酒は悪酔いするとしんどいですね、からまれると勘弁してほしい
酒と言えばぐらんぶるというアニメが出てきたんですよね、あれめっちゃ好きなんですよ面白くて、あとめっちゃ長い文章
トレーナーはトレセン学園から遠い場所の一つの建物の中に来ていた。その建物はBARであり友人が営んでいる店で、呼ばれたので久しぶりに飲みに来ていた。訪れた時間が早いためか、トレーナー以外のお客さんはいなく、店内で流れるジャズの音楽とマスターである友人のカクテルを作る音が響いている。
「・・・なんだこれ」
「イチゴのカクテルや」
小さ目のグラスに注がれているイチゴのカクテル、度数は低めで作られているのか軽く飲めるのでグラスはすぐに空になった。いくら度数が低くてもペースが早ければ個人差はあるがすぐに酔ってしまう、次のカクテルはもうできるがすぐに飲まずに一息入れる。
「トレーナー業は最近どうなんや?」
「・・個性豊かな奴が多くて大変だ」
「それは、お疲れ様」
ねぎらいの言葉と同時に次のカクテル、ソルティードッグが出てきた。軽く口に含み飲み干しつまみのナッツを口に放り込みかみ砕く。
「飲むのになんでスーツで来なくちゃならないんだ、私服でいいだろう」
「ジャージで来られたら雰囲気台無しになるやろ、やからスーツで来てもらったんや」
面倒くさいな・・どうせ手伝いのためにスーツ着させてきたんだろ、何回もここに通っているから大体何をするのか分かってきている。
「・・本音は」
「奢るから仕事手伝って♪」
「・・やっぱりか」
笑顔でお願いしてくる顔に若干いら立ちはあるが、ただで飲めるなら別にいい
あまり飲みすぎて支障がきても困るので、二杯目でやめて置きカウンターへ移動する
・・・・できることあんまりないけど
「それじゃあ、飲み物を作るから、なにか料理の方頼むは」
「なにかって、あては正直そんなに作れないぞ」
「大丈夫、大丈夫、なんなら丼ものとかでもいいから」
「お前がさっき言ってた雰囲気は一体どこに行った」
無茶苦茶だなと思いながらも、材料の確認に裏に回る。ある程度食材はあるので作れそうなものをリストアップし、何を作るのか決めておく
どうせなら誰か呼ぶか、ノンアルコールもあるので学生でも飲むのは問題ない。
ウマ娘を呼べばきれいで可愛らしい子がいる分、最悪変な奴に絡まれるかもしれないが大丈夫だろう、大の大人でも力では負けるから
「いらっしゃいませ」
考えていると丁度お客さんが来た。一人ではなく団体でだ。筋肉質の大きな体の二人に細い子が二人、両方とも男だ。カウンターに座るとさっそくマスターである草薙と話している。
「マスター、お久しぶりです」
「おー久しぶり、元気やったか?見ない子もいるけど後輩か?」
「そうなんですよ、たまたまこっちに旅行に来ててマスターの店を紹介しようと思って」
伊織、耕平の細い後輩二人に筋肉の時田、寿の大学先輩コンビで来店、後輩二人も若干緊張しつつ挨拶をしていた。草薙が俺を呼んだ理由が分かった。酒豪コンビの二人が来るのを知っていたからだ。何回か時田、寿の二人には会っているのでどんな感じ化は知っているが、後輩二人のことは知らない・・・・・・頼むから染まってくれているなよ
とにかく何でもいいので先に料理を作っておこう、材料を取り出し調理を進めていく、せっかくだし電話でもして誰かを呼ぼうか、外出届はまだ・・間に合うよな、う~ん考えて置こう
「おーい、傑も来ーや!」
「今行く」
とりあえず呼ぶのは後回しにして草薙に呼ばれたのでカウンターの方に向かう。
・・・向かった先には全裸の男が4人いた。
「おお~久しぶりですね傑さん」
「トレーナーの仕事はどうですか?」
「普通に会話すんのやめてくれないか」
なんで全裸で普通に会話を・・・せめてしたのフランクフルトを隠せ、なんでこいつは何にも言わない、雰囲気とか言ってたやつが一番気にするところだろ
「先輩、この方は」
「あぁ、この人はウマ娘のトレーナーの傑さんだ、ウマ娘業界じゃかなり有名な人だ」
「ウマ娘・・・もしや二次元の」
「それはお前だけだ、ちゃんと三次元だ」
・・・・・・手遅れか・・染まってしまってたんだな、諦めよう
何事もないかのように会話する後輩二人を見て心の中でそう思った。
あまりトレーナーのことを知らないので簡単に説明すると耕平が物凄く食いついてきた。
「傑さん!!それはケモ耳っ子たちが学園にたくさんいて、可愛く、綺麗で、エロく!!!、ケモ耳っこパラダイスが存在しているという事ですか!!!!!!!!」
「そうだな、落ち着け、近い近い・・あと変な目では見てないからな」
「そうだぞ落ち着け耕平、相手はトレーナーなんだ、やましいことはできない」
「でも学生はみんな女子やからハーレムやん傑、一緒にご飯とかも行ったりしてるし、中には担当したウマ娘に告白されている人もいるからな~」
「「な、なぁぁにぃぃぃ!!!!!!!!」」
「お前絶対面白がって言っただろう、火に油どころかガソリンをまき散らすな」
そんなこと言うから、血の涙・・・なんか本気で殺してきそうな殺意が体からあふれてきてるんだけど、なんか呪術とか領域展開とかしてきそうなんだけど、全裸の男二人にさ殺気全開で絡まれるとか言い迷惑だ。
「こらこら、二人とも、落ち着け、羨ましいかもしれないが、立派な仕事をしているんだ、あまり変なことはするなよ」
「先輩、俺はあって早々ですけどこの人が死ぬほど羨ましい」
「同感です。ケモ耳に囲まれる毎日、こっちは何が悲しくてもてない男と一緒にいなければ」
「ああん?それは俺のことか耕平!!!??」
「ふ、貴様らに決まっているだろう」
あ~なんか喧嘩始まった、元気だなというか、見ていて面白いが・・・ゴルシが混ざるとさらにとんでもないことになりそうだな、あいつは呼ばないようにしておこう
・・・・・まず全裸の時点で誰とも合わすことはできないな
・・・ちょっと待て二人ともなんでウイスキーをグラス一杯に入れて飲み干しているんだ、そんな飲み比べをするな・・・え?普段はスピリタス・・・あ、そうなら
思う存分やれ!!!
競うな、持ち味を生かせ!!!・・・・・・潰しあいが始まった。
「おいおい二人ともあんまりはしゃぐな」
「マスターすみません、まったく誰に似たのか」
「お前らだろうが、まったく、ん?俺ら?みたいな顔するな」
「ほんまに、知らんうちに染まって、そろそろ服を着ようか、そのうち傑の担当の子が来るから、全裸はあかんで」
優しくそういうとケンカしていた二人も素直に服を着て何もなかったように飲み始めた・・・ちょっと待て誰を呼んだ・・呼んでないのか
「じゃあ傑、誰かここに呼んで♪」
「・・・・なぜ」
「タダにするから♪ それに可愛い娘がいるとお客さんも喜ぶしね」
こんなモンスター共に合わせられるか、俺は早くモンスター共に早急に魔界に帰ってほしいんだが、こやし玉投げつけたいんだが、
「呼べたとしても、中等部は無理だからな」
「おおきに、誰でもええよ~、あ、オグリちゃんは勘弁、ご飯なくなっちゃうから」
なくなってもいいだろうそこは、仕方ない、テキトーに電話していくか・・
何人かに電話し、予定が大丈夫なら来てもらうが、正直あまり期待はできない
レースが迫ってきている子もいるので、あんまり疲労はかけさせたくないのだ
結果的には2人来るらしい、シンボリルドルフ、エアグルーヴの2人だ、ちょうど生徒会の仕事が終わったようで気分転換のようなもので来てくれるらしい・・・よりによって美人二人か、大丈夫かな
「2人来る」
「はいよ、傑は今のうちに何か作っといてね~」
「お、傑さんの料理か、楽しみだ」
作るからには本気でやるか、まずはチーズを厚く切って、トマトをスライス
生ハムを用意してオリーブオイルも用意する。生ハムにチーズ、トマトを乗せ生ハムで包む。そこにオリーブオイルを上から少量でいいので垂らしていく、最後にブラックペッパーを削って完成。
「ほらおあがりよ」
「お、美味そうですね、頂きます・・・・おお、これは酒が進みます」
「マスター、モヒートを一つ」
「はーい、あ、傑~先に髪セットさせてや~」
「しなくていいから」
「あかん、整えている方がかっこいいんやから」
めんどくさいからいいのにワックスを持ってきて髪をセットされる。セットされると女性受けがいいらしいが嫌だ、だらしない姿で店員は駄目らしい、店員じゃないんだが・・・セットも終わったので料理を続ける
次に小鍋にオリーブオイルをやや多めに入れニンニクと一緒に加熱する。その間にトマト、アスパラ、タコ、イカ、などの魚介と野菜の下処理を済ませ、一緒に入れる。火が通るように調整し、魚介、野菜のアヒージョを作り、仕上げにまたもやブラックペッパーをかけて完成
「これもうまい、酒が進む」
「マスター、ビールを」
「く、イケメンで料理もできてケモ耳たちのトレーナー・・羨ましすぎる」
「泣くな耕平、きっとチャンスはある・・・・やつを消すチャンスが」
「おい、今物騒な内容聞こえたぞ」
しばらくいろんなものを作り続けていると近くまできたとの連絡を受けたので迎えに行く、伊織と耕平に合わすのは怖いが、さすがに何もしないだろう。
階段を上り、扉を開けると丁度その近くにいた。
「いらっしゃい、急に悪いな2人と…テイオーもいるのか」
「ええっと、トレーナーなんだよね?」
「そうだが、見てわからないか」
「いやいや、全然わかんないよ、髪もセットしてるしスーツだし、普段の服装とは全く違うからわかんなかったよー」
そこまで言うか、確かに普段、場合によってはジャージ姿もあるから言い返せないが、ルドルフは見たことがあるので驚きはなかったが、エアグルーヴがテイオーと一緒で驚いている。しまいには貴様にもその様な恰好ができたのかと言われる始末だ。
「なんでテイオーはきたんだ?」
「えー、だってカイチョーとエアグルーヴがどこかに行こうとしてたから聞いてみたらバー?に行くって言ってたからボクも行きたいから連れてって欲しいって頼んだんだ!」
「すまない、せっかくだし多い方がいいかなと」
「問題はないが、大人の世界だぞ、子どもに分かるかな~」
「むー、ボク子どもじゃないよ~」
「はは、そうか」
「え、ああ、うん」
「どうした?」
「ん~、今日のトレーナーいつもよりかっこいいからなんか調子狂っちゃうよ~」
「そうだな、日ごろからそうしておけばいいものを、もったいない」
「めんどくさいんだよエアグルーヴ、ほら中に入りな」
「おや、エスコートはしてくれないのかなトレーナー君」
「残念ながらそういうオプションは付いておりません」
中に案内するとカウンターの席に座ってもらおうとしたがその前に耕平がものすごい勢いでこちらに駆け寄ってきた。なんでもケモ耳きたーーーーー!!!!!!!!
興奮しているようだ。流石のクール系の生徒会長副会長は驚き、テイオーにいたっては俺の後ろに隠れている。怖がらせすぎだ、変質者
「おい、耕平落ち着け、そこの子どもが困っているだろう、すみません、こいつバカなんでー」
「あ、ああ、大丈夫だ」
「むー、ボクこどもじゃないよー、でもあの人ちょっと怖いかな」
「テイオー悪いことは言わん、あの男には近づくなよ、あれは変質者だ」
「それ見たことか」
「耕平落ち着け、お嬢さんたちが座れないだろう、まったく」
「あ、ああすみませんお嬢さんたち申し訳ありません、あまりの可愛さに我を失っていました」
「はやく元の場所に戻れ、ほらテイオーも後ろに隠れてないで」
落ち着いたのか、耕平は元の場所に戻り伊織はやれやれといった感じであったが、テイオーが姿を現した瞬間、俺とルドルフを交互に見てきてとんでもないことを口走ってきた。
「先輩!!!見てください、こ、子どもですよ、しかもそちらの茶髪の美人なお姉さんと似ている」
「む、確かに」
「似ているな~」
「な、なんだと北原、つまり、傑さんはそこの美人な学生のウマ娘と・・・・・・・・・・あんなことやこーんなことをピーーーしてできた子供というのか!!!くそう、羨ましすぎる」
テイオーの耳をふさぐ、下賤な話は聞かせられない
「耕平こうなれば、奴は敵だ、焼き討ちに行くぞ、そして山に埋めにいくぞ」
「おうとも」
「2人ともやめろ」
「まったく、酔いすぎだ」
筋肉先輩二人に注意されそれでもなお、食い下がらないのはすごいが、そろそろこちらも疲れてきた。あとやったとかいうな
「あいにく、結婚もしていないし、子どもじゃない、ただの子どもだ」
「あれ、トレーナーも子ども扱いしてくるの」
テイオーよ、お前はまだまだ子供さ、あとではちみーのノンアルコールカクテル作ってもらえ、それにこれ以上ややこしくしたくない
席に付き飲み物を注文していくはずだが、ルドルフたちは何があるのかは知らないので草薙に任せた。
それぞれにニンジンカクテル、はちみつカクテルのノンアルコールを提供し雑談が始まる。内容のほとんどがレースについてや学園内での出来事、学生同士で盛り上がる話もあるのだろう。最初の出会い方はひどかったが今では随分と打ち解けられたにか普通に話している。
ただどうしても1人犯罪者予備軍がいるため気が抜けない、なにそのシャツ?アニメ物でもロリキャラはまずいだろ。現役の中学生が目の前にいるんだよ、変な気は起こさないでね。
てかあいつが一番場違いな服装してるじゃねーか!アニメ物の服着てくるなよ!
時間が経つほどに飲む量は増えていく、もう何杯飲んだか分からないが平気な顔で飲み続ける4人、化け物か
「しかし、脱げないのが辛いな」
「しょうがないだろう、女性の前でむやみに脱ぐのはNGだからな」
「まともなことを言っている」
「だったら普段のあれはいいのか?」
心当たりしかないのか不思議そうな顔をする二人、まあどうでもいいが今絶対にここでは脱ぐなよ
「普段からそういった格好をしておけばいいのに」
「やだよ、メンドクサイ」
「ふふ、そうだな」
「普段だらけているのだからキチンとだな」
「説教は勘弁してくれ」
「どうせ部屋も散らかっているのだろう」
「テイオーノンアルだがハチミーカクテルもう一杯どうだ?」
「え、飲む飲む~」
「おい」
「ルドルフ、お前にはこれだ」
「………なにこれ?」
「イチゴのカクテル、ノンアルだ」
「このまま抜き打ちに行くからな」
「…………噓でしょ!」
「草薙さん、傑さんに俺からナイフを」
「俺からはフォークを」
「はいはい、物騒なんはなしやで~」
「「ならば酔い潰すのみ!!!!!!!」」
「だからやめーや!」
なんとか怒りは収まったのか、再び飲み始める一同、時間が時間でもあったのでそろそろお開きにする。
「さて、そろそろ締めを作るか」
「何作るんや?」
「ラーメン」
4人分のラーメンを作るため準備し、麵とスープは市販だが具材だけしっかりと作っていく、即席ではあるがゆで卵、ニンニクをすりおろしたもの、ネギ、厚切りベーコンを香ばしく焼く、麺もスープもできたら、出来上がったものをトッピングしていき完成させる。
「ほら、締めだ」
「おお、ありがとうございます」
「最高の締めじゃないか」
「すみません、頂きます」
「また飲みたくなってしまうな」
「トレーナーボクたちのは~」
「あ~後で作ってやる」
「ほう、では期待しておこうか」
「楽しみにしているよ」
「プレッシャーかかるな」
残り3人分を作りそれを食べるテイオーたち、時間が少し経ち、お開きの時間となる。あれだけ飲んでいたのに元気に帰る4人、約一名だけ心の底から帰ることを拒否し、テイオーの耳を触ろうとしたが触らせなかった。
「実に愉快なひとときだったな」
「俺としてはもう勘弁して欲しい」
「さて、会長・テイオー帰りましょうか」
「え~、僕もうちょっと一緒にいたいよ~」
「しゃーない、家でゲームでもするか?」
「さすがトレーナー!」
「たわけが!そんなことさせるわけないだろう!」
「よし!早速行こう!」
「会長!いけません!男は獣です!このままやすやすと住処に連れて行かれてナニをされることか!」
「おまえ家に来るくせに今更何を」
「だまれ!」
「はいはい行きますよ~」
文句を言うエアグルーヴをあしらいつつ、ゲームをするべく帰宅した。
生徒会役員共とかコラボさせたら魔境になりそう・・・・・