だってキツいんだもん…ここ2日間執筆出来てないし……
トレセン学園の総合体育館は無茶苦茶広い。そりゃ日本全国からエリートウマ娘を束ねて入学式を開く場所なんだから当然ではあるのだが、それでも市民体育館の5倍くらいあるのは些かやり過ぎではないのかと凱夏は思った。
「しかし、今日は何が発表されるんですかね。俺たちの未来に重大な関わりがあるそうですが」
「うーん…予算削減とか?」
「それは草が枯れた上で一周回って芝生えますわ」
「こら男子。縁起でも無い事言わないの」
「「さーせん」」
東条トレーナーに遮られ、西崎と凱夏は口を慎む。今回の集会、妙なのは生徒だけでなくトレーナーまで招集されている事だろう。
「…で。おハナさんはどう考えてるの、理事長さんの思惑」
「さぁ?彼女も就任してから短いし、まだ予想出来る段階じゃないでしょう。下手に青写真掲げて見当違いの予防線張るくらいなら、黙って待つのが吉よ」
「そりゃ言えてますね」
そんな彼らの思案は、ある一声に断ち切られた。
「東条先輩、西崎先輩、凱夏先輩!遅れてすみません!」
ジャーン、ジャーン!
「ゲェーッ、桐生院!」
「何ですかその反応は!?」
「遅いわよ。何してたの」
「すみません。バンブーメモリーさんが他の娘を誘導してたら自分が迷ってしまったみたいで、ここまで案内してました」
「そりゃお疲れさん」
桐生院がトレーナーの列、凱夏の後ろに並んだ段階で、生徒の最後の一団が入って来た。理事長の大発表まで、あともう少し。
ーー
「セーフ!なんとか間に合ったね」
「ん。2人ともありがと」
「全く、とんだ巻き込まれ事故でしたわ」
体育館に入る最後の一団、それにギリギリ間に合ったボク達。ミークが予め想定してた道のりを行かなきゃ、確実に遅れて大目玉だった。
「何にせよ、早く自分のクラスの列に入りますわよ。ほら、テイオー」
「あわわっ、待って待って。じゃあミーク、また後で」
「では、ミークさんもまた後ほど」
マックイーンに背を押されて人混みの向こうへ。でも、何故かミークから反応が無い。
「…ミーク?」
「ミークさん?」
彼女はじっと見ていた。何かに驚いたように目を見開き、その瞳を震わせながら。
その佇まいは、ボク達の声が届いてるとは到底思えなくて。心配になって思わず駆け寄る。
トントンと肩を叩いても反応が無い。だからせめて、何を見ているのかと視線を重ねた。
「あっ、凱夏にスピカトレーナーだ」
なんて事はない、見えたのはボクが今最も頼りにしてる大人2人だ。その後ろにはリギルのおハナさん、そして間に挟まってる小さい女性が…新しいリギルのサブトレーナーかな?
あーなるほど、自分のチームのトレーナーを見つけて立ち止まってたんだ。
「…つけた」
「え?」
でも、聞こえた声音から見えた感情はそんな軽いものには思えなくて。
「見つけた…こんな所に…」
「……誰をです?」
マックイーンの質問にもまるで反応しない。2人してどうしたものかとか顔を見合わせたところで、周囲の人の流れが変わった事に気付く。
ヤバイ。整列が始まった。
「ミーク!」
「!」
「すみません、私達は並んでます!貴女も自身のクラスの列へ!!」
至近距離で大声で呼びかけて、やっと反応してもらえた。そのまま動いてくれる事を祈って、ボク達はしれっとクラスの列へ横入りする。
なんとかギリギリ間に合った……のかな?
「いったいどんな発表があるんだろうね」
「始まってみてのお楽しみでしょう」
壇上には既に背の低い人が立っている。確かこの学園の理事長さんだったかな?
何にせよ、ここからは話を聞くターンだ。しっかり耳を向けておこう。
この後発表されるレースは、ボクの今後の運命を決定づける重大な物になる。
ボクはまだ、その事を全然分かってなかった。
改めて考えると、このサブタイ意味分からんし糞ダサいな
現状の中心人物杯
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1番、スキップ封印テイオー。爛漫保てるか
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2番、追っかけ後輩桐生院。半ばヤンデレ
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3番、確執スズカ。多分今後物議を醸す
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4番、因縁ミーク。これからに期待ですね
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5番、隠し事多杉内凱夏。皆に謝れ
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実況、マックイーン。ゴルシの被害者定期
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解説、ゴールドシップ。立ち位置どこだよ