僕の居候日記   作:カラスの餌

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ねみ


第1話

人は1人では成長できない、運動をするにしても勉強をするにしても。

必ず誰かに支えられている。それはとても身近な存在でもある

 

そんなある日僕は校長に呼ばれた

 

「は…?へ、編入?…いやいや早すぎません?まだ入学して2ヶ月…」

 

鎌倉のとある高校に通っている僕「葉山 飛鳥」は突然の呼び出しに驚いた

 

「しかも…虹ヶ咲って…アイツも行くところですよね?」

 

「うむ、そうじゃそれに君は将来世界的に活躍出来る有望なバドミントンプレイヤーだ。ここにいるよりきっと虹ヶ咲に行った方がいい。」

 

「は、はぁ…分かりました。」

 

僕は困惑しながら校長室を後にした

 

「ふぅ」

 

と一息付き

 

「いや、なんだよ急に編入って!僕めっちゃ勉強したのに!編入って無茶苦茶だろ!」

 

と愚痴り始めた。いやね?愚痴りたくなるでしょ普通はあんな血眼になってまで勉強して受かったのにさイキナリ呼び出されて編入とか言われたら

 

「大体そもそも住む場所とかどうなんだよ…僕父親と2人だし…アイツは自宅から通うにしても僕は何回か転々と家を引っ越してるから遠い…」

 

と、落ち込んでたら

 

「葉山君どうしたの?さっきから項垂れて…もしかして校長先生に怒られたとか?」

 

「ち、違うよこれは…そのあれだよ…」

 

「ふふ、冗談だよ♪もしかしなくてもあれでしょ?」

 

さっきから話しかけてくるこのお嬢様結びをした赤いリボンが特徴な見るからに清純そうな女の子は僕がさっきから言ってたアイツこと桜坂しずくである

 

「あれって…まぁそうだよ君と同じ…編入さ。」

 

僕ははぁーとため息をつきながら話した

 

「というか来週とか…家とかどうすんだよ本当に…僕はただでさえ今の高校で通うのが限界なのに住む場所と来たら…」

 

一番の問題はそこだった、下宿するにしても金は必要になってくるわけだし何より探す時間が皆無だ。

 

「あれ?聞いてないの葉山君…」

 

「……何を…?」

 

突然あれ?知らないのって顔をされたが

 

「葉山君と同時に編入って事で私の家から通うってことになってるんだよ?」

 

「は?」

 

いや今なんて?とんでもない事を言ったよな?

 

「あのぉー?…桜坂さん?もう一度…」

 

「だから、葉山君は私の家から通うんだよ?」

 

「うん、なるほどなるほど…ってなるかあぁぁぁぁ!!!」

 

確かに僕の親はこの人の親と仲はいいがなんでこんなことに

 

「ふふっ♪そんなに驚くこと?」

 

「いや驚くよ普通!急にただのクラスメイトに今度から私の家から学校通えって言われて、はいわかりましたの方がおかしいわ!」

 

「じゃ、そういう事だから明日までに荷物まとめてこっちに来てね♪」

 

「無茶苦茶だろぉぉ!!」

 

と、無理難題言われてその日は終わって帰宅をして家の中に入ったら、1枚の紙が

 

「ん?父さんから…何何…?」

 

飛鳥へ

父さんは今日明日出張でいないから、1人で荷物まとめて桜坂さんの家に行けよ!次いでに婿になってけよ!!

 

最愛の父より

 

 

「・・・・・・」

 

僕は数秒フリーズした

 

そして

 

 

「あんのぉクソ親じぃぃぃぃ!!!」

 

と怒声を放った

 

幸い明日は休日なので僕は嫌々準備を始めた

 

「ったく…なんで…僕が桜坂の居候なんか…あっちの親御さんは賛成なのかな…いや賛成してるから居候出来る訳だから、一応歓迎されてるんだと思うことにしよう。」

 

ちなみに僕の家から桜坂の家はちと離れている。それに学校からの距離も桜坂の方が近い

 

「ふぅ…とりあえずこんなもんかな…必要な物はカバンにいれたし後は…」

 

プルルルルル

 

突然僕のスマホに電話がかかってきた

 

「はい、もしもし?葉山です」

 

「あ、葉山君?急にごめんね?」

 

かけてきた主は桜坂だった

 

「準備はある程度終わったけど…本当にいいの?僕なんかがおじゃまして」

 

「問題ないよ♪お母さんも歓迎してるし!」

 

と、なんかやたらテンション高めで言われたが正直不安だ。

 

「はぁ…なら今から家出るよ…」

 

「うん♪待ってるね」

 

そう言っていきなり通話を切られた

 

…あのさよく考えてみな、いくらクラスメイトとは言え居候ってどうよてか僕の部屋どうなってんだよまさかアイツと同じだったら死ゾ?そして問題はあの家の番犬だよ。

あいつの家には1匹の犬がいるととある桜坂の仲のいいやつから聞いたことがあったちなみに僕は犬が大嫌いだ

 

「さてと…ラケットも持った…着替えやら携帯必要な物は全部あるか…よしいくか!」

 

僕はそのまま駅に向かった

 

「夕方だから人が多いな…」

 

帰宅ラッシュの時間帯に出てしまい電車は満員だった

 

「はぁー…とことんついてないやホント…」

 

僕は昔から運が悪い方だ、何をやるにしてもハズレばっか引くし何よりやる事を任されがちだ

 

「と言うかこの時間帯に出た僕がアホだったかも…」

 

それはさておき桜坂との出会いは何かって?

 

そうだな…僕は中学の時にここに引っ越してきた先程も述べた通り僕の親はよく転勤する人だったそして偶然同じ中学の時に僕が桜坂のクラスへそこで更に隣の席だった事かな

 

 

そして転勤が多いと言ったけどそれが原因で父と母は決別した

 

家族で一緒にいたい母と家族を養う為に遠くまで行って働く父何時しか2人はすれ違っていた。

僕には双子の兄弟の鳳香って奴がいる。

2人はそれぞれ僕と鳳香を引き取り僕は父の方へ鳳香は母の方へ行った

 

「(鳳香……今頃元気にしてるかなぁ…)」

 

双子の弟であり唯一の血の繋がった兄弟そしてバドミントンでは互いを

高めあえるライバル、僕にとって鳳香は最高の弟だった。

 

そして鎌倉に来る前中学1年の時に僕と鳳香は離れ離れになった。

 

「あ…もうここか…よし降りるか…」

 

気付いたらもう最寄りの駅だった、桜坂の家はこっから徒歩ですぐだった気がする。

一応僕は桜坂に駅に着いたとメールを送ったそして秒で

 

「着いた?じゃあ待ってて迎えに行くから!」と返信が来た

 

わざわざ来なくてもいいのにと思いつつも僕は待つことにした

そしてしばらくして

 

「あす……じゃなくて葉山くーん!!」

 

となんか紐らしき何かとデカい魔物を連れて来た桜坂が来た

 

「今君飛鳥って呼ぼうとしたよね…?それと…そ、そ、そちらは…?」

 

僕はあえて魔物から目線を逸らしながら桜坂に聞いたてかデケェ…

 

「そ、それは…一緒に生活するから…上だとなんか変かなって…」

 

「う、うん、そうなのか…じゃ、じゃあその横にいるのは…」

 

恥ずかしそうに言ってくるが問題はそこでは無い桜坂の横にいる魔物だ

 

「この子は私の家族のオフィーリア!可愛いでしょ!」

 

「そ、そだねー……よ、よろしくねまも…オフィーリア…」

 

小麦色の魔物はどうやらオフィーリアと言うらしくそのまま僕にワン!と吠えてきたほら言わんこっちゃない。

 

「飛鳥君…もしかして犬苦手…?」

 

「あたかも今まで呼んでたのごとく呼ぶね君はさてはどっかで呼ぶ練習でもしてたのかい?」

 

「ち、違うし!!練習なんか…その…ちょっと…」

 

どんどん声が小さくなっていく桜坂そんな中、僕は必死に魔物の話題から逸らそうとした。

 

「まぁいいけど…君はなんかやめてくれよ…なんか恥ずかしいし…」

 

「じゃ、じゃあ…飛鳥…」

 

顔を赤くしながら桜坂はそう呼ぶ中例の魔物はハッ!ハッ!と言いながらこちらを見つめている。

 

そして

 

「着いたよ♪お母さーん!ただいまー!!来たよー!」

 

入るなりになんかいつもと違う桜坂になったこれは俗に言うギャップと言うやつか。なるほどな

 

「あら?飛鳥くんお久しぶりね、お父さん元気?」

 

「こんばんは、そしてお久しぶりですね。父さんは今仕事で転勤に出てて…一応元気にはしてますよ」

 

桜坂のお母さんは笑顔で僕を迎えてくれた、相変わらず大人びた綺麗な人だ。

 

「そう、なら良かったわ。じゃあ飛鳥君の部屋はここね♪」

 

と、案内されたのは

 

「・・・・・・・・え?」

 

僕は素で声が出てしまった

 

「なんで桜坂の部屋と一緒なのぉぉぉぉぉぉお!!」

 

という結果だったからだ、理由を聞くと将来2人には一緒にいて欲しいからその練習だとか。というか何で?何でこいつは反対しなかったの?!

 

横には顔を赤くした桜坂がいた

 

「………っ……はぁ…こうなったからには仕方ないね…よろしく…桜「しずくって呼んで欲しい…」

 

「はい?」

 

突然そう言われ俺は困惑した

 

「っっ…分かったよ…しずく…」

 

「うん♪よろしくね飛鳥!」

 

名前で呼んだらしずくはパァっと顔を明るくさせて笑顔で返してくれた

 

 

こうして僕の居候生活は始まった

 




おやすみなさぁい
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