この日とある新人トレーナーは酷く後悔していた。あまりにも軽率だった。学園の中で誰が一番可愛いと思いますかなど軽々しく聞かなければ良かったと聞いてしまった結果全員が自身の担当しているウマ娘の名前を挙げた。
最初はいやいや~的な感じだったのに徐々にヒートアップし始め、まさかどこぞの海賊の世界の頂上戦争並の戦いが起きるとは思っていなかった。
「「「「「「「戦争じゃあああああ!!!!!!!!」」」」」」」
「どうしましょう先輩」
「気にするな、担当を持てばいずれああなる」
「待ってくださいおかしいでしょ」
「ほな俺も参加してくる」
「先輩!待ってください!」
トレーナー達は古のルールに従い辺り一帯を破壊し尽くすことはしないようにトレーナーワールド、別世界を展開し始めた。この世界でなら思う存分暴れても現実世界には一切の影響はない、まるでアフロが創り出す世界のようだ。
「トレセン?いや世界一可愛いのは俺のエルだ異論は認めない」
「寝ぼけたことを抜かすな鼻垂れ小僧、グラスに決まってるだろアホンダラ」
「小さくて可愛いタイシンこそ至高、全員止まるか?」
「ドイツの化学は世界一!!フラッシュこそ頂点!!」
「先輩、みんなが口調だけじゃなくてキャラもおかしくなってます」
「気にしたら負けだあれだ、ハジケタもの勝ちみたいなものだから」
戦いの合図は無い、しかし全員一斉に動き出し争う長刀を振るう者、針を飛ばす特殊な武器で攻撃する者、身体からガトリングをばら撒く者、巨大化して戦う者、何でもありだ
中には遠距離から狙撃するトレーナーもいれば別世界から上位者を呼び出すトレーナーもいる。最後に立っていたトレーナーの担当が一番になるだろう。
「その程度の長刀捌きじゃあ俺を倒すことはできんぞグラトレ!」
「グララララ生意気言うな小僧、これでも喰らって吹き飛べ」
エルトレに向かい殴りかかるが距離があるため当たることはない、しかし殴りつけた場所の空間がひび割れていく、そのひびが大きくなり割れると衝撃となってエルトレを襲った。
さらに地面が揺れ平衡感覚がおかしくなる。地面が割れあまりの揺れに立っていられなくなる。グラトレは地震を起こすことが出来るトレーナー、最も恐ろしい男だ。
「ぐっ!なんの!」
「相変わらず堅いな」
「デト○イト・スマッシュ!!!」
右腕に力を込めた強烈なパンチはグラトレを吹き飛ばし同時に遙か頭上にある雲までも吹き飛ばした。空高く吹き飛ぶグラトレだが効いたそぶりはなく笑いながら重力に身を任せながら長刀を振るってきた。
地震と強力なパンチを放つ2人のトレーナーが激突している中で別の場所では別の戦いが起きていた。全身から武器を生やしそのガトリングで打ちまくるフラトレ
とある古いガジェット、笛の音を奏でることで現れた巨大なスラ○ムの戦車、戦車対人間?の戦いが起こっていた。
「戦車であろうと打ち抜いてくれる!」
「トランと一緒に見つけたこの笛でフラトレを倒そう!頼むぞミイ○ン!ス○ゾー!キラー○シン!」
なぜかとある勇者のゲームの序曲が流れ始める。フラトレに向かってありとあらゆる弾が飛んでくる。剣や石、燃える火や隕石など様々な弾であるがいささか過剰戦力過ぎやしないか?
人間と呼ぶには難しいかもしれないがサイボーグ相手に戦車はまずいでしょ~そこは戦車無しで………………戦車ありでいいんだフラトレ、それなら何も言わないけど勝てるの?
「負けるものかあ!!!」
「ガンガン行こうぜみんな!」
「我が愛バこそ至高であり太陽貴様らの愛バが我が愛バに勝るとでも?おこがましい」
「調子に乗ってるなヘリトレ!ポッケが一番!」
「○ルー○ルサン!」
「ボ○スミ○イル!」
ぶつかり合う太陽と声のミサイル、互いに譲らず攻防激しく周りを焦土に変え破壊していく、愛する太陽であるヘリオスの為に戦うヘリトレ!
同じく愛するジャングルポケットの為に戦うポケトレ、太陽と声、一体どちらが勝つのか、ヘリトレの方が優勢には見えるがポケトレも負けていない、見ているだけでも暑いはずなのに別の場所では寒そうな世界が広がっている。
あれはジェントレ!誰を掴んでいるのか分からないがもの凄い高さから地面に向かって投げ叩き付けている。技名が上手く聞こえなかったがなんとかホール!と言いながら地中まで相手が深くたたき込まれている。
きっと這い上がってくるのに時間が掛かるはず。それにしても何年か前はあんなにムキムキじゃなかったのにジェンティルドンナに育成されて今では拳骨一つで山を木っ端みじんにできるものだから恐ろしい
激しい戦いが続いている。謎の石仮面を被って吸血鬼になったライトレ、観音様を使いながら祈り戦うカレトレ、
「無駄無駄無駄無駄無駄!!!!!」
「百○観音○十九乃手!」
「貧弱貧弱!我がス○ンドの前では高速の攻撃すら無意味!」
「やっかいだが負けられねーな」
そこまで行くならいっそ完全生命体にでもなればいいのにと新人トレーナーは思う、トレーナーって人外になったり戦車出したり、担当のためにここまでやるとはこの先自分もやっていけるのかとても不安になった。
長い長い戦い決着が付くことはなく全員がボロボロだ。軽く殴ってしまえば簡単に倒せてしまいそうなほど、軽はずみな発言がこのような結果に繋がる。二度と二度とこのような発言はしないと心に決めた。
この世界は残酷だ助けを呼ぶことも出来ない、頼れる人も先輩も戦いに打って出た。この地獄から解放されたい誰か!
「おいたが過ぎますよ~」
「ふふふ」
一体誰が来たのか振り返るとスーパークリークとたづなさんだった。助けを願ったし誰かと願ったが想定外だ。希望が絶望に変わった
この2人に何が出来るのかスーパークリークはまだわかるウマ娘だ。けれどだづなさんには荷が重すぎる!
「行きますよ~」
「逃げろ!ビック・ママだ!」
「赤ちゃんにされるぞ!」
「クリトレどうにかってあいつすでにおしゃぶりと涎掛け装備してる」
「くっそどっからどうみてもドンキ○ーテ○ァミリーの幹部にしか見えない」
「フ○ンキー連れてこい!」
「マンママンマ~ママでちゅよ~」
悲鳴が伝染するように増えていく次々と赤ちゃんにされるトレーナー達、おくるみ姿で戦闘不能にされていき目が死んでいる。
素早く捕まえ担当には見せられない姿になっていく一方たづなさんは筋肉ムキムキになって片っ端から物理的に仕留めに行った。何故か巨大な岩盤が用意されておりそこに向かってトレーナーをめり込ませていく
悲鳴が徐々に少なくなり最後の1人が赤ちゃんにされたとき全てが終わった。世界も終わった。
「おいたわダメですよ!めっ!」
「全員始末書書いて貰いますね」
「「「「「「「「はい」」」」」」」」
「………………絶対怒らせないようにしよう」
こうして戦いは終わった
サイン入りのカードが手に入らない当たりも手に入らないウエハース地獄