がっこうぐらしー守るべきものー   作:三坂

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由紀を巡り武闘派との最終決戦の舞台は市街地へ‥!


第四十話 ついせき

図書館の決戦が終わったのと同時刻‥、タカヒトとタカシゲは由紀を連れて車へと急ぎ向かっていたのであった。

 

 

「なあ?なんでこいつにしたんだ?」

 

 

「簡単さ、二人があのルートをよく使うから人質に取りやすいってだけだ」

 

 

由紀を担ぎつつ、なぜ彼女にしたのかと問うタカシゲに当たり前のように答えるタカヒト。そんなことをしているうちに駐車場に出て車の元へたどり着く

 

「よし、こいつを後部座席に入れておけ。奴らが来る前に行くぞ」

 

 

「どこへ連れて行くんだ?」

 

 

「こいつを利用して奴らをおびき出す。」

 

 

何やらボソボソと話しつつ由紀をセダンの後部座席に放り込み、自身も車に乗り込む。直後エンジンが始動して

発進していく。

 

 

「!!車が動き出したよ!この向きだと裏門!」

 

 

その様子をトーコが屋上から見張っておりすぐに門組に報告する。それを無線で聞いた小春が、一緒にいたヒカやアキ、悠里や瑠璃に伝える。

 

 

「聞いたね!すぐに裏門に行くよ!」

 

 

「「「了解!!」」」

 

 

そして全速力で走りつつ裏門につくと、やはり外へ出るのか門がいつの間にか開いていた。少し奥からは武闘派のセダンが近づく音が聞こえてくる。

 

 

「早く閉めましょう‥!由紀ちゃんを助けないと‥」

 

 

車の近づく音に焦りを見せながら門を押して締めている悠里。他のメンバーも急いで閉めようとする。が、ヒカが珍しく声をあげる。

 

 

「っ!みんな!伏せて!」

 

 

その声の直後‥

 

 

ドドドドド!!

 

 

突然として銃弾が飛んでき、慌てて一同は伏せる。直後武闘派のセダンが銃を乱射しつつ閉めかけた門の隙間を縫うように通り過ぎる。

 

 

「やられた‥!」

 

 

アキが悔しそうに地面に拳を叩きつける。その横では小春が急いで無線機を取り出す。

 

 

「すみません‥!抜かれました‥!」

 

 

その少しあとに、クラウンとカローラが同じように間を縫ってセダンを追いかける。

 

 

「怪我は!?」

 

 

「悠里とるーちゃんともに無事です‥!」

 

 

「アキ。大丈夫です〜、ヒカも無事だよ〜」

 

 

「狭山も大丈夫です!」   

 

 

運転しつつ無線で安否の確認をする雪に、異常なしとの返答を聞いて安堵の表情を一瞬浮かべたもののすぐに切り替わる。

 

 

「あなた達は、図書館の方の安否確認とおそらく音で奴らがくるからバリケードの確認をお願い!」

 

 

「わかりました‥!ですがそっちは‥」

 

 

「こっちは‥大丈夫だから‥!」

 

 

「‥了解‥!ご武運を!」

 

 

 

 

「楽勝だったな」

 

 

セダンの助手席でAKの弾をリロードしつつ、笑みを浮かべるタカシゲ。

 

 

「あぁ、やはり相手に技量で勝てないときはこれに限るな‥」

 

 

バックミラーを少し下に向け、気を失っている由紀を見つつタカヒトは答える。そして再びバックミラーの位置を戻したとき、彼の目に後を追う2台の警察車両の姿が

 

 

「さっきの言葉は撤回だ。追っ手が来やがった」

 

 

「なに!?」

 

 

タカヒトの言葉を聞いて慌てて左サイドミラーに視点を移す。そこには白黒の警察車両が速度を上げて追いすがってきていた。

 

 

「諦めの悪いやつらだ‥!こいつで追い払ってやる!」 

 

 

「待て!」

 

 

そういって助手席のスライドドアを開けて身を乗り出

うとする。タカヒトが静止をしたが聞くはずもなく

身を乗り出したタカシゲは2台に向けて射撃する。 

 

 

 

「うおっ!?」ギュン!

 

 

タカシゲの反撃を受けた日野は慌ててハンドルを切りうまいこと中央分離帯を利用して射線を切る。

 

 

「どうすんだ!?これじゃ近づけないぞ‥!それに反撃しようにもこんだけスピードが乗ってれば狙いがブレる‥!下手すれば由紀に当たるぞ‥!」

 

 

M4カービンを取り出しつつクラウンの助手席で次の行動を問う胡桃。

 

 

「どうにかしてあの射撃手さえ仕留めれば‥」

 

 

ハンドルを握りつつ、打開策を考えている日野。そんな中無線機から雪の運転しているカローラの助手席に乗っている理琉から通信が入る。

 

 

「動きを鈍くできれば俺の腕で仕留める‥。もちろん由紀には当てないから安心しろ」

 

 

そんな理琉の決心した言葉を聞いて、一瞬考えていたもののすぐに返答を返す。

 

 

「‥わかった‥。やろう」

 

 

「ちょ!?日野!?」

 

 

まさかの返答に、胡桃が声を裏返らせるほど驚いて日野に視線を向ける。

 

 

「あいつはアメリカ陸軍、それに幾度の激戦をくぐり抜けてきた奴だ‥。ヘマはしないから安心しろ」

 

 

「でも‥」

 

 

まだ躊躇っている胡桃‥しかし日野がさらに後押しする。

 

 

「‥これ以上長引かせる訳にはいかん‥」

 

 

「わかった‥!」

 

 

胡桃の了承を確認すると再び無線機をオンにする。

 

 

「追跡は頼んだ!こっちは先回りする!」

 

 

「任せなさい!」

 

 

「マサル!由紀に怪我させたらただじゃおかないからな!!」

 

 

「当たり前だぁ!」

 

 

 

セダンの追跡を続けていた2台、しかし途中で日野がサイドを上げタイヤをロックさせつつハンドルを右に思いっきり切り、カウンターを当てる。白煙を上げ、ドリフトで進路を急に変えて左折する。

 

 

それと同時刻‥並走するバイパスをクラウンアスリートが爆走していた。そのハンドル横の画面にはマップが表示、昨夜武闘派の車につけた発信器の反応が点滅しつつ移動していた。   

 

 

「昨日の胸騒ぎが現実になるなんて‥!」

 

 

ハンドルを握りつつ焦りの表情を見せている女性捜査官ドライバー。朝の銃撃戦で飛び起きて、さらにはキャンパスから外へ爆走して出ていく3台を目撃して、今に至る。

 

 

「とりあえず‥!追いついてあのセダンを止めないと‥!」

 

 

さらにアクセルを踏み込み、速度メーターが跳ね上がるほど加速する。そしてクロスしている高架に差し掛かり橋下に視線を移すと下道で激しいカーチェイスを繰り広げている2台が

 

 

「一台減った‥?脱落か‥もしくは‥、考えるのはあと‥!なんとかおわ‥!?」

 

 

そういって視線を前に移した直後、彼女の目が大きく開く。そこには事故車両であるトレーラーが道を塞ぐように放棄されていた。本来ならこの先の道を通れば、あの道に降りれるのだがこれでは遠回りをしなければならなくなっていた。

 

 

「あぁもう!なんでここで事故るのよ!!」

 

 

予想外のトラブルに悪態を付きつつ地図を確認する彼女。

 

 

「正規のルートじゃないけど‥、仕方ない!!」

 

 

そう言ってハンドルを切り下道と並走する一本道に進路を変えるクラウン。セダンには少々狭いかもしれない幅だが問答無用で飛ばしている。

 

 

「このルートは初めて通るけど‥!気にしてても仕方ない!なるようになるしかない!‥って!?」

 

 

並走する道でカーチェイスを繰り広げている2台に視線を移しつつ、前に視線を戻すと目の前は工事中の行き止まりになっていた。

 

 

「あぁもう!今日は厄日だわ‥!」

 

 

そんなことを言い放ちつつもこのまま引き返すわけにもいかないため、さらにアクセルを踏み込む。

そして運転席と助手席の間にあるボンベのバルブを回して緩め、マップが表示されている画面にチャージとなにかを溜めていると思われるメーターが追加で現れる。 

かなり溜まってきたのを確認した直後にハンドルに増設された左右の赤いボタンを同時に押す。

直後、マフラーからアフターファイヤ。いやニトロの炎といったほうがいいのだろ。先ほどの加速より比べ物にならない瞬間加速になる。

 

 

「っ!!」  

 

 

瞬間加速のためもちろんGもかなり強い。一気にくる圧に耐えつつハンドルを握る。速度メーターも一気に180キロ手前に跳ね上がる。

 

 

「いっけぇぇ!!」

 

 

叫びつつ、工事用コーンなどを跳ね飛ばしてトラックの荷台にかかっているスロープをジャンプ台代わりに思っきり射出、宙を舞う。

 

 

「なっ‥!?」 

 

 

タカシゲの目には突然目の前に車が落ちてくるというあり得ない現象が起きていた。もちろんこんなことが起きれば人間は咄嗟の判断に頼ざる負えない。

 

 

「ぶつかる‥!?」

 

 

反射的に避けようとハンドルを切るタカヒト、しかし100キロ近く出してるときに急に進路変えればどうなるかおわかりだろう。

 

 

ギャァァァ!!

 

 

 

「コントロールが効かねぇ‥!!」

 

 

案の定コントロールを失いスピンしてしまう。必死で立て直そうとしているタカヒトだがすでに遅し、さらに‥

 

 

「うぁぁぁ!?」 

 

 

牽制するために身を乗り出していたタカシゲが急ハンドルの衝撃で外に投げ出されてしまう。そのまま思いっ切り壁に叩きつけられてしまいミンチよりもひどい有様になってしまい、周囲には肉片が散乱していた。

 

 

「なっ!?」

 

 

もちろん追いかけていた雪と理琉も目撃しており、何が起こったのか把握出来ずにいていた。だがこちらは落ち着いた操作でカローラを減速させていく。

 

 

 

「ぐぅぅぅ!!」

 

 

コントロールを完全に失ってしまったセダンは斜面に乗り上げつつ横滑りでしばらく滑り続けていた。タイヤも完全にバーストしており逃走はもう無理そうだ。

横滑りしていたものの、軽く柱にぶつかりようやく止まる。

 

 

「っと!」ギュン! 

 

 

ちなみにあの高さから飛び降りたアスリートはピンピンしており素早くセダンの逃走ルートを塞ぐように停車する。追いかけてきたカローラも同じように塞ぐ。

遅れて先回りしていたクラウンも合流、包囲網を形成する。

 

 

「くそ‥!こうなれば‥!」

 

 

事故の衝撃で、くらくらする頭を抑えつつ運転席から出てきて再び由紀を人質にしようとする‥が‥

 

 

ガシ

 

 

「あ?」

 

 

誰かに肩を掴まれて、振り返る。するとタカヒトの表情が真っ青になる。

 

 

 

「よぉ三下‥うちの仲間をかわいがってくれたそうじゃないか‥?」ガチャン

 

 

 

「あっ‥あぁ‥」

 

 

 

そこにはM1887片手に仁王立ちしてタカヒトを見下している理琉の姿が‥

 

 

 

「うちの仲間に手を出したんだ‥わかってるよなぁ‥?」

 

 

「うっ‥うぁぁぁ!?」

 

 

完全にパニックに陥り、運転席にあったAK-47を取り出して理琉に向けようとする。だが‥

 

 

ガギィィン!!

 

 

「‥!?」

 

 

どこからともなく飛んできた銃弾がAKにヒット、そのまま粉砕されるかのように壊れる。

 

 

「マサルさん、あとはお願いします」

 

 

「おう、任せとけ」

 

 

遠距離狙撃をした張本人、美紀との通信を軽くして再び銃口を突きつけようとする。 

 

 

「やっ‥やめろ!?撃つな‥!」

 

 

先ほどまでの威厳はどこへやら‥、完全に抜け腰状態になっており逃げ道がないのに逃げようとする。

 

 

「逃げるんじゃねぇ!!」ドス!!

 

 

「ガッ‥」ドサ

 

 

しかし理琉からの一撃をくらい車のボディに叩きつけられしまう。そしてM1887の銃口を再び頭に突きつける。

 

 

「今まで殺してきた奴らにお詫びでも入れてくるんだな‥!それと‥軍人ナメてンじゃねぇぞ三下風情が!!」ドォォン!!

 

 

そう言い放ち、ゼロ距離射撃をお見舞いする。射撃を喰らったタカヒトは頭が砕け散り周囲には肉片や骨の破片が飛び散っていたのであった‥。

 

 

「ん‥」

 

 

ゆっくりと目を開ける由紀、まだ焦点が定まらないが薄っすらと男性の姿が確認できる。それをみて自然と口からその人物の名前が出てくる。

 

 

「マーくん‥?」

 

 

「あぁ、マサルだ。ようやくお姫様がお目覚めになったな‥♪」

 

 

由紀の問いに安心させるように、頭を静かに撫でる理琉。撫でられることで由紀の表情が緩む。

 

 

「‥私‥頑張ったよね‥?」

 

 

「あぁ‥、あったり前だ‥♪よく頑張った‥♪」

 

 

「めぐねぇは‥?」

 

 

「めぐねぇならさっき意識戻ったって、軽い火傷だけだから大丈夫だ。」 

 

 

「良かった‥♪」

 

 

そして少し間を開けて

 

 

「ねぇ‥マーくん‥?」

 

 

「ん?なんだ?」

 

 

「もしかして‥私のこと好き‥?」

 

 

「なっ!?//」

 

 

まさかのこのタイミングで、そのセリフが出てくるとは思ってなかった理琉。さっきまでの表情が嘘のように変わる。

 

 

「だって‥最近マーくん私のこと見てたでしょ‥?」

 

 

「あ〜‥//バレてたか‥//」

 

 

「わかるもん‥♪私には‥//」

 

 

「ははっ‥//由紀には隠し事ができないな‥//」

 

 

恥ずかしそうに頭をかきつつ、一度深呼吸をして整え再び視線を合わせる。

 

 

「由紀の言うとおりだ‥//出会ったときから一目惚れしたよ‥//こんな感情になったのは初めてだよ‥//」

 

 

「だから‥さ//俺で良ければ付き合ってくんねぇか‥?//」

 

 

「えへへ‥//マーくんならいいよ‥//」

 

 

「ありがとな‥//」

 

 

 

そんないい感じな雰囲気を雪と胡桃、日野がほのぼのの眺めていた。

 

 

「いやぁ〜‥♪なんだかんだいいんじゃね?これ」

 

 

「だねぇ〜♪新たなカップル誕生か〜」

 

 

「でも意外だな〜。あの二人が繋がるなんて」

 

 

「ほほう〜?そうなのかい?」

 

 

「あぁ、だって性格がだいぶ違‥ん?」

 

 

しれっと話に混じっていた女性に3人の視線が一気に集まる。

 

 

「えっと‥あなたは‥?」

 

 

「あっ!あのアクロバットな着地披露した警察車両のドライバー!!」

 

 

日野が質問した直後、思い出したのか声をあげる胡桃

そしてなにか引っかかっていた雪も声をあげる。

 

 

「というか‥もしかして睦先輩!?」

 

 

「「先輩!?」」

 

 

雪の言葉に驚きを隠せずに視線を今度は雪に向ける日野と胡桃。睦と言われた少女は雪の顔をみてハッとなる。

 

 

「もしかしなくても雪ちゃんじゃない〜♪無事だったんだ〜」

 

 

「先輩こそ♪よく無事でしたね〜」

 

 

「いや〜、ここまで来るのにけっこう苦労したんだよ〜?」

 

 

「あの〜‥」

 

 

久しぶりの再開に熱くなっていた二人に追いつけてない日野がストップをかける。

 

 

「雪〜‥、そちらの方は‥?」

 

 

「おっと‥!そういえば日野は知らないんだった‥!」

 

 

思い出したかのように、熱くなりかけてた再開話から戻ってくる雪。丁度理琉と由紀も戻ってきたため紹介をする。

 

 

「改めて紹介するわね、訓練生時代の先輩でエリート警察官の‥」

 

 

「エリートは余計だよぉ(汗)っとはじめまして♪警視庁公安に所属してます彩月睦です♪(敬礼)」

 

 

「雪の先輩でしたか、K県警巡ヶ丘警察署所属の日野祐也です」

 

 

「アメリカ陸軍特殊作戦群の黒田理琉だ」

 

 

「巡ヶ丘学院高校三年生の恵飛須沢胡桃だ♪」

 

 

「同じく巡ヶ丘学院高校三年生の丈槍由紀だよ♪よろしくねつーちゃん♪」

 

 

「えぇ♪よろしく♪」

 

 

そして自己紹介が終わると睦は四人にある質問を投げかける。

 

 

「そういえば、あなたたちって聖イシドロスに最近来た新入りさんよね?」

 

 

「えっえぇ‥確かにそうですが‥。もしかしてあの大学をご存知ですか‥?」

 

 

「知ってるも何も、あそこの穏健派とは顔見知りだもん♪」

 

 

「えっ!?そうなんですか?」

 

睦の発言に驚きをかくせずにいる日野と胡桃、そして由紀。その3人を見つつ雪が提案を持ちかける。

 

 

「それなら、一緒にキャンパスの方へ戻りましょう♪せっかくですし」

 

 

「もちろん♪そのつもりだったし♪」

 

 

「新しい仲間が増えたな〜」

 

 

「ですな〜」

 

 

そうして3台は来た道を走り、大学へと戻っていくであった‥。残されたのは肉片になったタカヒトとタカシゲ

‥、そして血の匂いで寄ってきた彼らだけであった‥。

 

 

同時刻‥ランダルコーポレーション巡ヶ丘製薬会社地下施設。

 

 

パンデミックの発生源とされた巡ヶ丘支社には既に人の気配はなく、ましてや奴らの気配さえもないという始末であった。しかしそんな地下施設のある区画に大きなタンクがおいてある‥、そのタンクの表面にはB1

Tyrantと英語表記で、そして厳重に保管されているようだ。

激戦を終えて一安心した学園生活部‥しかし悪夢は終わらない‥。どん底へと叩き落されるような事態が起こるとも知らずに‥。

 




新メンバー
彩月睦
女性
23歳
わかくして警視庁公安部に所属しているエリート捜査官
雪の先輩であり、彼女の憧れの存在になっていた。
大学組とはパンデミック以降に知り合っている。
そして車の魔改造が得意で、追跡につかったクラウンにもニトロや強化サスペンションを組んでいる始末

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