カノープスのチームルームはいつにも増して、騒がしい。
床には割れたグラス、倒れたホワイトボードにグチャグチャのノートや教科書が散乱していた。
「びえ゛え゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ん゛、ネ゛ー゛チ゛ャ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ン゛ン゛」
「わぁ~!?もうターボ泣かないでぇ!ほら、鼻水チーンしよ、チーン!」
「チ゛ー゛ー゛ン゛」
「たんほいざさん、おなかがすきましたね。なにかたべませんか?」
「わぁ、いいねぇ、たべにいこっか~」
ガラガラガラ
「ちょ、待てーい!待って待って二人だけで行っちゃダメ~!!」
「あ~もう!!どうしてこうなったの~!!!」
ホワンホワンホワンスッペーン
レース後のお休みの日、あたしはマーベラスと一緒に商店街に外出してた。
買い物もできたし楽しんだから昼過ぎに学園に戻ってきてたんだ。
「ふ~、食べた食べた!いや~商店街限定金色人参アイスすごかったね~」
「だねだねネイチャ☆とってもマーベラスな味だったっ!★」
「レースも終わって久しぶりの甘味だったから奮発して二個も食べちゃった!」
「ネイチャは頑張ってたもんね!★アタシが許すよ!よきに計らえ~☆彡」
「はは~!」
なんてふざけながら食堂から戻っていた時にマーベラスがふと、こう言った
「あ~!今日お婆ちゃんからのマーベラスなお守りが届くんだった!☆ネイチャ、先行ってて!☆」
「おっけー。いってらっしゃ~い」
マーベラスはルンルンなステップでマーベラスマーベラスと歩いて行った。
アタシは一足先に寮にでも戻ろうかと考えたんだけど、お土産をカノープスの皆に買ってたから早めに渡すついでに、次のレースとかもトレーナーに話しときたいなって考えてチームルームの方に足を向けたんだ。
「やっほ~、ネイチャさんですよ~!お土産買ってきたけどみんな食べる~?今日はね~、なんと!美味しい果物詰め合わせ!!果物屋のおっちゃんが一着取ったお祝いにくれた..んだ...?」
そしたらルームの中はドッタンバッタン大騒ぎ
埃も舞ってて大変なことになっていた。
「えぇ~!?!な、なんでこんなことになってるの~!?」
そしたら中から泣き声が聞こえてきてビックリ、
少しくぐもってるけどターボだなって分かった。
「ターボ!?どうしたの!」
驚いて踏み込むと三人ともちっちゃくなっていたんだ。みんな三歳くらいに。
ターボはわんわん泣いてるし、イクノはお腹がぐーぐー鳴っててタンホイザはほわ~んってしてる。
ボウトウニモドル
「さてどうしようか...」
ギャン泣きしていたターボをどうにか宥めすかし、イクノとタンホイザを止めて部屋を片付けながら果物を食べさせながらアタシはこれからどうしようか考える。
「はぁ...こんなことが起きるなんて噂が多いタキオン先輩の仕業しか考えられないしなぁ。どうにかして戻す方法聞かないと」
「ね~ね~ねーちゃん!」
「はいはいネーチャンですよぉ...って誰がネーチャンじゃい!」
「リンゴおいしかった!ありがと!!」
「はいはい、ほら口周り汚れてるよぉ。拭くから待ってね」
「ねーちゃんさん、ごちそうさまでした。」
「ごちそうさまでしたねーちゃんさん」
「だからネーチャンじゃないっての!」
その時チームルームのドアが開いた。