そのウマ娘は国の評価を変えた。
「このトロフィーもらっていくわ」
そのウマ娘は負けなかった。どこへ行っても。その強さでねじ伏せ、時には最高の敬意をもって送り出される。文句のつけようがなかったのだ。その走りに。
「うーん・・・なんだか気恥ずかしい。こういう掌返しは嬉しいけど」
どこまでも走り抜け、その結果が凱旋門賞。ジョッキークラブ。ミラノ大賞。キングジョージ。全ての大会を制覇。更に言えば凱旋門賞は連覇という偉業を達成。イタリア、イギリス、フランス。欧州の大レースを手にし、世界にその名をとどろかせた。
どんなに過激なレース後でもすぐに呼吸を整え、無尽蔵のエンジンを持つウマ娘と称えられ、その末脚はミサイルのようだと言われるほどの爆発力と速さを持つ。
フランスのシーバード、アメリカのセクレタリアト。それに並ぶと言われ疑われない。世界規模で見ても最強の一角と言われ、生きる伝説となったそのウマ娘の名前はリボー
現役無敗を誇ったまま引退し、イギリス、アメリカでトレーナー、モデル、役者、テレビと引っ張りだこであり。そのギャラの高さやスポンサーの強い願いでひたすら飛び回る毎日。そんな彼女は。
「・・・めんどくさーい・・・・・・」
心底、気だるげに仕事のキャンセルをしていた。165センチの背丈に、初見の人であれば元レースの覇者とは思えない。モデルどころか栄養失調を思わせるほどの細い体格。しかし出るとこはしっかりと出ているせいで非常にグラマラスな肢体は誰もを魅了する。
黒みがかった栗毛を伸ばし、リボンでまとめた髪は美しく、あの「BIG RED」の名を受け継ぐ超弩級の怪物ウマ娘セクレタリアトのいるアメリカでも多くの人が受け入れた。
そんな彼女だが悪戯好きの気分屋の気質が強く、気が乗らなければ仕事をキャンセルというのは日常茶飯事。マネージャー兼元トレーナーもその気分屋ぶりは現役時代から振り回され、一度衝突があった時はあわや三戦目のレースで無敗記録に泥を塗りかけるなどその程度のひどさは業界でも有名。
アメリカに来てからというものその気分屋ぶりはさらにひどくなり、アメリカでは彼女の気分をのらせるにはどういうプレゼントや仕事ならいいだろうかと議論されるほどだ。そのプレゼントや企画を考えるバラエティー特番が組まれ、そこにアメリカの名バたちがそろって議論を交わしたりしたと言えばその度合いがわかるだろうか。
「はぁーあ・・・あー・・・あの人に会いたいなあ・・・」
当の本人はその議論をよそに気分が乗らずに大きな胸を揺らし、椅子の上で船をこぎながらぼやく。最近気分が乗らない理由。それは食がアメリカ式なのは合わず、どうにもおっくう。早い話が舌が美食に飢えている。
世界最高の力を持つアメリカ、そして多くの料理人がいるゆえにその料理のレベルも高いのは確かだが、美食の本場イタリア、フランスでの生活が長いリボーにとってはやたら分厚くかたいステーキや激甘すぎるお菓子、バターの塊を揚げるという狂気の料理に闇夜で光るケーキなど、珍味どころかどうしてそれを再現したといいたい食品や料理。その奇天烈さにうんざりしていた。
今欲しいのは仕事でもらえる報酬でも、聴衆からの賛辞でもない。美食。それも少し小さいころに日本で出会ったあの人。トレーナーとしてか、あるいは料理人か。どちらの道を選んでいるかはわからないがいまだあの味は記憶に思い出せる。リボーはその味を欲していた。妄想すればよだれが出そうになるほどに。
「んっ・・・ぐ・・ふぅ・・・はぁーあ・・・おお・・・? 着信・・・ジャスタウェイからだ。何々・・・「探し人見つかる」・・・!」
そんな中、凱旋門賞を観戦していた際に見かけ、何でか仲良くなれた日本のウマ娘ジャスタウェイ。メル友となっていた彼女から持たされたメールの内容と添付されていた写真。それを見るやリボーの赤い目はカッと見開いて釘付けになる。
幼いころ、日本最強のウマ娘たちを見るために来た日本で出会った、料理人兼トレーナーを目指すと言っていた年上のお姉さん。その足取りがわかりようやく、昔の約束を果たし、あの料理を食べられると胸を躍らせる。
当時の若き新星シンザン、ハリボテエレジー。その走りに負けないほどに刻まれた料理の味。あれをもう一度。思うだけで耳がピコピコと動き、しっぽがべしべしと椅子を叩く。
「よし・・・いこう! 目指せ日本トレセン学園!」
この後、リボーは億単位で貯金を日本円に変え、緊急記者会見で芸能界からの引退も発表。「今仕事無いから日本でエンジョイしてきます」そういって嵐のように去っていってアメリカどころか世界を仰天させる騒ぎに発展。仕事がないのは当の本人が気分で断っていた故だというのに。
マネージャーにも今までのレースや仕事で貯めに貯めた貯金のいくらかをお礼として渡したがそれどころではなく、鳴りやまない電話とかつてないほどの突発的行動に頭を痛め、その対応に追われるのを見ては流石にリボーも対応を手伝い、結局日本に行くのは記者会見後の1か月後となる。
私は料理人だ。そしてウマ娘のトレーナーでもある。努力もしてこの日本最高のウマ娘の学園。トレセン学園のトレーナーにもなれた。
「はーい大学芋30人前できました!」
「いいわよ美柚樹ちゃん!! 次、ジャガイモコロッケ300個作って頂戴!」
とはいえ、トレセン学園内のトレーナーとしては鳴かず飛ばず。精々がトレーナー助手としての手伝い。おハナさんやあの・・・才能あるウマ娘を見るやつい触ってしまう悪癖のあるあの人と中央のトレーナの中でもさらに天才が多数いたり、先輩が私が担当していたウマ娘を横取りしたりで散々だった。
そこにたづなさんや理事長の勧めもあって私はトレセン学園食堂の料理人となって鍋を振るっている。もともと東京のド田舎の方で大家族、沢山の兄弟、姉妹に囲まれ、農家の娘として過ごしていたので大人数の料理を作るのは慣れているし、何より私はある意味この世界では異色の存在。
いわゆる転生者なのだが、その元の世界がこの世界では漫画となっていた「トリコ」つまりはグルメ時代絶頂期のころの料理人としての記憶と経験。そして超人ゆえの能力がつかえた。だからこそキロ単位で食べまくるウマ娘のマンモス校であっても対処できる能力と、味を振る舞える。
「コロッケ完成しました! おひたしの補充作ります!」
「よろしく頼むわ! グラスワンダーちゃんとオグリちゃんがすごい勢いで食べているの! あ。スぺちゃんもお代りね? 了解」
一応ランキングは最高500位。世界の総人口何十、何百億億人、道を歩けば料理屋さんや食品店が並ぶあの時代でこれは誇っていいはず。野菜料理、特にニンジンスイーツも売りとしていた「キャめろっと」での経験。そして能力は記憶にある食材を自分のエネルギーを使って再現できる。というもの。
これであの美食の世界のいくつもの食材を再現し、料理を振るう。更に言えば、その知識で星新一氏の作品にある、うまい肥料を使うことでより良い食材を生み出す。この技術を確立し、独占することで私の実家の野菜、家畜は世界最高峰の食材となり、トレセン学園御用達の農園となってウハウハだ。
表立って能力を使うつもりはないが、こっそり水晶コーラや赤毛豚。ベーコンの葉などを生み出し、それを私の鍛えるウマ娘にご褒美、あるいは食育で鍛えて最高のウマ娘を育てる。つもりだったがそれは気持ちが折れてしまい、今は食堂でウマ娘の笑顔を見ることが楽しみであり、そこに実家の食材を使い、私の家も、ウマ娘も笑顔でいられるのが生きがいだ。
・・・・・訂正。あともう一つある。小さいころに見たレース。そこで出会ったあのウマ娘。今や世界最強の一角。殿堂入りしてその後に気分でそこかしこを振り回し、人懐っこい性格と笑顔で魅了したあの子。リボー。彼女と私は約束を交わした。
「私はトレーナーと料理人として頑張る」
「じゃあ私は欧州最高のウマ娘になる!」
あの後、リボーの家族とレース後のライブを見て、帰りの飛行機便が明日に延期になったので我が家に泊めて料理を振る舞ったが、あの時のリボーの笑顔は本当に可愛かった。後その際に「絶対リッチになって貴女を私の専属料理人にする」という追加約束もして別れることに。
私はどうにか二足の草鞋を達成したがトレーナーとしては半端もいいところ。しかしあの子は見事に目標達成をして、この前の大炎上の記者会見をものともせず日本についたそうな。
今頃日本各所の美食でも食べているのだろうか。徳島県は甘い野菜、果物が多いし、大いに食べているかもしれない。私も会いに行きたいのだが、いかんせんこの学園がマンモス校なのと、私の料理を欲しがるウマ娘、そして私の手際があってなかなか有休がとれない。取ろうものなら食堂のおばちゃんたちとウマ娘から悲鳴が上がる。その理由は・・・やはり私の料理。
「人参ケーキ、ドリンクはいりまーす!」
私の声をウマ娘たちの優れた聴覚で聞けば全員耳がピンと立って視線を集める。私の得意料理はニンジンを生かした料理。特に我が家で採れたの最高甘々人参「はつこいおとめ」(妹命名)を活かしたケーキとイチゴ、人参、その他野菜果実を使用した野菜ジュース。
甘いがさっぱりとした上品な甘味はいくつもの顔を見せながらも不快感を与えない。舌を通り過ぎても口や鼻に残る甘い風味は脳にずっと幸せの信号と甘さを伝え続けてくれる。小さいころから家族に振る舞い磨いてきた。前世も含めればそれこそ向こう百年近く練り上げてきた自慢のスイーツだ。
それに合わせるためのこれまた我が家の牛乳を使って用意した生クリームを使って最後の色どりを付けていく。これを担当するのは主に私とスイーツ店で鍛えていたというおばちゃんで行う。週に1回だけなのだが、この時はいつも戦場の食堂が更に激戦区。それこそソンム、ヴェルダンの戦いと言ってもいいほどの苛烈さとなる。
「おかわり! 人参ケーキセットください!」
「私も!」
「わたくしもですわ!」
「ゴルシちゃんもだぜ!」
「わ、私も」
ウマ娘きっての大食い娘たち以外にもみんなが殺到して我こそはとねだる。万が一にでもなくなる前に確保しておきたいとウマ娘の行列が出来る。
あの淑女たるべしと心掛けているメジロマックイーン、大人しいサイレンススズカも目の色を変え、しっぽがブルンブルン暴れまくる。学園きっての奇人のゴールドシップですらこの時は大人しい。いや、その直後にすぐさまやりたい放題し始めるので何とも言えないが。
このケーキセットはおひとり様一つまで。ただし、地方レース、鍛錬などで学園外に出ているウマ娘たちがいた場合、余った分はウマ娘たちにこっそり振る舞う。若しくは、学園内でレースの練習があった際に賞金、商品の代りとして持っていくことがある。この時のウマ娘たちの目の色の変わりようは本番そのものになり、良い飴になるとトレーナーたちは言ってくれる。
このケーキだけで私は世界でも名を知ってもらえているが、このケーキは基本学園限定だ。一つはウマ娘たちの消費が多すぎるのと、私の実家の農園も大農園となるほどに成長したが、それでも一つの農園。他のお客様もいるし、やはり生産できる量には限りがある。
だから基本人参や牛乳などの量がそろわないとできないし、それを調理できるのはグルメ時代の技術を持つ私だけ。そういうこともあってトレセン学園限定の宝石と言われたりもする。
「嬉しいんだけど・・・今ばかりはなあ・・・」
評価されるのは嬉しいし、それもウマ娘の活力となり、トレーナーからもいい発奮材料。栄養バランスもいいから助かると言われるし天職だろう。ただ、今はまたリボーに会いたい。会ってこのケーキを振る舞いたいのだ。
覚えているかは不明だが、それでもトレセン学園の料理人。社会的地位とウマ娘のリボーなら関わろうとしてもおかしい点はない。だからこそ今有休を使ってでも追いかけたいのだが、学園がそれを許してくれない。
「む・・・・これは冷蔵庫に入れておきますね。あと、ジュースは結構量が出来たので皆さんに・・・」
全員にケーキセットがいきわたり、その後に在庫を見れば無心に作ったせいで少し多めに作ったか、幾つかケーキが余り、ジュースも3リットルほどある。これは食堂の料理人の皆さんに振る舞うことにして、ウマ娘たちに気づかれないように冷蔵庫に入れておく。
あらかた冷蔵庫に入れて残った最後の一つ。それも冷蔵庫に移動しようとしていたのだが、そこに一人のウマ娘が出て指をさす。
「お姉さん。私にも一つくれないかしら?」
「えっと?」
「ああ。怪しいものじゃないよ。ほら。入場許可書」
白黒のジャージに身を包み、細い体格にハンチング帽をかぶってサングラスをつけたウマ娘。許可を得て入っていることやその風貌から外部の、ウマ娘のトレーナーだと私は思った。
引退後にその知識と経験を生かしてトレーナー、ウマ娘の靴や勝負服のデザインに関わる道を選ぶウマ娘は意外と多い。私も見たことがないので新卒、もしくは地方の方が来たのだろうかと思い、人参セットを渡す。
「失礼しました。では、どうぞ」
「ありがとう。ところで・・・美柚樹さん。でいいんだよね?」
「ええ。この学園で料理人をさせてもらっています」
「ふぅん・・・・・! ・・・ああ。この味だ、いや、もっと上・・・・・覚えている? あのレースの日と、私の事・・・」
「!!」
その言葉に私は驚きを隠せず、硬直してしまう。それを見たそのウマ娘は悪戯成功だと言わんばかりに笑顔を見せ、その後に急いで走ってくるたづなさんと理事長でもうおおよその理解は出来た。
私の目の前で帽子を脱ぎ、サングラスを外してその美貌を見せてほほ笑むウマ娘。
今話題沸騰。日本各地でリボーの場所をSNSであげてぜひ一目でも見ようと追っかけさえも出ている伝説にして最強の一角。そして私と幼いころの約束を交わした人懐っこい子。
「覚えているわ。私はトレーナーとしては難しかったけど、料理人としてここで頑張っている」
「私は無敗のままどうにかここまで来た。お久しぶりだね。美柚樹お姉ちゃん」
黒みがかった栗毛に、イタリアでちびっこの意味を持つ「イル・ピッコロ」と言われるほどに細い体躯。けれど大人らしく成長したそれは美しく、人懐っこさを見せつつも整った美貌。それが私の前でケーキを食べ、満足げに食べている。
同時に、食堂は大騒ぎだ。何せまあ、生涯無敗。かの皇帝、シンボリルドルフですらできなかった滅茶苦茶な偉業をこなし、しかも高名なウマ娘たちのいるレース、大きな大会、凱旋門賞、欧州のあらゆるレースで暴れに暴れた孤高の存在が食堂の、そろそろ三十路になりそうな私に会いに来たと思わせる言葉を放つのだ。そりゃあ、ハチの巣をつついたどころか爆弾テロが起きたような混乱と騒がしさにもなる。
どこか遠くでシンボリルドルフとエアグルーヴが止めようとしているが、流石にすぐには止まってくれない。歌手でいえばマイケル〇ャクソン、野球でいえばベー〇ルースや王〇治。そんなレベルのレジェンドがいるのだ。ご飯を食べて元気はつらつなウマ娘のエネルギーで興奮しているのだから熱量がすごい。もうオーラとなって見えそうなくらいに。
「聞いているよ? 色々あったのは。調べたし。でも、中央のトレーナーの資格を手にして、料理人としても世界が認める・・・私より難しいことをしたんだよね。私との約束のために」
「あなたの偉業に比べればなんてことはないわ・・・ふふ。久しぶりに、料理でも作ろうか?」
騒ぎをものともしない、慣れているのか外野の騒ぎを完全無視した。いや、耳を時折後ろに向けたりしている当たり、事情は説明するつもりだろう。悪戯好きかつ自由人な節はあるが根性はあるし、気遣いもできるのは少し調べればわかる。
ただ、今は私しか見ていない。そんな感じだ。
「うん。それと、もう一つの約束。ん・・・・」
「・・・・・・・・え?」
そんなリボーだが不意に私の頬にキスをして、満面の笑みを浮かべる。可愛らしい笑顔が更に美しくなるが、これまた私は思わず思考停止になり、その後でキスされた場所をそれとなく触れる。
「私の専属料理人にするために、スカウトするために来たの。その約束も果たしてくれるよね?」
「あ、ああ。そっちでしたか。ふふ・・・そうですね・・・それなら」
この後、とうとう耐えきれずに私たちの間に乱入してきたウマ娘の皆さんに、特にオグリキャップ、スペシャルウィーク、メジロマックイーン。トウカイテイオー、あとシンボリルドルフたちに学園を出ないでくれと言われ、理事長たちからも懇願。
昔からの約束だとリボーも主張し、相談した結果リボーはトレセン学園のトレーナー兼私の実家の農園に収穫時や種まきの際に手伝う臨時社員となった。
リボー
20世紀最高の馬の一頭となっている馬。ここでは最強の一角として名を知らしめた後に引退。馬でもウマ娘でも現役無敗の成績を誇る。ちなみにイタリアも競馬などは欧州の中では後進国だったのだがリボーはその舐めていたイギリスもフランスでもレースで結果を見せ、イギリスではレース後勝利後王室所有の馬にしかしない礼儀で迎えられたという実績持ち。
ウマ娘としては背丈はあるのだが線が細い。モデルもびっくりな細さだが生まれつき。元も最大重量時で410キロだったのでかなりひょろりとした感じ。
人懐っこくやることはやるが無理に事をやらせようとすれば途端にやる気をなくす、興が乗らなければとことんやらない気分屋気質の一面がある。(実際に史実でもこれが原因でレースを落としかけた)
小さいころに出会ったお姉さんとの約束と料理のために最強への道を駆け上がったかわいい子。イタリア生まれゆえのお気楽さと自由さ、美食への欲求は人一倍強い。
美柚樹
トレセン学園の食堂の料理人。トレーナーとしては資格は取れたが過去の経験あって引退、料理人としてウマ娘たちを支える。
栗毛色の髪をサイドテールでまとめ、少し釣り目ぎみの美女。
グルメ時代の記憶と技術、技を使えるのでそれを活かして学園に必要不可欠の存在に。人参ケーキセットのファンは学園外にも多くいる。リボーの才能を知っていたが正直ここまでやっていくとは思っていなかった。
リボーに猛アタックされて後日同棲。