無敗の悪戯好きとコックさん   作:零課

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 UA40000越えありがとうございます! 皆さんの応援あってこそ。評価、ブックマーク、感想、誤字脱字報告本当にありがたいことです!!


 あ、一応何ですが、もう一つウマ娘の話を気まぐれで書いています。出来は・・・んにゃぴかもですが、気が向けばどうぞよろしくお願いします。





 マックイーンの太りやすい話ですが、デビュー前は550キロくらいあったそうですし、引退後は一時期600キロまで太った時もあったとかなんとか。現役時代が500キロ前後だったのを踏まえるとなるほど体質と食が太いせいでマックイーンは苦労しているんだなあと。


 それを引き継いじゃった娘と阿寒湖でステマ配合して足元不安になりがちな遺伝をを払拭しようとしたのはすごく納得しました。その結果ドリームジャーニー、オルフェーヴル、ゴールドシップが生まれたのが面白すぎますが。


勇者か変態か

 ~アグネスデジタルSide~

 

 

 「はぁ・・・はぁ・・・ああー・・・」

 

 

 今、トレセン学園社員寮のある部屋を目掛けて走る私はごく普通のウマ娘。

 

 

 しいて違うところを上げるとすれば私以外のウマ娘に興味津々のオタクってところかな。

 

 

 今日は私の性癖を一層狂わせてくださった・・・もとい目覚めさせてくれた方々からの写真撮影許可と練習同行許可をくれたウマ娘とトレーナーさんに出会いに行くところ。

 

 

 あともう少し、社員寮に来るとトレーナーの美柚樹さんが手を振ってくれています。ああーもうこの人についている料理の香りとウマ娘の香りだけでもああ^~たまらねえぜ!

 

 

 「おはよう。デジタルちゃん。大丈夫かしら。早起きしちゃったけど」

 

 

 「おはようございます美柚樹さん! いえいえ! 推しのぬいぐるみに祈りをささげて、今日という日に備えて体調を整えたので問題はありません!!」

 

 

 「そう? なら一緒にご飯食べましょうか。まだまだ皆寝ているけどそろそろ起きるだろうし」

 

 

 美柚樹さんのケアと体の違和感を治す技術。料理はトレーナーを目指す私にとっても理想像! いつかトレーナーになった際は担当ウマ娘の胃袋をつかんでリボーさんのように何年も想われるように・・・あ”、ダメだ妄想しただけで鼻血が・・・

 

 

 いかんいかん。料理に私の血を混ぜるわけにはいかない。イタリアの宝玉にアメリカの英雄にそんなものを入れてしまうのはファンとして失格。気持ちを抑えるために深呼吸をしながら美柚樹さんの後をついていく。

 

 

 我慢だ。我慢すれば世界も認める美食を味わいながら伝説たちとの朝食とできる。何なら走れる。そう。我慢だアグネス。耐えるのだ理性。

 

 

 「よし。それじゃー入って頂戴」

 

 

 「はい。失礼しま・・・・・」

 

 

 美柚樹さんたちの、最近は3名以外にも多くのウマ娘、トレーナーたちが押しかけて相談したり、止まったり、晩御飯を食べたり、ケアを受けるために来たりとで狭くなったので大きな、それこそ6人くらいで暮らすような大部屋に移動したのだが、部屋に入ってすぐに寝室に視線を移せばそこには・・・

 

 

 ベッドの上でメジロマックイーンとサンデーサイレンスさんが互いに肌着で幸せそうに抱きしめ合って熟睡。

 

 

 隣では布団の上でリボーさんを中心に右にダイワスカーレット、左にサイレンススズカ、そして頭に抱き着くツインターボ。

 

 

 あ、あかん・・・鬼コーチと優等生。芦毛と黒と見えるほどの青鹿毛。名家のお嬢様とどん底からなりあがってきた女傑の歳の差恋愛。

 

 

 そしてもう一方はイタリアの無敗の英傑と学園のアイドル。儚げな美しさをもつ美少女に元気印でもう純真マシマシな大逃げの勇者。全員が逃げで戦えるという師弟関係のあられもない関係と夜・・・あばばばばばばば・・・

 

 

 はー? なんですかこれ? 立場も何もかもが真逆な年の差カップリングに師弟関係のハーレムですかあ? しかもスレンダーとグラマラスな肉体の対比に甘える顔に落ち着いた安らかな顔にあけどなさを見せる顔の詰め合わせ。なんですか? ファンを萌え死させるつもりですかいくらでも推せますありがとうございます。もう・・あ・・・あ・・・あ・・・・

 

 

 「ん・・・にゅ・・・ふ・・・もう・・・朝・・・ね・・・」

 

 

 「かふぁ・・・今日もまた・・・走るか」

 

 

 「ほわあ”あ”あ”あ”あ”ア”ア”ア”ア”ア”!!!!!!」

 

 

 カメラのシャッターはばっちり切りつつも、私は早速尊死をかました。我が人生に一片の悔い・・・な・・・し・・・かふ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あーびっくりした・・・で? 落ち着いたか?」

 

 

 「手当ありがとうございます! そしてサインも感謝します。もう私一生手を洗いません!!」

 

 

 「いや、流石に洗ったほうがいいわよ? お姉さんみたいに料理でトレーナーを助けるのなら手は清潔に。エチケットよ」

 

 

 「は、はひ! しつれいしましゅた!」

 

 

 尊死した私を介抱してくれたみんなと一緒にまた走って、旭に輝く色とりどりの絹のような髪にしっぽ、踊る肢体をもう思う存分堪能させてもらい、会話で耳を癒されてもらった後は学園でも週一しか味わえない最高の料理を味わいながらみんなでテーブルを囲んで談話。新進気鋭の最高峰のウマ娘ちゃんたちと伝説たち、そして私の目指すトレーナーの在り方を見せる人と一緒でもう・・・ご飯一つ食べるたびにいっちゃいそうですようぇへへへへ・・・・・

 

 

 「スズカ先輩。今夜も一緒にここに泊まります?」

 

 

 「ええ。そうするわ。スぺちゃんもグラスちゃんと一緒に実家に帰っているようだし、その・・・ここは落ち着くから」

 

 

 「ほーんと寂しがり屋だなスズカは。ま、それならそれでしっかりほぐしてやるよ。お前さんは早すぎるのと背丈もそれなりにある分足の負担がな」

 

 

 スピカのとりとめのない会話に少し投げやりだけどしっかり状態を覚えたうえでケアもしつつ気遣う姉御肌の美女。はふ・・これだけでもご飯が進みますなあ。そのそばではすぐに腕が触れそうなほどにいるマックイーンさん。はふぅ・・・んー・・・極上。

 

 

 「なーなーシショー!! ウララとキングって、いつ戻ってくるんだ!?」

 

 

 「えーと・・・確か8月くらいだったかしら。マンノウォーさん、フォグたちが参加させるレースがそれで最後だって」

 

 

 「ロストインザフォグの旅番組好きなのよねー衛星放送だけどレース場の解説と歴史も教えてくれるから学園のテレビで見れるけどついつい録画しちゃうわ」

 

 

 「わたくしもいずれは海外のレースで戦うのも積み重ねになると思いますし、あの方の番組はちょこちょこ見ていますわ」

 

 

 おおっと? これはいい情報。アメリカに遠征しているウララちゃんとキングヘイロー。あのふたりが戻ってきたときはぜひぜひ成長した二人とアメリカのウマ娘ちゃんの事を教えてほしいもの。

 

 

 「あ。そう言えば近藤さんから何やらテレビを見てみてほしいと言っていたわね。えーと朝のニュースを・・・ええー?」

 

 

 「わーお。あの二人、鍛えるついでに何してんのよ」

 

 

 「姉御。やることやってんなあ」

 

 

 

 テレビを美柚樹さんがつけると朝のニュース番組と映画の宣伝。アメリカで作られた巨大ロボット映画。日本のロボットアニメ、特撮へのリスペクトバリバリの映画。そこに移っているのはアメリカのウマ娘の最強であり映画スターのセクレタリアトさん、ハリウッドリムジンさん。これまた私のスイッチに入る英雄。なのだが私も見逃さない。

 

 

 宣伝の映像の中に移っているエキストラ、ちょい役の中に近藤トレーナー、ウララちゃんにキングがいることに・・・! まさかの学生で映画デビューです? 選手のみならず役者デビューとか色々ぶっ飛んでいませんかねえ。

 

 

 近藤トレーナーは基地内の食堂の職員。ウララちゃんは売店の看板娘。キングはサブオペレーター。おぉう。これ、後で掲示板が盛り上がること待ったなし。スクショ画像とかをもとに作品のネタがはかどるはかどる・・・

 

 

 「あ。そうだわ。明日以降から芝の張替えとトレーニングマシンのメンテナンスを行うそうだから今日の夕方のトレーニングはウッドチップ、ダート、もう一つの芝のレース場になるみたい。今日は個別指導でタイキシャトルちゃんとの訓練にターボちゃんは行くけど、残りはどうする?」

 

 

 「私はターボちゃんの付き添いついでに二人の指導。マイラーだしうまくいけばアメリカとかから招待を狙えるくらいに仕上げたいわ」

 

 

 「私はスピカだな。スズカにウオッカ、マックイーンやゴルシたちをしごいてやらんとな」

 

 

 「私も今日はサンデーさんに鍛えてもらいまーす」

 

 

 「私も・・・ふふ。いい練習になるし」

 

 

 今日は大体スピカとタイキシャトルとのトレーニングに分かれる・・・うぅーん・・・どっちも捨てがたい。どっちにも行けるようになりたい。具体的には分身の術が欲しい。うーん・・・うーん・・・あ。そうだ

 

 

 「スズカさん。よければですが・・・私に今日のスピカの練習風景か、何かほほえましい光景を写真に撮って送ってくれませんか?」

 

 

 「え? いいわよ? それじゃーフリフリで互いに通信できるようにして・・・出来たわ」

 

 

 「ハウッ!? はぁふ。あ、ありがとうございます」

 

 

 あー儚なげな美人ウマ娘ちゃんの微笑みが天使すぎます。これはもう今日の朝ごはんのメインディッシュですわ。デザートの激甘にんじんジュースと羊羹の前に腹いっぱいになってしまいそうです。

 

 

 それをこらえて私たちは食事を終えてまた練習に移っていく。今までにない以上にやる気が滾っている。今なら遠距離でも走れる気がする!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「イェース!! 私の勝ちネー!」

 

 

 「くっそー! 負けたぁー!! でも、すっごく楽しかったし強かったぞタイキシャトル先輩! 練習ありがとうだぞ」

 

 

 「ノンノン♪ 貴女のような大逃げ相手にどこまでやれるか、勉強させてくれて大助かり♪」

 

 

 「はぁあ~尊い・・・先輩と後輩の友情・・・しゅきぃ・・・」

 

 

 マイル戦での模擬戦。2000メートルからならターボちゃんが上だが、マイル。短距離になるとタイキの方が上手のようだ。接戦とはいえ差を開けられての敗北をしたターボちゃん。だけど悔しがりつつも素直に明るい笑顔でタイキの手を握り、タイキも笑顔で握手をして満面の笑顔を見せる。

 

 

 私? 私も頑張ったけど二人には及ばず。だけど二人の激熱なバトルを間近で見たくてどうにかギリギリターボちゃんに1バ身で済ませた。

 

 

 チームが違えども、ライバルだろうともバトルが終わればすぐに握手を交わす青春真っただ中のスポーツマンシップを目の前で見れた私はもう・・ああ・・鼻血が出そうやべえ・・・尊すぎて召されちゃう。

 

 

 「ん? デジタルちゃんもカモーン!! 練習終わりのハグよ♪」

 

 

 「むぐっおぉ?!? ひょおぉおぉおぉおおぉ・・・・・」

 

 

 「むぐっぷぁ!? もみゃ・・・おお・・・柔らかい・・・ネイチャたち以上・・・」

 

 

 それを眺めていたらタイキからの抱きしめられて長身美女のハグで胸に頭をうずもれさせる。ふぉおおお・・・! アメリカンカウガールの甘酸っぱいすっごいいい匂いと胸のメロンの感触がジャージ越しでもわかる! ああー私にもこうしてくれるタイキの感触を生で味わえるなんて最高・・・! 今日は超ハッピーデーですぞおおおぉおぉおおお!!!!? ヒョァアアアー!!

 

 

 あ、あふぅ・・・ああ・・・幸せ。私、この暖かな母性の海の中で幸せで昇天されます。どうかありがと・・・・

 

 

 「おおっとーそれは待った。興奮してやべー顔しているけど、ダウンがまだよ。ほれほれ。ダウンのために風呂場目掛けてジョギング―。柔軟してからサウナとストレッチして、今晩の晩御飯行くわよー」

 

 

 「OK! 今日はにんじんハンバーグステーキデース!!」

 

 

 「タイキちゃんには五段重ね、そしてフルーツパフェもあるそうよ。さー帰るぞー!」

 

 

 昇天する前に私をタイキから引きはがしてから戻してくれたリボーさんの説明を聞いて私も踏ん張って戻る。サウナ・・・湯の中のウマ娘ちゃんたち。滴る汗・・・うぇへへへ・・・まだだ・・・まだ終わらんよ私。

 

 

 この後、そりゃあもう素晴らしい時間を過ごし、スズカさんから送られてきた今日のスピカの写真を送ってもらい、ネタも家宝の一つにするものがいくつも手に入りましたよ。いやぁ・・・たまらんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 よしよし・・・このデータは・・・うん。写真は3枚焼き増しして・・・ああ。うふふふ・・・これは・・・このベストショットはナイスですスズカさん。これはみんなのデータ&写真集が出来上がる。非売品の最高のもの。数日後にはこれで作った予備を推しのぬいぐるみの神棚のそばに添えて一緒に拝むのだ。

 

 

 「ふわぁ・・・でも・・・もう寝なきゃ。ちゃんとトレーニングできるように・・・」

 

 

 しかし、良い時間。もう休むことにして今も尚何かのデータとにらめっこしているタキオンの邪魔をしないように片づけを済ませ、寝られるようにする。

 

 

 「おやすみなさい」

 

 

 「ああ。おやすみ。デジタル」

 

 

 明日はどんなウマ娘ちゃんの尊い光景が見れるのか。ワクワクしつつも、心地よい疲労に身をゆだねて私は眠る。女神様。明日もどうかウマ娘ちゃんたちが元気でありますように。




 アグネスデジタルたちが小さいころにリボーたちが活躍していたのでそれに釘付け。


 アメリカではセクレタリアトが暴れ、ロストインザフォグが短距離最強に名乗りを上げる。そしてサンデーとイージーゴアのアメリカンドリームを対比にしたような対決。


 日本ではギンシャリボーイとハリボテエレジーが世界各国の代表を集めての世界大会を開いたり。


 欧州ではリボーとシ―バード、アレフランスなどがしのぎを削っての激戦。その他もろもろ。


 そしてそのメンバーが一堂に集まって行われるエキシビジョン。アグネスデジタルが子供ながらオタクになる一押しをしちゃった感じです。


 良ければ感想、評価よろしくお願いします。
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