んで、ここからは原作との相違点について。主要なものを挙げていきます。
①生活リズムが良くなっているので、ハジメの体格がそこそこ良くなってます。具体的に言うと、身長が173センチくらいはあります(原作だと165センチだったはず)。
②ハジメのクラスでの立ち位置はかなり良いです。そもそも成績が、光輝とトップを争ってるレベルなので普通に一目置かれています。ハジメに対するイジメも発生してません。
③光輝がある程度まともになってます。とりあえず、物事に対してかなり寛容にはなった。
これ、ありふれとして成立する? なんかありふれ特有の面白さの要素を消し去ってる気がするんですが……まぁいいや。
崩れる日常
月曜日。それは一週間の内で最も憂鬱な始まりの日。きっと大多数の人が、これからの一週間に溜息を吐き、前日までの天国を想ってしまう。
そして、それは南雲ハジメも例外ではなかった。ただしハジメの場合は、他の人よりかは憂鬱に思うことはないだろう。
「おはようハジメくん!」
「うん、おはよう香織」
いつもの場所で、恋人の香織と待ち合わせしている。そうしていつも通りに手を繋ぎ、二人は共に学校へ向かう。
二人が付き合い始めてから一年ほど経っているが、仲は良くなっていくばかりだ。互いに気を使わなくてもよく、一緒にいるのが心地良い関係性。一年間で、なんだかんだ色々あったものである。
そうして学校へ到着し、教室へ入る。最初こそ男子の嫉妬の視線がかなり多かったが、今やこの二人が付き合っているのは周知の事実であり、あまりの仲の良さに、嫉妬する人はいなくなった。
とはいえ、二人の関係をからかってくる人は少なからずいる。
「やっほ~ハジメン、カオリン! 休日ナニしてた?」
いつものことではあるのだが、休日明けに、鈴が必ずこうやって聞きてくるのだ。もう二人にとっては慣れっこではあるのだが、ハジメの方はため息を吐く。
「いや何してたって言われても、今週は別に何もしてないって。というか谷口さんは何を期待してんの?」
「ホント? カオリンどうなの?」
「うん。今週は何もしてないよ?」
「へぇ~。今週
この態度には、ハジメも“変態親父”と呼んでしまうレベルだ。鈴は人の恋路に非常に敏感であり、とにかく色々尋ねてくる。
「ちょっと、なに二人を困らせてんの?」
「うげっ、エリリン……」
「鈴がごめんね。私が連れてくから」
「やめろエリリン〜制服を引っ張るなぁぁぁあ!!」
そんな鈴を見かねて、その友達の恵里が引っ張っていく。ここまではいつもの話であり、これを見たハジメと香織は、いつも苦笑いを浮かべる。
「いや〜……今日も平和だねぇ。香織もなんだかんだで光輝と仲直りしたし」
「あ、うん。そうだね」
クラスは平和そのもの。イジメの発生等は
半年くらい前までは、光輝がクラス内で孤立したような状態だったりして、若干空気は悪かった。しかし彼はしっかり反省し、それを態度や行動で示した。それを知った雫や龍太郎の協力もあり、少しずつクラスでの立場を取り戻していき、今や元の立場まで戻っていた。本人の努力もあるのだろうが、天性のカリスマがあったからこそ成せたことだろう。
香織は、ハジメが傷付けられたということもあり、最後まで徹底的に光輝を忌避していたが、最終的には、ハジメの言葉もあって、許すことになった。とはいえ形式上許しただけなので、二人の間の空気はそこまで良いものではないのだが……。
「よっ、おはようハジメ……香織」
「あっ……光輝くんおはよう」
「おはよう光輝」
だからこそ、こうして光輝がやって来ても、彼は香織の方にはあまり目を向けることはできずにいた。それは香織の方も同じ。ずっと忌避していたからか、後ろめたさがあるのかもしれない。
「ほらこれ。貸してくれた本、読んだから返すよ」
「どうも。それで感想はどうだった?」
「感想? といっても普通に面白かったけど……」
「ああいや、なんというか……どこが面白かったとか、そういうのある?」
「う~ん……そこまでは読み込まないんだよなぁ」
しかしハジメはそうではない。今ではこうやってラノベをよく貸すようになった。そしてそれを繰り返すほどに、光輝もこういったオタク文化への理解を示すようになった。
とはいえ光輝の場合、ハジメ程の重度のオタクではなく、ちょっとした趣味程度のものである。
「まぁこの話は置いといて。光輝、最近中村さんとは良い感じ?」
「恵里? まぁ普通に良い感じだけど」
そう答える光輝。実を言うと、光輝は最近になって恵里と付き合い始めたのだという。しかも告白したのは光輝の方から。理由として「使命感のようなもの」と、彼は言っていた。
ハジメを殴り、光輝がクラス内で孤立した際、唯一恵里だけは普通に接してくれたのだ。クラスの皆の信頼を取り戻すために奮闘する光輝を、側で色々支えていたのが彼女だった。
だからだろうか、光輝は学校外でも恵里と会うようになった。他の人達とは会いづらいというのもあって、自然と関わる機会が増えていった。
その過程で、光輝は恵里の真実というものを知った。その時の光輝の誠実さに毒気を抜かれたのか、恵里は全てを話したのだ。昔は虐待されていたことや、助けてもらったあの日から光輝に惚れていたことや、その為に様々なことをしたことを。そして何より、ハジメに関する悪い噂を流し、間接的に香織や雫と仲違いするように仕向けたのは自分だと、そう言った。
その上で、恵里は訴えたのだ。もう自分が信じることができるのは光輝くんしかいない、と。
結果として、二人は付き合うことになったわけだ。最初こそ光輝は恵里にそこまで強い愛情は無かったが、貪るように甘えてくる恵里に絆されて、だんだんと愛情が強くなっていった。
光輝が与える愛情が強くなればなるほど、恵里はより笑顔になっていった。そして今では、おそらくクラスで一番のバカップル、なのではないだろうか。
「なら良かった。ま、これからも仲良くね」
「言われなくても分かってる」
と、ここでチャイムが鳴って担任の教師が教室に入ってきたので、ハジメの周りにいた人達は、自分達の席へと戻った。
その日の昼。ハジメとそのクラスメイト、そして偶然その場に居合わせた社会科の教師である
なんか展開が色々変わってますねぇ。特に光輝と恵里が付き合うことになるなんて……この作品の構想当初は考えてすらいませんでしたよ。
というか構想当初は、光輝が原作とほぼ変わらない性格のままで進行する予定だったんですよね。そう考えるとかな~り変わりました。
そして何よりも評価ですよ評価! この短期間で多くの人達に評価を入れてもらって……ほんっと、感謝です!
星野優季様 カイリ21様 ぬくぬく布団様
零樹様 ギル太朗様 風音鈴鹿様
松竹梅684様 キバ様 十二の子様
シオウ様 Pahunpahu様 味音ショユ様
十六号機様 キティー様
評価していただき、本当にありがとうございます!
オルクス大迷宮のボスであるヒュドラ。その幻覚魔法は香織かユエのどっちに対して使ってほしい?
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白崎香織
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ユエ
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どっちも