私の持ってるルルブは新クトゥルフとシノビガミのルルブだけです! 他は持ってませんし、まだバイト始めてないので買えません!
というわけで、誰か一緒にやろう!
こちら私のtwitterなので、興味ある人はご一報ください! 初心者大歓迎……というか私も初心者なので、共に楽しみましょう!
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さらにィィィ! あの『恋する錬成師は世界最強』の作者である“見た目は子供、素顔は厨二”様も、仲間集めに協力してくれるみたいです!
こちらはそのtwitterです! 私が嫌だと言う方は、ぜひこちらに!(ダイマ返し) 見た目は子供、素顔は厨二様すみませんっ!
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というわけで、本編始まります!
ゴーレム騎士達の動きは、その巨体に似合わず俊敏だった。ガシャンガシャンと騒音を立てながら急速に迫るその姿は、装備している武器や眼光と相まって、まるで四方八方から壁が迫って来たと錯覚しそうになるほどだ。
「でぇやぁああ!!」
それを、シアは渾身の一撃で薙ぎ払う。ハンマーを振り回し、ゴーレムを吹き飛ばす。
今この場で、実質的に戦闘可能なのは自分だけ。ハジメが戦闘に参加していれば話は別だが……しかし今の状況では、自分が負けることはすなわち、パーティの全滅に繋がる。故に油断はできなかった。
ドォガアアア!! ドガンッ!! ドゴォオオオン!!
敵を薙ぎ払い、叩き潰し、少しずつ数を減らそうとする。しかし一向に減ることはない。壁を天井を高速で、重力を無視して縦横無尽に駆け回る敵という厄介な性質もあるが、そもそも敵の数が多過ぎる。この数は、シアのキャパシティを遥かに超えていた。
「……あっ」
そんなシアの戦闘を見ていたユエは、何かを思いついたかのように呟くと、水筒を開け、中に入った神水をぶちまけた。
「“破断”」
神水に内包される魔力を直接利用することで、神水で水流を作り出し、ゴーレムを鋭利に切断していく。水属性魔法ではあるが、神水に内包されている魔力を利用することで、通常よりもかなり魔力消費を抑えることができていた。香織も、ユエに続いてシアをサポートする。
「シア、気をつけて」
「分かってるよ! でも……あっ!」
破壊された数体のゴーレムが、周囲の床や壁の鉱物を吸収し、再生している。これが、ゴーレムがいくら頑張っても減らない理由。
「ゴーレムが再生してっ……!」
「大丈夫、ゴーレムなら核がある。それを壊せば倒せるはず」
「えっ……でも……」
シアは勢いよく「分かった」と言った。ユエも襲いかかってくるゴーレムを迎撃する。しかし香織には、あることが引っ掛かっていた。
実を言うと、香織は見えないものを見えるようになっていた。様々な魔物を食べた結果、体内が透けて見えるようになったのだ。もちろん今も、ゴーレムの構造がとてもよく分かる。
だが、ユエの言った“核”らしきものは見当たらない。全てが同一の金属で構成されているっぽいのが分かる。
「くらえっ……!」
香織も攻撃を開始する。そうして一体、ゴーレムを胴のあたりで両断するだけでなく、さらに四等分、八等分にした。しかし、再生してしまうのだ。周囲の金属を利用して、金属を結合させるのだ。
「どうしてっ! どうして減らないのッ!」
「シア、落ち着いて……!」
敵は減らず、こちらだけが消耗していく。危機感からなのか、シアだけでなく、ユエも苛立っているように見えた。
「二人とも! このゴーレムには核が無い! 絶対倒せない!」
「じゃあ、どうすれば!」
シアが大声で叫んだその時だった。
周囲に、複数の手榴弾のようなものが投げられた。そしてそれは、即座に気化していく。警戒してか、ゴーレムは少し離れた。
香織とユエはすぐにハッとして、ハジメの方を向くと、ハジメは立ち上がっていた。
「……別に倒さなくても、無力化する方法はある」
ハジメはそう言うと、斜め上方向を指差し、ニヤリと笑みを浮かべる。
「今から使う技を、お前のような、コソコソ隠れている神代の敗北者が見抜くことはできない。なぁミレディ・ライセン、聞いてるんだろ?」
今のハジメができる最大限の煽り。それを、このゴーレムを操る者のいる方向へ向けて放った。
その数秒後、停止していたゴーレムが、ガタガタガタ……と震え、そして物凄い速度で迫る。が、
「はい終わり」
ゴーレムは一斉に転び、立ち上がることができなくなった。地面で魚のように飛び回る。ボディが破壊されているわけではないので、再生もしない。
関節部が曲がらない。故に立ち上がれず、剣すら降ることができない。やがてゴーレムは起動停止し、ピクリとも動かなくなった。
「えっ……? ハジメさん、何を……」
「シア、タネ明かしは後ね。どこぞのクソ雑魚敗北者に聞かれるかもしれないし。さっ、ボス部屋の場所分かったから行こう」
サラッと煽りつつ、ハジメは出口の方へ歩いていき、残りの三人もそれに続いた。
◆◇◆◇
この後も、ハジメの先導で進んでいく。たまに迷宮全体が揺れることがあったが、そういう時は道を戻ったりして、臨機応変に対応した。
様々なトラップを超え、上の方へと登り、そうして辿り着いたのは、巨大な球状の空間だった。
「おっと、これは……」
「……重力を無視してる?」
直径ニキロメートルはありそうな空間に、無数のブロックが浮遊して不規則に移動しているのだ。完全に重力を無視しているが、ハジメたちに影響はない。何らかの……おそらくは、重力か何かを操作する魔法の影響なのだろう。
「さぁ、後は奥へ走るだけだ。全力で行くぞ」
ブロックへ飛び乗り、走り出すのとほぼ同時に、浮いていた巨大ブロックが落下してくる。しかし元から走っている四人は、割と簡単に回避することができた。しかし後方からはズゥガガガン!! といった破壊音が聞こえてくる。下手したら死んでいるレベルだ。
だがそれを掻い潜り、ハジメ達は全速力で奥へと進む。そしてとある何も無い場所で、ハジメは立ち止まった。
「おい、出てこいよ敗北者! それとも、負けるのが嫌で隠れたか!?」
ハジメの大声が、大部屋に反響する。それに呼応するかのように、何かが近づいてくるような音がする。何かは瞬く間にハジメ達の頭上に出ると、その場に留まりギンッと光る眼光をもってハジメ達を睥睨した。
ハジメ達の目の前に現れたのは、宙に浮く超巨大なゴーレム騎士だった。全身甲冑はそのままだが、全長が二十メートル弱はある。右手はヒートナックルとでも言うのか赤熱化しており、先ほどブロックを爆砕したのはこれが原因かもしれない。左手には鎖がジャラジャラと巻きついていて、フレイル型のモーニングスターを装備している。
「……」
ハジメは臆せずにゴーレムを睨みつける。何かを言うことも無い。ただ、ニヤリと笑みを浮かべているだけだ。
「アンタか……よくも巫山戯たことを言ってくれたわね……!」
そのゴーレムから発される声は、明らかに怒りの感情が含まれていた。
ちなみにですが、ハジメが煽りまくった理由は、ミレディを苛立たせて、思考を単調にさせるためです。誰かが操ってることは、あの時点で分かってたので。