私「海風 光(うみかぜ ひかり)」と申します。
今作品は、転生から始まる物語なので、私自身うまく書けているか心配です(苦笑)
拙い文章ですが、楽しんで頂けたのであれば幸いです♪
…まぁ、こんなところで長話をするのもあれですので、プロローグの方に入りたいと思います。
~side Third person view~
8月14日の午前…道路には蝉の声がうるさく響き渡り、夏の猛暑を更にかきたてる。
もうすぐ12時を過ぎようかという時…前方から一人の青年が暑さに顔を歪めて歩いていた。
…だが青年が顔を歪めるのも無理は無い。気温は既に40℃に達し、遠くを見つめると陽炎が見える程である。
「…もうすぐだな。」
青年はそう呟きながら、手元のパンフレットを見た。其処には『博麗神社例大祭』と書かれた大きな文字と、簡単な周辺地図が記載されていた。
お気付きの方も多いと思うが…この青年かなりの東方厨で、ゲーム版のプレイは少ないものの、動画や書籍に関しては他の追随を許さない程の知識を保有している。
そして、青年が工事中のビルの横を通りかかった時…“それ”は起こった。
「…?」
突然、青年の周辺にいた人々が皆上を見上げ、口を開いていた。
「…一体何が…!?」
青年も周りの皆と同じ様に上を見上げた。すると其処には…青年の瞳には、漢字の『工』が見えていた…つまり、真っ直ぐに下を向いている鉄柱があった。
―ひゅうぅぅぅ…
「あ…これって…」
自分の目先から垂直に落ちてくる鉄柱を見ながら青年は呟いた…
「…カ○ロウデ○ズのあれみた…」
―ザシュッ、ガギンッ…
青年が人生最後の言葉を言い終える前に、落下してきた鉄柱は青年の体を貫き、そのままアスファルトに突き刺さった。
~side ???~
「…(…ここは…?)」
気がつくと俺は、何も無い真っ白な空間に浮かんでいた。
「…(…不思議な感覚だな…まるで死んでるみたいだ…)」
【…まぁ、実際のところ死んでるんだけどねぇ~】
何処からか間延びした声が頭の中に響き、俺が辺りを見渡すと…
【あぁ…こっちこっち…って、テレパシーのスイッチ切るの忘れてた~】
両側面に桃(?)がついた帽子を被り、腰くらいまである白いストレートの髪に、赤いリボンと黒いラインが真ん中に入った白い上着を着て、虹色の前掛けをつけた20代後半くらいの女性がいた。
「…誰ですかあなた…天子(てんし)ちゃんみたいな格好して…」
「あら、貴女はちゃんと天子(てんし)って言ってくれるのね♪」
俺の言葉に、桃の人はひどく感激していた。…理由は多分、天子ちゃんはよく笑顔の動画サイトで、「てんこ」と呼ばれているから、俺の様な呼び方をする人の方が珍しいだろう…
「そうなのよ~みんな私をみたら『てんこ、てんこ』って言うのよ~あと、『桃の人』って言うのは女性に対して些か失礼じゃないかしら~?」
「…っ!?」
桃の人の言葉に俺は驚きを隠せなかった。…もしかしてだけど…俺の心を…
「えぇ、読んでるわよ~♪一応~私も神だし~…それと、さっきから誰に向かって話してるの?」
「メタ発言禁止でお願いします神様(笑)。」
「ちょっと…人間が神様を嘲笑うなんて…なんて快っ感っ!!♪」
目の前の神様は俺の言葉に頬を赤く染め、抱きしめるように自分(神様)の肩を掴み、身をくねらせた…うん、こんな性格だからカリスマが感じられないんだな…
****************
―数十分後―
「…なあ神様、そろそろ此処は何処なのかと、俺はどうなったかを話してもらってもいい?」
「え~もっと私を罵って♪」
神様はそう言うと頬に両手を当てて身をくねらせた。…正直言おう、ウザイ。殴りたい。神様だから殴っても大丈夫だよね♪
「すいません、ちゃんと説明しますのでその拳を下ろしてください…」
神様はそう言いながら、俺に土下座をしていた。…チッ、心読まれてたか…
「えっと…此処はねぇ~」
神様の言葉を要約するとこうだ、俺は8月14日の午前12時過ぎ、落下してきた鉄柱に体を貫かれるという…どっかのボ○ロ曲の様な死に方をしたのだが、その原因は俺の目の前にいる堕神が、間違って鼻をかむ時のちり紙に俺達の書類を使った為、俺達は死んだらしい…ふざけんな(怒)
「ま~ま~そう怒らない、…ハゲるよ?」
「…もう死んでるから関係ねえだろ…」
俺はそう言いながら溜息をついた。
「うん…それの事なんだけど~君が良いなら第2の人生歩めるよ?」
…ゑっ!?マジで!?
「うん、マジで!」
だから人の心を(ry
「それで…転生するにあたり、オプションとして君を好きな世界に送るのと、願いを3つかなえてあげる♪」
神様はそう言いながら右腕を真っ直ぐに伸ばして親指を立てた。
「…質問だけど、転生先ってゲームの世界でもいいのか?」
「うんいいよ!むしろそっちの方が楽(ry」
俺の質問に即答してくれたのは良いけど、最後の方絶対言ってはいけない事を言ったような…
「細かい事は気にしない!…それで、願いとかは決まったの?」
「あぁ、まずは俺を東方projectの世界に転生させてほしい!」
「ふ~ん…東方ねぇ~」
神様は何かを懐かしむ様な顔をしながら頷いた。
「それで?残りの3つの願いは?…あ、言い忘れていた事だけど、願いの内容として…1つ目は能力、2つ目は種族、3つ目はその他でお願いねぇ~」
神様は気だるそうな声でそう言いながら右手を上げた。
「…願い叶えてくれる割には注文多くないか…(汗)」
「仕方ないじゃない…さくsh…じゃなかった、上層部からの命令なんだも~ん」
「おいお前、またメタい発言を…(汗)」
俺はそう言いながら、さっき神様が言った条件の願いごとを言った。
①能力「現象を無視する程度の能力」をもらう。
②種族を「風竜」にしてもらう。
③竜の姿から人間の姿になる(逆もしかり)様にしてもらう。
「…以上だ。」
「成程…法則無視に竜ねぇ~…変更とかはない?」
「あぁ。」
「あと、オプションで転生後は転生前の記憶を失ってたり、種族特有の能力も追加されてるけど?」
「大丈夫だ。転生の覚悟は出来ている!」
「そう…それじゃぁ、転生前に二つほど…君の名前と、好きな東方キャラを教えて♪」
神様は妖艶な笑みを浮かべながらそう言いった。
「…風ノ宮 龍牙(かぜのみや りゅうが)…それが俺の名前だ。あと好きなキャラは【黒谷 ヤマメ】だ…ところで、あんたの名前は?」
俺はそう言うと、神様の赤い瞳を見つめた。
「そうね…あなただけが名乗るのも不公平ね…」
神様はそう言って一呼吸おいた。…だが、彼女の名前を聞いたとき、俺は驚愕した。
「…私の名は比那名居 天華(ひななゐ てんか)。天子は私の子孫にあたるかしら?(クスクスッ…)」
天華は、そう言うと右手を振り上げた。その直後、天華の右手が紫に光ると同時に、俺の足元に紺色の魔方陣が現れた。
「あ、そうそう、これを貴方に渡しておくわ~♪」
天華はそう言って左手の指をパチンッと鳴らした。すると…
「…これは?」
俺の右手中指に逆三角形の緑の宝石が埋め込まれてた指輪(大きさにして直径5cmくらい)がはめられた。
「貴方がこれから持つ、【龍の力】を解放する為の指輪よ。使いこなすかは貴方次第♪それじゃ、行ってらっしゃい!」
天華がそう言った時にはもう、俺の意識は暗闇に落ちていた。
~side 天華~
「ふう…無事に行ったわね…」
さっきまでここにいた、「風ノ宮 龍牙」と言う転生(予定)者を無事に東方の世界に送り届けた私は、とりあえず一息つくことにした。
転生させるって結構内部処理等々で結構疲れるのよねぇ~
「…あっ、龍牙君の転生開始場所間違えた…(汗)」
どうしよ…「黒谷 ヤマメ」と会える様に地底に送ったつもりだっけど…私の手の中にある転生機(スマホタイプ)が示した転生開始場所は、私の故郷でもある「天界」だった。
「まぁ~あの子なら何とかするでしょ~結構しっかりした子だったし♪」
―ザッ…
私が呟いた直後、私の後ろに人が来た時特有の地を蹴る音が聞こえた。
「(…まぁ、あらかた予想はついてるから無視してもいいんだけど…これも仕事だしねぇ~)」
私はそう思いながら、後ろを振り向き、口を開けた。
「ようこそ、"もう一人の転生者さん"♪」
…ヤバい、初っ端から早速3000文字超えた…これから少なくなっていく(だろう)のに…(汗)
…ってあっ…さっきぶりです!海風です!ここでは基本的に「幻想郷の奇跡」同様、用語解説と裏話をしていこうと思ってます!
まぁ、今話での裏話といきますと…
比那名居 天華:この話に登場する転生専門の神様。主人公が死ぬきっかけを作った張本人。
龍の力を開放する為の指輪:通称「龍の指輪」。天華が主人公の持つ(転生先で)龍の力が込められている指輪。モデルは「仮面ライダー ウィザード」の、ウィザードリングから。
…とまぁ、今回はこの位でしょうか?…最後に現れた"もう一人の転生者"と呼ばれた者、その正体は次話で明らかに…(なるかもしれない。)
それでは次話で!