笑うがいいさ   作:ノイフェル

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 というわけでファーストライブの裏側を書いてみました

需要がない?

知りませぬよ、おじさん


 独立ファーストライブの裏側

「うぉい」

 

 

 

いつも通りに自室で黒歴史の量産に励んだ俺は、うちのめされたメンタルを回復するべく、リビングに足を運んだ

 

そして、驚いた

 

 

「おや?お邪魔してます」

 

「実はオペラオーが来てくれたので」

 

 

 

 

 

 

テイエムオペラオー

 

かの『栄光に溢れた世代』を代表するウマ娘の1人である

勿論俺も知ってる。流石に知ってる。超有名だからね

 

 

あの『皇帝』に勝るとも劣らない知名度を誇り、現役引退後は歌劇団に所属。舞台においてその華を咲かせているという

 

 

 

 

「いや、まぁ、ようこそ我が家に

すまないね。お客が来たというのにもてなしもなくて」

 

「いや、コチラが先輩を訪ねてきただけですから、そうお気になさらず」

 

「センパイ?」

 

「ええ、彼女オペラオーは私のかなり下になりますけど、後輩なんですよ?」

 

 

 

結婚して10年経って初めて知る新事実

 

ウチの妻の後輩にテイエムオペラオーがいた!

 

 

 

「そ、そうか

それはまた凄い奇縁だな」

 

「ええ。実はボクも最近までは知らなかったのですが、この間『ウマ娘独立ファーストライブ』を久しぶりに見ましてね?

その際の協賛者の中に貴方の名前があったのですよ」

 

「ん?俺の名前で何で?」

 

「私たち後輩にとって、トレセンや関係者以外と結婚した先輩は有名でしたからね。勿論貴方の名前も」

 

「そ、そうなのか?」

 

「そうなんですよ

そこで他の先輩を頼って貴方の奥方の連絡先を教えてもらったんです」

 

「びっくりしたのよ?

いきなりオペラオーちゃんが来たんだから」

 

「まぁ、あのライブの映像を見なければ、分からなかったのですが」

 

「ああ、あれか

もう数年前になるのかねぇ、懐かしいもんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

『ウマ娘独立ファーストライブ』とは

 

まぁ、あれだ

 

私の本を良く出してもらっている出版社と私がノリでやってしまったライブのことだ

 

 

うん?オペラオーくん気になるかい?

 

 

 

 

 

 

 

そうだねぇ

 

あの独立ライブの話を聞いた時には盛り上がったよ?

 

ああ、うん。男性陣のみでなく、女性陣の若手も盛り上がってね?

それでも管理職陣が止めてたんだよ?

そしたらさ、参加者名簿にオグリキャップとシンボリルドルフの名前があったから、さぁ大変

 

 

出版社の社長と専務の地元が岐阜の笠松でね。

うん、そうなんだ

『笠松の星』オグリキャップを輝かせる!って一番止めてたはずの2人が盛り上がる

 

残るは常務と部長と次長と俺。なんだけどね、俺もあんな本でも大切にしてくれたシンボリルドルフには感謝してるわけよ?

 

しかも、丁寧にファンレターまでもらってさ?

 

だから開催賛成派に回った訳よ?

こうなると、常務も俺と考えが一緒だったのか、賛成派に回った訳

 

 

 

しかも、社内で1番の行動力と統率力を持つ常務と、なんだかんだ言って地元の町内会とか色々な所に顔が効く私だったからね

 

テンションのままに会場を確保して、その他の受け入れ用の宿とかも確保する段取りもつけたのよ?

 

こうなったら、祭り好きの部長と次長も楽しんだもん勝ちと思ったんだろうな

 

何せ

 

「サイリウムと団扇の準備をしないとな!」

 

「部長!鉢巻と法被も忘れたらいかんでしょ?」

 

「社長!予算はどのくらい取りますか?」

 

「走れる奴は大阪の日本橋に走れっ!

ライブ用のグッズを買い漁って来い!

何?予算?1人30000までなら許すっ!

故郷の英雄オグリキャップを輝かせろっ!」

 

「直ぐに料理の手配も用意しないと!

オグリキャップの健啖家ぶりは有名だからな!」

 

「うしっ!地元の町内会にも手伝ってもらって、誘致ができ次第、料理の準備するぞっ!」

 

だったからなぁー

 

 

 

 

「な、中々に強烈だったんだね」

 

「あの時は私も料理作りで知り合いの料理会の人達も呼んだわねぇ」

 

 

 

 

 

 

 

でも、誘致できるかは割と自信がなかったんだな

 

そりゃそうさ、彼等だって数有る零細出版社の一つな訳で

私も埋没する程度の物書きなんだから

 

まさか誘致が成功するなんて思わなかったんだが

 

 

 

 

 

 

 

「何!ライブをこっちでやるって!」

 

「いつですか、いつ!」

 

「ライスちゃん、来ますよね?」

 

「りゃいあん、りゃいあん!!」

 

「名誉モルモットの私、大歓喜!!」

 

とまぁ、若手達が暴走気味でなぁ

 

 

止めるはずの管理者側も

 

「オグリキャップが来る。やりましたね社長!」

 

「うむっ!よくやった

サイリウムと団扇に鉢巻と法被の準備はどうか?」

 

「数は足りてますっ!

気の利く奴等は三宮や東京へ自腹で走りましたからね」

 

「後でレシートを出させろっ!

経費で落とさせる。いいな、専務?」

 

「祭りの準備で自腹はいかんでしょ?」

 

「料理は町内会や料理会、地元の専門学校にも要請しますから足ります!というか足りませますっ!」

 

「宿については先方との打ち合わせもおわりましたので、旅館を貸し切りとなると思います」

 

 

とまぁ、皆ノリノリだったのを今でも覚えてるよ

 

 

 

「ボクは丁度レースの為に学園を離れてたからなぁ

実に惜しい事をした。と後で参加メンバー達に愚痴ったものさ」

 

「そうでしょうね

私もあの熱気には驚きましたもの。でも楽しかったわね」

 

 

 

そうだな

 

しかも、地元の私立学校も急遽休校にしてまで、会場の飾り付けやらの準備に協力してくれてな

 

あの時の楽しそうな顔ったらなかったよ。本当に

 

 

 

 

 

でも、それも彼女たちが来るまでの前夜祭みたいなものだったからね

 

 

 

 

 

 

ライブが始まると

 

 

難しい顔してた学校の校長や教頭とか、町内会長や自治会長まで皆ノリノリで楽しそうでさぁ

 

 

特にうま〇〇い〇説だったかな?

 

 

「「「「「俺(私)のライスが!」」」」」

とか

 

「「「「「俺(私)(儂)のオグリが!!!」」」」」

 

とか

 

凄かったのは忘れようがないな

 

 

 

後、何故かTシャツに

 

『我ら名誉モルモットの生き様を見よ!』って書いてた人達がいて、アグネスタキオンくんが少し引き攣っていたのも覚えているよ

 

 

 

 

 

「ああ。確かにライブ映像にいたね、その一団

というか、ファーストライブだったのに、濃すぎやしないかい?」

 

流石のオペラオーくんも引き気味か

 

 

 

それがね?

 

 

元々地元の人だけの予定だったんだが

 

 

 

 

 

 

 

「何?ライブの準備を手伝いたいって人が来た?」

 

「ええ、20人ほどが」

 

 

 

 

驚いたよ。このライブについてはマスコミにもリークしてないし、何処の広報にも載せてなかった

 

にも関わらず、彼等は来たんだから

 

 

しかも

 

 

「神戸に広島に岡山に岩手?

そっちは北海道に沖縄に、はぁ?香港?」

 

 

 

 

 

「国内のみならず、国外からもだったのかな?」

 

訳が分からなかったよ、ホント

 

 

手伝わせて欲しい。叶うならばライブも見たい

 

 

それだけさ、彼等の望みは

 

 

 

 

で、ライブの時の一団が

 

 

 

 

 

「彼等だった、というわけか

凄まじいまでの行動力だね」

 

 

ファン心理とでも言うのかな、あれは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後の打ち上げでも各々が節度ある対応をしていたから、問題はなかったね

 

 

オグリキャップとメジロマックイーン嬢の健啖さには驚いたが

 

 

 

 

 

「オグリキャップくんはわかるが、マックイーンくんもかい?」

 

婦人会の出したデザートが大層気に入ったそうでね。かなり食べてたよ

 

 

 

 

 

 

なお、学園に帰ってから盛大に後悔した模様

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、少し話をしたオペラオーくんは帰っていった

 

 

 

 

 

 

「しかし、凄いものだな」

 

「ええ。まさかといったものかしらね」

 

「さて、少し休憩が過ぎたかな

そろそろ売れない本の執筆に戻るとするよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女たちの道は続く

 

どこまでも

 

 

 




 とまぁいつも通りのクオリティですね

すみません

モデルは私が嘗ていた職場の皆さんです

テンション高すぎてワロタ
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