ウマ常   作:バイク

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食べたいな


シャリアピンステーキとオグリキャップ

 

 昼時の食堂は相変わらず混んでいるが一つのテーブルに大量の料理が置かれている。そこではオグリキャップが一人でひたすらに大量の食事を掻き込んでいた。彼女は大食らいなのでこれくらい食べないと午後の練習に力が入らない

 

 

 

 簡単に言えば燃費が滅茶苦茶悪い、沢山食べるのはいいことだが減量することになるとこの世の終わりのような表情をするのでとても心が痛い。

 

 

 

 ちなみに最近は丼にハマったらしい何でも丼系のチェーン店に訪れた際に沢山のメニューがあり、食べたりしているうちに無限の可能性を感じ飽きることがないのではと思ったためである。

 

 

 

「オグリ~チャーハン丼って、米と炒めた米じゃねーか炭水化物オンリーだからな?それは丼って言わねーからな?」

 

 

 

「そうなのか?けど美味いぞ?」

 

 

 

「確かに一部の人は丼飯をおかずに白米食べる人もいるけど」

 

 

 

「もむもむみみもむ」

 

 

 

「飲み込んでから喋れ」

 

 

 

「丼は組み合わせが無限大だと思う」

 

 

 

「そうだね、太り気味確定コースだからな?俺の苦労も考えろよ?グルメナイトの修行でも受けさすぞ怪物」

 

 

 

 

 

 

 

 

 カレーは飲み物と中には言う人がいるがそれと同じレベルで大量の丼がなくなっていくもう想像したくないほどの量がカロリーが身体に入っていく

 

 

 

 三日ほど水とスープのみで生活させようか考えてしまう。けど美味そうに食べるのでオグリと同じように丼を頼んだ。他人の喰ってる料理って凄く美味しそうに思えるときあるじゃんアレと同じ感じ

 

 

 

 さ~て出来上がるまでの間に喰いまくろうとするスペシャルウィークがいるからちょっとお話ししないと

 

 

 

 遠くでお話ししたら、なして~そんな~と絶望感が漂う声が聞こえてくるが無視をする。だって減量中じゃんカロリー抑えてね~

 

 

 

「お待ち!シャリアピンステーキ丼!」

 

 

 

 来た来たシャリアピンステーキ丼、昔作ったことはあるけどやっぱり料理人が作る方が美味そうじゃん。そういえばA5ランクの牛肉を使った丼も食べてみたいと思ったな、流石にあの高級肉はそうそう手に入ることはない、メジロとかなら入手することはかんたんにできそう。

 

 

 

 さてさて早速頂きましょうか。米と肉を一緒に口に入れ食べ進めていると手が止まらなくなってくる。肉の柔らかさもさることながら、たっぷり載せられたみじん玉葱…………これが食欲をそそる。

 

 

 

 

 

 

 

 

「トレーナー、それは美味しいのか?」

 

 

 

「美味いぞ、それにこのコクは赤ワイン?ステーキを焼いた後のフライパンに赤ワインを投入したのか、残った肉汁を煮詰めその汁で玉葱を炒めてある」

 

 

 

「じゅるり、トレーナー、一口」

 

 

 

「ほい一口」

 

 

 

「これは!水溶き片栗粉によってとろみが!このとろみが肉とご飯に絡んでとても美味い!」

 

 

 

「しかも味を整えているのは焦がし醤油、焦げを調味料として深い味にしてるのか、これは考えつかなかったな」

 

 

 

 シャリアピンステーキに必須の玉葱に手を加え特製のタレを作り上げている。しかし肉もタレもしっかりとした味なのに食えば食うほど腹が減るようなこの感じ、無限に食えそうな気がするのは何故だ?

 

 

 

「その丼のご飯には手製の「ねり梅」を切り混ぜたさっぱり梅風味飯だ!」

 

 

 

 なるほどこの後を引くさっぱり感は梅か!食感ふわふわ香ばしいステーキととろみの利いた極上のタレ、そして爽やかな梅風味の飯、それぞれが互いの美味さを高め合っている!これは掻き込まずにはいられない

 

 

 

 

 

 

 

「私の分も頼む!50人前で!」

 

 

 

「あい………ちょっちょ、50人前!流石に時間掛かるけど大丈夫か?」

 

 

 

「問題ない、すぐに食べられる」

 

 

 

「いや50人前は食い過ぎだせめて10人前にしてくれ」

 

 

 

「問題ないトレーナー、ラーメンがあれば痩せられる」

 

 

 

「普通は痩せないんよ頼むから言うこと聞いてくれ」

 

 

 

「むう、仕方ないわかった」

 

 

 

 10人前のシャリアピンステーキ丼をわんこそばのようなペースで食べきったオグリはとても味に満足していた。しかし梅風味の飯のせいか無限に食欲がわくため量に関してだけはやや不満が残った。

 

 

 

 この一件からしばらくの間オグリの中では丼が流行り、この丼の存在が知られていくとたちまちトレセンでは流行のように多くの生徒が頼み始めた。

 

 

 




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