淫魔「人間とかいう種族wwww」   作:へか帝

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かゆうま日記は定期的に書きたくなる


研究員の日記

◎月〇日

早朝五時に同僚の詩織にたたき起こされ、変な色した宇宙服を突き出された。

なんでも魔界の植物を研究対象に迎え入れたらしい。

仕事が増えてめんどくさいなあ、毎回防護服も着るのもだるいし。

 

 

 

◎月●日

研究所の上司から新しい魔界植物の世話係に任命されてしまった。

仕事がふえてうんざり。給料ばっか貰っても休暇がないんじゃしょうがない。

植物も全裸の女の形をしてて気味が悪い。私より胸がデカいのもムカつく。

 

 

 

◎月。日

詩織から魔界植物の体が女性的で羨ましいって話をされた。

詩織だって相当スタイルが良い方なのに。人間ですらない植物に負けるなんて悲しくなってくる。

というか植物が人間の形してるなんて不気味な話だ。

そっくりだから違和感がないのもおそろしい。私が男だったら、夜な夜なこっそり抱いていたかも。

 

 

 

◎月◆日

植物の世話は水しかやってないのに、ウソみたいにすくすく育っていく。

でかい乳しやがって、私にも分けろってんだ。

もう身長も私より高い。ただでさえ背が低いから抜かされるのもあっという間だった

ここに来た当初はのっぺらぼうだった顔も、信じられないくらい美人になっちゃって。

マネキンみたいな姿なのに美しいと思ってしまったのが悔しい。

あーあ、私もこれくらい綺麗だったらな。

 

 

 

◎月◇日

詩織とボードゲームをしていたら、悩みを打ち明けられた。

なんでも最近性欲がヤバいらしい。若いのに元気なことだ。私も若いんだけどさ。

なんて私も冗談めかして笑ってたんだけど、詩織は深刻そうにしていた。

まあ私らに男作る余裕なんてないし仕方ないのかもね。

 

 

 

◎月□日

今日は寝不足でずっと機嫌が悪かった。

それも隣室の詩織のせいだ。アイツ、一晩中自分を慰めてやがった。

大きな声で嬌声上げて盛り上がってたみたいだけど、いい迷惑だ。

勘弁してよね。

 

 

 

◎月■日

いい加減詩織がうるさくて真夜中に詩織の部屋に怒鳴り込んだ。

そしたらあいつ、開口一番に男を紹介してほしいとか言い出した。

ふざけんな、私の安眠を妨害しておきながら何をぬけぬけと。

でも、詩織の顔はかなりしんどそうだった。

性欲がヤバいとそんなに辛いのかな……?

 

 

 

◎月△日

詩織の様子が変だ。

そもそもあいつはかなり育ちが良くて、滅多に下ネタなんかも言わない。

最初はあいつのお淑やかな態度が気に喰わなかったりもしたくらいだし。

それが今やどうだ。毎晩ひとりで慰めて、ずっとギラついた目で男がほしいって話ばっかりしてる。

というか詩織ってあんなに胸大きかったけ? もしかして今さら成長したのか?

なんかムカついてきたな。心配して損した気分だ。

 

 

 

◎月▽日

詩織に胸のサイズのことを聞いてみたら、静かにキレられた。

とりあえず事実としてデカくはなってるらしい。こないだブラがはち切れたそうだ。

フィクション限定の出来事じゃなかったんだ、それ。

詩織には揉ませる男もいないのに大きくなってもしょうがないだろって怒られた。

なんで私が怒られてるんだ?

 

 

 

◎月▼日

魔界植物の枝にひっかかって防護服が破れちゃった。

気づいて速攻で引き上げて検査を受けたけど、体になんの異常も起きていないそうだ。

変な感染症とかもないらしいけど、やっぱびびるって。

詩織は今日も平常運転。

「ポッキーと勃起って似てるよね」だってさ。

 

 

 

◎月∴日

えっちな夢を見て起きた。

なんかめっちゃムラムラする。

なんでこの研究所って男の職員いないんだろ

 

 

 

◎月×日

最近ムラムラして困ってるって話を詩織にした。

詩織も先に同じ悩みを持ってたし、何か解決策があるかと思って

そしたら詩織は「想像力との勝負」だって。

抱き枕をひとつ譲ってくれた。

 

 

 

〇月〇日

男を押し倒してぐちゃぐちゃに抱き潰す妄想をしながら夜を過ごしていたら朝になっていた。

一睡もしてないのに不思議と寝不足じゃない。でも欲求不満だ。

ていうか、胸が大きくなってる気がする。

押し付ける相手が枕じゃあ大きくなってもなぁ……。

もっと揉ませたいし押し潰したい。

 

 

 

〇月◎日

抱き枕がくたくたになってしった。

ちょっと激しすぎたのかもしれない。中の綿もダメになりそう。

いくらなんでも激しく抱きすぎたかな……?

詩織とは最近よく話があう。

今日は「海はいいよね、消波ブロックに波をぶつけられて。私たちは性欲のぶつけ先がないのに」と言っていた。

本当、話がよく合う。

 

 

 

〇月●日

男だ

 

 

 

〇月□日

昨夜の晩にとってもかわいい男の子二人組が施設にやってきた。

心霊スポットだと勘違いしてやってきたら、嵐に降られて帰れず飛び込んできたらしい。

嵐が去るまではここにいるといいよ、と詩織と結託して保護した。

上のお偉いさんにバレたら怒られるだろうけど、知ったことか。

こんなちっちゃくてかわいい男の子を嵐の外に放り出せるわけないし。

 

 

 

〇月■日

男の子たちが魔界植物の部屋の手前にいた。

危うく中に入られるところだった。詩織が事前に施錠していたそうだ。

あれは機密だから、見られるわけにはいかない。

男の子が魔界植物に見惚れたりしてたら、すごく嫌だし。

……ところで、男の子の匂いを嗅ぐだけで鼻から脳にかけてビリビリとした痺れる快感が走る。

というか見てるだけで体中に汗をかいちゃう。たぶん体臭もすごい。

男の子たち、ドン引きしてないといいけど……。

 

 

 

〇月◇日

あまり詳細は書かないが、妄想の質が向上した。

結果として抱き枕をダメにしてしまった。

明日からどうしよう。ただでさえ無垢な男の子たちをどうこうしそうでヤバイのに。

嵐はまだ止まない。私と詩織と、二人の男の子しか施設にはいない。

男の子たちがちらちら私たちの胸とかお尻を見てるのがわかる。そういえばすごくおっきく育ったんだっけ。

ちらちら見てるのバレてないと思ってるのかな? すごくかわいい。

……こ、これ以上考えるのはやめとこう、我慢我慢。

 

 

 

〇月◆日

嵐がずっと止まないので、男の子たちが不安そうにしている。

もうずっとおうちに帰れてないもんね。私が彼らを安心させてあげないと。

寂し気に縮こまっている彼らが縋るようにこちらを見上げてくる様子が、ひどく愛らしい。

あまり私を誘惑しないでほしい。彼らは自分がどんな境遇にいるか理解しているのだろうか。

ていうか私、こんなに身長高かったっけ?男の子のことを見下ろしたのなんていつぶりかな。

まあいいか。それより、なんだか詩織の調子が悪そう。

どうやら熱っぽいみたい。嵐で外に出れないし、悪い病気じゃないといいんだけど。

 

 

 

〇月△日

わたしもたいちょうをくずした。ねつがでてるみたい。

かんじ かくの めんどい

おとこのこ が しんぱいしてくれて うれしかった。

それで、きづいたら おとこのこに つかみかかってた

わたし どうしちゃっ た?

なんか おかしいから、もうわたしにちかづくなっていった

いま へやにとじこもってる

こころあたり ある。しおりのぼうごふく やぶれていた。

たぶん かなりまえから

 

 

 

〇月▲日

朝になる前に詩織の所にいった。

詩織は、翼と尻尾が生えていた。

私と一緒だ。

きっと、考えてることも一緒。

相談したら、幸いどっちの子にするか被らなかった。

男の子たちは、ぐっすり眠っているだろう。

起こしに行ってあげよう。

 

とっても気持ちいい方法で




魔界植物:謎の光を放つ女体の植物。

私:優しいお姉さん。優しいので搾精をやめること以外のことならなんでもうんうんと聞いてくれる

詩織:同僚。いいとこのお嬢さんで性欲以外はお淑やか。搾精をやめること以外のことならなんでも微笑みながら聞いてくれる

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