ウマ常   作:バイク

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 みんなも真似して作ってみよう。嘘です絶対に作らないでください。なぜか前までのが消えた。やっちゃったのかな?


タキオン特製 肉じゃが

 

 

「………………」

 

 

 

「………………」

 

 

 

 暗い表情をしながら机の上に座る二人のトレーナー、タキトレと一緒に現在俺も座らされている。というか括り付けられている。日頃の感謝を含めなんでもタキトレに料理を振舞ってあげようとするタキオンだが、彼女は壊滅的に料理ができなかったはず。なんでもミキサーにかけるほどだ。

 

 

「おい」

 

 

 

「………………」

 

 

 

 

「…………大丈夫なのかこれ」

 

 

 

「……………終わった」

 

 

 

 

 今までの人生を振り返るような目をしながら下を向くタキトレ、この時点で大体察した。

 

 

 

 

 今日のメニューはあの人の舌もとろける特製肉じゃがをご紹介一度食べたらもう他の肉じゃがを食べられなくなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 トラウマになること保証付き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おいふざけんなナレーション!つーかゴルシじゃねーか!トラウマになるほどってどんな料理だ!

 

 

 

 

「それじゃあ作っていこうか、材料はいたってシンプルさ、そこに私が愛情を込めた秘密のレシピを使っていくとしよう」

 

 

 

 

 慣れない手つきで下拵えをしながら、使う食材を切る。油を引いたフライパンに食材を入れ、火にかけた。

 

 

 

 

「普通だな」

 

 

 

 

「そうだな」

 

 

 

 

 玉ねぎを炒め、ジャガイモ、肉、しらたきを加えさらに炒めている。ただ普通に料理をしているはずなのにタキトレは暗い表情のままだ。

 

 

 

 味がまずくても一生懸命に作っているんだ、それくらいなら俺も問題はない、もしかしてそれほどひどいのか?ダークマターでも生成するのか?う~ん想像がつかない、いたって普通の調理、何もおかしいことはない

 

 

 

 程よく炒めたら、調味料を入れ味を調えていく、うん普通だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ、全体的に良くなってきたね、それじゃあ濃硫酸45㏄加えようか」

 

 

 

「ちょっと待て!」

 

 

 

「待たないよ」

 

 

 

 試験管のようなものに濃硫酸を入れ、量を測るタキオン

 

 

 

「これでジャガイモに含まれるデンプンが濃硫酸を加えて煮込むことで加水分解を起こす、そして単糖類になることで甘みが増す。我ながら素晴らしい調理だ」

 

 

 

「どこがだ!謝れ!料理に謝れ!」

 

 

 

「うるさいな、少し黙っててくれ」

 

 

 

 無理やり猿轡を加えられされ強制的に黙らさせる。身動きとることもできず。これでただ黙ってみることになってしまった。

 

 

 

 己タキトレ!お前わかってて黙ってたな!こんな料理喰いたくねーよ、つーかなんで作らせてんだよ、これなら普段の謎の薬品で光ってる方が100倍マシじゃねーか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「料理は化学、ある漫画でもこんな風に調理していた、私でもできることが増えるとは実に素晴らしい」

 

 

 

 

 

 違う!あれは真似しちゃいけない部類だ、死人が出るぞ!つーか現在進行形で死人が二人出るぞ、止まれ、止まってくれタキオン!今ならまだ引き返せる。人の道を、ウマ娘の道を踏み外すな、踏みとどまってくれ~!!!!!

 

 

 

 

 

「仕上げとして、ひと煮立ちさせたらいったん火を止めてと………隠し味にクロロ酢酸を加えてと」

 

 

 

 

 加えるなー!なんてもん用意してんだテメー、殺す気か、恨みでもあるのか!ああ、やめてくれ、そんなにドバドバと大量に入れないでくれ~

 

 

 

 

 

「これでさっぱりとした酸味が食欲をそそるんだよ」

 

 

 

 

 

 

 違うんだ、考えてくれタキオン、化学反応が!食塩とクロロ酢酸でクロロ酢酸ナトリウムになってとんでもないことになるんだよ!食塩+クロロ酢酸→クロロ酢酸ナトリウム+塩酸なんだよ!まだ間に合うから!もう間に合わないけどそこでやめてそれを捨ててくれ頼むから!

 

 

 

 

 

 

 タキトレ早くあいつを止め…………すでに絶望している。

 

 

 

 

 

 

「残してしまったら大変だからね~、一緒に防腐剤として硝酸カリウムも加えようか、これで少しは長持ちして明日もモルモット君に食べてもらえるだろう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 やめろー!もう手遅れだけどやめてくれ死にたくない!なんでそれ加えた!硝酸カリウム+硫酸→硫酸水素カリウム+硫酸!なんかマンガで見た光景が目の前に!もうだめだおしまいだ。

 

 

 

 

「最後に鍋をよくかき混ぜながら強火で煮込んでッと、これでモルモット君の舌もとろける事間違いなしだね」

 

 

 

 

 ハイライトが!目がハイライトオフになってるよ、ただのヤンデレじゃねーか、浮気でもしたんかタキトレ!付き合っていないけどそれくらいのレベルで彼女がヤンデレ化してしまったみたいになってるじゃねーか!不敵な笑顔と笑いを浮かべながらこっち見てるよ、ドラクエの魔王でもここまで怖くねーよ、だれかスカーレット呼んでこいつを止めてくれ~!

 

 

 

 

 塩酸+硫酸→王水、物凄い強力で、金やプラチナをも溶解できる強力な酸が誕生してしまった。

 

 

 

 

「ふっふっふ、これでいい、このままだと溶けてしまうからね、ガラスの器に盛り付けて完成だよ!さぁ食べてくれ二人とも!」

 

 

 

 あの人の舌どころかいろいろなところまでとろける特製肉じゃがの完成、鍋に残ったものは専門業者に処理してもらいましょう。トレーナー頑張れ!

 

 

 

 頑張れじゃねー!助けろやー!ゴールドシップ!くそがあああああああああ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、私が直々に食べさせてあげよう、モルモット君は自分で食べておくれ」

 

 

 

 

「だが、断る!絶対にたべ」

 

 

 

 

 無理やり口を開けられ肉じゃがを放り込まれる。ウマ娘のパワーに人が普通に勝てるわけがなかった。その日2人のトレーナーが倒れているのを見回りで巡回していたエアグルーヴが見つけ、無事に二人とも病院で目が覚めた。

 

 

 

 

 主犯のタキオンは緑の人に物凄く怒られていた。

 

 

 




 わかる人にはわかるある漫画、小説とかアニメでもある。どんな料理よりも恐ろしく命の危険がある料理、普通に面白いからおすすめです。
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