「飛鳥!僕の練習付き合ってよ!!僕も飛鳥の練習相手になるからさ!」
突然久しぶりに弟の声が聞こえた。
そこには僕の双子の弟の鳳香がラケットを片手ににっと笑っていた
ここは何処?って思ったけど今はそんなことがどうでもいいくらい嬉しい。
だって目の前に鳳香がいるんだから僕の双子の弟で唯一無二のライバル
また一緒にバドミントンが出来るんだと、僕は嬉しかった。
「うん、一緒にやろう鳳香僕もちょうど一緒に練習したかったし」
「んじゃ、早速行くぞ!飛鳥!!」
変わらないな、ホント昔から暇さえあれば僕と練習がしたいって。
鳳香はすごく力のあるスマッシュが持ち味のパワー系プレイヤーだ
しかしスタミナの消費が激しくよく先にばててしまっていた。
「先にスタミナ切れでばてないでよ?鳳香」
「へへっ!そんなこと心配するより自分の心配をしろよ飛鳥!」
「ははっ、そうかもな、お前のスマッシュな顔面にくらったら一溜りもないしな。そこら辺ちゃんと自分の心配をしとくよ」
鳳香とは対極で僕はスピードとスタミナに特化していた、それでダブルスを組むと周りから究極無比のパワーの鳳香スピードの奇術師飛鳥と周りは地区最強コンビと言っていた
「鳳香…さぁお前の力…僕に見せてみろ!ドンと来いだ!」
「行くよ!飛鳥!!そりゃっ!!」
と
鳳香がサーブを打った瞬間辺りは突然眩しくなった。そしてそれと同時に僕は目が覚めた
………。
夢か…最近やたら鳳香との夢を見てる気がする。アイツは僕の事をなんだと思ってんのかな…
鳳香とはもう3年近く会っていない。だからあいつがまだバドミントンを続けてるなら物凄い力をみにつけてるだろう
「鳳香…お前は今どこで何してんだよ…また一緒にラリーしようよ…僕はもう一人でやりたくない…」
つまらないんだよ…。僕と試合した後みんな僕から離れていく…虹ヶ咲に行ってもきっと同じだ…
鳳香が夢に出てくると毎回こうなる、それほど鳳香は僕にとって最高のライバルであり最高の弟なんだったと思う
「んん…あす…か…こっちこっち〜…ムニャムニャ…」
隣で寝ているしずくは寝言を言いながら爆睡中
なぜ2人が同じベッドになったかと言うと
「飛鳥君布団はしずくと同じの使ってね♪」
と、にこやかに言われ本当に用意されてなくお互い同じベッドに寝る事になったのだ。
「幸い僕が外側で助かったな……さてちょっと起きるか…って?!ちょバカしず…」
さぁおきよう!と立ち上がろうとした瞬間しずくが寝返りをうちなんとそのまま人形と間違われてるのか腕が抱きつかれたまんまになった
正直女子に抱きつかれたことなんてないからめっちゃ緊張している
「し、しずく離してよっ…こんな所おばさんに見られたら…」
「うーん…あとちょっとぉ…」
と寝ぼけてるが今はそれどころじゃない。僕の心臓は今なおはち切れそうな程動いている。そうあれが当たってるからだ
「・・・・はぁ…まぁいいかこのままでも…」
数分間粘ったが流石に起きないと悟った僕はそのままにした。
そしてそっとしずくの頭を
「………サラサラだな…髪…」
そのまま撫でた
「んっ……ふぇ……」
撫でられて起きたのかそれとも自分の意思で起きたのかわからないが、突然しずくは目を開けて自分の状況を確認した。
「おはよう…しずくよく眠ってたよ」
「っっっっっ?!?!?!!」
突然トマトのごとく顔を赤くして、抱きついてた腕をそのまま離してた
「な、ななななななんで?!私が飛鳥の…?!」
「そりゃ僕が起きようとしたら君が寝返りうってその衝動で押し倒されて腕は抱きつかれて」
僕はさっき起きた事から今に至るまでの経緯を全て話した。
僕は悪くないよね?これって
「で、でもあ、頭…」
「あぁ…なんか子供みたいで可愛かったからつい撫でちゃった、嫌だったら謝るよ。」
いや普通あんな子供みたいな顔をして寝てたらね〜なるよね?いやならないか?まぁ分からないけども嫌がってるようには見えない
「そ、そ、そうじゃなくて…そ、その…」
さっきよりもさらに顔を赤くしてしずくは
「もっとして欲しい…」
と、消えそうな声でそういってきたので
「そうか、そんじゃほらしずく」
「……………/////」
僕はそのまま力を抜いてしずくの頭を撫でた、と言うか後々思ったけど女子って頭撫でれるの好きなの?
そしてしずくは一言僕にこう言ってきた。
「わ、私の以外の子は絶対に撫でちゃ…だめ…だからね」
「いや?しないよ?だってしずくは特別だもん」
「へ?!・・・・・・」
思ったことをそのまま口にしたが結構不味いことを言ったのではないかと言ってから気づいた。
不味い普通に引かれるこれは
「え、えとその…ごめん…引いたよね…?」
しずくは数秒フリーズしてたが
「ううん…そんな事…ないよ…むしろ嬉しい…ありがとうね……/////」
と顔を赤くしながら言ってくれた、これはあれか?しずくなりのフォローって奴か?それはそれでちょっと悲しいけども引かれてないならいいや
僕達はその後もしばらく部屋の中で2人で話した
「ねぇ……飛鳥ってさ」
「んー?何?どした?」
さっきの余波が抜けてないのかまだ顔が赤いと言うかさっきより赤い気が、もしかして僕が知らないうちになんか食ったのかな?
「好きな子……っている……?」
「ん?」
いきなり過ぎて困惑した。いや普通にまぁ別に聞かれて困る事じゃないかな。
「うん、いるいる〜僕の横にいる〜」
「いるの…?って…横?!それって…」
「いや横にいると言って君以外誰がいるの?それとも幽霊がいるのかな?」
「そうじゃない!!」
と、ちょっとからかったら顔を赤くして怒られたいやー可愛いね
「だからさっきも言ったじゃん、しずくは特別だって…」
「え…でもあれって冗談じゃ…」
「何を持って冗談だと思ったの?君は…全く…僕が好きな人は桜坂しずくって子だけだよ。それ以外には興味無いね」
僕はこの際だからと思い全ての本音をしずくにぶつけた。ベタな伝え方だと思うけどこれが僕だと知って欲しかった。
「それより、僕に聞いてきたしずくこそいるのかい?」
「………います………私の横に…………/////」
「ほ?」
いや、これって俗に言う両想いって奴?マジかー普通どころか日本一周出来るレベルで嬉しいなぁ。だって相手が僕が入学した時から一目惚れした子なんだからさー
「あの〜もう一度聞くけど幽霊見えてないよね?」
「見えてないし!横と言ったら飛鳥だけでしょ!」
と、また怒鳴ってきたけどなんか今は可愛く見える。
「本っ当にいつもそんな人をからかってるんだから…」
「あはは、ごめんて許してよしずく」
ぷいっと顔を背けるしずくなにこれめっちゃ可愛いんだけど
不意にもドキッとした
「お願いだよ〜言うことなんでも聞くからさぁ…」
「本当ですか?」
やはり人と言うのは何でもという言葉に弱い。これさえあれば僕には怖いもの無しだと思っていた
今の今までは
「じゃあ…私とキスして下さい……/////」
「は?…」
流石にそれは予想外だった。こいつ正気かと思うくらいそう思っただが言い出したのは僕もう引き返すことは出来ない。そんな中僕は必死に断る理由を考えた
そして
「え、えとそのさ?キスってさ?その〜交際してる人同士がやるも「なら付き合いましょう」
「えええぇぇえ」
僕が何とかやめようとしてるのがバレたのか速攻で遮られた
「私は飛鳥の事が好きです…誰よりも大好きです…だめ…ですか?…」
「うっ」
ずるいよ…そんなの断れないよ…しずくのお願いは…
「ダメじゃ…ないよ…うん僕の方こそお願いします…!」
「ふふっ、じゃあよろしくね♪飛鳥」
こうして僕らは同棲しながらも付き合う仲になった
そして
「さっきの焦ってる飛鳥…可愛かったよ♪」
「なっ?!しずくぅぅぅ!」
「さっきのお返しだよーだ」
「くっそー…」
「まぁでも…末永く…よろしくね…?」
突然穏やかになり優しい顔で僕にそう言ってくれたそして僕は
「絶対…幸せにするからね…!」
とそう約束をした
ねむ