気がつけば50か
とある日のトレーニング室、そこでは数人のトレーナー達が己の身体を鍛え上げるべく器具を使いながら汗を流していた。
「ベンチプレスの補助頼む!」
「任せろ」
「ラットプルダウンってどうやるんですか?」
「背中を鍛えたいなら肩甲骨で引くことを意識して……」
「すみません砲弾ってありませんか」
「ねーよなんであると思った」
汗を流すトレーナー達を遠目で眺めるウマ娘達、中にはあの程度の重さしか持ち上げられない姿を見てゾクゾクしている者もいる。普段の姿とは裏腹に必死にトレーニングする姿を見てキュンとなる者もいた。
なによりインナーの汗で濡れて張り付き身体のラインがハッキリと見えるところ、人によっては割れた腹筋、太い腕に胸、思春期の娘達にとっては目に毒である。
「にしてもジェントレはでかくなったよな身体」
「ジェンティルにふさわしい男になるため頑張りました」
「身体がアスリートっていうより格闘技者に近い感じですね」
「さらに鍛えたらどこぞの海軍本部の中将クラスになるかも」
「砲弾投げてきたり、拳骨で山壊したりとかするのか」
身体を鍛えることが趣味のトレーナーはともかく担当に並ぶためや色々な理由で鍛える物も多い、少なくともだらしない身体よりかはマシだろうと思える。
中には30や40を過ぎても仕上がっているトレーナーもいれば60を超えてもなお鍛え抜かれた身体を維持するトレーナーもいる。
「人はともかくウマ娘は身体の作りが違うから扱える重量が大きく違うのが難点だな」
「そうですね、人基準とは違うので重い重量のギリギリを見極めるのが難しいです」
「今のところタキオンとタキトレが一時的にウマ娘になれる薬作ってるらしいから、それが成功すれば更なるトレーニングの発展に繋がるかもしれない」
「ちなみに発光は?」
「知らんどうせするんじゃね?けどウマ娘になったら面白そうだな」
「おいおい、発光するウマ娘はやばいだろ」
「かもな、てかタイトレそれ100㎏以上の奴ウマ娘用のダンベル」
「いいトレーニングになるぞ、ジェントレ君もどうだ」
「すみません今は肩を鍛えたいので砲弾か大きな鉄球を投げたいです」
「トレセン学園の七不思議の一つ怪物トレーナーだな、どこまで鍛えるつもりだ」
「思いっきりジェンティルと抱きしめ合えるまで」
「すげー覚悟がちげぇ、圧縮されるだろ普通」
「鉄球のようになるな、それかぱかぷちのように」
「圧縮はされませんよ抱きしめたり最近少し攻めるとふにゃっとなります」
「惚気が来た。みんな準備は?」
「プロテインよし」
「サラダチキンよし」
「BCAAよし」
「録音よし!」
「ちょっと待ってください最後おかしくありませんでした??」
「気のせいですよヌルフフフ」
「今絶対別の作品のタコいましたよね」
「てかタイトレはどこまで鍛えるつもりだ?人間の扱える重量を遙かに超えてる重量で鍛えてるけど?実はグ○メ細胞的な物があって人外とか?」
「トカゲは昔よく喰ったって言えばいいのか?そこまで人外じゃないぞ、ただ単に鍛えるのが好きなだけで気がつけばこうなってた!」
「マジでトレセン学園のトレーナー人外説が現実になってきた」
世間一般ではないが時々あらゆるスレではトレセン学園のトレーナーは人間ではないという噂や都市伝説が流れている。発光するトレーナーや真の力を解放すると巨大化するトレーナー、地獄耳すぎて1㎏先以上のコインの音を聞くことが出来るトレーナー、滅茶苦茶強いオカマトレーナーなどなど話題に尽きない
勿論都市伝説ではあるが半分事実でもある。特に有力視されているのはトレセン学園は婚活会場である。
「あながち間違いじゃないんだよなそれ」
「ジェントレ君も気がつけば婚約者候補から婚約者に」
「レッツゴードイツのフラトレ君」
「メジロ」
「その一言で理解できてしまうのが辛い」
メジロ家は逃さない優秀なトレーナーを決して、気がつけばみんな兄弟みんな一つ屋根の下、やったね家族が増えるよ!やめないか!
「さてそろそろ上がるか」
「おうお疲れ!俺は尻を追い込んでから終わる」
「インナーが張り付くと脱ぐのがめんどくさいんですよね」
「やり過ぎて身やるなよ~」
シャワーを浴びて服を着替えトレーナー室の帰ろうとしたとき忘れ物をしていたことに気がつき取りに戻る。15分ほど経つがまだ追い込んでるメンバーはいるだろう。
戻ると小さくなっているトレーナーが何人かいた。悲しいことに犯人はなんとなく分かってしまう。しかしまだ決まったわけではない、だが先ほどまでいなかった人物がいる
「ジェンティルドンナついにやったか」
「あら、私ではありませんよ」
「本当か?圧縮女王?」
「鉄球は出来ても人間は無理、あとその呼び名なに?」
「それもそうか人間やれば肉塊だもんな」
「すみません俺なんです」
「ついに人外になったか圧縮常習犯に、ジェントレはならないと思っていたのに圧縮ゴリラに!」
「黙って聞いていれば言いたい放題ですね圧縮しましょうか?」
「そうですよレ○ブロックにしますよ」
「今まで生きててお前をレゴ○ロックにしてやろうか発言は聞いたことねーよ」
流石に子供用のおもちゃにされてしまうと元に戻れないような気がした。何があったかと聞いてみると補助の時に力加減を間違えて部分的に圧縮してしまい、バランスを取るために別の場所を圧縮、それを繰り返していたらこの結果とのこと
なんで圧縮することが前提なんだろうこの脳筋トレーナーめ!ゴリラに育てられるとゴリラになるのか、子ゴリラか!それか雄ゴリラか!このトロルコングめ!
「どうすれば戻るかな?お湯に浸す?」
「乾燥ワカメじゃないんですから」
「空気を入れれば」
「入れすぎると風船のようにパンでしょうね」
「いっそリボンで飾り付けしてラッピングして担当にプレゼントするか」
「あら、可愛らしいプレゼントね」
「恐怖のトラウマプレゼントだろ自分のトレーナー圧縮されてるんだぞ」
ウララとかだったら泣くぞ、ちびっ子はギャン泣き確定じゃ阿呆、ともかく元に戻さなければいけないのだが恐ろしいことに圧縮されたサイズでも動けているトレーナーが一番怖い
なんで浴びるようにプロテイン飲んでるの?走りも回れるの?頭のネジ数本無くしたか?
「俺たちは問題ない時期に戻るだろう」
「普通は戻らないぞ」
「むしり言い体験が出来るちょっとしたアリ○ッ○ィだ!」
「いや、お前がそれでいいならいいけど他は……うん全員良さそうだな」
良かったね小さくなってそんなんじゃあ潰されたりする可能性高まるしみんなを見上げることになる………………とらぶるよろしく女の子の秘密の花園覗き放題だと!?
おいおいおいおいおいおいつまりあれか?全国の男子の心の中にある心の峯田がプルスウルトラするってことか、リトル峯田もビンビンってことかよりどりみどりで見放題ってか!上手くいけば全身でおぉぉぉぉぉぉ!!!!!
「なんで圧縮してるのジェンティル!」
「何故か危険な感じがしましたので安心なさい顔だけですわ」
「ネットで流行った肩がデカイ奴の顔が小さいバージョンみたいになった」
悪いことは考えないようにしよう次はこいつらと同じようになる。圧縮されたくはないので帰ることにするがこの顔ちゃんと戻るかが心配だ。
帰る途中ウララとかシービーに笑われたが笑い事じゃねーぞトレーナー顔だけ豆粒だよ?おいゴルシ人形の首を左右に置くな阿修羅にするな笑うなおい!
勿論全員元に戻ったがたまには小さくなって冒険をもう一度してみたいと言うことで自ら圧縮されに行くトレーナーもいるとか、中には1人用ポッドに入って圧縮されて投げられるのを体験した者もいたとか
改めてトレーナーとは担当に引っ張られるんだなと感じた。ゴリラがブ○リー育成するとか本当に恐ろしい
天井で引いたぜジェンティルドンナ、小柄でムキムキなパパトレーナーだと思ってたのにまるでイン突きの人みたいだと