道路には事故車両や放置車両。事態の収集に当たっていたのであろう‥赤色灯が回った状態で放置された緊急車両や自衛隊、在日米軍の車両の姿も‥

建物の窓ガラスの殆どが割れ、さらには建物や道路にもひび割れが入っている。途中途中で、彼らになることなかった人の遺体が無造作に転がっていた。

 

 

「あれから‥なにも変わっちまったな‥」

 

 

「‥はい‥」

 

 

「一体‥どれだけの人が亡くなったんでしょうか‥」

 

 

踏切に差し掛かり、周囲に彼らや特殊部隊がいないことを確認してから線路沿いを歩くことに。

 

 

「にしても‥今日はヘリを1機も見かけませんね‥」

 

 

上空に目を向けつつ、静かすぎる空に首をかしげる美紀     

 

 

「たぶん燃料補給か点検でもしてるんだろうな‥‥

ヘリっていうのは一つの故障でも飛行に支障がでかねないからな‥」

 

 

「乗り物っていうのはどれもそんなもんなんだね‥」

 

 

「まあな‥」

 

 

 

 

「みんな‥止まって‥」

 

 

あれから歩き始めて2時間ほど‥高架に差し掛かった直後に由紀の表情が変わる。

 

 

「どうしたんだ?由紀」

 

 

気になって胡桃が声をかける。が、由紀は振り返らずに話を続ける。

 

 

「とりあえずみんなしゃがんで‥!」

 

 

明らかにいつもの由紀じゃないことに戸惑いつつも従ってしゃがみ込む。

 

 

「教えて下さい由紀先輩、一体なに‥」ブロロロロロ

 

 

質問しようとした美紀だが突如エンジン音が響き渡ったため口を閉じる。理琉と日野が格子状の鉄柵越しから下に通っている道路の様子を伺うと、そこには3台ほど黒塗りのバンが車列をなして通過していた。

 

 

「シボレー‥タホ、間違いない‥アンブレラの専用車両だ‥。もう探りをいれてきやがった‥」

 

 

「車内の奴ら見えたか‥?運転手以外はいかにも傭兵です〜っていう顔つきだったぜ‥?」

 

 

「やれやれ‥、過剰過ぎじゃないですかね‥」

 

 

相変わらずの物量に呆れつつ睦が会話に加わる。それから2、3台の車両が数分おきに通過していたため、完全に通り過ぎたのを確認してから再び歩き始める。

 

 

 

それからさらに歩き続けること数時間後、作業用の階段がある高架から下に降りることに。先に降りた日野や理琉、睦が周囲に彼らか特殊部隊がいないか確認を行う。

パッと見た感じ誰もいなさそうだが見通しがいいため見つかると厄介なことになる。

 

 

「行くなら今だ‥!」

 

 

「走るなら得意だぜ!」

 

 

「由紀、走れるか?」

 

 

「うん‥!大丈夫!」

 

 

「ライフル担ぎだと‥キツイですね‥(汗)」

 

 

「むしろよく今まで振り回せたね‥(汗)」

 

 

「え‥?そのライフルをぶん回してたの‥?今まで‥」

 

 

「ちょっと引いてませんか‥」

 

 

とりあえず休めそうなところを探しつつ走っていると丁度良さそうな一軒家を見つけて、中に誰もいない事を確かめるとそこで潜むことに。

 

 

「ぁぁ〜‥疲れだぁ‥」

 

 

「日野さん、おじさんみたいな感じになってますよ」クス

 

 

「シツレイナ、これでもまだ二十歳じゃわい()」

 

 

「言い方‥♪」クスクス

 

 

少し落ち着いてきたのかみんなの顔に少し明るい表情が戻ってきつつあった。

 

 

「とりあえず‥今日はもう寝ようかな‥」

 

 

「ですね‥‥」

 

 

 

 

 

「‥‥これからどうするればいいんだろうな‥‥‥

お前なら‥どうするんだ‥雪‥」

 

 

夜空を見つめつつそうこぼす日野。すでに彼女はこの世にいない。それはわかってるが、それでも何か救いの手がほしいという思いが強いのだろう‥。

 

 

 

 

「‥‥ねぇ‥マーくん‥?」

 

 

「‥なんだ‥?由紀ィ」

 

 

コンビニの外にあるベンチでは由紀と理琉が寄り添って座り、夜空を眺めていた。

 

 

「‥私達‥、何のために戦ってるんだろう‥。それさえもわからなくなっちゃった‥」

 

 

「オレもだ‥。こんな残酷な世界に疲れたよ‥‥。」

 

 

「‥いっそのこと‥心中しようよ‥‥。こんな世界より‥きっと幸せに暮らせるよ‥?」

 

 

「‥それも‥悪く‥ないだろうな‥」

 

 

 

あれからどれほど時間がたっただろうか‥、いつの間にか寝落ちしていた日野だが何かの音が聞こえ、目が覚ます。まだ寝ぼけているようだがそれは次の一声で吹き飛ぶ。

 

 

『外で寝てたら風邪引くし襲われるぞ〜!』

 

 

「アイェェェ!?ドローン‥!ドローンナn‥イデ!?」

 

 

そりゃ起きた直後にドローンが喋ったら誰でも驚くわな。飛び起きた反動でベンチから転げ落ちる日野。

 

 

「ひーくん!?」

 

 

「大声出してたけどどうした!?」

 

 

先ほどの驚いた声が聞こえたのか、由紀と理琉が急ぎ足でいや、彼らだけではない。美紀や圭、胡桃や睦、太郎丸が駆け寄る。

 

 

「何だ何だ‥!?ってなんじゃこのドローン!?」

 

 

『やぁやぁ〜、久しぶりだねぇ』

 

 

いきなりドローンがいることに驚いている胡桃。しかしドローンのマイクから聞こえてくる聞き慣れた声に睦が気づく。

 

 

「もっもしかして‥トーコさん!?」

 

 

『そう!自堕落同好会リーダーの出g‥』

 

 

『ヤッホー理琉♪お久しぶり〜』

 

 

「その声は小春かァ!?」

 

 

かっこよく自己紹介しようとしたトーコだが、あっさりと他の人と被ってしまう。

 

『うん♪』

 

 

『私もいます!』

 

 

「佐倉さん!?」

 

 

「めぐねぇ!!」

 

 

『るーもいるのだ〜。そしてりーねぇもいるよ〜』

 

 

「りーさんもか!?」

 

 

『えぇ!久しぶりね‥!胡桃!美紀!圭!!』

 

 

「「悠里先輩!!」」

 

 

『あ〜‥ワタシノカッコイイトコロガ』

 

 

『問題ないですよ』キッパリ

 

 

『ヒカサンヒドスギヤシマセンカネェ』  

 

 

ドローンからは少し離れたビル屋上から操縦しているトーコに加え、小春、慈、悠里、瑠璃、ヒカの声が聞こえていたのであった。




突如としてドローンのカメラ越しに、操縦者の出口桐子、そして喜来比嘉子、佐倉慈、狭山小春、若狭悠里、若狭瑠璃と再開を果たした
しかし雪や椎子を失い、さらにはランダルやアンブレラの兵士から狙われ、もはや後戻りができなくなった日野達、そして学園生活部。
しかしそんな中徐々に謎に包まれていたパンデミックのピースが埋まっていきます!

次回、いよいよ学園生活部最後、いやパンデミックを巡る最後の戦いが幕をあけます



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