ウマ常   作:バイク

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畑の清涼剤ニシノフラワー


畑仕事とお弁当エアグルーヴとニシノフラワーを添えて

 

 

 トレセン学園の農場そこは理事長が作りだし多くの生徒と用務員の方がウマ娘のために栄養満点の野菜を育てる場所、そこで収穫された野菜や果物は食堂で調理され日々ウマ娘達の生きる糧となっている。

 

 

 

 最初は理事長が1人で頑張っていたが今では多くのウマ娘が手伝うようになり多くの職員も手伝っている。ちなみにだが収穫された野菜達はトレセンブランドとして市場には出ないが幻の高級食材扱いとなっている。

 

 

 

「今日もいい物が出来ているな肥料を改良したおかげか艶が違うな」

 

 

 

「先輩早朝に連れてこられたあげくになんで褌一丁で鍬で耕しているんですか普通に目の毒ですよ」

 

 

 

「一緒に汗を流そうじゃないか健全なる魂は健全なる肉体と精神に宿るという、野菜も一緒さ」

 

 

 

「すみません絶対違うと思います」

 

 

 

「ほら、あそこの用務員の爺様達も野菜泥棒のイノシシ解体してるから」

 

 

 

「なんでイノシシ解体出現してるんだよトレセンで」

 

 

 

「ブライアンちゃんが今日も喜ぶベ」

 

 

 

「んだ、ソーセージにでもするか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まるで孫に喜んで貰おうと頑張っているおじいちゃんに見えるが解体しながら血まみれで笑顔でいると軽くホラーである。

 

 

 

 丁寧に解体されていきいつの間にか綺麗なお肉になったそれは冷蔵庫へと運ばれていくきっと笑顔で食べてくれると思うが絶対にこの光景は見せられないなと感じた。

 

 

 

「おおすげ!極星寮の畑を思い出すな、あと一色先輩も」

 

 

 

「なんでお前は近親間沸いてるんだよ向こうもそうとうやべーなおい」

 

 

 

「おはようございます」

 

 

 

「やぁフラワーちゃん可愛い格好だね」

 

 

 

「おはようございます今日はどれを収穫しますか」

 

 

 

「エアグルーヴちゃんもおはよう、今日はトマトの収穫を頼むよ」

 

 

 

 トレセンのジャージではなく農家のような姿で登場した2人特にフラワーは見た目も相まって可愛らしくエアグルーヴは田舎に嫁いだ美人サンに見える。

 

 

 

 

 

 

 

 

「フラワーって清涼剤だな」

 

 

 

「なんかホッとする似合い方だな」

 

 

 

 各自別れて収穫をすると面白い形の野菜や糖度の高いトマト、囓ったり食べながら素早く収穫していく大量に収穫したそれは昼食のサラダなどで出される。

 

 

 

 この野菜達でどんな料理を作るか考える創真、ミミズで驚くエアグルーヴ、水で泥を落として綺麗にするフラワー、畑を耕す先輩、巣箱があって驚く俺

 

 

 

「なんで巣箱が」

 

 

 

「それはテイオーちゃんが蜂蜜を食べたいと言っていたから作った物ですよ」

 

 

 

「すみませんウチのテイオーが」

 

 

 

「ここのウマ娘はみんな孫のような感じだから気にするな!」

 

 

 

「けどたまに蜂蜜を食べに熊が来るから怖いのよね~」

 

 

 

「なんで熊がここまで来るんですか」

 

 

 

「ほら、あそこに姿が見える」

 

 

 

 指さされた場所を見ると普通の熊とは思えない水色に毛を持つ熊がいた。どっからどう見ても普通の熊ではなくどこぞの温泉のある村から行ったクエスト先にいる生物にしか見えない。

 

 

 

 そんな近くではゴルシが大剣を担ぎ戦っている。世界観がバグっているが向こうは楽しそうなのでほっておこうと決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ~腹減った」

 

 

 

「腰痛い」

 

 

 

「皆さん少し遅めの朝ご飯ですよ~」

 

 

 

 お弁当箱を持ってくるフラワー、お弁当にしてはかなり大きなサイズで量もある。早起きして全員分作ってきたらしい

 

 

 

「私も手伝ったが思ったよりフラワーの手際が良くってな、あまり力になれなかった」

 

 

 

「よ~し早速飯だ」

 

 

 

 みんなでシートの上に座り弁当を開けていく中身はシンプルなおにぎり、畑仕事の後にはこれと言っても過言ではない。それによく見ると具材の工夫が凝っているので下ごしらえから時間をかけて作ったことがよく分かる。

 

 

 

 早速おにぎりを一口囓ると中身はネギ塩だれだった。さっと茹でた鶏ささみにネギ塩だれを和えて、おにぎりの表面にもタレが塗ってある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「塩っ気が食欲をそそるわ~」

 

 

 

「身体を動かすと塩っ気が恋しくなるんだよな」

 

 

 

「お!これは昆布か、おにぎりの定番だな」

 

 

 

「ん?これって昆布の佃煮とチーズか!」

 

 

 

「はい、佃煮のこってりとした甘さがチーズに意外と合うんです」

 

 

 

「じゃあラストはなんだ!」 

 

 

 

 囓ると中からニンニクの風味がたまらない、豚肉のニンニク蜂蜜漬けだ。柔らかくなるまで茹でた豚バラニンニク

 

 

 

 味噌と酒・蜂蜜を混ぜた物に一日つけ込んだもの、ご飯と凄く合うから細かく切っておにぎりにしてみたとのこと

 

 

 

 そして水筒に入った麦茶とほうじ茶を各自で好きなのを飲むとホッとした気分になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「まるで田所の料理に似てるな」

 

 

 

「へ~学園時代の奴か」

 

 

 

「そうそう、フラワーも言い料理人になれるぜ」

 

 

 

「本当ですか!うれしいです」

 

 

 

「ささみの茹でとかはエアグルーヴか」

 

 

 

「よくわかったな」

 

 

 

「よく知ってるからな、相変わらず美味い」

 

 

 

 ホッとしてるとつかの間遠くの方で聞き慣れない音楽が聞こえる。音の場所を見るとゴルシが熊を討伐しており二足歩行の猫がその熊を台車に乗せて運ぼうとしていた。

 

 

 

「お!ゴルシちゃんが討伐したか」

 

 

 

「今夜は熊鍋だね~」

 

 

 

「すんませんアレ食えるんすか?」

 

 

 

「いや~知らん」

 

 




いったいどんな青い熊なんだろう
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