はい。学園に到着。
雑だと?ここまで特になんもなかったんだよ。
「...天皇賞制覇...必ず成し遂げてみせますわ...」
「...やるからには負けるつもりはねぇ。阻んでも泣くんじゃねぇぞ。」
「望むところですわ。」
俺も負けられん。出れるG1全部総なめしてがっぽり稼ぐぜぐへへ。
んじゃ、入学式もスキップで。座って話聞いてただけだしな。
その後クラスごとに教室へ向かうわけだが。
「あら、一緒でよかった。」
まーた君か。権力利用してない?さすがにないか。
「(でも喋れるやつが居て)よかった...」
「あなたにそう言われると照れてしまいます...」
「あ?...ハァッ!?何言ってんだお前!?」
聞こえてたのかよ...はっず...
すっかり顔が赤くなってしまった俺は、フードで顔を隠しながら教室へ向かう。からかうお嬢を添えて。
教室へ入ると、全員が俺に注目する。
こんな異物ですが、どうぞよろしくお願い致します。
俺の席はっと...窓際の近くか。
窓際の一番後ろってテンプレ過ぎて逆に目立つよな。
自分の席に着き一息ついた時、隣の主人公席に座っているやつが声をかけてきた。
「ねぇねぇ!君男のウマ娘ってホント?」
「...」
やばい。何を喋ったらいいんだ。
今日はいい天気ですね?馬鹿か。
君カワうぃーね?論外、死んでくれ。
「あれ?おーい。」
好きな食べ物なに?いまいちだな。
誕生日いつ?過程すっ飛ばしすぎィ!キングクリムゾンか!
「もぉ!無視しないでよぉ!」
「うおっ!?...えっと...ごきげんよう...」
何を言ってるんだ俺はー!?思わずあいつのお嬢様語が移っちまった。
「ごきげんよう?君育ち良いの?」
「...違ぇよ。今のはなしだ。」
よし落ち着いてきたぞ。まずは名乗らないとな...よぉし...
「...ラウンドレオン。」
「えっ?あぁ、ボクはトウカイテイオー!よろしくね、レオ!」
いきなりあだ名!?全然いいけど。
それにしてもかなりコミュニケーションとれてるやんけ。実は俺コミュ力高かった?
「ねぇねぇ、君男のウマ娘ってホント?」
「...あぁ。」
「耳飾りって何着けてる?ボクのはこれ!カッコいいでしょ!」
「...似合ってる。」
俺はテイオーに耳飾りを見せるため、フードを取る。
「...わぁ...」
「...なんだよ。」
「ううん!何でもないよ!」
俺の耳飾りがダサかったのか、俺の顔がアレだったのか。
「あら、もう友人が出来ましたの?」
「...マックイーン。」
なんか来た。お前今まで何してたんだよ。あと睨まないでくださいお願いします。
「私はメジロマックイーン。よろしくお願いしますわ。」
「ボクはトウカイテイオー!よろしくマックイーン!」
そこから俺達は近くにいたナイスネイチャ、ウオッカ、ダイワスカーレットを交えて雑談に興じる。
...待ってこいつらいいやつすぎひん?
こんな異物にも普通に接してくれるなんて...
やべぇ...涙が出ますよ...
「えっ!?おま、なに泣いてんだよ!?」
「きっと友達が出来て嬉しいんですわ。」
「...あくびが出ただけだ。」
「えぇ~ホント~?」
「初日からメソメソしてるんじゃないわよ、全く。」
「お~よしよし。ネイチャさんがついてますよ~」
「撫でんじゃねぇ...」ホワホワ
これが...絆か...
その日の予定が終わり、俺達は寮へ。
俺は栗東寮の最上階の個室を使えるらしい。
しかし、ひとつ屋根の下男女が暮らすとか大丈夫か?俺はそんな気は毛頭ないですホントです。
「お前一人部屋かよ~いいな~」
「...一人だと不便なこともあるだろ。」
「後で遊びに行くからね!」
「まずは同室の方と親睦を深めるのが先ではなくて?」
俺はベッドと親睦深めとくかな。
到着!Myルーム!さぁてどんなもんかなぁ。ガチャ
「...おっふ...」
いやでっっっか!?うちのリビングくらいあるぞ!?
こんなに優遇されていいのかよ...
...よし!荷解き始めっかー。
防音シート、よしっ!
パソコン、よしっ!
ベッド、よしっ!
本棚、よしっ!
指差し確認を終えてソファに寝っ転がる。備え付け最高。
てかもうそろ夕飯の時間だな。行かなきゃ。
ここのご飯は美味しいって評判だからな~何食べよっかな~
ウキウキしながらドアを開ける。
「ごきげんよう。」
「アバンッ!?」
マックイーンがドアのそばで待ち構えていた。脅かされてばかりじゃないかね。
「...脅かすなし。」
「ふふ、さぁ行きましょう♪」
目の前でスイーツ食ってやるかんな。
「二人共こっちー!」
食堂に着き、料理を確保するとテイオーの呼ぶ声が聞こえた。
ちなみに今日はカレーとチョコケーキにしました。
「お待たせしました。さぁ、いただきましょう。」
「「「いただきます。」」」
「モグモグ...美味しー!」
「...美味いな。」
ヤバい。美味すぎる。スプーンが止まらん。舌がインドと化しているッ!
「...おかわりしてくる。」
「そんなに食べて大丈夫ですか?」
「だって美味いし...」
「理由になってない!?」
ふぅ~食った食った。結局大盛り5杯も食べちゃったな。
さぁ~て別腹のデザートといきますかな。
「...うぅ...」
「あれ?マックイーンはデザート食べないの?」
テイオーはショートケーキか。そっちも良いよな。
「はい...我慢ですわ...」
また太ったのかこいつ。でもなんだか忍びないな。
「...」
俺はケーキを一口分切り出す。マックイーンに差し出そうとした。
バクッ!
...フォークの上のケーキが消えた。まだ差し出してないのに。
食い意地よ...でも嬉しそうだしいいか。
その後、各自部屋に戻っていった。
...食堂を出る時、いつもとは違う視線を感じた。
「...あれは...やはり...」
よく見たら部屋に風呂も付いてたよ。やべーな。
風呂上がりにストレッチをしていると、ドアをノックする音が聞こえてきた。
「...マックイーンかな。はぁーい。」
軽い足取りでドアに向かう。決して、寂しかった所に人が訪ねてきたのが嬉しかったわけではない。
「どちら様...」ガチャ
「こんばんは。夜分遅くに失礼します。」
...ホントにどちら様?
「...あの...立ち話もなんだし...入るか...?」
「ではお邪魔します。」
まずい。見知らぬ人を部屋に入れてしまった...
「...えっと...要件h」ガバッ
見知らぬ人がいきなり抱きついてくる。ヒェッ...
「ずっと...会いたかった...」
「お前...誰なんだ...!?」
精一杯引きはがそうとするがそれ以上の力で抵抗してくる。なんだこのゴリラ!?
「...憶えていないのですか...?この耳飾りを...」
「耳飾り...?」
ゴリラの耳には、青く光る耳飾りが。
「...お前...まさか。」
「私はミホノブルボン。お久しぶりです、レオ。」
もしレオ君がガチャで出たら
「邪魔だ...そこをどけぇっ!!」
[Unlimited Passion] ラウンドレオン
固有スキル:極限の戦い
最終コーナー手前で後ろに控えていると獅子の咆哮を上げ加速する
固有称号:若き獅子
自分でこういうの考えたりするの楽しいよね