淫魔「人間とかいう種族wwww」   作:にんげん

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人間は淫魔たちと和解しました!

お互いを尊重しあい、歩みよって幸せな日々を送れること間違いなしです!
今回脅威の三部構成になっていつもより長くなっちゃいました!


淫魔との正しい付き合い方

淫魔との接し方(必ず読んでください)

 

①目を合わせない

 淫魔は視線に魔法的な力を込めることができ、目が合うと相手の淫魔のパスが繋がってしまいます。パスが繋がると内心で密かに抱いている下心を見抜かれてしまう他、魅了に掛かりやすくなります。

 

 繋がったパスを切断する権利は魔力量の高い側に権利があります。なので当然、人間に切断権利が渡ることはありません。

 淫魔がせっかく人間と繋がったパスを自分からむざむざ切断するわけもなく、二人は恋人のように熱く見つめ合うことになります。

 人間は淫魔の美貌にすこぶる弱いため、みるみるうちに魅了が深度まで進行してしまい、正常な思考を行うことができなくなります。

 

 こうなってしまうと、ラブラブカップルが爆誕するのも時間の問題。

 もうおわかりですね?

 自分から淫魔に目を合わせる行為は「魅了してほしい」「抱いている性欲を知らせたい」と淫魔に解釈される危険があります。

 

 基本的に淫魔はあなたに対し(この人食べたいな……)と思いながら接しているので、誤解を招く可能性のある行為はご法度です。

 僅かでも隙を見せると即座に付け込まれ、食べられちゃいます。

 細心の注意を払いましょう。

 

 

②明るく声を掛けない

 淫魔との会話は、俯き目も合わせず、事務的で冷たく接することが大切です。

 目を合わせ、明るい声で友好的に声を掛けるなんて絶対ダメです。

 

 人間が自分から淫魔に親しげにコミュニケーションを取りに行くという行為の意味を、客観的に考えてみてください。

 淫魔は間違いなく「そんなに私に搾精してほしいんだ……♡」と誤解します。

相手から話しかけられたならまだしも、自分から淫魔に声を掛けるなんて言語道断です。

 

 人間にとって性行為がコミュニケーションの一環であるように、淫魔にとって会話は性行為の一部です。事実上の前戯です。

 その気がなくても、淫魔の価値観ではそう受け取られると思っていてください。

というか他に解釈の余地がありません。友好的な態度をとっちゃダメです。

やめましょう。

 

 

③胸元を見ない

 女性の胸元を凝視するのは、たとえ人間の女性であってもアウト。

 そう軽く考えていませんか? 実際はもっと深刻です。

 淫魔は男性に対し、自らの雌としての魅力を誇示するために自身の胸元を大胆にはだけさせ、見せつけてきます。

 罠です。絶対に目線を向けてはいけません。うっかり視線を吸い込まれたら終わりです。

 ついつい谷間なんかに視線を落としてしまえば、もはや『あなたの肢体に性的関心を持ちました』と白状しているようなもの。

 

 淫魔はあなたが自分に欲情するのを虎視眈々と待っています。エロい視線への敏感さは尋常ではありません。

 一瞬でバレます。遠くからチラチラ見るだけでも当然のように気づかれます。

 性的関心を持つ=プロポーズ(搾精に合意)くらいの温度感で猛スピードで距離感を詰めてきます。 

 

 というか一度性的関心を持っていることがバレた場合、後から言い訳したり逃げようしても『でも私のことえっちな目で見てたよね?』と論破されてしまいます。

こうなったら終わりです。すけべな目で見るのはよしましょう。

 

 

④握手をしない

 手を繋ぐという行為。それは淫魔にとって、組み伏せた人間を力ずくで抑えつけて抵抗を封じるときにするものです。

 手と手を触れあう行為そのものが淫魔の本能を刺激するもの。安全の為にも、握手はやめておくべきです。

 

 万が一指を絡めとられ、恋人繋ぎに移行してしまった場合、それはあなたの貞操の終わりを意味します。

 複雑に絡み合った指は強く握りしめられ、もう離されることはありません。

 そのまま押し倒されて、恋人繋ぎで結ばれたまま両の手に押し付けられてしまうでしょう。

 そしたらもうあなたは両手を押すことも引くこともできなくなって、まるでベッドに縫い付けられたかのようになってしまいます。

 こうなったらもう終わりです。天井の染みを数えることすらできません。

 なぜなら手を繋ぐようなお馬鹿さんだったら既に淫魔と目を合わせてしまい、自分の意思で目を逸らすことすらできずに魂まで魅了が進行するレベルで淫魔にメロメロになってるでしょうから。

 

 というかさっきからさんざん私たちの事ムラつかせやがってだいたいあなたたち人間は私たち淫魔がどんだけ人間のことぶち犯したいと思ってるかきちんと把握してますか???

 ろくな警戒もせず、てちてちと無防備に目の前まで近寄ってきやがってあーマジで子宮温まってきた我慢なんねぇ絶対今からぶち犯しますコラ♡逃げるな♡お前が誘ったんだぞ♡こっちきていっぱい気持ちいい事しましょうね♡おいそんなクソザコパワーで抵抗して淫魔に勝てるわけないだろ、はぁこれで本気とか人間弱すぎてマジで可愛くて我慢の限界なんですけどお望み通りラブラブ密着交尾でぬぷぬぷにしてやるからなほら顔背けないでこっち向いてもっと幸せそうなトロ顔見せ【──検閲済】

 

 

 

 

 

 

 先日、隣に淫魔の人が引っ越しに来た。

 名前をリリアーナさんという。淫魔という人間を超えた種族なだけあって、とてつもなく綺麗な人だった。

 艶の有る桃色の長髪を伸ばしており、柔らかく甘い香りを漂わせていた。

 桃色なんて普通の人間ではありえない髪色だったが、これがまるで違和感がなく、これがまた超常的ながらも彼女にとてもよく似合っていた。 

 さらにスタイルも抜群で、外国のセレブモデルのように身長がすらりと高く、けれども腰や胸は豊満でとても柔らかそうに膨らんでいた。

 肌も艶やかで、見るからにすべすべのもちもち。僕に理性がなければ、今すぐへばりついて頬ずりしたくなるほどだった。

 

 身体のどこを見ても奇跡のような魅惑の曲線を描いており、男の理想、いや欲望を全て反映したかのような魅惑の肢体の持ち主。

 文字通り住んでる世界が違う人だった。

 引っ越しの挨拶の際には、僕の女性の不慣れさからまともに顔を合わせられずとても失礼な対応となってしまったのがとても悔やまれる。

 

 どう考えても印象は最悪だ。なんかキョドってるジメジメしたヤツだとか思われているんだろう。つらい。

 でも仕方ないじゃないか。同性とさえ会話が弾まないのに、目を見張るような美人とどうして円滑な会話ができよう。

 

 淫魔というのは、正直よくわからない。

 淫魔との正しい距離感の取り方、接し方のガイドが発行されるなんて噂も聞いたが、なにやら難航しているらしくいまだそのようなものは届いていない。

 けれど思うに、普通の人間と接するのと同じような対応で問題ないのだろう。人間と異なる種族だからといって冷たく突き放すような接し方はまちがっているはずだ。

 それに、リリアーナさんは美人だ。

 自然と接し方も柔らかくなるというものである。

 昨日少し話しただけだが、角や尻尾、翼ががある以外には、本当にただの美人さんにしか思えなかった。 

 

 もちろん玄関先に挨拶に来てくれたとき、そのような特徴には驚いたものの、僕はリリアーナさんの優れた容姿のほうに釘付けなっていた。

 あの美貌のまえでは、角や翼などほんのアクセント程度のものだ。忌避感を抱くほどのものでもない。

 ただ、背後に電信柱のような何かが影でゆらゆらと揺れていたのには流石に驚いた。触手か何かかと思ったが、あれはきっとリリアーナさんの尻尾なのだろう。

 でもまさか淫魔の尻尾がああも太くて長いとは知らなかった。

 思わず目で追ってしまったが、実は彼女のコンプレックスで不快な気持ちにさせてないとよいが。

 

 まあ、それはさておき。

 実はまだ、リリアーナさんの僕の印象を払拭するチャンスがあるのだ。

 というのも、リリアーナさんはこちらに越してすぐに挨拶に来てくれたが、引っ越しの荷物の運び込みはまだ完了していなかったのだ。

 しかも業者を呼んでおらず、玄関先に魔法かなにかで転移させた荷物の山を積み上げていた。

 

 女手ひとりでこれを部屋まで運ぶのは大変だろう。

 女性の家に上がり込むといっても、荷運びの終わってない状態。そこまで変ではないはず。

 今回の件でリリアーナさんからの印象を『陰気な隣人』から『少し便利な隣人』くらいにはランクアップさせたいところ。

 そんな野望を抱きながら、僕は荷物を整理しているリリアーナへと自分から声を掛けた。

  

「あの、荷物運ぶの、大変ですよね。僕で良ければ、その、手伝いますけど」

「えっ……♡」

 

 勇気を振り絞って声を掛けた僕に、リリアーナさんは大層驚いたようにこちらを振り向いた。

 だが気を付けねばならない。

 僕の身長は平均男性よりやや低い程度なのだが、リリアーナさんは身長は僕が見上げるくらい高いのだ。

 すると何が起きるかというと、通常の目線の高さにリリアーナさんの弾力たっぷりの双峰が突き出される。

 

 しかも生肌。

 だめだろそんな刺激物を生で露出してたらと声を大にしていいたいところだが、まさか本人に直接言及なんてできるはずもなく。

 うっかり目線が吸い込まれてしまわないように全力で注意しなくてはならない。

 下心であなたに話しかけましたと白状するようなものだし、何よりリリアーナさんが不快な気分になるだろう。

 

 驚いた様子のリリアーナさんは、まさか僕に声を掛けられるとは思っていなかったようだ。

 明るい声で、しっかりと顔を見て喋ったので初対面と印象が違ったというのもあるかもしれない。

 前に話したときは俯きながら、小声でぼそぼそとして応対しかできなかったから。

 

「嬉しいです……そんな優しくしてくれるなんて」

「いえそんな、隣人ですから、困ったときは助け合いですよ」

「まぁ……!」

  

 ぶっちゃけ善意70%、下心30%くらい。親しくなりたいというか、綺麗な人の前で恰好つけたいだけだ。

 だがリリアーナさんは胸の前で両手を合わせ、とても感動したような面持ちでいた。

 どうやら人を疑うということを知らないらしい。こんなきれいな人なのに、こうも純真だとどこかで悪い人に騙されないか心配になってしまう。

 

「ふーっ♡ふーっ……♡」

「り、リリアーナさん、どうしました? 具合が悪かったり……?」

「い、いえ、問題ありませんよ! "ご好意"とっても嬉しいです!」

 

 突如として息が荒くなったリリアーナさん。なにかの発作かと思ったが、そういうわけでもないようだ。

 何事もないといいのだけれど。ところで気のせいだろうか。リリアーナさんの背後の大きな尻尾、初対面のときより更に大きくなったように見える。

 尻尾の表面にもミミズが張り付いたような筋状のシワがビキビキと無数に浮き上がっていた。

 

「……ふう。では、そうですね。このベッドを運びましょうか」

「え? あ、はい! 大きいので二人で運びましょうか」

 

 と、リリアーナさんのびくびく脈動する尻尾に気を取られていたらいつの間にか傍に大きなベッドが出ていた。さっきまでこんなものはなかったはず。

 僕がぼーっとしているうちに、魔法かなにかで取り出していたのだろうか。

 彼女は魔性としか言いようのない美貌だ。つい視線が吸い込まれてしまう。

 

「二人でって……そ、それってつまり、その、私との共同作業ということですか……?」

「え? ええ。僕一人では持ち上がりませんし」

「ッッ♡ わかりました。い、一緒に頑張りましょうね、一緒に……」

「あ、はい。僕こっちの角持つので、せーので持ち上げましょうか。せーの」

 

 腰とか壊さないよな……とか自分の身を心配しつつ一息で持ち上げてみると、存外ベッドの重さはそう大したものではなかった。

 まるで段ボールの空箱を持ち上げているかのよう。これも魔法の力とか、不思議な素材でできているのだろうか? 正直もっとしんどいと思っていたのだけれど。

 これなら僕がわざわざ手伝う必要もなかったかもしれないな。差し出がましいことをしちゃったかな。

 

「お迎えする用意はできてるので、そのまま上がってくださいね」

「わかりました」

 

 リリアーナさんの指示に従い、そのまま家の中に上がらせてもらう。

 前側を持つのはリリアーナさんに任せた。家の構造とベッドの運ぶ先を知っている人が前のほうが都合がよいだろうとおもってのことだ。

 ところで、お迎えする用意ってなんだ?

 ……ああ、普通にベッドのことか。屋内に運び込むのに先に部屋までのドアとかを開けておかないとまずいもんな。

 しまった、全然かんがえてなかった。これはリリアーナさんの段取りの良さに助けられたな。

 

「ここで降ろしましょう」

「はい、ゆっくり降ろしますね」

 

 運び込みはベッドが想像以上に軽かったのもあり、難なく終わった。

 家の家財もほぼ全て配置され整っていたし、引っ越し作業はほとんど完了していたように見える。

 この寝室もベッド以外はすべて搬入されている。

 わざわざ手伝うほどでもなかったかもしれない。これは余計なことをしちゃったかな。

 

「ふぅ」

 

 ベッドを運び終えたリリアーナさんは、色っぽく一息ついた。

 やや前かがみで、両手を膝についたことでたわわに実った胸が腕に押し上げられ、柔らかく形を変えつつこれでもかというほど強調される。

 やばい。すごい。でかい。

 僕は一瞬にしてIQが2まで低下し、吸い込まれるように凝視してしまった。

 

「──♡」

 

 やばい。ついガン見しちゃった。

 リリアーナさんは気づいただろうか。もしバレていたら、不快感を露わにして嫌われ、侮蔑されてしまうかもしれない。

 そう思い、恐る恐る様子を窺うと、リリアーナさんはそれはもうとてもとても嬉しそうに笑みを浮かべていた。

 

「──困ったら、助け合いですもんね。私、嬉しいです……!!!」

「あ、えっと……そうですか? 力になれたのなら、よかったですけど」

 

 感極まったようにとても可愛らしい笑顔を向けてくれるリリアーナさん。

 バレていないようだ。絶対バレたと思ったが、リリアーナさんの発言は胸を見られたにしてはおかしいし。

 たぶん僕が引っ越しの手伝いを申し出たのがとても嬉しかったのだろう。

 でも、僕は本当に力になれたのだろうか。

 ベッドは大きくて嵩張るだけで、謎の力でとても軽かった。

 一人でも容易に運搬できたように思う。

 下心交じりで手伝っただけに、余計な真似をしてしまったかもと僕は半端な罪悪感に苛まれていた。

 胸までガン見してしまったわけだし。

 

 ところで、リリアーナさんの大きな尻尾の様子がおかしい。

 はちきれんばかりに膨張しており、なにかを咀嚼したがっているかのようにぐにぐにうねっている。

 先ほどもやや息が荒くなっていたし、もしかしたら淫魔特有のなにかで具合が悪いのを隠しているのかも。

 

「じゃあ、僕はこのあた「ところで」

 

 長居しても悪いだろうし、僕はもう立ち去ろうと声を掛けようとしたのだが、食い気味に言葉をかぶせてきたリリアーナさんに遮られてしまう。

 

「こういうベッドとかは、お好きですか?」 

 

 リリアーナさんがぱちんと指を鳴らすと、質素なだけの大きいベッドは一瞬で円状のふかふかとした上品な姿に様変わりした。

 

「え……はい。すごくいいと思いますよ」

 

 目の前で行使された視覚的にわかりやすい魔法に面食らいつつも、率直な感想を告げる。

 魔法ってすげえ。

 

「ただ、一人で使うには少し広すぎるかもしれません」 

「あら、ふふ。こんなに大きいベッド、一人で使うわけないじゃないですか♡」

「あ、そうですよね! そりゃあそうだ! ハ、ハハ……」

 

 冗談めかして艶やかに微笑むリリアーナさんに、僕は勢いに任せた乾いた笑いを返すことしかできなかった。

 そりゃこんなに綺麗な人で、しかも淫魔なのだからかっこいいパートナーがいるに決まっている。

 更に冷静になったことで、見たくないものまで視界に映ってしまった。

 魔法で出現したベッドの傍らには、夜に使うであろうグッズの類が丁寧に並べてあったのだ。

 どれも新品のようだが、リリアーナさんの前で直視するわけにもいかないのですぐに目を逸らす。

 すると今度は、また別のおもちゃたちが視界に入ってしまった。しかも男性に向かって使うタイプのやつばかり。

 鎖とかもある。もしやと思ってベッドをもう一度と見ると、鎖を掛けるための鉤が付いていたりもした。

 あっ、このベッド自体がそういう……。

  

 くそ、急に現実に引き戻された気分だ。身の程を知るのには充分すぎる仕打ち。

 とてもつらい。

 だが、短い時間とて夢は見れただろう。綺麗な人と素敵な時間を過ごせた。それでよいではないか。

 いや全然良くない。

 ……今晩、隣の家からの物音や嬌声が聞こえてきたら惨めすぎて死にたくなりそうだ。

 なんて言っても仕方がない。今日はもう敗北者として、リリアーナさんに挨拶だけして帰ろう。

 悲壮な決意を固め、僕はリリアーナさんの方へ向き直った。

 

 カチャ。 

 リリアーナさんは部屋の内鍵を閉めていた。

 

 

 

「……なかよしの印に、握手しましょうか♡」

 

 

 

 

 

 

 

【引っ越し初日からげぼかわ人間きゅんと結ばれれた件】

 

1:名無しの淫魔 ID:CgVcKuQcv

念願叶って人間界におひっこしした初日から結ばれちゃいました♡

 

2:名無しの淫魔 ID:vuYHvEqbV

また自慢ですか

 

3:名無しの淫魔 ID:wlhnrdvTy

最近自慢するやつ増えてきてうぜー

 

4:名無しの淫魔 ID:WcsYn24Kw

調子乗ってるやつ多すぎ

 

5:名無しの淫魔 ID:r5o2wgASU

破局しろ

 

6:名無しの淫魔 ID:CgVcKuQcv

最初の出会いはお引っ越しの挨拶のときでした

でも今ではラブラブ無限交尾する仲ですが、彼きゅんとの初対面はとても素っ気なかったのです

 

7:名無しの淫魔 ID:D4ZExV4CV

うわ誰も聞いてないのに馴れ初め語りはじめやがった

 

8:名無しの淫魔 ID:v/OrMhEma

最悪すぎる

 

9:名無しの淫魔 ID:cgS5CB6vQ

男を手に入れた淫魔は無敵って古来から言われてるから

 

10:名無しの淫魔 ID:Rj8NtZobk

まあ自分が人間界行ったときに役に立つかもしんないし

 

11:名無しの淫魔 ID:hcIwc0nbm

一応聞くだけきいてやるか

 

12:名無しの淫魔 ID:CgVcKuQcv

彼きゅん、どうやら人間向けの淫魔対応マニュアルにしっかり目を通していたのか、人間きゅんには珍しく警戒心たっぷりの対応でした。

俯いてぜんぜんこっち見てくれないし、小声でぼそぼそ喋っててよく聞こえなかったし……

 

13:名無しの淫魔 ID:IcY5MaWxz

それはそれで可愛いが?

 

14:名無しの淫魔 ID:KtIy2+iz6

むしろそっちのほうが滾る

 

15:名無しの淫魔 ID:CgVcKuQcv

でも警戒の仕方があまあまで、ちらちらと私の顔を見てくれましたし、ぜんぜん女性慣れしてなくて超絶かわいかったので、私は彼きゅんと一緒になることはできなくても、隣に棲めただけでよかったと思うことにしました

しかも魔力が完全に無垢で、他の魔族や淫魔、女性との関わりがないことは明白でした

 

16:名無しの淫魔 ID:h6yhKhjII

正直人間界に棲めるだけで毎日が幸せなのはそう

 

17:名無しの淫魔 ID:TGhgQLhNy

隣の家に魔力が無垢の人間が暮らしてると思うとバキバキに興奮する

 

18:名無しの淫魔 ID:CgVcKuQcv

ちなみにわたしグラトニーサキュバスなのでとても大きい尻尾があるのですが、もじもじ警戒している人間きゅんも流石にわたしのおっきな尻尾にはチラチラ目を奪われてるみたいでして

なので私も「ワンチャンないかなー」とか下心たっぷりに期待しちゃったりしなかったり

 

19:名無しの淫魔 ID:/J5rfC84O

げぇっ、グラトニーサキュバス!

 

20:名無しの淫魔 ID:3nZKY6Grx

彼きゅん逃げて

 

21:名無しの淫魔 ID:13t/IDCWR

またあどけない人間きゅんが極太尻尾でぐぽぐっぽにされてしまう

 

22:名無しの淫魔 ID:R2r0u6ui9

人間きゅんが暴食されちゃう;;

 

23:名無しの淫魔 ID:gM0XQq0/0

人畜無害のゆるふわみたいな口調しやがって

 

24:名無しの淫魔 ID:ISyOQmnH9

人間くんとおしゃべりしてるときどうせ尻尾ビキビキに隆起してんだろ

 

25:名無しの淫魔 ID:IgD7CBwPB

挨拶にいったとき目の前の人間くん尻尾でもぐもぐする想像したな

 

26:名無しの淫魔 ID:CgVcKuQcv

挨拶にいったときはおなかペコペコだったので本気で危なかったです

彼きゅんがすこしでも隙をみせてたら頂きますしてました

 

27:名無しの淫魔 ID:u2G5p80AN

我慢できたんかい

 

28:名無しの淫魔 ID:9tKN9H2Gb

すげえや

 

29:名無しの淫魔 ID:TM07mh24a

これが人間界に行ける淫魔の違いってわけね

 

30:名無しの淫魔 ID:CgVcKuQcv

恋仲でもプロポーズされたわけでもない人間さんをしゃぶる訳にはいきませんからね

強引なのはよくないし人間さんも望んでいないって魔王様が仰ってましたし、私だって無為に人間さんを怖がらせたくはありません

まあ口でそうは言っておきながら尻尾は破裂しそうなほどむきむきに勃起してましたし、中で魔力淫液はドバドバ分泌してましけど

 

31:名無しの淫魔 ID:9/UPP5EPf

身体は正直じゃねーか……

 

32:名無しの淫魔 ID:T5/YQxFgR

いつでもしゃぶしゃぶできちまうんだ

 

33:名無しの淫魔 ID:Ke3yQqTB8

でもやっぱ人間界行けるような淫魔はちゃんと新しい常識を学んでんなー

 

34:名無しの淫魔 ID:yVGPLb+ey

そして人間のほうもみだりに淫魔のことを誘惑したりしない、と

 

35:名無しの淫魔 ID:G1J0wS6p5

誘惑してくれ

 

36:名無しの淫魔 ID:jNxoUlJmO

出された分はぜんぶ食べます

 

37:名無しの淫魔 ID:mOkCLmVqE

お行儀いいので

 

38:名無しの淫魔 ID:3ph1sfz3g

お残ししません

 

39:名無しの淫魔 ID:3Xd5rtMkj

だとしても人間がどすけべなことに変わりはないけどね

 

40:名無しの淫魔 ID:4+zo4e3Mc

それはそう

 

41:名無しの淫魔 ID:SA//j9Pvq

どすけべなのに身持ち堅い人間きゅん……ラブ……

 

42:名無しの淫魔 ID:CgVcKuQcv

お隣さんのドスケベ淫乱げぼかわ人間さんに挨拶したあと、わたしはお引っ越しの続きをすることにしました

ほんとは先に済ませておくべきだったんですが、お隣に住んでいる彼きゅんのことを思うとつい後回しにしてしまったんですよね

 

43:名無しの淫魔 ID:sk3ryzQkE

一瞬でおわるんだから先やっとけよ

 

44:名無しの淫魔 ID:WMa6lZEzB

あんな楽なのに後回しにするってよっぽど人間くんを一目見たかったんだな

 

45:名無しの淫魔 ID:6DxTvd7eo

まあ人間くんはなによりも優先すべきものだから……

 

46:名無しの淫魔 ID:CgVcKuQcv

ところが、ここで予想だにしない事件が発生しました

なんと、さきほどご挨拶した彼きゅんが私のおうちの所まで来ているのです

しかも彼きゅんの方から私のほうに声を掛け(!)なんと引っ越しを手伝うなんて死ぬほど可愛いことを言い出すではありませんか

更にはトドメのように『私と助け合い』たいなんて言ってくれて……♡♡♡

私はその場で彼きゅんの唇にしゃぶりついてその愛らしい言葉を紡ぐおくちから快楽をぶち込んで差し上げようとしました

ギリギリで踏みとどまることができましたが……

正直これはかなりヤバでしたね

性欲のダム決壊寸前でした

 

47:名無しの淫魔 ID:P9uTEIkWn

は?

 

48:名無しの淫魔 ID:OY0xLSNRG

人間くんやさしすぎ……

私も人間くんと『助け合い』してぇよ……

 

49:名無しの淫魔 ID:da9aXqxfC

あまりにも心優しい人間くんに愛情が止まらない

なんて甘美な響きなんだ、『助け合い』……

 

50:名無しの淫魔 ID:HL9TWDUsR

私だったらその場で抱き着いて速攻で助け合いに突入してる

 

51:名無しの淫魔 ID:cdY+Jt9JY

ダメなんだよなぁそれやっちゃ

 

52:名無しの淫魔 ID:LZzVRyAV1

だいたい人間くんの方から私たちに話しかけてくれるってだけでもう

 

53:名無しの淫魔 ID:9v3Vuhuxv

そこでダム決壊するやつは人間界いけないんだよなぁ

 

54:名無しの淫魔 ID:CgVcKuQcv

と、かろうじて彼きゅんの誘惑を耐えきった私は、おてつだいしたがる彼きゅんのために搬入していたベッドをわざわざ再び玄関先まで召喚術で呼び戻しました

ついでに引っ越し作業の途中でまだ走ってる召喚術式を実行より早く書き換えて人間くんをお迎えできるように整えました

が、私はここで再び彼きゅんの発言に卒倒することになります

 

55:名無しの淫魔 ID:7FYDMJ9Ay

おいおい

 

56:名無しの淫魔 ID:6zaWJsymk

これ以上なにが待っているって言うんだ

 

57:名無しの淫魔 ID:y0qJc3fhO

おてつだいしたい人間くん健気すぎてやばい

こんな美しい心をした生き物がこの世にいていいんか?

 

58:名無しの淫魔 ID:22CEQF6n1

どろどろの性欲に薄汚れた淫魔とは大違いだ……

てかしれっとやってる転移術式の書き換えヤバすぎだろ流石グラトニー

どんだけ記述はえーんだよ

 

59:名無しの淫魔 ID:CgVcKuQcv

彼きゅんはなんと、『二人で運びましょう』といったのです

『二人で』ですよ!? 人間くんとの共同作業に、彼きゅんのほうからお誘いしてくれたんです!!!!!!!!!

 

60:名無しの淫魔 ID:4nAhbihHl

プロポォォォーズ!

 

61:名無しの淫魔 ID:KXlf+XsG7

子宮にずっきゅんきました

 

62:名無しの淫魔 ID:6MzKmQ5Oh

人間にそんなこといわれたらわたしもう一生メロメロになっちまうよ……

 

63:名無しの淫魔 ID:QjAlEUmHp

ちょっとロマンチックすぎますねこれは……

 

64:名無しの淫魔 ID:ADVgCQtOR

くらくらしてきた

 

65:名無しの淫魔 ID:SeRDnj8lN

至上の快楽を一生与えること約束します

 

66:名無しの淫魔 ID:CgVcKuQcv

告白されたのわたしですすっこんでてください

 

67:名無しの淫魔 ID:4AdS3k5ba

いいなー

 

68:名無しの淫魔 ID:iSayLHduL

そんなの"夢"じゃん

 

69:名無しの淫魔 ID:nK+JBmy3G

人間との共同作業とかただの夢物語じゃなかったの

 

70:名無しの淫魔 ID:33XfZfdG2

しかも人間のほうから淫魔に提案してくれるとかほんま

 

71:名無しの淫魔 ID:C7BINKTlE

鉄板妄想シチュ……

 

72:名無しの淫魔 ID:CgVcKuQcv

しかもこれ続きがありまして

彼きゅんがですね、ベッドが重くて一人じゃ運べないとか言い出したんです♡

 

73:名無しの淫魔 ID:Xj8IoqEB+

は?

 

74:名無しの淫魔 ID:X8OkPp8CA

ベッドとか指先でつまむだけで運べるだろ

 

75:名無しの淫魔 ID:jVAZaK/XR

人間ざこすぎ……♡

 

76:名無しの淫魔 ID:21WCeHrWP

まってかわいい無理

 

77:名無しの淫魔 ID:rJB8/y+Py

やばい愛が溢れる

 

78:名無しの淫魔 ID:mUVf6i1u4

弱すぎて人間が今日もかわいい

 

79:名無しの淫魔 ID:7LFn7p/l/

それなのに引っ越し手伝うとか言い出したわけ?

魔法すら使えなくて、両手つかってもベッドすら満足に一人で持ち上げられないくせに???

まってほんと無理

 

80:名無しの淫魔 ID:HaHUdTblI

いや待って健気すぎ可愛すぎこれ以上人間のこと好きなったらおかしくなっちゃう無理無理無理

 

81:名無しの淫魔 ID:H4Vge3w+X

想像上の人間でこんなかわいいのに実物が目の前にいたらマジで即レイプしてしまう

 

82:名無しの淫魔 ID:v44aYGyX/

同感

 

83:名無しの淫魔 ID:3YPRXlbZk

私もまだ人間界行きは遠そうだ……

 

84:名無しの淫魔 ID:iVDLO6rA4

どう考えてもむり

何度シミュレーションしても想像上のわたしが人間くんを押し倒して無限べろちゅーせっくす編に突入してしまう

 

85:名無しの淫魔 ID:CgVcKuQcv

重くて持てないという彼きゅんの為に、私が片側をもって家の中に運びこむことにしました

もちろん彼きゅんとの共同作業です♡

私がベッドの全重量を負担していたので、反対側をもっていた人間くんにはほとんど荷重がかかっていなかったと思います

 

86:名無しの淫魔 ID:c17Xmcypl

裏山

 

87:名無しの淫魔 ID:DECFgZ70s

全淫魔の乙女な妄想を実現しやがって

 

88:名無しの淫魔 ID:1o1zOCRZF

どんだけ徳を積んだんだ

 

89:名無しの淫魔 ID:CgVcKuQcv

あとは説明不要ですよね

プロポーズした人間とされた淫魔が、ベッドのある部屋で二人きりなんですから

あえて一つだけ言うなら、彼きゅんと"婚前握手"しちゃいました♡

 

90:名無しの淫魔 ID:zHauQb+S6

うーわ

 

91:名無しの淫魔 ID:SRia+ydxm

お前もう淫魔の夢ぜんぶ叶えてるじゃん

 

92:名無しの淫魔 ID:w7Poq3GpN

え、ていうかじゃあいま彼きゅんは

 

93:名無しの淫魔 ID:CgVcKuQcv

はい

もう気絶しちゃって、今はベッドの上ででろでろのくしゃくしゃになってます♡

やりすぎると彼きゅんも大変かもしれないと思って、一回ごちそうさましました

魔王様からの通達が無かったらポーションでおはようしておかわりしてるところですが、やりすぎは人間さんにとって辛いそうですから、ここは一度淫魔のわたしが我慢です

 

94:名無しの淫魔 ID:YWEe/COBQ

えらい

 

95:名無しの淫魔 ID:Ykw/Vm65H

ひぇー

 

96:名無しの淫魔 ID:PvuABYXnP

すごい自制心だ……

 

97:名無しの淫魔 ID:CzM1jqgv+

人間と正しく仲良くなるにはこうじゃないといけないんだよなぁ……

 

98:名無しの淫魔 ID:DlrIlMiIF

先輩をもっと見習って私たちも我慢を覚えないとな……

 

99:名無しの淫魔 ID:CgVcKuQcv

さて、彼きゅんがなんだか気持ちよくなりたそうな呻き声を上げてるので、私の尻尾でもぐもぐしてきますね

それでは皆さん、ごきげんよう♡

 

 




リリアーナさん:すごい淫魔。すごいので人間のことをきちんと勉強してから人間界に来たし、グラトニーサキュバスなのに人間のことを慮って慎重でとても我慢強い。
 だが淫魔は最愛の人がきもちよくなる姿がこの世のなによりも好きなのでハメを外しがち。

彼きゅん:あまりの童貞臭さから不幸にも我慢強いすごい淫魔のリリアーナさんを一瞬で悩殺してしまった。

尻尾:グラトニーサキュバスの尻尾は普段は通常の淫魔よりやや長太いくらい。ただし人間を視界に収めるとみるみる内に勃起していく。興奮によって限界を超えて大きくなる。

魔力:人間の男性は女性と肉体関係を持つと魔力が変質する。これが無垢かどうかを見て上位種族は男性がフリーか判断する。

婚前握手:淫魔特有の文化。人間に理解することは難しい

ベッド:ぐちゃぐちゃにされた人間くんを労わるのが仕事
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