がっこうぐらしー守るべきものー   作:三坂

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いよいよ最終回です!


第四十七話 さいかい

「電波塔がやられた!?」

 

 

慈からの報告を聞いて驚きをあらわにする理琉。となりでは内容を聞いていた由紀も衝撃を受けていた。

 

 

「はい‥、おそらくハッキングされたのがバレたのかと‥‥」

 

 

「やっぱり一筋じゃいかんか‥」

 

 

 

「それよりも‥!このあとのことを考えないと‥ジリ貧になりますよ‥!?」

 

 

 

追ってくる車に射撃をしつつ、指示を仰ぐ美紀。隣では圭が必死でハンドルを握っていた。

 

 

 

「どう‥すれば‥」

 

 

ヒカや一同も必死で頭をフル回転させているもののいい案が思いつかない。というか、強力な電波塔がやられた場合、代理になるような施設がないといったほうがいい。

 

 

「‥心配することはないです!‥策はあります‥!」

 

 

「慈‥?」

 

 

しかしそんな空気を打ち破るようにの確信したような声が聞こえてくる。そんな彼を不思議そうに聞く小春。

 

 

 

「要するにその電波塔の代わりの役割を果たせるやつがあればいいんですよね?」

 

 

 

「うっうん‥、そうだけど‥」

 

 

 

「それなら‥ここの地区に携帯電話の中継塔があったはずです!!あそこなら非常用発電機があるのでそれを手動操作すれば‥!」

 

 

「そこだな‥!わかった!俺と胡桃で行く!」

 

 

慈の案に素早く反応した日野はCVPIを素早く右折させ、中継塔に向かわせる。しかし‥その会話でさえも盗聴されていたのであった‥。

 

 

「2名ほどが携帯電話の中継塔に向かいました!ハッキングを再開させるつもりです‥!」

 

 

「追うな!我々は残りの2台を仕留める!!」

 

 

まさかの発言に一瞬2度見してしまう部下、それをよそにヘリの無線を操作してある人物へ繋ぐ。

 

 

「キエット。2人ほどが携帯電話の中継塔に向かった。お前たちも向かって妨害しろ!」

 

 

 

その人物とはモーゼの部下で現在美紀達を追いかけているキエットである。指示を受けた彼は自車と2号車に指示を出して追跡を中断、中継塔に向かわせる。

 

 

 

「曲‥った?」

 

 

 

何故か追跡してきていたうちの2台が突如して追跡から外れたことに疑問を浮かべる美紀。しかし、その疑問は激しい銃撃戦にかき消されてしまうのであった‥。

 

 

 

 

あれから、一瞬見失いかけたウェスカーだがGTRが病院横の立体駐車場に入り込んでいくのを確認したため

自身も追う。そして立体駐車場内を上へ上へと上がり最上階につくとそこには向きを変えて正面からこちらをむいている睦のGTRの姿が。それを見て自身も正対させるようにヴェイロンを止める。

 

 

ブォォォン!!!ブォォォン!!

 

 

ウォォォン!!ウォォォン!!

 

 

互いに牽制しあうようにエンジンを激しく吹かし、睨み合う。それから互いに入れていたパーキングブレーキを解除、アクセルを奥まで踏み込む。

 

 

ギャァァァァァ!!!!

 

 

急なベタ踏みのため互いにタイヤが一瞬空回りした直後急加速、正対した状態でそのまま突き進む。

一歩も譲る気のないフル加速。そのまま両者急速接近しあいどちらとも左右に避けようとしない‥。 

となれば‥

 

 

 

ガシャァァァァンンン!!

 

 

一歩も引かなかった睨み合いは両者ともに真正面から正面衝突。互いにボンネットがへちゃげエアバッグが飛び出ているのが、衝撃の大きさを物語る。

 

 

「‥‥」ポキッ

 

 

衝撃で首が変な方向にいったのか少し首を回して直しつつ何事もなかったかのように車から出てくるウェスカー。

 

 

 

「いっ‥てぇ‥」

 

 

 

流石に睦はウェスカーほどではないもののなんとか車から出てくる。

 

 

 

「お初にかかりますな。彩月睦」

 

 

 

「なんであんたが私の名前知ってんのよ‥」

 

 

 

「私にとって公安は重要マークしてたものでな。そこに若いエリートが入ったとなれば話は別さ」

 

 

 

「やれやれ‥敵の大ボスに名前おぼられるのはいいんだが悪いんだか‥‥」

 

 

 

「悪いが君にはここで退場願おうか」グロッグ19を構え

 

 

 

「それはこっちのセリフよ」M4カービン 

 

 

 

そして少し見つめ合ったあと弾かれたようにお互い戦闘に突入していくのであった‥。

 

 

 

 

ブロロロロロ!!!

 

 

 

 

ハッキングを再開させるため、日野と胡桃の乗るCVPIが携帯電話の中継塔がある建物に到着する。

 

 

「ここか!?」 

 

 

「あぁ!!そのようだな!」

 

 

車から降りてトランクからM4カービンを取り出して建物内に入る胡桃と日野。その様子をドローンで見つつ悠里が案内する。

 

 

「ここの六階上、屋上に上がればそこに中継塔があります!」

 

 

「サンキュ!りーさん!!」

 

 

「よし!上が‥(バリィィン!!)!?」

 

 

屋上にむけて上がろうとした直後正面の窓ガラスが割れてキエットを含む何人かの特殊部隊が滑り込んで来て射撃してくる。

 

 

「うぉっと!?」

 

 

射撃をうけて慌てて左右に避ける日野と胡桃。しかし日野が避けた側は上に上がる方法がなく上がれるのは胡桃しかいない。 

 

 

「撃て撃て!!逃がすな!!」

 

 

勢いがついたキエットは部隊に射撃継続を命ずる。それを聞いた日野は合流は不可能と判断、胡桃に指示を出す。

 

 

「ここは俺が引き付けるから胡桃は先にいけ!!」

 

 

「えっあっ‥でも‥手動操作は苦t‥っとと!?」

 

 

知っての通り胡桃は細かい作業は苦手、そのため日野は自身の持ってた携帯を渡す。

 

 

「その携帯にボーモンが入ってる!!そいつを繋げばあとは勝手にやってくれるはずだ!」

 

 

 

「わかった!!」

 

 

 

「いかすな!!追え!!」

 

 

携帯を受け取ったあとM4を構えつつ階段へと向かう。当然キエット達も気づいており追いかけようとするが‥

 

 

 

「おっと!俺が残ってるぜ!!」

 

 

 

スキを見つけて日野が遮蔽部から飛び出し撃ちをする。その攻撃を受けて何名かの隊員が撃たれてやられいき、残った隊員も慌てて遮蔽物へ退避する。

 

 

 

「くそ!このままでは!」

 

 

 

「こっちに構うな!いけ!」

 

 

 

うまいこと妨害されて歯がゆい思いをしているキエットだったが、部下の後押しを受けて走り出す。しかし走り出した方向は何故か階段とは反対側

 

 

 

「ほっ!はっ!」

 

 

銃や防弾チョッキを脱ぎ捨てたキエットはまるでパルクールのように障害物を飛び越え、螺旋状のスライダー式ごみ捨て通路を利用して登っていく。

 

 

 

「‥!」

 

 

 

その頃胡桃も階段を伝って上へ上へと登っていく。5階に差し掛かり屋上への階段を使うためM4を構えつつ扉を蹴り破る。

 

 

 

「隙あり!!」

 

 

 

「なっ!?」

 

 

 

しかし先回りしていたキエットの奇襲を受けてM4が弾き飛ばされる。さらには一蹴り入れられてしまい壁に叩きつけられる。

 

 

 

「っあ‥!?」

 

 

 

怯んだのを確認して止めをさそうとするキエット。しかし胡桃はそう簡単にくたばる様な人間ではなかった!

 

 

 

「おらぁ!」ゴン!

 

 

 

「がっ‥!?」

 

 

 

背中に背負っていたシャベルを取り出して持ち手の部分で腹部へ一撃入れる。流石のキエットでも効いたのか顔をしかめて動きが鈍る。

 

 

 

「こんにゃろ!」

 

 

 

さらにひと蹴りいれて逆に弾き返す。しかし流石は元傭兵。素早く立て直し反撃に転じる。

 

 

 

「ふっ!」ドス

 

 

 

「オラ!」ドス!

 

 

 

もはやどっちが優勢がわからないような肉弾戦になりつつあった。だがやはり普通の高校生に比べるとやはり傭兵出身のキエットのほうが有利じわじわと押されていく。

 

 

 

「ァァ!!」ドス

 

 

 

「ガハ‥!?」

 

 

 

疲労困憊してきたタイミングを狙ってキツイ一撃をお見舞いするキエット。この攻撃が聞いたのか吹き飛んで倒れ込む。さらに追い打ちをかけるように馬乗りになり殴り始める。 

 

 

 

「ァ‥!ふぐっ!?」

 

 

 

殴られながらも手探りでキエットのベルトにフックを引っ掛ける。それと同時にキエットが近場にあったコンクリートブロックを持ち上げ落とそうとする。

 

 

 

ガッ!!

 

 

 

しかしその直前に胡桃が何か蹴ったのに気づいて後ろに視線を向ける。そこには筒状のものが転がっておりそのままエレベーター用の落下する。そしてそのタイミングでその筒状から出ている紐の元が自分に繋がってることに気づく。 

 

 

 

「あぁ!?」

 

 

 

紐がピンと伸びるのと同時に引っ張られそのまま地面に叩きつけられるキエット。その際にコンクリートブロックも一緒に地面に叩きつけたもののあっさりと胡桃によれられて、自身はそのまま引っ張られる。

 

 

 

「ノロマ!!」

 

 

 

胡桃がそういった後、キエットは重力に抵抗することができずに筒状のものと一緒に落下してしまうのであった‥。最後に響いたのは落下する彼の叫び声と落下したときに筒状のものが地面に当たった音であった‥。

 

 

 

 

 

 

「くそ!振り切れない‥!」

 

 

 

「圭!!例の無人機が来たよ!」

 

 

 

美紀の言葉を聞いて慌ててバックミラーを見る圭、そこには追いかけてくるタホの後方から接近する無人機が

 

 

 

「目標ロックオン!!」

 

 

 

「ミサイルを撃て!!」

 

 

 

「発射!!」

 

 

 

モーゼの発射命令を受けて部下がミサイルの発射ボタンを押す。直後胴体の下につけられていたミサイルがチャージャーに向けらて放たれる。

 

 

 

「っ!!」

 

 

 

ミサイルが放たれたことに気づいて慌てて回避する圭。直後ミサイルが着弾激しい爆風が巻き上がる。

 

 

 

ギャァァ!!!ガシャァァン!!!

 

 

 

しかし追いかけていたアンブレラ・ランダルの車両群の一部は避けることができずに爆風の影響をもろに受けてしまう。ある車は爆風の火を丸ごとかぶり、またある車は爆風を避けようとしてほかの車両や建物にぶつかってしまう。

 

 

 

「ミサイルが外れました‥!!これでは同士討ちに‥!!」

 

 

 

 

「構うな!!体制を立て直して射撃を続けろ!」

 

 

 

再びプレデターが攻撃体制に入り今度はバルカン砲が射撃を開始、再び襲いかかる。

 

 

 

「っ!?」

 

 

 

再びハンドルをきって今度は歩道に乗り上げて爆走するチャージャー、それを追うかのように弾痕が続いていく。さらには再びその攻撃に巻き添えにな車両が出てきてしまう。

 

 

 

「同士討ちをしてる‥?」

 

 

 

次々とミサイルの攻撃を喰らい、脱落していく車両を見つつ首を傾げる美紀。しかし圭にはそんな余裕がなく次々と襲いかかる攻撃をなんとか避けるので精一杯であった。

 

 

 

「あっ!マーくん!!あれ!」

 

 

 

交差点に差し掛かった直後由紀が声を上げ、それに気づいた理琉が視線を向ける。そこにはプレデターの攻撃を避けつつ目立つパトライトをつけたチャージャーの姿が‥ 

 

 

 

突然、美紀や圭はたまた無人機のカメラにも横切るZ34が確認される。

 

 

 

「例の特殊部隊所属の黒田理琉を確認!!あのZ34です!横には女性が乗ってるのが確認できます!!」

 

 

 

「目標を変更!!先にあのZ34を仕留めろ!!」

 

 

 

指示変更を受けたプレデターはチャージャーの追跡をやめて理琉達を追いかけ始める。

 

 

 

「しまっ‥!?このままじゃ!先輩と理琉さんが!!」

 

 

 

もちろん美紀も気づいておりかなりの焦りの表情を見せていた。すると圭が突如ハンドルをきって交差点を右折する。

 

 

 

「って‥圭!?」

 

 

 

「絶対に先輩達には手を出させない‥!!美紀!!やるよ!!」

 

 

 

圭の無茶ぶりに一瞬止めようとした美紀だが素直に諦めて表情を変える。

 

 

 

「わかった‥‥やろう!」

 

 

 

そうして一度シートベルトを外して身を乗り出し後部座席に置いてあった愛銃のバレットを取り出す。そして再びシートベルトをし直しつつバレットの最終確認をするのであった‥。  

 

 

 

 

 

「マーくん!!なんか変な飛行機が来てる‥!!」 

 

 

 

「しっかりつかまってろ‥!!この先の高架トンネルで振り切る‥!!」

 

 

 

そういってアクセルベタ踏みでトンネルへ逃げ込もうと爆走する。しかしプレデターはすでに狙いを定めているようだ。

 

 

 

「撃て!!」

 

 

 

再び放たれたミサイルは迷わずZ34に飛んでいき真後ろの地面に当たり爆発する。

 

 

 

「キャァァァ‥!!!」

 

 

 

「ぐっ‥!!!」

 

 

 

その爆発の衝撃はもちろん二人にも伝わってくる。さらにはその爆発の衝撃で後部バンパーやトランクが吹き飛ぶ。なんとかコントロールを立て直しつつしかしなんとかトンネルに潜り込むことに成功する‥。が‥プレデターは器用にもトンネル内まで入り込んで追跡してくる。

 

 

 

「くそ!振り切れねぇ‥!!」

 

 

 

 

「ロックオン完了!!」

 

 

 

 

「仕留めろ!!」

 

 

 

 

トンネル出口に差し掛かった直後、再びプレデターが満身創痍なZをロックオンミサイルを発射しようとする。

 

 

 

「「させるかぁぁぁ!!!」」

 

 

 

だか、トンネル出入り口の上に交差している道のコンクリート塀をぶち破りチャージャーが飛び出してくる。

 

 

 

「美紀!!」

 

 

 

落下する過程でプレデターと同じ高度になったことを確認すると圭が助手席でバレットを構えている美紀に合図をかける。

 

 

 

「‥外しません‥!!!」

 

 

 

そう言い放ちトリガーを引き、直後発砲。狙いはもちろん発射体制に入ったミサイル、迷いもなく放たれた銃弾はミサイルのど真ん中に命中

 

 

 

ゴォォォン!!!

 

 

 

激しい爆発音とともにプレデターが爆発四散、破片が地面に転がり落ちる。それを横目にチャ一ジャーは綺麗な着地を見せつけて停車、Zも停まる。

 

 

 

「はぁぁぁ‥疲れたよぉ‥‥」

 

 

 

「だなぁ‥‥」

 

 

 

ギリギリの攻防戦をしたせいか疲労困憊の状態でぐったりする理琉と由紀、しかし先ほどの戦いが嘘かのように美紀と圭はハイタッチをかます。

 

 

 

「「やったー!!」」

 

 

 

 

 

バァン!!

 

 

「はぁ‥!はぁ‥!これか!」

 

 

 

屋上の扉を蹴り破りたどり着いた胡桃はそびえ立つ中継塔を確認、発電機を動かして配電盤へ駆け寄り開ける。

 

 

 

「これで確か‥!デーモンを使えば‥」

 

 

 

そうぼやきつつ、携帯を配電盤の操作パネルに繋ぎ電源をつける。

 

 

 

「ボーモン!!ハッキングの手動操作お願い‥!!」

 

 

 

「ピピッ ハッキング アシスト カイシ スルヨ」

 

 

 

 

 

ハッキングが再開されるまでそわそわしていたトーコ達だったがハッキングメーターが再び動き出したことにヒカが気づく。

 

 

 

「ハッキングが再開された‥!!」

 

 

 

 

「「「やった!!」」」

 

 

 

それを聞いた一同は歓喜の声をあげる。その間にもメーターが100%になりゴッドアイ特有のシステムが画面に表示される。

 

 

 

「ゴッドアイを奪ったよ‥!」

 

 

 

そういった彼女はいつも以上に自信満々な表情をしていたのであった‥。

 

 

 

ゴッドアイを奪われたヘリではすでに異変が起こっていた。先ほどまで表示されていた探索システムが次々と画面から消えていた。

 

 

 

「‥‥!!ゴッドアイが‥消えました‥!」

 

 

 

「なんだと!?」

 

 

 

 

プレデターが撃墜され、さらにはゴッドアイまで奪われてしまったことにモーゼは驚きを隠せずにいた。

それに追い打ちをかけるように異変を察知した戦闘機が接近してくる様子がレーダーに映る。

 

 

 

 

「軍が接近中!!あと3分で到着します!逃げないと‥!!」

 

 

 

 

 

「ガハ‥!!」

 

 

 

ウェスカーの一撃を喰らい壁に叩きつけられる睦、すでにボロボロな彼女に対してじわじわと詰め寄っていく。

 

 

 

「いっただろ?私には勝てないと。いくら君が運動神経が良くてもな」

 

 

 

「‥だから‥何‥よ‥!」

 

 

 

ヨロヨロしつつもなんとか立ち上がる睦。その姿はどんなにやられても負けないという意志が見えてくる。

 

 

 

しかしその様子をモーゼの攻撃ヘリが眺めていた。

 

 

 

「いました。ウェスカー少佐もいるようです」

 

 

 

 

「仲間もこれで終わりだ‥やれ」

 

 

 

彼の攻撃合図で二人にむけてミサイルが放たれる。しかしゴッドアイを失ったミサイルが的確に当たるわけがなく手前で着弾する。その衝撃で二人の間を縫うようにひび割れが伸びる。

 

 

 

「ねぇ‥知ってる?ストリートファイトっていうのはね‥土地勘があるやつがあるのよ‥?」ニヤッ

 

 

 

微笑みながらそう発した直後、近くに転がっていていた手榴弾をひび割れの内側に放り込み、爆発。ウェスカーも気づいて爆風を回避する。しかし‥彼女の狙いはそれではなかった‥。

 

 

 

ガララララ!!!!

 

 

 

ものすごい音ともともにウェスカーがいた側、つまりひび割れの内側が崩れ落ち始める。彼が気づいたときにはすでに遅くそのまま瓦礫と一緒に落下していくのであった。

 

 

 

 

「っ‥‥!?」

 

 

 

 

なんとか瓦礫を避けようとしたが避けれるはずもなく次々と瓦礫が直撃、後に致命傷となる一撃が入り込み

そのまま埋もれてしまうのであった。

 

 

 

 

「‥‥!!」

 

 

 

落ちていったウェスカーを確認しつつ攻撃ヘリを睨む睦。

 

 

 

「終わりだ‥!」

 

 

 

そんな睦に悪笑みを浮かべつつミサイルの発射ボタンを押そうとした‥その瞬間

 

 

 

ヒュン!

 

 

 

ゴォォォン!!!

 

 

 

直後どこからミサイルが着弾、派手にヘリが吹き飛ぶのであった‥。何事かとミサイルの飛来方向を見ると

轟音とともに戦闘機が通過していく。

 

 

 

 

「‥‥良かった‥間に合ったのね‥」

 

 

 

上空を旋回しつつ生存者を確認している戦闘機を見て気が抜けたのか静かな笑みを浮かべる睦‥。

彼女が戦っている間。由紀が無線機を使い治療薬のこと、そしてパンデミックの真相を説明。その前から突如レーダーに映った不審なヘリで異変を感じ取っていた国連軍司令部はこれがすべてランダルコーポレーション及びアンブレラの陰謀だと確信。核ミサイルの発射を中断、両関係者の拘束に切り替えたのであった‥。

 

 

 

「終わった‥のか?」

 

 

 

「みたい‥ですね‥」

 

 

 

眩しい朝日が差し込む中、激闘を終えた学園生活部は静かに眺めていた‥。

 

 

 

「なんか‥あっという間‥だったね‥」 

 

 

 

「はい‥‥」

 

 

 

「‥‥ちゃんと‥たどり着けたんでしょうか‥‥みなさんが望んだ未来に‥」

 

 

 

 

「‥わからない‥‥でも‥これからじゃないんじゃないかな‥?」

 

 

 

そういった日野の右手には、高校でとった記念撮影の写真が握られておりその中には‥笑顔で写っている雪の姿があった‥‥。

 

 

 

ー見てるか‥雪‥お前の望んだ未来‥この先必ず守ってやるからな!‥ー




激闘の末に勝ち取った未来
だが戦いは終わってない‥
俺たちの戦いはこれからだ‥
ー日野の日記よりー

近いうちに新シリーズ
おたより編をスタートさせます! 
激闘を終えた学園生活部の数年後の姿を描きます
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