円卓の獅子がゆくトレセン生活   作:uahfuw

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スピ6スタ3因子完成!あ~たまんねえぜ


第3話

おはようございます。朝でございます。

 

ただいま5時ですね。

 

いや~昨夜は大変でしたな~。お楽しみでもなんでもなかったわ。

 

それじゃ、朝のランニングに行こうかな。

 

 

 

 

校門の前で、マックイーンが待っていた。

 

いつも二人で走ってんだが、昨夜のこともあって少し気まずい。

 

「...おはようございます。」

 

「...はよ。...行くぞ。」

 

 

 

 

ある程度走った俺達は、公園で休憩することにした。

 

今日のマックイーンは見るからに調子が悪そうだな。そして隈がすごい。

 

「...具合悪そうだな。」

 

「...いえ、そんなことは...」

 

嘘つけ絶対悪いゾ。明らかにペースも崩れてたのを後ろから見てんだこっちは。

 

その状態で走っても何の意味もない。帰そう。

 

「...無理すんな。今日はもう終わりだ。帰るぞ。」

 

「...はい...」

 

 

 

 

帰り道もこいつは無言のまま俺の隣を歩くだけ。

 

...なんか喋ってよぉ...寂しいじゃんかよぉ...

 

...俺から来いと...?そういうことなのか?

 

「...あ「あの!」...どうぞ。」

 

やっと来てくれたよ。勇気出して損した。

 

「...昨夜はその...すみませんでした。」

 

「...え。」

 

え、まさかめっちゃ気にしてたの?嘘だろおい。

 

「それで...あの人とはどういう関係なのですか?」

 

あの人...?あぁブルボンか。

 

「...ただの幼馴染だ。」

 

「でも!将来を誓い合った仲だって!」

 

...なんか涙目になってね?こいつを泣かせるなんて俺もう犯罪者じゃん!

 

なんとか宥めないと...とりあえず事実を伝えよう。

 

「...向こうが勝手に言ってるだけだ。それに...昨夜はお前が来てくれて嬉しかった。」

 

マックイーンが来なかったら結構危なかった気がする。何がとは言わないが。

 

「え!?///...そうですか...ふふ♪」

 

おぉー!!!なんか機嫌戻ったー!!!

 

やっぱり俺のコミュ力は偉大だわ。

 

「なら、今夜も行ってもよろしくて?」

 

「...勝手にしろ。」

 

...待って男の部屋に連れこむって不味くないか?これって不純異性交遊では?

 

でもなんかウキウキしだしたしなぁ...なんか考えとかないと。

 

 

 

 

 

 

 

シャワーを浴びて、授業へ。朝飯はパン一択だ。

 

...授業退屈だなぁ...俺の前のやつなんか早速寝てるし。

 

うわぁ先生に見られてんぞ...起こした方がいいよな...?

 

「...おい。起きろ。」ボソッ

 

「zzzz~」

 

無理だな。うん、努力はした。俺は悪くない。

 

案の定、巡回してきた先生にしばかれる。

 

ここにいるやつらってエリートばかりかと思ってたが、そうでもないのか...?

 

 

 

 

 

 

授業が終わった。暇だったからノートに好きな歌の歌詞書いてたわ。

 

俺達がレースに出るには、まずトレーナーを見つけなければならんらしい。

 

...こんなやつをもらってくれるトレーナーなんているのかな。

 

一週間後、模擬レースがあってそこでスカウトされることもあるそうだ。

 

...よぉし...頑張るぞぉ...

 

と、その前に。

 

今日は研究施設に行く日だ。休日を潰したくないから平日に行くようにしてるんだ。

 

「...ねぇねぇレオ!この後一緒に出掛けない?」

 

「...今日は用事がある。悪いな。」

 

「...そっか。じゃあまた今度ね!」

 

くっそぉ...折角誘ってくれたのにぃ...許さんぞ研究機関...

 

 

 

 

 

研究施設まで徒歩で行くわけだが...

 

街を歩くときは好奇の目で見られる。まぁ当然だ。珍獣が歩いてるようなもんだからな。

 

そんな環境で過ごしていれば、人の視線にも敏感になる。

 

だから分かる。俺は今、誰かにつけられている。

 

なんだよぉ...用があるなら普通に声かけてくれよぉ...

 

怖いからちょっと速く歩こ。

 

スタスタ...スタスタ...

 

人気のないとこまで来てしまった...

 

いつまでついてくんだよぉ...振り向くのも怖ぇしなぁ...

 

...いや、俺ならやれる。格闘戦ならいけるはずだ。

 

次の曲がり角で奇襲しよう。

 

少し走って角で待ち伏せる。さぁ来い。

 

...今だッ!

 

曲がってきた人物に殴りかかる。

 

「ぴぇ!?」

 

「!?...テイオー...?」

 

すんでのところで拳を止めた。あっぶねぇ...刑務所行くとこだった...

 

「...後つけてたのお前か?」

 

「...うん...」

 

なんだよもぉ...あぁよかったぁ...

 

でもなんでつけてきたんだ?

 

「...なんか用でもあんのか?」

 

「...えっとね...そのぉ...一人でどこ行くのかなぁって...」

 

もしかして...俺の趣味を知ろうと...?歩み寄ってくれようと...?

 

めっちゃいい子...感動的だぁ...

 

「ほら...レオってこう...不良っぽいじゃん?悪い人と遊んでるなら止めないとって...」

 

「...そうか。」

 

...俺、そういやグレてたんだった。制服の下にパーカー着てるようなやつ、そりゃあ不良と思うよなぁ...

 

でも俺の事を心配してくれたんだ。ちゃんと説明しないとな。

 

 

 

 

 

「なぁんだそういうことだったんだ。よかったぁ...」

 

「...悪い。話しとくべきだった。」

 

「うぅん。ボクも後つけてごめんね。」

 

謝罪まで!?聖人かこいつ...こちらも感謝の意を伝えなければ...不作法というもの...

 

「...サンキュな」

 

「え?」

 

「...心配してくれたんだろ。」

 

「...へへっ、どういたしまして!」

 

やべめっちゃ恥ずかしい。マックイーンの時もそうだが、やっぱこういうのは柄じゃないか...

 

「あー!顔真っ赤♪」

 

「...クッソ...」

 

 

 

 

 

 

テイオーを一人で帰らせるのも危ないし、研究施設まで連れていった方がよさそうだな。

 

「...研究施設すぐそこだし、お前も来い。」

 

「え?でも...」

 

「...女を一人で帰せねぇよ。」

 

「...うん。ありがと!やっぱりレオって優しいね!」

 

「...フン。」

 

...そんなこと言われると照れてまうやろぉぉぉぉぉ!!!

 

 

 

 

 

着きました、研究施設。

 

テイオーには中のカフェで待っててもらおうと思ったんだけど、今の実力を測れるって言われてテストしに行っちゃった。

 

俺の実験は採血したりとか走ったりとか身体データを取ったりとかそんなもん。

 

劇薬を飲まされたりするわけではない。

 

「...はい、終わりよ。お疲れ様。」

 

「...先生。相談がある。」

 

「ん?なぁに?」

 

この先生もウマ娘でな。性癖はアレだが、いい人だ。

 

「今度模擬レースがあるんだが、俺の脚質はなんだと思う。」

 

「...うーん。」

 

少し悩んだ後に先生は答える。

 

「あなたの武器は末脚よねぇ...正直、逃げ以外ならそんなにタイムは変わらないわ。」

 

「...そうか。」

 

だったら俺が選ぶのは決まってる。

 

「...俺は追い込みでいく。」

 

基本的にレースは逃げか先行が有利と言われている。まぁそいつの脚質によるけど。

 

追い込みは後半から一気に加速する。

 

ペース配分を間違えたり、前のやつらが楽な展開の時は追いつくのも難しくなる。

 

バ群には飲まれないが、リスキーな作戦だ。

 

では何故そんな択を取るのか。答えは単純。

 

「追い込みねぇ...いいじゃない!カッコよくて好きよあたし!」

 

そう!!ごぼう抜きするのがカッコいいし楽しいからッ!!!

 

「...全員ぶち抜いてやる。」

 

「じゃあ、未来のスーパースター様のファン1号ね。」

 

「...いや。1号2号は親父とお袋だ。3号で我慢してくれ。」

 

「はいはい。じゃあ、頑張ってね!」

 

「おう。」

 

 

 

 

 

「あ、レオー!聞いて聞いて!ボクの数値って同年代の中ではすごく高いんだって!さすがテイオー様って褒めてもいいよ!」

 

はいさすがテイオー様でございます。

 

「...そーだな。帰るぞ、テイオー様。」

 

「もー!褒めてくれたっていいじゃん!...ねぇレオ。」

 

「ん?」

 

「...君には負けないよ。模擬レースもボクが勝つ!」

 

「...まだ当たるかも分かんねぇだろ。」

 

「あ、そっか。「でも...」ん?」

 

「...勝つのは俺だ。ライバルのお前には絶対負けん。」

 

「ライバルか...いいねそれ!うん!ボクらはライバルだ!」

 

二人の闘志が燃え盛る。

 

 

模擬レースまで後7日...

 

 

 

 

 




ラウンドレオンのヒミツ①
実は、愛用のぬいぐるみがないと眠れない。

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